使い捨てじゃないカイロ、燃料さえあれば何度でも使用できる Zippo ハンディウォーマーを購入しました
2015年冬に寒さ対策用に Zippo ジッポー ハンディーウォーマー & オイルセット ZHW-JF を購入しました。
ちなみに、この記事を公開した 2016年初頭には Zippo ジッポー ハンディウォーマー & オイルセット ZHW-15 というモデル名で、Amazon レビューによれば ほぼ中身が一緒と思われるものが発売されています。 → 新モデル(ZHW-15)購入しました。
このタイプの商品を購入したのは初めてですが調べてみると、Zippo ハンディーウォーマーは ハクキンカイロ株式会社 の OEM 品らしく、ハクキンカイロ株式会社 からも ハクキンカイロ ハクキンウォーマー スタンダード という商品が発売されています。
ネットで調べた限りでは一部仕様が異なる(通気口の数や位置、プラチナ触媒など)ものの、基本構造・本体形状はハクキンカイロとほぼ同じもの(互換性あり)となっているようです。
開封して実際に燃料の注入・点火をして暖かさなどをチェックしてみます。
Zippo ハンディウォーマー & オイルセット ZHW-JF 購入
画像は 2015年冬に購入した Zippo ジッポー ハンディーウォーマー & オイルセット ZHW-JF です。
2016年初頭には新モデルとして Zippo ジッポー ハンディウォーマー & オイルセット ZHW-15 が発売されており、中身は前モデルと中身はほぼ一緒のようです。(参考リンク)
ちなみに、Zippo ハンディーウォーマーは ハクキンカイロ株式会社 の OEM 品で、ハクキンカイロ株式会社 からも ハクキンカイロ ハクキンウォーマー スタンダード という商品が発売されています。
いろんなところで使い方やレビュー記事がありますので、それらの情報を読んでみるだけでもどういう商品なのか大体イメージがつかめるかと思います。
Zippo ハンディウォーマー & オイルセット ZHW-JF 開封
Zippo ジッポー ハンディーウォーマー & オイルセット ZHW-JF からハンディウォーマー本体(画像右側)を取り出して、キャップを開けた状態です。
画像左側には Zippo オイル缶 Premium Lighter Fluid 133ml、画像中央にあるのがウォーマー専用フリース袋です。付属品のオイルとフリース袋は予備としてとっておきたいので、別売りで購入したものを使用します。
ハンディウォーマー本体の裏面(Zippo 刻印がある反対側)です。使用上の注意が記載されたシールが貼り付けてあります。
Zippo ハンディウォーマー & オイルセット ZHW-JF 付属の注油カップです。
画像はネットショップで予備として購入した Zippo ジッポー ハンディウォーマー 注油カップ ZF-6C です。
Zippo ハンディウォーマー付属の注油カップは一応別売りで購入することができますが、最安値で売られているところでは売り切れていることが多いみたいなので、タイミングを逃すとなかなか手に入らないのかもしれません。
予備で購入した注油カップですがこの後 ベンジンカップ を安く購入できましたので、現在注油カップは使用していません。
Zippo ハンディウォーマー & オイルセット ZHW-JF の取扱説明書です。
携帯クリップスタンド を使ってハンディウォーマー本体をつかんで立たせた状態です。
ハンディウォーマー本体自体直立できないため、オイルを注入する際は手で持つようにしないといけません。携帯クリップスタンド を使えば手で持つ必要がなくなるため、楽にオイルを注入できます。
こちらがハンディウォーマー本体スタンド用に購入した 携帯クリップスタンド です。
携帯クリップスタンドのパッケージ裏面には使用可能サイズ目安幅 48mm~70mm と記載されています。
携帯クリップスタンドの裏側部分です。
クリップでつかむ部分にはシリコンのようなゴムっぽい材質があり、それが滑り止めっぽい役目を果たしています。
画像はハンディウォーマーの交換用バーナーとして予備で購入した ハクキンカイロ 換火口 です。
ハンディウォーマーのバーナーは通常使用で 1 シーズン(耐用発熱回数 70 ~ 90 回) 持ちますので、消耗品ではありますが頻繁にバーナーを交換することはありません。
今回は Zippo ハンディウォーマーのバーナーと、互換性のあるハクキンカイロ 換火口とでは性能に違いがあるという情報を見て、比較のため購入してみました。
ハクキンカイロ 換火口をケースから取り出したところです。
画像左側が Zippo ハンディウォーマー付属のバーナーで、画像右側が今回購入した別売の ハクキンカイロ 換火口 です。
画像のようにプラチナ触媒の形状に違いがあり、見た目では付属バーナーが平面になっているのに対して、ハクキンカイロ 換火口はやや起毛しているように見えます。
別売りで HANDY WARMER BURNER / ZIPPO ハンディウォーマー交換用バーナー も購入できますが、値段は ハクキンカイロ 換火口 とほぼ同価格帯で入手できるようです。
今回の記事ではプラチナ触媒の違いによる発熱等の比較はしませんが、ネット上ではいろんなレビューがあり、特に Zippo ハンディーウォーマー用バーナーは製造した年や個体差よって品質にバラつきがあり、それが評判を落としていることが多いようです。
そのため、消耗品として交換するなら同価格帯で評判がいい ハクキンカイロ 換火口 を購入したほうがいいかもしれません。
プラチナ触媒は消耗品ですので一定回数(耐用発熱回数 70 ~ 90 回)使用すると、発熱が落ちてくるのでそこで交換となります。
ただ、このプラチナ触媒は洗浄することにより発熱が復活するという情報がありますので、うまくやればすぐに交換しなくてももう少し使い続けられるかもしれません。
バーナーを取り外した後の Zippo ハンディウォーマーの給油口です。給油口の内部に見える白い物はたぶん綿と思われ、ここにオイルを注入して吸収させます。
内綿の位置が高すぎると、バーナーに接触してオイルが気化せず発熱しない場合があるので、内綿を給油口 5mm 程度下にそろえておきます。
購入直後、この内綿がただ無造作に詰め込まれていることがありますので、使用する前に必ずこの内綿の位置を確認して調節しておきます。
下記の参考サイト先には、揮発したベンジン臭対策(火口にアルミ箔やゴムシートをはさむ)や発熱・燃料調節(キャップにアルミテープを貼る)など快適に使うため工夫しているサイトがありますので、好みのハンディウォーマー(ハクキンカイロ)にカスタマイズすることができます。
Zippo ハンディウォーマーの中綿交換用として購入した カットメン 50g です。
ハクキンカイロ社から ハクキンカイロ ピーコック用 取換綿 が発売されており互換性があるかと思いますが、消耗品として購入するには値段が高すぎるため購入していません。
市販のカットメン であれば量を調節するなど多少工夫する必要がありますが、値段が安いので手間を惜しまなければ安価で交換することができます。
ただ、Zippo ハンディウォーマー(ハクキンカイロ含む)の中綿は、消耗品の中でもよほどのことがない限り短期間で劣化することはなく、頻繁に中綿を交換することはまずないので、しばらく使う機会はないと思います。
Zippo ハンディウォーマー本体キャップの側面に発熱確認用のインジケーターがあります。
このインジケーターに着火後のバーナーを 10~15秒あてて、40度以上の熱を感じると濃いオレンジ色に変色しますので、それで発熱を確認することができます。
それとは別にキャップの側面をバーナーにあてたときに、水蒸気によるくもりで発熱を確認する方法もありますので、慣れてくれば毎回インジケーターを使わなくても、発熱しているかどうか簡単に確認できるようになります。
Zippo ハンディウォーマー & オイルセット ZHW-JF オイル注油
Zippo ハンディウォーマーにオイルを注油します。
画像は別売りで購入した ハクキンカイロ専用ベンジンカップ です。
当初は付属の注油カップを使う予定でしたが、ベンジンカップのほうが注油が楽で、ネット通販でたまたま送料を含めて安く購入できたということもあって、こちらに切り替えることにしました。
別売り注油カップ同様、安価で売られているところでは売り切れていることが多く、購入のタイミングを逃すとなかなか手に入らないかもしれません。
ハクキンカイロ ハクキンウォーマー スタンダード であれば最初からベンジンカップが付属しています。
Zippo ハンディウォーマーの給油口にベンジンカップをセットしたところです。
携帯クリップスタンドで Zippo ハンディウォーマー本体をつかめば、注油作業が楽になります。
Zippo ハンディウォーマー用のオイルとして ハクキンベンジン カイロ用 を購入しました。
Zippo オイルでも使えますが、購入当時はハクキンベンジンと値段差がなかったり(同じ値段なら 500ml のハクキンベンジンがお得)、初めてのハクキンベンジンで Zippo オイルとの違いがあるかどうか確かめたかったり、空になった FLUID/ジッポーオイル 133ml や FLUID/ジッポーオイル 355ml に ハクキンベンジンを補充 してみたかったり、などのいろいろな理由でためしに購入した次第です。 → 後日、空になった Zippo オイル缶にハクキンベンジンを詰め替え補充した記事を公開 しました。
2017年8月に ハクキンカイロ専用ベンジンの廃番のご案内が発表 され、在庫限りとなりました。
今後は 2017年9月より、ハクキンカイロ指定の エビスベンジン と NT ベンジン
の 2製品が、ハクキンカイロ専用ベンジンとまったく同一の中身として販売されることになります。
ハクキンカイロ指定の エビスベンジン と NT ベンジン
のラベルには 「ハクキンカイロ指定」 と明記してあるので、購入する際にはこのラベルが目安となります。
ハクキンベンジンの容器を開栓します。
キャップは二段締め(容器口のネジの中間にストッパーがある構造)となっています。
ふたを開ける際にはある程度回したところで、いったん画像の位置で止まるようになっています。
キャップがストッパーの位置で停止した後、さらにキャップを回すことでキャップが外れるようになっています。
画像はハクキンベンジンの容器からキャップを取り外したところです。
中栓になるタブを引き開栓します。
開栓後は逆の手順で元通りにキャップを閉めます。
ハクキンベンジン 500ml を使って注油するときは、キャップを二段締めのネジの中間にあるストッパーまで緩めてから注油します。
使用後はキャップを完全に締めます。
ベンジンカップにハクキンベンジンを注油したところです。
ベンジンカップ内には 2 つの目盛りがあり、下から 1段目までの量で約 12 時間、下から 2段目までの量で約 24 時間程度、(環境や使用するオイル、空気の量次第ですが)持続して発熱が可能です。(画像は 2段目までの目盛りまでベンジンを注いだところ)
携帯クリップスタンドなどのハンディウォーマーを立たせることができる道具があれば、片手で持つ必要がなくなり注油作業が楽になります。
ハンディウォーマーの注油口にセットしたベンジンカップにハクキンベンジンを注油したあと、ベンジンカップを左右どちらか 90度方向にゆっくり回すと、ハンディウォーマー本体にオイルが注油されます。
以下、取扱説明書では・・・
- 注油後、ハンディウォーマーを逆さにして、タンク中央部分を軽く数回押して余分なオイルが出す
- タンク中央部部を押せない場合は、ティッシュペーパーをタンクの給油口に軽く詰め、1分ほど逆さまにして余分なオイルを染み込ませる
- オイルがしみ込んだティッシュは火気に注意して処分する
以上のように注油したオイルがたれないよう注意する必要があります。
ハンディウォーマーを横に倒したときに入れすぎたオイルが触媒にかかってしまうと、触媒の寿命が縮む原因になります。
Zippo ハンディウォーマー & オイルセット ZHW-JF 点火
オイル注油が完了した Zippo ハンディウォーマーにバーナーを取り付け、発熱させるために点火します。これは発熱作用のきっかけを作る熱を与える為の点火です。
点火には 前回の記事 でメンテナンスした Zippo ジッポー ライター を使用します。
タンクを斜めに持ち、マッチかライターの炎を上から 3~5秒(うまくいかない場合は10秒程度)バーナーのプラチナ触媒を炙(あぶ)ります。
注意事項として、バーナーのプラチナ触媒を直接燃やすようなやり方は NG です。火を近づけて温める程度にするのが正しい点火方法です。
プラチナ触媒に点火のため火を直接当て続けると触媒の寿命が短くなり、バーナー(プラチナ触媒)を交換する時期を早めてしまいます。
バーナー(プラチナ触媒)に直接火をつけないようにして、炙(あぶ)るようにして点火すれば触媒が長持ちします。
プラチナ触媒に点火直後のバーナーです。
画像ではうまく撮影できなかったのですが、手でバーナー回りを暗くするとプラチナ触媒がわずかにオレンジ色に見えて徐々に発熱するようになります。
プラチナ触媒点火後のバーナーを、キャップ側面にあるインジケーターに 10~15秒あてて、インジケーターの色が濃いオレンジ色にあれば発熱している状態となります。
インジケーターで確認する方法以外にも、プラチナ触媒点火後のバーナーをキャップ側面にあてたときに、水蒸気によるくもりで発熱しているかどうかを確認できます。
画像は別売りで購入した Zippo ハンディーウォーマー用 フリース袋 ZHF-BK です。
Zippo ハンディウォーマーを購入したときに付属品として同じフリース袋がありますが、そちらは予備としてとっておきたいので、別売りで購入した Zippo ハンディーウォーマー用 フリース袋 ZHF-BK から使用します。
ハクキンカイロ社からも同様の ハクキンカイロ ピーコック・3R・プラチナム用 フリース袋 が購入できるようになっていますが、値段は Zippo フリース袋のものと比べると高いようです。
開封後、使用する前に念のため、中性洗剤で洗濯して乾燥させておきます。
点火して本体が発熱したことを確認したら、Zippo ハンディウォーマーにキャップを取り付けて、専用フリース袋に入れます。
点火後の Zippo ハンディウォーマーはしばらくすると手で持てないくらいかなり熱くなりますので、早めに収納しましょう。
Zippo ハンディウォーマーの温度調節と専用フリース袋の擦れによる消耗を最小限にするため、ベロア巾着袋 L サイズ を購入しました。
値段が安かったので試しに購入してみましたが、生地はかなり薄い です。
その他にペットボトルを収納できる、ニットボトルカバーで代用できるようです。
ハンディウォーマー専用フリース袋とベロア巾着袋(L サイズ)の大きさを比較してみたころです。
フリース袋がすっぽり入るくらいの巾着袋となっています。
専用フリース袋に入れたハンディウォーマーを、ベロア巾着袋に収納したところです。巾着袋に入れてちょうどよい暖かさに調節できました。
カイロによる低温やけどがあるようなので、同じ部位に長時間触れ続けないよう、取扱いには十分注意する必要があります。
以上で Zippo ジッポー ハンディーウォーマー & オイルセット ZHW-JF の開封と点火・発熱と温度調節すべてを問題なく確認することができました。
ハクキンベンジンや Zippo オイル(もしくはそれらに準じる燃料)があれば何度でも使用できます。(プラチナ触媒や中綿は消耗品のため定期的に交換する必要はあります)
一度購入すれば半永久的に使えるハンディウォーマー(ハクキンカイロ)本体は、冬や寒い場所や地域、厳しい環境でのアウトドアなどでは生涯お世話になるアイテムでしょう。
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