Western Digital HDD 診断ソフト Data Lifeguard Diagnostic を使って Seagate ST2000DM001/EWN に各種テストをやってみました
前回の記事 でインストールした 「Data Lifeguard Diagnostic」 v1.27 を使って、PC に取り付けた Seagate HDD ST2000DM001/EWN に各種テストを一通り行ってみます。
Data Lifeguard Diagnostic v12.7 Run Diagnostics
「Data Lifeguard Diagnostic」 を起動してテストしたい HDD を選択します。
画像は Seagate HDD ST2000DM001/EWN を選択している状態です。
右クリックからメニューを表示させて 「Run Diagnostics」 をクリックします。
Data Lifeguard Diagnostic v12.7 QUICK TEST
「DLGDIAG - Select An Option」 画面が表示されました。「QUICK TEST」 を選択して 「Start」 ボタンをクリックします。
「Please close any other open programs and any open files in the drive to prevent data loss.」 というメッセージが表示されました。
HDD のテストが実行できる状態であれば 「OK」 ボタンをクリックすることでテストが始まります。
「QUICK TEST」 が完了しました。「QUICK TEST」 のテスト完了までにかかった時間は 1分ほどでした。
「Close」 ボタンをクリックすると画面が閉じます。
「QUICK TEST」 の横に 「レ点」 マークと一緒に 「PASS」 文字が表示されました。
今度は 「VIEW TEST RESULT」 を選択して 「Start」 ボタンをクリックしてみます。
テストした HDD と一緒にテスト項目、テスト結果、テスト日時が表示されました。「QUICK TEST」 を実行した結果、問題はありませんでした。
Data Lifeguard Diagnostic v12.7 EXTENDED TEST 1回目
次に 「EXTENDED TEST」 を選択して 「Start」 ボタンをクリックします。
「Please close any other open programs and any open files in the drive to prevent data loss.」 というメッセージが表示されました。
HDD テストが実行できる状態であれば 「OK」 ボタンをクリックするとテストが始まります。
「EXTENDED TEST」 が完了しました。「EXTENDED TEST」 のテスト完了までにかかった時間は 3時間27分ほどでした。
「Close」 ボタンをクリックすると画面が閉じます。
「EXTENDED TEST」 の横に 「レ点」 マークと一緒に 「PASS」 文字が表示されました。
「VIEW TEST RESULT」 を選択して 「Start」 ボタンをクリックします。
「EXTENDED TEST」 のテスト結果、問題はありませんでした。
Data Lifeguard Diagnostic v12.7 WRITE ZEROS - FULL ERASE
「WRITE ZEROS」 を選択して 「Start」 ボタンをクリックします。
「Please close any other open programs and any open files in the drive to prevent data loss.」 というメッセージが表示されました。
HDD テストが実行できる状態であれば 「OK」 ボタンをクリックします。
次に 「Data will be erased and lost for the seleted drive. Are you sure?」 と表示されますので、続けて 「はい(Y)」 ボタンをクリックします。
「QUICK ERASE writes zeros to the first and last milion sectors of the drive.」 と 「FULL ERASE writes zeros to the entire drive.」 の 2 つの選択肢が表示されます。
今回は 「FULL ERASE writes zeros to the entire drive.」 を選択します。「OK」 をクリックするとテストが開始されます。
※ 誤ってデータの入った HDD が選択されている状態で実行してしまうとデータが削除されてしまいますので、実行する前にテスト対象の HDD を十分よく確認したうえで実行してください!
「WRITE ZEROS」 - 「FULL ERASE」 が完了しました。「WRITE ZEROS」 - 「FULL ERASE」 のテスト完了までにかかった時間は 「EXTENDED TEST」 テストと同様 3時間27分ほどでした。
「Close」 ボタンをクリックすると画面が閉じます。
「WRITE ZEROS」 の横に 「レ点」 マークと一緒に 「COMPLETE」 文字が表示されました。
「VIEW TEST RESULT」 を選択して 「Start」 ボタンをクリックします。
「WRITE ZEROS」 - 「FULL ERASE」 の結果、問題はありませんでした。
Data Lifeguard Diagnostic v12.7 EXTENDED TEST 2回目
ここまで一通り 「Data Lifeguard Diagnostic」 のテストを終えたところですが、ここで再度 2回目の 「EXTENDED TEST」 を実行します。
ユーザーが HDD 診断・検査ソフトを用いて可能な限り HDD の初期不良チェックを行う手順として、HDD の全領域にフルスキャンテスト(EXTENDED TEST) → 全領域に書き込みテスト(WRITE ZEROS) → 書き込みテスト後に再度フルスキャンテスト(EXTENDED TEST) といった手順を踏む方法があるようです。
今回のテストでは全領域に書き込みテスト(WRITE ZEROS)後に、再びフルスキャンテスト(EXTENDED TEST)を実行してみます。
以下、1回目の EXTENDED TEST と同じ手順でテストします。
「EXTENDED TEST」 を選択して 「Start」 ボタンをクリックします。
「Please close any other open programs and any open files in the drive to prevent data loss.」 メッセージが表示さますので、HDD テストが実行できる状態であれば 「OK」 ボタンをクリックするとテストが始まります。
「EXTENDED TEST」 が完了しました。「EXTENDED TEST」 のテスト完了までにかかった時間は 先ほどの EXTENDED TEST 同様 3時間 27分です。
「Close」 ボタンをクリックして画面を閉じます。
「EXTENDED TEST」 の横に 「レ点」 マークと一緒に 「PASS」 文字が変わらず表示されてました。
「VIEW TEST RESULT」 を選択して 「Start」 ボタンをクリックします。
2回目の 「EXTENDED TEST」 の結果も問題ありませんでした。
以上で 「Data Lifeguard Diagnostic」 を使った Seagate HDD ST2000DM001/EWN への初期不良チェックテストを完走することができました。
次回は 旧HDD のデータを 新HDD へデータを移し替えるために準備・移行作業を行います。
- HDD・SSD モニタリングソフト CrystalDiskInfo 5.6.2 から 6.2.1 へ更新してみました
- 2013年に購入した Seagate HDD ST2000DM001 から C5(代替処理保留中のセクタ数)と C6(回復不可能セクタ数)がカウントされてしまいました
- 健康状態が怪しくなってしまった HDD を交換するために保証期間 3年の Seagate ST2000DM001/EWN を購入してみました
- HDD 診断・検査ソフト SeaTools や Data Lifeguard Diagnostic にて HDD が認識しなくなってしまったときにやった対処方法
- Seagate HDD 検査・診断ソフト SeaTools v1.2.0.10 をダウンロード・インストールしたときのメモ
- Seagate HDD 検査・診断ソフト SeaTools を使って Seagate ST2000DM001/EWN の各種テストをやってみました
- Western Digital HDD 診断ソフト Data Lifeguard Diagnostic をダウンロード・インストールしたときのメモ
- Western Digital HDD 診断ソフト Data Lifeguard Diagnostic を使って Seagate ST2000DM001/EWN に各種テストをやってみました (現在開いているページ)
- Seagate HDD 統合ソフトウェアスイート DiscWizard をダウンロード・インストールしたときのメモ
- Seagate DiscWizard でディスクのクローン作成開始 → クローンエラーで作業中断となったところまで
- 新しい HDD にデータをミラーリングするための HDD フォーマット作業と各種準備作業メモ
- DiskMirroringTool Unicode を使ったデータのミラーリング作業と HDD 換装作業メモ
- 保証期間内にセクタ異常が発生した Seagate HDD ST2000DM001 の保証を受けるために RMA を申請してみました
- セクタ異常が発生した Seagate HDD ST2000DM001 を RMA で返品する前に Seagate DriveCleanser を使ってデータを完全消去してみました
- RMA 申請した Seagate HDD ST2000DM001 を梱包して国内にある返品先住所に発送してみました
- RMA 申請して送った Seagate HDD ST2000DM001 の交換品(Certified Repaired HDD)が届きましたので開封して中身を確認しました
- RMA で戻ってきた交換品 Seagate HDD ST2000DM001(Certified Repaired HDD) に各種動作確認テストをしてみました
- 2年保証の HDD が期限切れ後に故障してしまったので、2年後の故障に備えて3年保証の Seagate HDD を購入しました
- OS が入った HDD を SSD に換装するため、Crucial の 3年保証がついた 525GB の SSD MX300 (CT525MX300SSD1) を購入しました
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