PS コントローラーの黄ばみ取りとクリーニングを行い、メンテナンス後に元通りに組み立てて、動作確認をしました
前回の記事 では初代プレイステーションコントローラー (SCPH-1080) をメンテナンスのため、コントローラーの分解を行いました。
今回の記事では、分解した初代プレイステーションコントローラー (SCPH-1080) の各パーツをクリーニングするとともに、黄ばんだプラスチックの漂白しきれいになった各パーツを元通りに組み直して、動作確認のテストを行いました。
初代プレイステーションコントローラー SCPH-1080 プラスチックカバー黄ばみ取りと各部品パーツをクリーニング
以前、デュアルショック コントローラーのプラスチックカバー黄ばみ取りに使用した道具一式 です。
2 パック分用意したのはコントローラーの裏表のプラスチックカバーを別々に入れて、コントローラー裏側の黄ばんだプラスチックカバーに太陽からの紫外線を当てられるようするためです。(黄ばみ取りには黄ばんだプラスチックに紫外線をまんべんなく当てる必要があるため)
画像中央にあるのが ワイドハイター EXパワー 大サイズ 本体 1000ml、画像右側にあるのが ワイドハイター EXパワー 大サイズ つめかえ用 880ml
です。
ワイドハイター EX パワー 本体 1000ml + 詰め替え用 880ml = 合計 1880ml で 岩崎 保存容器 ナチュラルキーパーパックケース 1.5L (M) B-338 N 2 パックに分けて入れたプラスチックカバーを浸せるくらいの量になります。(プラスチックカバーは完全には液体に沈まないので、タッパーを揺らして液体がプラスチックにかかるようにする必要があります。)
コントローラの裏側におもりを針金などで固定することで、完全に沈ませることができます。
今回試してはいませんが、類似製品で ワイドハイター EX パワーより価格が安い 手間なしブライト でも同じ効果が得られるとの情報もあります。
画像右側が プラスチックの黄ばみ取りに成功してきれいになったデュアルショック コントローラー で、画像左側が今回黄ばみを取る対象のプレイステーション コントローラーのプラスチックカバーです。
以前は双方のコントローラーとも同じくらい黄ばんでいましたが、漂白済みのデュアルショック (SCPH-1200) コントローラー(画像右側)と比べるとその差は歴然です。
前回黄ばみ取りに使用した使用したワイドハイター EX パワー入りタッパー を引き続き再利用します。
プレイステーション コントローラーのプラスチックカバー裏表を別々に入れて、ワイドハイター(または手間なしブライト)の液体が十分浸るようにしておきます。
タッパーのふたを閉めて、黄ばんでいるところが太陽からの紫外線をまんべんなく当てられるような場所に配置し、数日間放置します。(1日おきに様子を見て、定期的にふたをしたタッパーを振って液体がコントローラー全体にかかるようにしておきます。)
数日間外でプラスチックカバーをワイドハイター EX パワーで浸して太陽の紫外線を当てて放置した結果、コントローラープラスチックカバーのボタン側の黄ばんだ部分がほぼなくなりました。
コントローラー裏面(画像上側)も黄ばんだ部分がなくなっています。
比較のため、以前公開したデュアルショック (SCPH-1200) コントローラー(画像左側) を並べています。
画像左側が 以前の記事でプラスチックの黄ばみ取りしたデュアルショック コントローラー で、画像右側が同じ方法で黄ばみ取りをしたプレイステーション コントローラーのプラスチックカバーです。
コントローラーを並べて比べてみますと、かなり色が違うことがわかります。元々このような色だったのか、それとも天気による紫外線量の違いよる結果なのか、またはそれ以外のなんらかの要因(個体差?)があったのかわかりませんが、黄ばみ取りが成功しても必ずしも同じ色(元の色?)にならないのかもしれません。
プレイステーション コントローラーの各パーツのクリーニングに使用した綿棒と無水エタノール、つまようじと使い古した歯ブラシです。
以前、デュアルショック 2 (SCPH-10010) コントローラーをクリーニング した時とほぼ同じやり方で、分解した プレイステーション コントローラーの部品パーツをクリーニングしました。
以上で、分解したプレイステーション コントローラーの各部品パーツのクリーニングとプラスチックカバーの黄ばみ取り完了です。
初代プレイステーションコントローラー SCPH-1080 組立作業と組立完了
プレイステーション コントローラー本体上部プラスチックカバーにプラスチックボタン、十字キー、レバーサポート取り付けます。
プレイステーション コントローラー本体上部プラスチックカバーにラバーパッドを取り付けます。
コントローラー基板をセットします。
基板を取り付けた後、コントローラーケーブルを固定します。
プレイステーション コントローラーの L・R ボタン固定用ガイドに L1・R1 ボタンとラバーパッドを取り付けます。
L・R ボタン固定用ガイドのツメを L・R ボタン用基板の穴(画像上側赤丸 2ヶ所)に取り付けます。
プレイステーション コントローラー本体プラスチックカバーに L・R ボタン用基板を取り付けます。(画像赤矢印)
L・R ボタン用基板の配線を画像赤丸の位置になるように這わせます。
デュアルショック コントローラー本体下部プラスチックカバーに L2・R2 ボタンと L2・R2 ボタン固定用ガイドを取り付けてネジを締めます。
プレイステーション コントローラー本体内部の各パーツの取り付けが終わったので、プラスチックカバーを取り付けます。
L・R ボタンのラバーパッドと L・R ボタン基板(画像右側矢印元)を、コントローラー本体下部プラスチックカバーの L・R ボタン取り付け穴(画像左側赤枠 2ヶ所)に通すようにします。
コントローラー裏面の画像赤丸 8ヶ所のネジ穴にネジを締めます。
各種ボタン、スティック操作をして感触をチェックします。
以上でデュアルショック コントローラーの組み立ては完了です。
初代プレイステーションコントローラー SCPH-1080 USB 変換器 JC-PS101USV を使って動作確認テスト
メンテナンスが完了したプレイステーション コントローラーをテストするため、手持ちの ELECOM ゲームパッドコンバータ JC-PS101USV を使って各種ボタン、十字キー、アナログスティックの動作確認をしてみました。
ちなみに、この ELECOM ゲームパッドコンバータ JC-PS101USV 以外にも、ELECOM ゲームパッドコンバータ JC-PS101UBK
(色違いだけですべて同じ仕様) が購入できます。過去にサンワサプライが同様の変換器を発売していましたが、現在は販売終了しているためか通常の価格帯で購入することができません。
USB ゲームパッドコンバータ JC-PS101UBK のドライバインストール後、「コントロールパネル」 → 「デバイスとプリンター」 からゲームコントローラー画面を開いたところです。
ゲームコントローラー画面では 「ELECOM JC-PS101U series」 として認識しています。
「プロパティ」 ボタンをクリックして 「Test」 タブで各種ボタンの動作確認を行います。
「Force Feedback Test」 タブをクリックすると、振動モーターの動作テストと強さの調整ができるようになっていますが、メンテナンスしたプレイステーション コントローラーには振動モーターがないので触っていません。
以上で、すべてのボタン、十字キー、アナログスティックの操作・反応が問題ないことを確認することができたので、プレイステーション コントローラーのメンテナンス作業は無事完了しました。
久しぶりにプレイステーション コントローラーを持ってみて感じたのですが、アナログスティックがない分非常に軽くなっており、アナログスティックの配置上やや押しにくかったセレクト・スタートボタンが、ストレスなく押しやすいということを再確認しました。
アナログスティックを活用するような 3D ゲームではこのコントローラーを使う機会はないと思いますが、2D などの限定的な操作方法・ボタンを使ったゲームでは、こういういったシンプルで軽いコントローラーが最適かもしれません。
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