RivaTuner Statistics Server 6.1.1 の設定をしてみました
前回の記事 では 「MSI Afterburner」 を使ってビデオカードのモニタリングの設定と OSD - オンスクリーンディスプレイの設定が完了しました。
この OSD - オンスクリーンディスプレイの設定をしますと 「RivaTuner Statistics Server」 が起動して常駐するようになります。
「RivaTuner Statistics Server」 では OSD - オンスクリーンディスプレイのオーバーレイ表示に関する細かい設定ができるので、以前設定した ここ と ここ の記事を参考にしつつ、その内容の確認と設定をしてみます。
RivaTuner Statistics Server 6.1.1 起動
タスクトレイ内にある画像左側のアイコン 「RivaTuner Statistics Server 6.1.1」 をクリックします。
「RivaTuner Statistics Server 6.1.1」 の設定画面が開きます。画面内右上の 「レンチ」ボタン をクリックするとプロパティ画面が開きます。
RivaTuner Statistics Server Properties - 「General」タブ
「General」タブ の初期設定です。「Compatibility properties」 のところに 64bit アプリケーションによる OSD サポートの設定項目が増え、デフォルトで有効設定されています。
RivaTuner Statistics Server Properties - 「User Interface」タブ
「User Interface」タブ の初期設定です。前バージョンではスキンは 2 種類ありましたが、今回のバージョンではデフォルトで用意されているスキンはこの 1 種類しかありませんでした。
RivaTuner Statistics Server 6.1.1 動作確認
「RivaTuner Statistics Server 6.1.1」 で OSD - オンスクリーンディスプレイのオーバーレイの設定を行い、どのような表示になるのかチェックしてみます。
Framerate limit
「Framerate limit」 項目は数値を指定することでゲーム中のフレームレートの上限を設定することができます。デフォルトでは 「0」 になっており、この場合はフレームレートの制限はしません。
前バージョンでは画面内右上の 「レンチ」ボタン から設定する必要があり、またすべてゲームに適用されてしまうため、プログラム別にフレームレートの設定はできなかったかと思います。
最新の 「RivaTuner Statistics Server」 では設定する場所が変わり、プログラム毎にフレームレートの上限設定ができるようになっています。
「Framerate limit」 が 「0」 のままだと、(ゲームもフレームレートが無制限の設定のままだと) 画像のように制限なくフレームレートが上がってしまいます。
「Framerate limit」 に 「60」 と数値を入力してみます。
「Enter」キーを押して設定を確定します。
ゲームを起動してみて、設定したフレームレートの数値に抑えられているかどうか確認します。このゲームでは 「Framerate limit」 で指定したフレームレートまでしか上がらないことが確認できました。
On-Screen Display rendering mode
「RivaTuner Statistics Server」 では 「On-Screen Display rendering mode」 のところで 3 種類の レンダリングモード 「Vector 2D」、「Vector 3D」、「Raster 3D」 が設定することができます。
「Vector 2D」 を選択した状態です。画面下にあるモニター内に簡易的なプレビューが表示されます。
ゲームでは画像のように表示されます。
「Vector 3D」 を選択した状態です。プレビュー画面では 「Vector 2D」 と見た目に違いがわかりません。
ゲームを起動して確認してみると、先ほどのプレビューと同じように 「Vector 2D」 と見た目の違いは感じられませんでした。
「Raster 3D」 を選択した状態です。「Vector 2D」、「Vector 3D」 と違い文字が大きくなり見やすくなりました。
ゲームを起動して確認すると、確かに文字が大きくなり見やすくなりましたが、同時にゲーム画面内の表示領域を占有してしまうため表示位置の調節が必要になるかもしれません。
ちなみに 「Raster 3D」 ボタンが選択した状態で、再度ボタンをクリックするとフォントの設定ができます。
「Font」 設定の画面です。
On-Screen Display shadow
「On-Screen Display shadow」 を 「ON」 にすると、オーバーレイ表示されている文字に影(デフォルトは黒、変更可)をつけることができます。わかりにくいですが、プレビュー画面にも影が表示されています。
こちらもゲーム内の背景色が暗いためわかりにくいですが、Vector 3D 影なし状態 と比べてみると、ゲーム画面内で影設定が反映されているのがわかります。
こちらは 「Raster 3D」 に変更したときの、影設定です。
Raster 3D影なし状態 と比べると影が反映されているのがわかります。
On-Screen Display Preview
プレビュー画面の四隅にボタンがあって、これをクリックすることで OSD - オンスクリーンディスプレイのオーバーレイ表示位置を変更することができます。デフォルトでは画面左上( 「On-Screen Display origin : top left」 )となっています。
画面右上 「On-Screen Display origin : top right」 に OSD - オンスクリーンディスプレイを表示するボタンです。
画面右下 「On-Screen Display origin : bottom right」 に OSD - オンスクリーンディスプレイを表示するボタンです。
画面左下 「On-Screen Display origin : bottom left」 に OSD - オンスクリーンディスプレイを表示するボタンです。
その他に、プレビュー画面内の 「60」 という数字をドラッグ&ドロップすることでオーバーレイ表示位置を自由に変更することができます。また、プレビュー画面下部にある 「矢印キー」 でオーバーレイ表示位置の微調整ができます。
RivaTuner Statistics Server 6.1.1 ツールチップ 英語版ファイル
「RivaTuner Statistics Server」 は 「MSI Afterburner」 と違いメニューやヘルプ、ツールチップなど日本語訳はなく、全部英語(+その他言語)となっています。
「RivaTuner Statistics Server」 の英語版の言語ファイルは 「C:\Program Files (x86)\RivaTuner Statistics Server\Help
」 フォルダ内にあります。
先ほどのツールチップ 「Application detection level : low」 のファイルは 「C:\Program Files (x86)\RivaTuner Statistics Server\Help
」 フォルダ内にある 「BUTTON_LOW」 というファイル名です。このファイルをメモ帳などのテキストエディタでファイルを開くことで中身を確認することができます。
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