PS2 コントローラーをメンテナンスするため分解とクリーニングしてみました
10年以上前に中古で購入したプレイステーション 2 (SCPH-30000) の付属コントローラー、デュアルショック 2 (DUALSHOCK 2 SCPH-10010) を久しぶりに取り出してみたところ、最後に触ってからだいぶ時間が経過し放置していたためか、かなり汚れた状態になっておりました。
汚れきったコントローラーを清潔な状態に戻すべく、隅から隅まできれいにするため、コントローラーの分解・クリーニングのメンテナンスをすることにしました。
今回の記事では デュアルショック 2 コントローラー本体の分解と各パーツのクリーニングまでをやってみます。
デュアルショック2 SCPH-10010 分解作業 プラスチックカバー取り外し
分解前のプレイステーション 2 (SCPH-30000) 付属コントローラー DUALSHOCK 2 (デュアルショック 2 SCPH-10010) です。
今まで目立ったメンテナンスやクリーニングをしてこなかったので、ボタン回りや隙間などに手垢やホコリが詰まったままの状態で、アナログスティックもかなり汚れておりました。
ベッセル メガドラ 細軸ドライバー No.910 +1×100 を使ってコントローラー本体の裏面にあるネジ 6ヶ所(画像赤丸)を外します。
プラスドライバーを使って デュアルショック 2 コントローラー本体のネジを外した所です。
すべて同じネジの大きさと長さになっています。
デュアルショック 2 コントローラーのネジ取り外し後、コントローラー本体プラスチックカバーを取り外したところです。
デュアルショック 3 (CECH-ZC2J) のときは内側にツメがあり、その部分を押し込まないと外れないようになっていましたが、この デュアルショック 2 コントローラーでは簡単にプラスチックカバーを分離することができました。
デュアルショック2 SCPH-10010 分解作業 プラスチックカバーから L2・R2 ボタン取り外し
デュアルショック 2 コントローラー本体下部のプラスチックカバーです。
デュアルショック 2 コントローラー本体下部プラスチックカバーに取り付けられている L2・R2 ボタンを取り外します。(画像は R2 ボタン)
デュアルショック 2 コントローラー本体下部プラスチックカバーに取り付けられている L2・R2 ボタンは簡単に取り外せないようになっています。
L2・R2 ボタンを取り外す場合は、L2・R2 ボタンのツメ(画像赤丸)を下に若干押し下げながら、コントローラー内部側(画像赤矢印側)に引っ張ります(もしくは外側から押し込みます)。
デュアルショック 2 コントローラー本体下部プラスチックカバーから L2・R2 ボタンが取り外されたところです(画像は R2 ボタン)。
デュアルショック 2 コントローラー本体下部プラスチックカバーに取り付けられていた L2・R2 ボタンを完全に取り外しました。
デュアルショック2 SCPH-10010 分解作業 基板、ラバーパッド、ボタン取り外し
L1・R1 ボタンを取り外すため、デュアルショック 2 コントローラー本体の基板固定用プラスチック台座を上に持ち上げ、L1・R1 ボタンを取り出します。
デュアルショック 2 コントローラー本体上部プラスチックカバーから、基板固定用プラスチック台座を持ち上げて取り外します。
この時片側の振動モーター(画像左側)はプラスチック台座には固定されていないため、プラスチック台座とは別に手で一緒に持ち上げる必要があります。(誤ってそのままプラスチック台座を持ち上げてしまうと、基板にはんだ付けされている振動モーターのリード線が切れてしまう恐れがあります。)
デュアルショック 2 コントローラー本体上部プラスチックカバーにセットしてあるラバーパッドを取り外します。
デュアルショック 2 コントローラー本体上部プラスチックカバーからプラスチックボタン、十字キー、レバーサポートを取り外したところです。
デュアルショック2 SCPH-10010 分解作業 基板固定用台座から基板と振動モーター取り外し
デュアルショック 2 コントローラーの基板固定用プラスチック台座から L・R ボタンのラバーパッドを引っ張って取り外します。
デュアルショック 2 の基板に接続しているフレキシブル基板のフィルムコネクタを引っ張って外します。
デュアルショック 2 の基板からフィルムコネクタを外した後、基板固定用プラスチック台座から基板を持ち上げて取り外します。
この時、振動モーターから出ているはんだ付けされているリード線は切れやすいので、基板を持ち上げるときに振動モーターも一緒に持ち上げます。
デュアルショック 2 の基板に直付けされているスティックコントローラーのアナログスティックを引っ張って外します。
ちなみに非純正品ですが、アナログスティックはネット通販でまだ購入することができるようです。(PS2 / PS3、SIXAXIS / DUALSHOCK 2 / DUALSHOCK 3 用アナログパッド)
画像はデュアルショック 2 コントローラーの基板のチップ面を拡大撮影したところです。
デュアルショック2 SCPH-10010 分解作業 基板固定用台座からフレキシブル基板取り外しと分解完了
デュアルショック 2 基板固定用プラスチック台座からフレキシブル基板(緑色のフィルムシート)を取り外します。
L・R ボタン側のフレキシブル基板が、画像赤丸のプラスチック台座の位置に引っかかっていることに注意して取り外します。
L・R ボタン側のフレキシブル基板を取り外したところです。
デュアルショック 2 の基板固定用プラスチック台座の画像赤丸 2ヶ所にある突起物にフレキシブル基板が止められています。
フレキシブル基板の端っこを持ち上げて取り外します。
デュアルショック 2 基板固定用プラスチック台座からフレキシブル基板を取り外したところです。
以上でデュアルショック 2 コントローラーのすべての部品パーツの取り外しが完了しました。
次に分解したすべてのパーツをクリーニングしていきます。
デュアルショック2 SCPH-10010 クリーニング作業 各部品パーツをクリーニング
デュアルショック 2 コントローラーの各パーツのクリーニングに使用した綿棒と無水エタノールとつまようじです。画像には写ってませんが使い古した歯ブラシも使用しました。
使い古した歯ブラシを使ってプラスチックカバーとラバーパッドを水洗いし、よく振って水切りして乾燥させます。
ラバーパッドとフレキシブル基板の接点を綿棒と無水エタノールを使ってきれいにします。
アナログスティック、プラスチックボタンは綿棒と無水エタノールで汚れを取りつつ、綿棒で届かない場所はつまようじを使って隙間の汚れを取り除きます。
基板に直付けされているスティックコントローラー周辺の汚れ・ホコリを取り除きます。
以上で、分解したデュアルショック 2 コントローラーの各部品パーツのクリーニングは完了です。
次回は分解、クリーニングした デュアルショック 2 (DUALSHOCK 2 SCPH-10010) の各パーツを元通りに組み直し、動作確認のテストを行います。
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