2012年に購入した TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C(B) を使用するため、各種動作チェック等を行いました
毎年本格的な冬を迎える前に自宅で保管している暖房器具を取り出し、各種点検・動作確認を行った後に日常生活で使用するようにしております。
今回の記事では 2012 年に購入した TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C が 2014年の冬で 3シーズン目に突入し、日々の生活でトラブルなく使えることを確認するため、取り出し直後の石油ストーブの点検を行いつつ各種動作チェックを行いました。
シーズンオフで石油ストーブをしまう時のメンテナンスについては関連記事で公開しています。
TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C(B) 本体外観チェック
2012年 以前は石油ファンヒーター 1 台だけで大半の冬を過ごしてきましたが、停電時は使えないという弱点がありました。
いままで生活に困るような大規模な停電というのはあまり経験したことはありませんが、冬季に長時間の停電発生による寒さに備え、灯油さえあれば乾電池やマッチだけでも点火できる石油ストーブを 2012 年に購入した経緯となっています。
ただ、手持ちの石油ファンヒーターと比べ、石油ストーブの本体の分解・点検・清掃といったメンテナンスをする箇所が多いため、長く付き合っていくためにはある程度の手間暇をかける必要があります。
今回の記事で取り上げる石油ストーブは2012 年に購入した 2012 年製造モデル TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C ですが、2013 年には RS-S23D が、2014 年には RS-S23E、2015 年には RS-S23F という毎年異なるモデル名で発売されているようです。
おそらくすべて同じ仕様かと思われますが、新しいモデルを購入したい場合は事前にモデル名を確認したほうがいいかもしれません。
正面、別角度から撮影したところ。
さらに正面の別角度から撮影したところ。
石油ストーブ本体側面には簡単な説明書と注意事項、型番・仕様・製造番号等の明記が明記されています。
石油ストーブ本体背面下部に乾電池ケースがあり、ここに単二型乾電池を 4 個セットすることで点火することができます。
石油ストーブ本体上面から撮影したところ。
ストーブ本体の 「油タンクふた」 を開けたところです。
中にセットしてあるのが 「油タンク」 です。
「油タンク」 を取り出した後の石油ストーブ本体の内部の様子です。
画像中央の丸形の白いプラスチックが 「トヨトミ 石油ストーブ 油受け」 です。
油タンク (気密油タンク・こぼれま栓付) のチェック
画像は TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体から取り出した 「トヨトミ 石油ストーブ 口金付き油タンク」 です。
「油タンク」 を別角度から撮影。
「油タンク」 上面から撮影。
「油タンク」 に備え付けられている縦長のゲージは 「油量計」 です。
「油タンク」 内の灯油の量が十分にある状態ではゲージが 「黒色」 になっていますが、灯油が空もしくは減少して少なくなると量に応じて画像のようにゲージが 「オレンジ色」 になっています。(画像は灯油が入っていない状態)
「油タンク」 上部にある青い丸形のものは 「トヨトミ 石油ストーブ 給油口口金」 です。
「油タンク」 から 「給油口口金」 を取り外したところです。
「給油口口金」 の内側を撮影したものです。
ガードの開閉チェック
TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体の正面にある 「ガード」 部分の開閉をチェックしてみます。
石油ストーブ本体内に取り付けてある 「燃焼筒」 の取り出しや 「点火プラグの掃除」、「しんの修正」 などのメンテナンスを行うときにこのガードを開閉する必要があります。
TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体正面にある 「ガード」 の右下すみの部分を持ち上げ手前に引きます。
画像のように 「ガード」 右下すみ部分が TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体から外れました。
次に 「ガード」 右上すみの部分を下側に押し、手前に引きます。
「ガード」 を取り外し開くことができました。
そのまま 「ガード」 を手前左側へ引くことで開けることができます。
画像中央にあるのは 「「燃焼筒」 です。
開いた 「ガード」 を元の位置へ戻します。
やり方は先ほどの手順と逆に行います。
「ガード」 右上すみを画像赤矢印のように押し下げたまま、TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体内 上部 奥にある穴の位置にセットします。
次に 「ガード」 右下すみを画像赤矢印のように持ち上げ、穴の位置にセットして完了です。
燃焼筒のチェック
「ガード」 を開けて 「燃焼筒」 を手で持ち上げて取り外し、外観に問題がないかどうかチェックします。
問題がないことが確認できたら元に戻すため、「しん調節器」 の上にセットします。
画像中央にある 「燃焼筒つまみ」 を左右 2 ~ 3 回 くらい動かして、「燃焼筒」 が正しくセットされているかどうか確認しておきます。
しん調節器のチェック(トヨ耐熱しん (第129種 TTS-129 ) と点火プラグのチェック)
この作業を行う場合は必ず乾電池を取り外しておきます。
「しん調節器」 内にある 「しん(トヨ耐熱しん (第129種 TTS-129 )」 と 「点火プラグ」 を確認してみます。
画像は 「燃焼筒」 を取り外した後の、「しん調節器」 です。
画像中央にある 2本の細い金属棒が 「点火プラグ」 です。
メンテナンスで 「点火プラグ」 を掃除する際にはマイナスドライバーなどで、点火プラグの電極や碍子(がいし)部分に付着した汚れを取り除きます。
「しん調節つまみ」 を 「点火」 の方向へ回すと、「しん調節器」 から 「しん」 が上がってきます。
「しん調節つまみ」 をある一定のところまで回すと、その場所でつまみが固定されます。
「しん調節つまみ」 が 「点火」 の位置に到達する一歩手前の、「しん」 と 「点火プラグ」 の状態です。
「点火プラグ」 の下側にある金属棒が 「しん」 と接触するような形となります。
さらに 「しん調節つまみ」 を 「点火」 位置まで回すと 「しん」 と 「点火プラグ」 は画像のようになります。
この時、乾電池がセットされていれば点火操作の途中で 「ピィー」 と言う放電音が発生し、しばらくそのまま音が鳴っている状態を保持すると 「しん」 に着火することができます。
油タンク (気密油タンク・こぼれま栓付) への給油と油量計チェック
TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C を点火するために 「油タンク」 に灯油を給油します。
灯油をある一定のところまで入れると縦長ゲージの 「油量計」 が 「オレンジ色」 から 「黒色」 に変化していきます。
「油タンク」 の灯油が満タンになっていれば、この 「油量計」 の 「黒色」 がゲージ内の一番高いところまで到達します。(画像は灯油が満タンの状態)
給油後は、「油タンク」 に 「給油口口金」 を取り付け、「カチッ」 と音がするまで右に回してしっかり締めます。
「油タンク」 の 「給油口口金」 を下にして、灯油漏れがないことを確かめから TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体に 「油タンク」 をセットします。
「油タンク」 をセットしたら 「油タンクふた」 を閉じます。
TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体正面から見た 「油量計」 です。
デジカメのフラッシュの影響によりやや 「オレンジ色」 に見えますが、ゲージ内は全部 「黒色」 となっています。
点火と消火チェック
TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体の点火チェックを行うため、市販の単二形乾電池(4個)を本体後側の電池ケースに+(プラス)ー(マイナス)を正しく合わせてセットします。
すぐに点火操作を行うと 「しん」 に充分灯油がなじんでいない状態では、「しん」 の上下操作が重くなったり、点火や消火ができないことがあります。
そのため、使いはじめや 「しん」 のお手入れをした後は、「しん」 に充分灯油がなじむよう、給油してから約 20 分待ってから点火を行います。
「油タンク」 に給油を行い TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C 本体にセットしてある状態では、「しん調節つまみ」 の目印の位置が 「緊急消火位置」 に合わさっている状態になっているかと思います。
点火する準備ができたら 「しん調節つまみ」 を 「点火」 の方向にゆっくり完全に止まるまで回します。
「しん調節つまみ」 の目印が 「点火」 のところまでほぼ真横になるまで回します。
点火操作の途中で 「ピィー」 と言う放電音が発生しますので、「しん調節つまみ」 はそのまま止まるまで回します。
数秒後、うまくいくと 「しん」 に火が着きますので、点火確認後 「しん調節つまみ」 をゆっくり離します。
点火後しばらくすると、「燃焼筒」 が徐々に 「オレンジ色」 に変化していきます。
※ 画像ではデジカメ調整を特にしていないため、赤紫色となっています。
その後、炎が 「燃焼筒」 の上部より数 cm ほど上に燃焼している状態になるかと思います。
炎が 「燃焼筒」 の上部より 1 ~ 3 cm ほどの長さになれば 「最大正常燃焼」 の状態となっています。
点火後の 「燃焼筒」 の状態です。
消化するときは、「しん調節つまみ」 の目印を 「ニオイセーブ消火位置」までゆっくりと回します。(速く回すとにおいが出やすくなります。)
においを少なくするため、約 1 ~ 5 分程燃焼(炎が一部残る)して消火します。
「しん調節つまみ」 の目印が 「ニオイセーブ消火位置」 にあり、火が消えたことを必ず確認して消火完了です。
点火後の炎の調節
点火後しばらくすると 「燃焼筒」 上部より 1 ~ 3 cm ほどの炎の長さになり、常に 「最大正常燃焼」 の状態となっています。
このままですと灯油の減りも早くなるため、炎の調節を行います。
点火後の 「しん調節つまみ」 です。
この 「しん調節つまみ」 を回して火力調節を行います。
「しん調節つまみ」 を左側に少しずつ回し、炎の加減をうまく調節します。
「燃焼筒」 上部の炎がわずかに出ている状態なら 「最小正常燃焼」 状態となり調節完了です。
以上で、代表的な点検項目と動作確認が一通り終わりました。
上記以外にも点検する項目がありますので、本格的にストーブを稼働する前に取扱説明書や参考サイトを見て確認しておきます。
- 2012年に購入した TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C(B) を使用するため、各種動作チェック等を行いました(現在開いているページ)
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