Xbox 360 コントローラーの非公式ドライバの設定を触ってみました
前回の記事 では、Xbox 360 コントローラーの非公式ドライバをインストールしました。
今回は非公式ドライバの設定方法等やよくあるトラブルについての情報をまとめてみました。
- Xbox360 コントローラーと PS3 コントローラーを PC で使うために非公式ドライバやツール、設定に関するネット情報を集めてみました
- 新旧 Xbox 360 コントローラー を 64bit 版 Windows 7 OS PC に接続してどのように認識するのか確認してみました
- Xbox 360 コントローラーの公式ドライバをインストールしてみました
- XInput Plus のダウンロードと初期設定の確認をしてみました
- XInput Plus を使って Xbox 360 コントローラーの設定を変更してみました
- Xbox 360 コントローラーの非公式ドライバをインストールしてみました
- Xbox 360 コントローラーの非公式ドライバの設定を触ってみました(現在開いているページ)
- Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバから公式ドライバへ切り替えてみました
- Xbox 360 コントローラーの各種ドライバをバッチファイルを使って切り替えてみました
- Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバの設定のバックアップとリストアをしてみました
Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバ プロパティ画面
コントロールパネルを開き 「デバイスとプリンター」 をクリックします。
デバイス 欄にある 「Xbox 360 Controller for Windows」 を選択した状態で、右クリックから 「ゲームコントローラーの設定」 をクリックします。
Xbox 360 コントローラーを選択した状態で 「プロパティ」 ボタンをクリックします。
Xbox 360 コントローラー非公式ドライバのプロパティ画面が開きました。
Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバ 設定項目の確認
Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバのプロパティ画面内にあるタブを選択して、設定項目の内容を確認してみます。
「コントローラー」タブ
「コントローラー」タブの初期設定です。
設定したコントローラーの内容をプリセットとして保存と切り替え、動作テスト、振動モーターの動作テストができます。
プリセットの切り替えは 非公式ドライバ用常駐プログラム 「x360csai.exe」 を使ってタスクバーから行えるようになります。
「スティック」タブ
「スティック」タブの初期設定です。
左右スティックの回転軸変更、スティックの感度調整ができます。
「方向パッド」タブ
「方向パッド」タブの初期設定です。
方向パッド(十字キー)の調整ができます。
「トリガー」タブ
「トリガー」タブの初期設定です。
左右トリガーの入力設定の変更、トリガーの感度調整ができます。
「ボタン」タブ
「ボタン」タブの初期設定です。
各ボタンの入力内容の設定ができます。
「振動」タブ
「振動」タブの初期設定です。
振動モーターの調整ができます。
「詳細設定」タブ
「詳細設定」タブの初期設定です。
プレイするゲームに合わせて設定・変更します。
Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバ 設定変更
非公式ドライバの設定を変更して保存までの流れを作業してみます。
今回も 七つの海 様で公開されている Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバの設定例を参考に作業を行います。
なお、コントローラーの設定を変えてその内容を保存するのみのため、ゲームを起動してからのコントローラーの動作確認等は行いません。
※ ゲームに合わせて非公式ドライバの設定を適宜変更する必要がありますので、ネット上で設定例が公開されていない場合は試行錯誤してカスタマイズする必要があります。
「スティック」タブの設定
右スティックの機能 - スティックの機能 が 「X 回転 / Y 回転」 になっているので、これを 「Z 回転 / Z 回転」 に変更します。
「Z 回転 / Z 回転」 に変更しました。
「詳細設定」タブの設定
スティックの有効範囲 を 「全方向を均一に計算する」 に変更します。
詳細設定 の 「ポーリングを行う」 のチェックマークを外します。これは有線コントローラーのみある設定項目です。
コントローラー設定内容の保存
「コントローラー」タブに戻ると 「標準の設定(変更済み)」 という名前に変更されています。
設定変更した内容を別の名前で保存したい場合は、その下にある 「名前を付けて保存」 ボタンをクリックします。
「コントローラーの設定の保存」 画面が表示されます。
ここでは 「TEST」 という名前を付けて保存してみます。
「OK」 ボタンをクリックします。
「コントローラーの設定」 のところに先ほど名前を付けて保存した 「TEST」 が表示されるようになりました。
一通り設定が終わったら、「適用」 ボタンをクリックします。
メッセージが表示されますので、「OK」 ボタンをクリックします。
ちなみに 「標準の設定」 に変更すると・・・
再度同じメッセージが表示されますが、「OK」 ボタンをクリックして画面を閉じます。
この画面で 「OK」 ボタンをクリックすると設定終了となりますが・・・
再びメッセージ画面が表示されました。
どうも非公式ドライバにおいていくつかコントローラーのカスタマイズと保存およびプリセットの変更を行うと、都度このメッセージが表示されるようです。
メッセージが表示されるたびに 「OK」 ボタンをクリックする必要があります。
これで設定は完了しましたので、あとはゲームを起動してコントローラーの動作確認等を行います。
Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバ用常駐プログラム
有線用非公式ドライバに同梱されているタスクバー常駐型の非公式ドライバツール 「x360csai.exe」 を起動して、設定したコントローラー内容の切り替えやコントローラーのプロパティ画面を表示してみます。
「x360csai.exe」 起動
有線版非公式ドライバを解凍するとドライバファイルと一緒に 「x360csai.exe」 というプログラムファイルが同梱されています。(無線版非公式ドライバの場合は 「x360wcsai.exe」 です。)
非公式ドライバの環境下でこのプログラムを起動すると、タスクバーのところにアイコンが表示され常駐するようになります。
このプログラムを常駐することにより、タスクバー上のアイコンからプリセットの切り替えやコントローラーのプロパティ画面に飛ぶことができます。
わざわざコントロールパネルを開かなくても済むので、非公式ドライバの環境下ではショートカットのような役割を持つプログラムとなっています。
タスクバーアイコン クリック時の動作
タスクバーのアイコンをクリックすると、コントローラーのプリセットを切り替えることができます。
この画像では先ほど設定した 「TEST」 が表示されています。
タスクバーアイコン 右クリック時の動作
タスクバーのアイコンを ”右” クリックすると、「プロパティ」 と 「設定の自動切換え」 が表示されます。
「プロパティ」 をクリックしますと コントローラーの設定画面 へ移動します。
ちなみに、アイコンをダブルクリックすることで同じ動作をします。
「設定の自動切換え」 をクリックしてチェックマークを入れておくと 「コントローラーの設定」 の設定名のところで、コントローラーの設定内容を適用させたいプログラムファイル名(~.exe) を入力しておくことで、プログラムが起動すると同時に 自動的 にその設定に切り替えられます。
トラブルシューティング
Xbox 360 コントローラー 非公式ドライバを使うに当たって、よくあるトラブル集をまとめてみました。
トラブル対策の内容は非公式ドライバ付属の 「Readme.txt」 に記載されていたものですが、多少アレンジを加えて掲載することにしました。
コントロールパネル トラブル
何らかの都合・理由によりユーザー アカウント制御(UAC)が有効化の状態になっていると、コントロールパネル経由でコントローラーの設定ができない可能性があります。
その場合は 「x360csai.exe」 (無線版は 「x360wcsai.exe」) を起動して、タスクバーのアイコンをダブルクリックするか、アイコンを 「右クリック → プロパティ」 でコントローラーの設定を行います。
ゲーム中の視点 トラブル
一部のゲームで視点が回転し続けたり、トリガーなどが勝手に入力状態になることがあります。
その場合は、「詳細設定」タブ - 「Z 軸、Z 回転、スライダー」 の 「中心を基準にする」、「中心の基準値をずらす」 または 「値を反転する」 にチェックマークを入れます。
それでもダメな場合は、「詳細設定」タブ - 「互換性モード」 を 「標準」 から変更してみます。
ゲーム中のコントローラー認識 トラブル(有線版のみ)
一部のゲームでは 「詳細設定」タブ - 「詳細設定」 - 「ポーリングを行う」 にチェックマークがあると、コントローラーが認識しないことがあります。
その場合は 「ポーリングを行う」 のチェックマークを外します。
チェックマークを外した場合、連射機能が無効となります。
ゲーム起動 トラブル
一部のゲーム(Pro Evolution Soccer など)ではボタン個数が多いコントローラーが接続されていると、ゲームが起動できない場合があります。
その場合は 「詳細設定」タブ - 「互換性モード」 を 「POV、ボタンの数を制限する」 に変更します。
「POV、ボタンの数を制限する」 に変更した場合、ハット スイッチ 2 ~ 4、ボタン 17 ~ 32 は無効になります。
キャリブレーション トラブル
非公式ドライバではキャリブレーションができません。
キャリブレーションを行うには 「x360cps.dll」 ファイルをいったん別の名前に変更(x360cps.bak など)しておきます。(無線版非公式ドライバの場合は 「x360wcps.dll」 になっています。)
「x360cps.dll」 のファイル名が変更されていれば、画像のようにコントローラーのプロパティ画面が非公式ドライバの画面のものから変更されます。
キャリブレーション (「規定値にリセット」ボタンをクリック) を行います。
キャリブレーション後は元のファイル名に戻しておきます。
他社コントローラードライバ トラブル
他社のコントローラードライバ(Ruling Technologies ドライバ、またはその関連製品)がインストールされているとコントローラーが正しく動作しない可能性があります。
Ruling Technologies 製ドライバがインストールされている場合 「DynCal.sys」 ファイルが存在します。
その場合はドライバ・ソフトウェアをアンインストールします。
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