Seagate HDD 検査・診断ソフト SeaTools を使って Seagate ST2000DM001/EWN の各種テストをやってみました
前回の記事 でインストールした 「SeaTools」 v1.2.0.10 を使って、PC に取り付けた Seagate HDD ST2000DM001/EWN に各種テストを一通り行ってみます。
SeaTools v1.2.0.10 起動
前回の記事 でインストール済みの 「SeaTools」 v1.2.0.10 を起動します。
「SeaTools」 起動時にスキャニング画面が表示されますので、しばらく待ちます。
スキャニング完了後に確認画面が表示されますので 「同意します」 ボタンをクリックします。
この画面は 「SeaTools」 を起動するたびに必ず表示されるようになっています。
「SeaTools」 v1.2.0.10 が起動しました。
SeaTools v1.2.0.10 S.M.A.R.T. チェック
PC に取り付けた Seagate HDD ST2000DM001/EWN に各種テストを実行してみます。
まずは 「シリアル番号」 から今回増設した HDD を判断して、テストさせたい HDD にチェックマークを入れます。
次に 「ベーシックテスト」 をクリックしてテスト内容一覧を表示します。「S.M.A.R.T. チェック」 をクリックしてみます。
実行後すぐに 「SMART - パース」 と表示され、無事テストが完了しました。
テスト後に画面上部に 「成功結果」 と表示されますので、これを押すとテスト結果の内容を確認することができます。
「成功結果」 タブです。
「お使いのシーゲート商品が診断テストでのテスト結果に合格しました。」 と表示され、テストに合格したことがわかるメッセージが表示されます。
「保障チェッカー」 タブです。
「保障状況の確認」 をクリックするとブラウザが開き、自動的に Seagate のサイトに飛び、RMA(Return Merchandise Authorization・・・返品保証、交換保証) の手続き画面が表示されます。
HDD 本体に保証があり、かつ保証期間内なら RMA の手続きができます。
「ログファイルの参照」 タブです。過去に実行した HDD のテスト結果はこの箇所で確認することができます。
先ほどテスト結果に表示されていた 「SMART - パース」 が日時とともに記録されているのがわかります。
SeaTools v1.2.0.10 ショートセルフテスト
「ベーシックテスト」 から 「ショートセルフテスト」 を実行してみます。
数分ほどテストが実行され 「ショートテスト - パース」 となりテスト通過となりました。「成功結果」 をクリックしてみます。
「ログファイルの参照」 タブより前回のテスト結果が表示されるとともに、「ショートテスト - パース」 となっていることが確認できました。
SeaTools v1.2.0.10 ドライブ情報
「ベーシックテスト」 から 「ドライブ情報」 を実行してみます。
すぐに別画面に切り替わり、HDD の仕様?画面が表示されました。
SeaTools v1.2.0.10 ショートリードテスト
「ベーシックテスト」 から 「ショートリードテスト」 を実行してみます。
数分ほど (「ショートセルフテスト」 よりやや長めに) テストが実行され 「ショートタイプ - パース」 となりテスト通過となりました。「成功結果」 をクリックしてみます。
「ログファイルの参照」 タブより前回のテスト結果が表示されるとともに、「ショートタイプ - パース」 となっていることが確認できました。
SeaTools v1.2.0.10 ロングリードテスト
「ベーシックテスト」 から 「ロングリードテスト」 を実行してみます。
「ロングタイプ - パース」 となりテスト通過となりました。テスト開始時の終了予定時間は 4時間30分と表示されていましたが、実質的なテスト時間は 3時間30分ほどで完了しました。「成功結果」 をクリックしてみます。
「ログファイルの参照」 タブより前回のテスト結果が表示されるとともに、「ロングタイプ - パース」 となっていることが確認できました。
SeaTools v1.2.0.10 アドバンスドテスト
「ベーシックテスト」 から 「アドバンスドテスト」 を実行してみます。
「警告」 画面が表示されました。
「キャンセル」 ボタンをクリックすると前の画面に戻り、キーボードの F8 キー を押すと画面が閉じるとともに、別のメニューが表示・選択可能になります。
画面上部に 「高級テスト」 が表示・選択できるようになりました。
「高級テスト」 をクリックすると 「ファームウェア・アップデート」 と 「完全消去(SATA)」 が選択できるようになります。
SeaTools v1.2.0.10 完全消去(SATA)
テスト対象の HDD にチェックマークを付けて選択し、「高級テスト」 をクリック、「完全消去(SATA)」 をクリックしてみます。
「データが損失された恐れがございます!フォーマット、又はファームウェアダウンロードを行う際は再起動を行う必要がございます。」 という怪しい日本語で警告メッセージが表示されました。
「キャンセル」 ボタンをクリックすると前の画面に戻り、キーボードの F8 キー を押すと 「完全消去(SATA)」 が実行されます。
※ 誤ってデータの入った HDD が選択されている状態で実行してしまうとデータが完全に削除されてしまいますので、実行する前にテスト対象の HDD を十分よく確認したうえで実行してください。
約 1時間10分後 「完全消去(SATA) - パース」 と表示され、無事テスト通過となりました。
SeaTools v1.2.0.10 ログファイルをチェック
「Help」 から 「ログファイルをチェックします。」 をクリックしてみます。
ファイルを開く画面に切り替わり、ここから 「(シリアル番号).log」 を選択して開くと、該当シリアル番号の HDD に対して実行したテスト結果を見ることができます。
今回 PC に取り付けてテストした Seagate HDD ST2000DM001/EWN のシリアル番号の log ファイルがありましたので、これを選択して開いてみます。
「ログの参照」 画面に切り替わり、今までテストした内容の実行と結果の日時を確認することができました。
以上で今回購入した Seagate HDD ST2000DM001/EWN で 「SeaTools」 各種テストを実行した結果、初期不良と判断されるようなエラーは発生しませんでした。
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