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PCケース Three Hundred Two AB に振動対策をしてみました その2 : フロントパネルに取り付けられているフロントメッシュのネジ穴補修

PCケース Three Hundred Two AB 振動対策 第 2回目 です。(振動対策 第 1回目の記事は こちら

今回の記事では Antec ゲーミングケース Three Hundred Two AB PC ケース 前面のフロントパネルに取り付けられているフロントメッシュの取り付けネジが締まらなくなっていたので、ネジ穴の補修作業をします。

この部分のネジが最後まで締まらず緩んだ状態でフロントメッシュが固定してあったためか、ケース内で発生する振動が伝わり、さらに振動が発生していた部分ではないかと推測しています。

後日、このPC ケースの振動問題は解決しました。大元の原因はケースファンの振動で、ファンの軸と軸穴にグリスを塗ることでファンの振動がなくなり、PC ケースの振動もなくなりました。

PCケース Three Hundred Two AB に振動対策をしてみました その2 : フロントパネルに取り付けられているフロントメッシュのネジ穴補修

Three Hundred Two AB 振動対策 : フロントパネルのフロントメッシュ、ネジ穴補修に ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 使用

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 ネジで取り付けられているフロントメッシュのネジ穴がバカになった個所

画像は長方形の黒枠がフロントパネル(プラスチック)で、黒枠内に見える網目状の物がダストフィルター、その裏側に見えるハニカム状の穴がフロントメッシュ(メッシュ加工のスチール)です。

画像赤丸の箇所がプロントメッシュを固定しているネジの一つで、PC ケースから振動する原因を調査中に、最後までネジを締めることができなくなっていたことがわかりました。

フロントメッシュを固定しているネジは今まで触ったことも弄ったこともないため、購入当初からこの状態(初期不良?)だったものと思われます。(ちなみにもう 1台 同じ PC ケースを使用しているメイン PC の Antec ゲーミングケース Three Hundred Two AB では問題ありませんでした)

PC ケースのフロントパネルはプラスチックで、そのプラスチックの部分にネジ止めしているフロントメッシュ(PC ケース下段のフロントファン 2 基が取り付けられる位置)は金属製(メッシュ加工のスチール)のメッシュとなっています。(ちなみにフロントメッシュの裏側には、プラスチックで固定された取り外し可能なダストフィルターが取り付けられています。)

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック)

ネジが締まらなくなってしまったネジ穴を補修するためいろいろ調べてみましたところ、ネジ穴に瞬間接着剤を流し込み自然乾燥させ、接着剤が固まった後にネジを締めるという方法 を見つけ、こちらの方法を実践してみることにしました。

使用した瞬間接着剤は手持ちのストックしてあった アロンアルフア プロ用 No.5 です。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用に、ストックしてあった ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック)

この アロンアルフア プロ用 No.5 はアルミパックで使用後も保管できるようになっております。

ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック)  白化現象
ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック)  白化現象 ノズル・キャップ部分

以前使用したものがあったので再利用しようとしましたが、最後に使用してから長期間保存していたためか、または保管状態に不備があったためかどうかわかりませんが、接着剤が完全に硬まってしまい(白化現象?)使用できなくなっていました。

どうも空気中の水分が接着剤に反応して硬くなるため、保管時の湿気対策が肝となるようです。長持ちする保管方法としては 接着剤をジップロックや密閉容器に入れて空気を遮断し、乾燥剤と一緒に入れて湿気から守る というやり方がベストのようです。

また、冷蔵庫に入れて保管する方法もありますが、使用時は室温に戻してから使うような説明がありますので、取り扱いには注意する必要があります。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) 開封前

今回は予備で購入しておいた アロンアルフア プロ用 No.5 があったので、こちらを開封・使用することにします。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) 開封

アルミパックは完全に封入された状態になっているので、アルミパックにある切り取り線からハサミなどでカットして開封しておきます。

アルミパックの切り取り線からハサミで開封したところです。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) アルミパックから取り出し

カットしたアルミパックから アロンアルフア プロ用 No.5 チューブを取り出します。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) ノズル(右側)とキャップ(左側)

画像左側がキャップ(使用後にふたをするもの)で、画像右側がノズル(使用時にノズルから接着剤が出るところ)です。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) 説明書に従い初使用時はノズルを最後までしめ込む

アルミパックに記載している説明書に従い、アロンアルファ初使用時にはノズルを最後までしめ込みます。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) 説明書に従い初使用時はノズルを最後までしめ込んだ後

アロンアルファのチューブにノズルを最後までしめ込んだ後、チューブ本体を押し込むことで中の接着剤がノズルから出てくるようになります。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) 説明書に従い初使用時はノズルを最後までしめ込み、キャップをした状態

アロンアルファ使用後はノズルをよくふき、忘れずにキャップをしておきます。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) 使用後はノズルをよくふき、キャップを必ずしめ、アルミパックに入れる

使用後のアロンアルファはキャップをした後に、アルミパックに入れておきます。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュ 取り付けネジ穴補修用の ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 20g (アルミパック) 使用後はノズルをよくふき、キャップを必ずしめ、アルミパックに入れチャックを閉じて保管

アロンアルファのチューブ本体をアルミパックに入れたら、チャックを閉じて保管しておきます。

Three Hundred Two AB 振動対策 : フロントパネルのフロントメッシュ取り付けネジの状態確認

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 ダストフィルター取り外し作業 フロントメッシュのプラスチック爪部分から

フロントパネルのネジ穴の状態をチェックするため、フロントパネルに取り付けられているダストフィルターを取り外します。

PC ケース Antec ゲーミングケース Three Hundred Two AB からフロントパネルを取り外して、フロントパネル裏側中央付近にダストフィルター外枠からプラスチックのツメ(画像赤丸)が出ているところを確認します。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 ダストフィルター取り外し作業 フロントメッシュのプラスチック爪の部分から(別角度)

基本的にダストフィルターの脱着・装着はこのツメの部分を持ちながら行うことになります。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 ダストフィルター取り外し作業 フロントメッシュのプラスチック爪の部分を上に持ち上げながら、赤丸 4 ヶ所の小さなプラスチックを画像右側から順番に外す

ダストフィルター外枠から出ているプラスチックのツメを上に少し引っ張りながら、ダストフィルター外枠を固定しているフロントパネルの固定用ツメ(画像赤丸 4 ヶ所)を画像右側から順番に外していきます。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 ダストフィルター取り外し作業 フロントメッシュをプラスチック爪から外した直後の状態

ダストフィルターがフロントパネルの固定用ツメから外れた状態です。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 ダストフィルター取り外し作業 フロントカバーからダストフィルターを完全に取り外した状態

反対方向にもダストフィルター固定用ツメがありますが、片方が完全に外れれば簡単に外すことが可能です。

フロントパネルからダストフィルターを取り外すことができました。

フロントパネルにダストフィルターを装着する場合は逆の手順で行います。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 ダストフィルター取り外し後の、ネジで取り付けられているフロントメッシュのネジ穴がバカになった個所

フロントパネルに取り付けられているフロントメッシュの固定用ネジが最後まで閉まらなくなっている箇所です。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュに取り付けられているネジ状態をチェックするため、比較のため別のネジも取り外す

ネジとネジ穴の状態を確認するためフロントメッシュに取り付けられているすべてのネジを取り外します。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュのネジ、画像右側が問題がないネジ、画像左側がネジ穴がバカになっていたネジで先端にネジ穴の溝部分と思われるプラスチックのカスの付着を確認

ネジの状態を並べて比較してみたところ、締まらなくなったほうのネジの先端に黒いカスのようなものが付着しているのが確認できました。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュのネジ、ネジ先端に付着してたネジ穴の溝部分と思われるプラスチックカスを取り除いてみたところ

この黒いカスはおそらくネジ穴にあったネジ山が切れてしまい、それがネジを外した際に付着したまま取れてしまったものと思われます。

ネジが締まらなくなったのはネジ本体に問題はなく、ネジ穴の中にあるネジ山が一部つぶれてしまったためであることがわかりました。

Three Hundred Two AB 振動対策 : ネジ穴に ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 を流し込み丸一日乾燥後、ネジ締め → フロントパネル振動の改善を確認

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュのバカになったネジ穴に ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 と爪楊枝を使ってネジ穴に流し込む

フロントメッシュを取り外した後、参考サイトの情報を元に アロンアルフア プロ用 No.5 を使ってネジ穴に瞬間接着剤を流し込みます。

今回使用した アロンアルフア プロ用 No.5 はゼリー状のタイプのため、ただ注入するだけではネジ穴の奥深くネジ山の隅々まで接着剤を流し込むことができない可能性があります。

ネジ穴の隅々まで接着剤を行き渡らせるため、爪楊枝などの先端が細いものを使って上からゆっくり押し込み、接着剤が少なくなったら追加で接着剤を注入してさらに押し込みを繰り返し行います。

一通り接着剤の流し込みが終わったら、放置して自然乾燥させます。今回は 24 時間放置させました。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュのバカになったネジ穴に ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 と爪楊枝を使ってネジ穴に流し込み、乾燥のため丸一日放置した後

ネジ穴に瞬間接着剤を流し込み、自然乾燥させると画像のように白い塊ができるようになります。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュのバカになったネジ穴に ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 と爪楊枝を使ってネジ穴に流し込み、乾燥のため丸一日放置した後にネジを締め込む

フロントメッシュを取り付け、ネジ穴に流し込んだ接着剤を乾燥させてできた白い塊のところにネジを締めます。

今回の作業では最後までネジを締めることができたので、ネジ穴の補修作業は成功です。

Antec Three Hundred Two AB 振動対策 フロントメッシュのバカになったネジ穴に ボンド アロンアルファ プロ用 NO.5 #35045 と爪楊枝を使ってネジ穴に流し込み、乾燥のため丸一日放置した後にネジを締め込みネジ穴補修完了

ダストフィルターを取り付け元通りにして、ネジ穴の補修作業は完了となります。

ネジ穴補修後、フロントメッシュで発生していたと思われる振動はほぼなくなりました。

ただ、PC ケース全体で発生する振動音を解決してわけではないため、前回に続き今回も根本的な振動問題の解決にはなりませんでした。

次回 PCケース Three Hundred Two AB 振動対策 第 3 回目 の記事に続きます。