Xbox 360 コントローラー(ブラック)の十字キー改造のため分解してみました

2015年08月07日
0

長年 PC ゲーム用のコントローラーとして長年愛用してたマイクロソフトの Xbox 360 コントローラー ホワイト から乗り換えるため、当時値段がそれなりに安かった Xbox 360 コントローラー ブラック を購入した 記事 を公開しました。

二、三千円で Xbox 360 コントローラーを確保できたのはよかったのですが、残念ながら私が購入したコントローラーは、十字キーの感触や反応があまり良くない個体でした。

とっくの昔に保証期間(90日間)も過ぎてしまったため、コントローラーを分解して十字キーの入力状態を改善するための改造をすることにします。

今回の記事では Xbox 360 コントローラー(ホワイト) を分解した記事 を参考に、Xbox 360 コントローラー(ブラック) の十字キーがあるところまで分解します。

Xbox 360 コントローラー(ブラック)の十字キー改造のため分解してみました

Xbox 360 コントローラー(ブラック) ネジの取り外しと本体プラスチックカバー取り外し

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業
Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、分解前の状態

今回、十字キー改造のため分解する Xbox 360 コントローラー ブラック です。

購入後それほど酷使して使用していないため、極端な汚れなどはほぼありません。ただ、コントローラー本体の色がブラックのため、チリやホコリなどの細かいゴミの付着がかなり目立ってしまいます。

以前、Xbox 360 コントローラー(ホワイト) を分解した時の内容 を参考に、コントローラーを分解していきます。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体裏面 シリアル番号のシールが貼られているところにネジあり

ネジを外すため Xbox 360 コントローラー(ブラック) 裏面にあるシール(製造番号シール?)を剥がしておきます。

新旧モデル・有線無線にかかわらず、新品で購入した Microsoft Xbox 360 コントローラーには必ずこの場所にシールが貼られており(ワイヤレスコントローラーの場合はバッテリーパックの裏)、コントローラーを分解したいときにはこのシールを剥がすなりシールに穴をあけるなどの必要があります。

このコントローラーは新品で購入したもので、今回初めて分解することになるので、このようにシールが貼られている状態となっています。

コントローラーを分解することにより保証期間内に保証を受けることができなくなる可能性があります。コントローラーの分解・改造作業はそのことを承知したうえで実行してください。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 のネジを外すのに使用した ベッセル メガドラ細軸ドライバー +1×100 No.910 JAN : 4907587108920

Xbox 360 コントローラー(ブラック) の分解時に使用したドライバーは、 Xbox 360 コントローラー(ホワイト) を分解した ときや PS3 コントローラーを分解したときに使用 した ベッセル メガドラ 細軸ドライバー No.910 +1×100 です。

ちなみに古い Xbox 360 コントローラーの中には、トルクスドライバー (ネジサイズ T8 ・・・ 六角形の星型ドライバー) が必要な場合がありますので、分解するときには事前にネジの種類を確認しておきましょう。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体裏にある 7ヶ所(画像赤丸)に取り付けられているネジを外す

コントローラー裏面にある 7 ヶ所のネジ(画像赤丸)を全部外します。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体裏にある 7ヶ所(画像赤丸)に取り付けられているネジを外したところ

Xbox 360 コントローラー(ブラック) のネジ 7 ヶ所すべてのネジを外したところです。

Xbox 360 コントローラー(ブラック) に取り付けられていたネジ 7 ヶ所(7 本)すべて同じサイズですので、どのネジがどのネジ穴に締めるとかを覚えておく必要はありません。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、画像のようにヘッドセット端子がある方向からコントローラーを分解する
Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、ヘッドセット端子(画像赤丸)を指で押さえながら、コントローラー下部を持ち上げる

ネジをすべて外した後、Xbox 360 コントローラー(ブラック) 裏面の本体プラスチックのヘッドホン端子(画像赤枠)がある境目部分からやや上に持ち上げて、画像のように少しだけ隙間を作っておきます。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体をある程度開けたらトリガーの反っている角度に従い、コントローラー下部をスライドさせながら持ち上げる

Xbox 360 コントローラー(ホワイト) を分解 したときと同じ要領でコントローラー本体下部のプラスチックカバーを外します。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体とコントローラー下部の分離完了

Xbox 360 コントローラー(ブラック) からコントローラー本体下部プラスチックカバーを取り外した状態です。

Xbox 360 コントローラー(ブラック) 軽量化のため振動モーターの取り外しと基板取り外し

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、電子回路基板に接続している振動モーターのコネクタ

Xbox 360 コントローラー(ブラック) 軽量化のため不要な振動モーターを取り外します。

まずは振動モーターのリード線コネクタ(画像赤丸)を基板から引っ張って外します。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、電子回路基板に接続している振動モーターのコネクタを取り外す

振動モーターのリード線コネクタを基板から取り外せば振動モーターを取り外せます。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体に取り付けらていた振動モーターを取り外して軽量化

Xbox 360 コントローラー(ブラック) から振動モーターの取り外しが完了しました。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体から電子回路基板を取り外し、Xbox 360 コントローラー ホワイトと違い何かに固定されているわけではないので簡単に取り外しが可能

Xbox 360 コントローラー(ブラック) から基板を取り外したところです。

Xbox 360 コントローラー(ホワイト) の基板取り外しにはマイナスドライバーや割り箸でてこの原理を使ったりしてかなり難儀しました が、Xbox 360 コントローラー(ブラック) の基板は簡単にとり外れるようになってました。

Xbox 360 コントローラー(ブラック) ボタンとラバーパッド取り外し

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体から取り外した電子回路基板 トリガー側

Xbox 360 コントローラー(ブラック) に取り付けられていた電子回路基板(トリガー側)です。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体から取り外した電子回路基板 アナログスティック側

こちらはアナログスティックが取り付けられている側の電子回路基板です。

アナログスティックの取り外しは可能ですが、特に汚れてもいないのでこのままにしておきます。

ちなみに、アナログスティックが劣化や破損などで操作に支障をきたすぐらいになってしまった場合、非純正品ですが Xbox 360 コントローラー 交換用アナログスティック を通販で購入・交換することが可能となっています。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体に取り付けらえている各種ボタンとラバーパッド

基板を取り外した後の Xbox 360 コントローラー(ブラック) です。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体に取り付けられている L・R ボタン取り外し

L・R ボタン(プラスチック) を取り外したところです。

今回は十字キーの改造が主な目的のため、特に汚れていなければそのままでもいいのですが、どこまで部品パーツが着脱が可能なのか、確認も含めてやってみました。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体に取り付けられている ヘッドセット端子側になるサイドパーツ取り外し

ヘッドホン端子部分にあったコントローラー本体用パーツ(プラスチック)を取り外したところです。

こちらもどこまで部品パーツが着脱が可能かどうかを確認するために外しています。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、コントローラー本体十字キーに取り付けられているラバーパッド取り外し

十字キーのゴムパッドを外してみたところです。

ボタン側にもゴムパッドが取り付けられていますが、今回の十字キー改造作業では特に触る必要はないので、そのままにしておきます。

Microsoft Xbox360 有線コントローラー Xbox 360 Controller for Windows リキッド ブラック 52A-00006 分解作業、十字キーのラバーパッド拡大撮影

ボタンや十字キーのゴムパッドが劣化や破損などで感触が悪くなった場合は、非純正品の Xbox 360 コントローラー用 十字キー&ボタンゴムセット を通販で購入・交換することが可能です。

次回は Xbox 360 コントローラー(ブラック) の十字キー入力改善のため、改造作業の記事を公開します。

関連記事
awgs
Posted by awgs