RMA 申請した Seagate HDD ST2000DM001 を梱包して国内にある返品先住所に発送してみました
前回の記事 では Seagate 公式サイトで公開している、統合ソフトウェアスイート 「DiscWizard」 にある 「Seagate DriveCleanser」 を使って、旧HDD Seagate ST2000DM001 内にあったデータを完全消去処理を行いました。
旧HDD Seagate ST2000DM001 の RMA(Return Merchandise Authorization) の申し込みが終わり(関連記事)、HDD のデータも消去できましたので、今回の記事では HDD の梱包・宅配便の送り状印刷と発送するまでのメモ内容となります。
Seagate HDD ST2000DM001 RMA 発送用梱包箱の準備
この画像のダンボールは、今回 HDD を梱包するのに使用するダンボールと緩衝材用スポンジおよび画像には写ってませんが HDD 用静電防止袋のセットです。外寸は 「幅 27.0cm×奥行 21.5cm×高さ 17.5cm」 となっています。
このダンボールは以前 Seagate HDD を RMA で交換手続き完了後に、Seagate から送られてきたダンボールで、この中に交換品の HDD が梱包されていました。
当時、初めて Seagate の HDD を RMA 申請した時に、最低限の梱包方法を守らないと最悪返品が受け付けられない可能性があるといった情報があったので、必要な梱包資材を用意してからきちんと梱包して発送した記憶があります。
今回使用するダンボールと緩衝材用スポンジ、静電防止袋一式は、再び HDD が保証期間内に不良が発生して交換手続きが必要になった時に備え、面倒な梱包方法を避けるため、Seagate から送られてきたものを再利用するために保管しておいたものです。
Seagate に限らず、各 HDD メーカーの RMA 申請を利用する場合に、HDD をきちんと梱包するためのルールがある程度決まっている ようです。
初めて RMA で HDD を梱包・発送する際には、一般家庭には画像のような HDD を梱包するための専用資材はまずありませんので、こちらについては別のものを用いて用意する必要があります。
HDD を梱包するための必要な資材と注意事項は、ネット上のユーザー梱包事例によると基本的に・・・
- HDD は購入時に入っていた静電防止袋や SeaShell (HDD が入っていたプラスチックケース)等 ESD(静電気放電)仕様の物に入れる。(なければ サンワサプライ 静電気防止袋 TK-SE7K
のような市販品を購入する)
- 緩衝材は厚みのある市販のスポンジを複数個使い、HDD のすべての面を囲むようにしてダンボール内に隙間ができないようきっちり収める。 (エアーキャップ
(いわゆるプチプチ) や新聞紙等を緩衝材にするのはダメとか)
ただ、HDD 発送先が国内(千葉県)であれば、緩衝材に必ずしも 市販のスポンジ である必要はなく、中をしっかり敷き詰めればプチプチで十分という情報もあるので(参考記事 2)、その辺が気になる方は Seagate のサポート に一度問い合わせて確認してから発送したほうがいいかもしれません。
ダンボールの内寸および緩衝材用のスポンジサイズは 「幅 26.0cm×奥行 21.0cm」。
波打ちスポンジを取り出すと、HDD 1 台分を収めることができる緩衝材用の黒いスポンジが間にセットされています。
この黒いスポンジ穴のサイズは 「幅 14.5cm×奥行 10.0cm」 となっています。
黒いスポンジを取り出してみると、底面には先ほど取り出した波打ちスポンジと同じものが一緒にくっついていました。
黒いスポンジの厚さは 「3.0cm」、波打ちスポンジの厚さは 「3.0cm ~ 6.5cm」 になっています。
底面側の波打ちスポンジです。
黒いスポンジの HDD 収納スペース上下左右に 幅 1.5cm 分のスポンジ枠があり、切り取って外すことができるようになっています。
最初は何のためにあるのかわからなかったのですが、どうやら HDD を静電気防止プラスチック・ケース(SeaShell) に入れた場合にこの 1.5cm のスポンジ枠を外して収納できるようになっているようです。
スポンジ部分を並べてみました。上面側(画像右側)と底面側(画像左側)の波打ちスポンジは同じ形・厚みとなっているようです。
以前、Seagate HDD を RMA 申請をした時の、交換品の HDD が入っていた静電防止袋です。再利用のためそのまま流用します。
Seagate HDD ST2000DM001 梱包作業
HDD 梱包作業を行うため PC ケースから Seagate HDD ST2000DM001 を取り外します。
Seagate HDD ST2000DM001 裏面側。
静電防止袋に Seagate HDD ST2000DM001 を入れテープで封をします。
緩衝材用黒いスポンジの収納スペースに、静電防止袋に入れた HDD をセットします。
HDD がきちんとスポンジ内に固定されているかどうか確認しておきます。
その上から波打ちスポンジを被せます。
ダンボールのふたを閉めテープで止めます。
「本 RMA 用の返送用ラベルを印刷する」 (ファイル名 ReturnLabel.pdf) または 「宛名ラベルの印刷」 (ファイル名 Mailing Label.pdf) のどちらかを紙に印刷して HDD を梱包したダンボールの横に貼り付けます。
どうも国内指定場所へ発送する場合は貼り付ける必要はないとの情報があるようですが、貼っても特に問題になることありませんので、今まで通りのやり方で紙に印刷して返送用ラベルを貼り付けました。
送り先(千葉県)への発送手続き・送り状発行・荷物発送
HDD の梱包が終わり、あとは国内指定の場所(千葉県)へ発送するのみとなりました。
指定の場所まできちんと届くのなら、どの配送会社・サービスでもよいかと思いますが、今回はいつも利用しているヤマト運輸の クロネコメンバーズ から 送り状発行システム C2 サービスを使った自宅での送り状の作成・印刷と集荷依頼手続きを行い、自宅までの集荷と荷物の発送(元払い)をやってもらうことにしました。
画像は 送り状発行システム C2 で配送先住所情報入力後、送り状を印刷するタイミングと一緒に PDF ファイルとして保存しておいたものを画像キャプチャしたものです。
お届け先には日本語で住所・会社名を入力し、氏名欄には 「ご担当者」 を、品名欄には 「Seagate HDD RMA No. (RMA 番号)」 と入力しました。
集荷依頼画面にて 品名(全角) 欄に先ほど入力した 「Seagate HDD RMA No. (RMA 番号)」 が表示されますが、そのまま処理を進めると文字数制限によりエラーになるので、この箇所だけは 「ハードディスク」 に変更して、申し込みを完了させます。
あとは集荷・発送をしてもらって、ユーザー側でやる HDD 返品作業はこれで一通り完了となります。
ちなみに週末になる前に発送したのですが、クロネコメンバーズ からお届け状況を確認すると、土日のお届け状況が保留(営業所保管?)状態のままとなっており、休み明けの月曜日にお届け完了を確認することができました。
そのため、もしかしたら土日祝日の HDD 返品受け付けはお休みなのかもしれません。
Seagate 受領確認メール・RMAステータス Closed まで
HDD を送ってから数日後に Seagate から 「Receipt Order Acknowledgement for order# (RMA 番号)」 という件名と一緒に、添付ファイル( ファイル名 : SEAGRS_CUST_RCPT_ACK_BI_数字.PDF )付メールが届きます。
画像はメール (件名 「Receipt Order Acknowledgement for order# (RMA 番号)」) の添付ファイル( ファイル名 : SEAGRS_CUST_RCPT_ACK_BI_数字.PDF ) の 1ページ目の内容を一部画像キャプチャしたものです。
「保証および交換」 ページを開き 「返品状況の確認」 をクリックして Seagate 返品システムへアクセスし、既存の返品状況の確認のところで RMA 番号と 「配送先住所」 で登録した苗字を入力、「返品状況の確認」 ボタンをクリックしてステータスを確認してみます。
「シーゲイト受領日」 の翌日には 「交換製品発送日」 が記録されており、出荷された HDD のモデル名やシリアル番号等の情報等が記載されると同時に 「返却注文ステータス : Closed」 になっていました。
配送業者が 「UPS WWD EXPRESS SAVER」 の場合、UPS : 貨物追跡情報 でステータス画面に記載されている 「配送業者追跡番号」 を入力することで荷物の追跡を行うことができます。
以上で Seagate HDD の梱包から発送、交換品発送までの流れとなっています。
次回は届いた交換品 HDD の開封と外観等を簡単にチェックしてみます。
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