PC ゲーム Full Spectrum Warrior 日本語化とゲームプレイ最適化メモ
PC ゲーム Full Spectrum Warrior の日本語化とゲームプレイ最適化メモです。
PC ゲーム Full Spectrum Warrior 日本語化方法(Steam・GOG 版共通)
Steam 版 Full Spectrum Warrior および GOG 版 Full Spectrum Warrior は インストール先にある Language.cfg をテキストエディタで開き 2 に変更することで日本語が表示できます。
GOG 版 Full Spectrum Warrior では同梱の Settings.exe から日本語(Japanese)へ言語変更が可能です。
ゲームを起動してオーディオオプションの字幕をオンにします。ゲームをスタートして日本語字幕が表示されるかどうか確認します。
以下、クリックすると日本語化した Full Spectrum Warrior のスクリーンショット画像が表示されます。
PC ゲーム Full Spectrum Warrior カスタム解像度設定方法(Steam・GOG 版共通)
Steam 版 Full Spectrum Warrior および GOG 版 Full Spectrum Warrior のインストール先にある Resolution.cfg はゲーム解像度の数値が記述されています。
Resolution.cfg をテキストエディタで開き、ゲーム内では設定できないゲーム解像度を入力することで、カスタム解像度に変更できます。
ただし、16:9 や 16:10 などのアスペクト比に変更するとゲーム画面が引き伸ばされた状態になります。
GOG 版 Full Spectrum Warrior では同梱の Settings.exe からでも解像度の変更が可能です。
PC ゲーム Full Spectrum Warrior - Creative ALchemy を使ったノイズ対策(Steam・GOG 版共通)
Full Spectrum Warrior を起動するとサウンドにノイズが入ります。おそらくですが、ゲーム発売以降新しく出た OS (たぶん、Windows Vista 以降)でほぼ確実に発生する問題と思われます。
このサウンド問題を解決するには Creative ALchemy (参考リンク) というソフトを使います。ちなみに、Creative ALchemy を使うには OpenAL がインストールされている必要があります。
Creative ALchemy はクリエイティブのサウンドカードのみに対応しており、通常このソフトはサウンドドライバと一緒に含まれています。私の PC 環境(Creative Sound Blaster X-Fi Fatal1ty PCI Card (SB0466)+非公式ドライバ SB X-Fi Series Support Pack 4.0)ではすでにインストールされていたので、大抵のクリエイティブサウンドカードユーザーならすでにインストールされていると思います。
クリエイティブのサウンドカードを使っていて何らかの理由で Creative ALchemy が入っていない場合は、PCGamingWiki から Creative ALchemy だけダウンロードしてインストールすることもできます。
クリエイティブのサウンドカードがない環境では Creative ALchemy Universal (作者は SB X-Fi Series Support Pack と同じ Daniel Kawakami (daniel_k) 氏 ) を使うことで、他社のサウンドカードでも同等の機能を使うことができる可能性があるようです。(参考リンク)
以下、私の PC 環境で解決した Creative ALchemy の設定方法を説明しますが、ネット上ではこの方法でノイズが解決した人もいれば、解決しなかったという報告もあるので、確実に直る保証はありません。その点、ご注意ください。
クリエイティブのサウンドカード(X-Fi モデル)では Creative ALchemy を使う際には必ず ゲームモード に設定してください。
私の環境では今までエンターテインメントモード(関連記事 1、関連記事 2)を使ってきましたが、Creative ALchemy を使いたい場合は ゲームモード にしないと機能しません。
ALchemy.exe を起動します。
追加ボタンをクリックします。
※ 環境によっては 「インストールされているゲーム」 リストに、インストール済みで Creative ALchemy に対応しているゲームタイトル名(正確には ALchemy.ini ファイルに登録されているタイトル)が表示されたりされなかったりします。ここでは新しく設定を作成することを想定して進めます。
ゲーム設定画面が開くので、この画面で必要な内容を入力します。
「ゲームタイトル」 には Creative ALchemy のリスト上で管理するための名前をつけます。
どんなゲームタイトル名でも構いませんが、一度タイトル名を決めてしまうとソフト上から変更できません。変更したい場合は、次の画像で説明する ALchemy.ini ファイルを編集する必要があります。また、ALchemy.ini ファイルに登録済みのタイトルは入力できません。
「ゲームパスの使用」 を選択して、Full Spectrum Warrior のインストール先パス名を指定します。Steam 版と GOG 版ではパス名が異なりますので、Steam 用と GOG 用別々に作成する必要があります。
「設定」 について海外のネット情報をもとに設定します。
「バッファ」 は 4、「時間」 は 5 にします。
「最大ボイス数」 は 32 または 64、「Direct Music を無効にする」 はチェックを入れるまたは入れません。「最大ボイス数」 と 「Direct Music を無効にする」 についてはネット上で設定例が分かれており、どの設定が正しいのかわかりません。
「最大ボイス数」 の違いについてはおそらく影響はないと思います。「Direct Music を無効にする」 へのチェックマークを付けるとエフェクトノイズが改善されたようなコメントがありますが、私の環境でははっきりとした違いはわかりませんでした。
ALchemy.exe と同じフォルダ内にある ALchemy.ini ファイルは、Creative ALchemy 対応タイトルのプリセットおよび登録した設定ファイルとなっています。
Creative ALchemy で登録したゲームタイトル名を変更したい場合は、ALchemy.ini ファイルをテキストエディタで編集することになります。
ALchemy.exe と同じフォルダ内にある ALchemy.dat ファイルは、Creative ALchemy でデフォルトボタンを押したときに ALchemy.ini を初期状態に復元する設定ファイルです。
テキストエディタで ALchemy.dat で内容を確認することができ、中身は編集前の ALchemy.ini と同じ内容となっています。
Creative ALchemy の 「インストールされているゲーム」 に登録した設定リストを、ダブルクリックまたは >> で 「ALchemy 対応ゲーム」 に移動して有効化します。無効化したい場合は、 「ALchemy 対応ゲーム」 にあるリストをダブルクリックか << をクリックします。
Creative ALchemy で ALchemy 対応ゲームに移動して有効化すると、Full Spectrum Warrior インストールフォルダに dsound.dll と dsound.ini ファイルが追加されます。(画像は Steam 版および GOG 版 Full Spectrum Warrior インストールフォルダ内に追加された dsound.dll と dsound.ini ファイル)
ゲームを起動すると dsoundlog.txt ログファイルが生成されるので、Using Native OpenAL Renderer
というログ内容が残っていればゲーム上で Creative ALchemy が正常に動作していることになります。(参考リンク)
もし、ログ内容に Failed to init OpenAL
が残っている場合は、Creative ALchemy が正しく機能していません。この状態でプレイするとゲーム中のキャラクターボイスの再生がおかしくなります。
私の PC 環境ではクリエイティブサウンドカードの設定が エンターテインメントモード だと Failed to init OpenAL
がログに残り、Creative ALchemy が機能しませんでした。
エンターテインメントモードから ゲームモード に変更したところ、Using Native OpenAL Renderer
がログに残り、Creative ALchemy が機能するようになりました。
ゲームを起動してノイズやゲーム中のキャラクターボイスに正常に再生されるかどうか確認します。
Creative ALchemy を使う場合、ゲームが不安定になることがあるのでその場合は 次の設定 もあわせてやってみてください。
- PC ゲーム Full Spectrum Warrior Ten Hammers 日本語化とゲームプレイ最適化メモ → 3. PC ゲーム Full Spectrum Warrior - Creative ALchemy を使った EAX 有効化方法(Steam・GOG 版共通)
- Creative X-Fi サウンドカードの PAX Drivers を削除して、SB X-Fi Series Support Pack 4.0 をインストールしてみました
- パーツ流用 サウンドカード Creative Sound Blaster X-Fi Fatal1ty PCI Card (SB0466)
- Creative Sound Blaster X-Fi(PCI) エンターテインメントモード 設定メモ
- Creative Sound Blaster X-Fi(PCI) Creative オーディオコントロールパネル 設定確認メモ
PC ゲーム Full Spectrum Warrior クラッシュ対策(Steam・GOG 版共通)
先ほど説明した Creative ALchemy を設定した場合、ゲームミッション開始時とゲーム終了時に画像のような Access Violation (Illegal Write) エラーが発生する場合があります。
このエラーを発生させないようにするには次の設定をしてみてください。
Full Spectrum Warrior のオーディオオプションを開き、EAX 有効化 のチェックマークを外します。ここは Creative ALchemy を設定した場合 にチェックマークが入るようになっています。
この状態でゲームが落ちないかどうか確認します。
EAX 有効化 にチェックマークを入れたままゲームをプレイしたい場合は、Full Spectrum Warrior インストールフォルダにある Launcher.exe を右クリックでプロパティ画面を開きます。
互換性タブにある互換モードにチェックマークを入れて、Windows XP (Service Pack 2) に設定します。この設定でゲームを起動して、エラーが発生しないどうか確認します。
PC ゲーム Full Spectrum Warrior - DxWnd を使ったウィンドウモード設定(Steam・GOG 版共通)
Full Spectrum Warrior にはウィンドウモードがありません。DxWnd を使えばウィンドウモードに設定できます。
DxWnd - Main タブでは、Path に Launcher.exe を指定。Position の W と H には通常ゲーム解像度を入力しますが、0 のままで問題ないようです。
モニター中央にゲーム画面を表示したい場合は Desktop center を選択します。
DxWnd - Video タブでは、Screen resolution を Native に、ウィンドウ枠を非表示したい場合は Window style を modal に設定します。Native でなくても問題なかったですが、ほかのゲームでは慣例的に Native に設定することがあるのでそれに倣っています。
ゲームを起動してウィンドウモードで問題なくプレイできるかどうか確認します。
PC ゲーム Full Spectrum Warrior - host ファイル編集(Steam・GOG 版共通)
Windows の hosts ファイルに 127.0.0.1 fswpc.available.gamespy.com
を追加することで、ゲームのパフォーマンスが改善するそうです。
PC ゲーム Full Spectrum Warrior 起動ロゴスキップ方法(Steam・GOG 版共通)
Full Spectrum Warrior 起動時の起動ロゴをスキップする方法です。
Movies フォルダにある pandemic.bik と thq.bik をリネーム(名前変更) or 削除 or 移動します。