PS2 コントローラーのメンテナンス後に元通りに組み立てて、動作確認をしました
前回の記事 では デュアルショック 2 (DUALSHOCK 2 SCPH-10010) をメンテナンスするため、コントローラー本体の分解とクリーニングを行いました。
今回の記事では分解、クリーニングした デュアルショック 2 (DUALSHOCK 2 SCPH-10010) の各パーツを元通りに組み直し、動作確認のテストを行いました。
デュアルショック2 SCPH-10010 組立作業 基板固定用台座に基板、フレキシブル基板取り付け
分解、クリーニングしたデュアルショック 2 コントローラーを組み直します。
基板固定用プラスチック台座にフレキシブル基板(緑色のフィルムシート)取り付けます。L・R ボタン側(画像赤大丸 2ヵ所)と突起物(画像赤小丸 2ヵ所)のところでフレキシブル基板を固定させます。
L・R ボタンのラバーパッドを基板固定用プラスチック台座に固定したフレキシブル基板の上から取り付けます。
画像はすでにアナログスティックと基板が取り付けた状態になっており、画像では組立順番が多少前後しております。
L・R ボタンのラバーパッドは後から取り付けても問題ありませんが、組み立て時に頻繁にパーツ全体の裏表の状態を確認することがあり、振動モーターが固定できない関係上、最初のうちに L・R ボタンのラバーパッドを取り付けたほうがよいかと思います。
L・R ボタンのラバーパッドは裏側に画像赤丸のような突起物があるので、フレキシブル基板の穴から突起物が出ているのか確認します。
スティックコントローラーにアナログスティック取り付けます。
ちなみ、はんだ付けされていた振動モーターのリード線片側が断線してしまったため、もう片方の振動モーターもバランス取りためリード線切断しました。はんだ付けすれば使えると思いますが、面倒なのでこのままにしておきます。
コントローラーケーブル(黒いケーブル)を基板固定用プラスチック台座に固定して、フレキシブル基板のフィルムコネクタを基板(画像赤矢印)に接続します。
コントローラーの組み立てとは関係ないのですが、基板固定用プラスチック台座の片側の振動モーター固定用枠が割れておりました。
デュアルショック2 SCPH-10010 組立作業 プラスチックカバーに基板、振動モーター、ラバーパッド、ボタン取り付け
デュアルショック 2 コントローラー本体上部プラスチックカバーにプラスチックボタン、十字キー、レバーサポートを取り付けます。
デュアルショック 2 コントローラー本体上部プラスチックカバーにプラスチックボタン、十字キー、レバーサポート取り付けたあと、十字キー ・ スタートセレクト ・ ○×△□ボタンのラバーパッドを上から取り付けます。
プラスチックボタン、ラバーパッドを取り付けたコントローラー本体上部プラスチックカバーに基板を取り付けます。
振動モーターのリード線切断済みのため画像には振動モーターが写っていませんが、通常は振動モーターも基板と一緒にセットします。
なお、デュアルショック 2 コントローラー本体上部プラスチックカバーに基板を取り付けるときには、基板の LED (画像赤丸) がプラスチックカバーの LED 用取り付け穴にはまるよう注意してセットします。
デュアルショック 2 基板固定用プラスチック台座を上に持ち上げ、L1・R1 ボタンを取り付けます。
L1・R1 ボタン裏側の突起物と L・R ラバーパッドが画像のように接触していることを確認します。ラバーパッドがくぼんでいる状態だと、ボタンの押す感触が悪くなったり反応しなくなる可能性があります。
最後にリード線が断線・切断した振動モーターを取り付けます。今回振動モーターが基板から分離しているため、組立作業では最後に取り付けています。リード線が基板に接触しないよう向きに注意します。
振動モーターを取り付けなくても組み立ては可能ですが、デュアルショック 3 のメンテナンス経験から強度不足と思われる軋み音が発生する可能性を考慮して、なるべく元の状態に戻しております。
以上で、デュアルショック 2 コントローラー内の各パーツの取り付けが完了しました。
デュアルショック2 SCPH-10010 組立作業 プラスチックカバーの取り付けと組立完了
デュアルショック 2 コントローラー内部の各パーツのセットが終わったので、本体プラスチックカバーを取り付けます。
L・R ボタンのラバーパッド・フレキシブル基板のセット(画像赤丸 2ヶ所)を、コントローラー本体下部プラスチックカバーの L・R ボタン取り付け穴(画像赤矢印 2ヵ所)に通すように取り付けます。
振動モーターが固定できないため、コントローラー基板側は寝かせたままコントローラー本体下部プラスチックカバーを上から被せるように取り付けます。(この時点では L2・R2 ボタンはまだ取り付けません。組み立て時に邪魔になるため L2・R2 ボタン は後で取り付けます。)
L・R ボタンのラバーパッドとフレキシブル基板が、コントローラー本体下部プラスチックカバーの L・R ボタン取り付け穴に通したところです。
デュアルショック 2 コントローラー本体プラスチックカバーを元通りに組み立てたところです。
L・R ボタンのラバーパッドが見える状態になっていることを確認します。
L2・R2 ボタンを取り付けます。
L2・R2 ボタンにある 3ヵ所のツメ(画像赤丸 3ヶ所)があるので、左右両側のツメを押しながらコントローラーカバー側に押し込みます。残りのボタン上側のツメをコントローラー側に押し込むことで L2・R2 ボタンを取り付けができます。
L2・R2 ボタン後付の理由は先に取り付けてしまうと、後から挿入したフレキシブル基板の L2・R2 ラバーパッドと干渉してうまく組み立てられなかったり、L2・R2 ボタン側にある突起物とうまく接触できないことがあるためです。
そのため、 L2・R2 ボタンを後から取り付ける方法が簡単なやり方となっています。
デュアルショック 2 コントローラー本体プラスチックカバーに L2・R2 ボタンを取り付けたところです。(画像は R2 ボタン側)
L1・R1、L2・R2 ボタンを押してきちんとボタンを押した時の感触にばらつきがないかどうか、ボタンを離したときに反発して戻るかどうか確認します。
コントローラー裏面の画像赤丸 6ヶ所のネジ穴にネジを締めます。
各種ボタン、スティック操作をして感触をチェックします。
以上でデュアルショック 2 コントローラーの組み立ては完了です。
デュアルショック2 SCPH-10010 アナログスティック用アタッチメント取り付け
アナログスティック劣化防止のため手持ちの アンサー PS3 用 プレイアップボタンセット から余っていたアナログスティックアタッチメント(円形型のすべり止め)を装着してみました。
PS3 用の アンサー PS3 用 プレイアップボタンセット ですが、アナログスティックに関していえば デュアルショック 2 でも同じ大きさみたいなので、問題なく装着できるようです。
デュアルショック2 SCPH-10010 USB 変換器 JY-PSUAD1 を使って動作確認テスト
メンテナンスが完了したデュアルショック 2 コントローラーをテストするため、手持ちの サンワサプライ ゲームパッドコンバータ JY-PSUAD1 を使って各種ボタン、十字キー、アナログスティックの動作確認をしてみました。
なお、この サンワサプライ ゲームパッドコンバータ JY-PSUAD1 はすでに販売されておらず、後継品として サンワサプライ ゲームパッドコンバータ JY-PSUAD11
が売られておりましたが、すでに流通していないためか通常の価格帯で購入することが難しい状態となっています。
そのため、これからプレイステーション専用コントローラーの USB 変換器を手に入れるとしたら、エレコムから発売されている エレコム ゲームパッドコンバータ JC-PS101UBK、エレコム ゲームパッドコンバータ JC-PS101USV
(色違いだけですべて同じ仕様) を購入することになるかと思います。
USB ゲームパッドコンバータ JY-PSUAD1 のドライバインストール後、「コントロールパネル」 → 「デバイスとプリンター」 からゲームコントローラー画面を開いたところです。
ゲームコントローラー画面では 「USB Dual Vibration Joystick - Single」 として認識しています。
「プロパティ」 ボタンをクリックして 「テスト」 タブで各種ボタンの動作確認を行います。
すべてのボタン、十字キー、アナログスティックの操作・反応が問題ないことを確認することができたので、以上でデュアルショック 2 コントローラーのメンテナンス作業は無事完了しました。
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