PS3 コントローラーをメンテナンスするため分解してみました その3

2015年06月14日
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前回の記事 から、引き続き デュアルショック 3 ワイヤレスコントローラー(CECHZC2JA1) の分解作業です。

今回は Dualshock 3(デュアルショック 3) CECHZC2JA1 コントローラーの電子回路基板とフレキシブル基板の分離からコントローラー分解完了までの内容の記事です。

PS3 コントローラーをメンテナンスするため分解してみました その3

DUALSHOCK 3 CECHZC2JA1 コントローラー 振動モーター リード線カット(非推奨)

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座と電子回路基板を分離(画像赤丸 2ヶ所から簡単に取り外し可能)

基板固定用白いプラスチック台座から電子回路基板とフレキシブル基板を分離します。

電子回路基板の穴 2 ヶ所(画像下側赤丸)に、基板固定用白いプラスチック台座の 2 ヵ所の突起物(画像上側赤丸)が挿入されているだけなので、画像のように簡単に分離することができます。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座と電子回路基板を分離、振動モーターの配線が電子回路基板にはんだ付けされているため完全に分離することはできない

ただし、基板固定用白いプラスチック台座の両脇に振動モーターが取り付けられており、そこから伸びてるリード線が電子回路基板にはんだ付けされているため、この状態ではこれ以上分離することはできません。

そこで、デュアルショック 3 コントローラー本体の軽量化を兼ねて、手持ちのニッパーを使ってリード線をカット・振動モーターを取り外すことにします。

※ 今回のデュアルショック 3 コントローラー分解作業では軽量化のため振動モーターを取り外したのですが、その後振動モーターがない状態でコントローラーを元通りに組み直したところ、コントローラーの持ち手を強く握ると軋むような音が発生するようになってしまいました。

いろいろ調べましたが、結局振動モーターを元に戻すことで軋みが解決することができましたので、軽量化目的でこの振動モーターを取り外すことは個人的にお勧めできません。(リード線をカットしただけなので、半田ごてを使ってはんだ付けをすれば元に戻すことはできます。)

今回の記事では振動モーターをカットした内容で作業を進めてしまっているので、振動モーターのリード線をカットしたところは折りたたみ機能で非表示としました。クリックで振動モーターのリード線カット・取り外した内容が見れます。

電子回路基板にはんだ付けされている振動モーターの配線を切断するために使用したニッパー

振動モーターのリード線をカットするために使用した手持ちのニッパーです。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、電子回路基板にはんだ付けされている振動モーターの配線をはんだ付けされている根元から切断

ニッパーで電子回路基板にはんだ付けされている振動モーターのリード線をカットします。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、振動モーターの配線切断後、基板固定用白いプラスチック台座から完全に分離した電子回路基板

振動モーターリード線カット後、分離した電子回路基板です。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、振動モーターの配線切断後、基板固定用白いプラスチック台座から取り外した振動モーター、画像左側がコントローラー持ち手左側配置の振動モーター(半円柱形状の金属製の重りの枚数が多い側)、画像右側がコントローラー持ち手右側配置の振動モーター(半円柱形状の金属製の重りの枚数が少ない側)

基板固定用白いプラスチック台座から振動モーターを取り外したところです。

振動モーターに両面テープが貼り付けられていたため、簡単には取り外せないようになってました。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、電子回路基板 アナログスティック側

アナログスティックが取り付けられている電子回路基板側です。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、電子回路基板 アナログスティック側、アナログスティック取り外し後

この電子回路基板に取り付けられているアナログスティックは、上に引っ張るだけで簡単に取り外せるようになっています。

DUALSHOCK 3 CECHZC2JA1 コントローラー 固定用プラスチックからフレキシブル基板取り外し

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座とフレキシブル基板

基板固定用白いプラスチック台座には電子回路基板の他に、フレキシブル基板が取り付けられています。

画像ではわかりにくいのですが、透明フィルム上に緑線と黒マークがあるのがフレキシブル基板です。

このフレキシブル基板を基板固定用白いプラスチック台座から分離してみます。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座とフレキシブル基板に取り付けられている L1 ・R1  ボタンのラバーパッド

基板固定用白いプラスチック台座とフレキシブル基板に取り付けられている L1・R1 ボタンのラバーパッドを取り外します。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座とフレキシブル基板に取り付けられている L1・R1 ボタンのラバーパッドの取り外し

L1・R1 ボタンのラバーパッドは簡単に取り外しできます。

この L・R ボタンのラバーパッドは向きがあり、画像上側の ○ が L1・R1 ボタン、画像下側の円の中心に穴がある ◎ が L2・R2 ボタンとなっています。

この L・R ボタンのラバーパッドも十字キーや○×△□ボタン、スタート・セレクトボタンのラバーパッドと同様に、この 別売り品として購入することができます。(ただし、純正品ではありません。また、他のラバーパッドとのセット売りとなっています)

非純正品ということもあってか価格は非常に安価なのですが、ラバーパッドの硬さに個体差があるようなので、ラバーパッド交換後、以前と同じような感触でキー・ボタン操作できるかどうかは難しいようです。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座に取り付けられているフレキシブル基板の電子回路基板との接点シートの取り外し

基板固定用白いプラスチック台座の裏側にフレキシブル基板の接点シートが取り付けられているので外しておきます。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座からフレキシブル基板の取り外し(赤丸 2カ所)

基板固定用白いプラスチック台座の両端にある突起物 2 ヶ所(画像赤丸)に引っ掛けるような形で、フレキシブル基板が固定されています。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、フレキシブル基板を取り付け固定している基板固定用白いプラスチック台座の突起物

フレキシブル基板を固定しているところを拡大したところです。

フィルム部分の持ち上げることで簡単に外れるようになっています。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座とフレキシブル基板を分離

基板固定用白いプラスチック台座とフレキシブル基板を分離したところです。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、基板固定用白いプラスチック台座とフレキシブル基板を分離完了

基板固定用白いプラスチック台座とフレキシブル基板の分離は完了です。

フレキシブル基板に取り付けられている L・R ボタンのプラスチックのところはメンテナンス不要だと思ったので、取り外さずにそのままにしています。

DUALSHOCK 3 CECHZC2JA1 コントローラー 分解完了

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、分解完了

デュアルショック 3 コントローラー本体の分解が完了しました。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、コントローラー本体下部プラスチックカバーに取り付けてあるリセットボタン

コントローラーを初めて分解したときは気が付かなかったのですが、プラスチックカバーにリセットボタンが取り付けられているのがわかりました。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、コントローラー本体下部プラスチックカバーのリセットボタンの穴

プラスチックカバーの外側から針金などの先の細いもので押し出すことで、このリセットボタンを外すことができます。

DS3 Dualshock3 デュアルショック3 Wireless Controller Black CECHZC2J A1 分解作業、コントローラー本体下部プラスチックカバーのリセットボタンの穴から先の細いものを押し込むことで取り外し可能

リセットボタンを取り外したところです。

このリセットボタンの形状は左右非対称のため、再び取り付けるときには向きに注意する必要があります。

以上でデュアルショック 3 コントローラーの分解作業は完了しました。

次回 は分解したデュアルショック 3 コントローラーのパーツ部品のクリーニングをします。

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Posted by awgs