シーズンオフで石油ストーブをそのまましまう前に、来シーズンもちゃんと使えるようメンテナンスとクリーニングをしてみました
シーズンオフで使わなくなった石油ストーブ TOYOTOMI トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C を片づける前に、次のシーズンに備えてのメンテナンスとクリーニングをしてみました。
ちゃんとメンテナンスすることで石油ストーブを長持ちさせることができますので、手間が多少かかりますが末永く愛用していくためには、手を抜かないようにしたいところです。
使用している石油ストーブの取扱説明書に記載している保管方法の内容にそって、メンテナンスとクリーニングをしていきます。トヨトミ製品の取扱説明書は こちら からダウンロードができます。
また、トヨトミ石油ストーブの基本的な保管方法は 公式サイト に画像入りでわかりやすく説明されていますので、初めての方でも迷うことなくメンテナンス作業ができるかと思います。
油タンク内の灯油を抜き取る
石油ストーブから油タンクを取り出して、タンク内の灯油をすべて抜き取ります。
電池ケースから乾電池を取り出す
電池ケースから乾電池をすべて取り外します。
燃焼筒を取り出す
緊急消火ボタンを押して、対震自動消火装置を作動させ、しんを下げた状態にします。
ガードを開いて、燃焼筒を取り出します。
しん調節つまみを引き抜く
しん調節つまみを引き抜きます。
止めネジを外して本体を持ち上げて取り外す
石油ストーブ本体の両側面と背面にある止めネジ 3本をプラスドライバーで外します。
石油ストーブ本体を前方に傾けながら、ゆっくりと上方に持ち上げて取り外します。
油受けざら内の灯油を抜き取る
トヨトミ 石油ストーブ RS-S23C の本体内部です。シーズンオフで保管する前に、残った灯油を抜き取りホコリをふき取ってきれいにします。
油受けざらに取り付けられている白いプラスチック 「油受け」 を取り出します。
「油受け」 を取り出したら、油受けざら内の灯油を市販の給油ポンプ(手動式)で抜き取ります。残った灯油は、布切れなどで吸い取ります。
残った灯油や汚れを布切れなどで吸い取りきれいにしたら、油受けざらに 「油受け」 を元の位置にセットします。
感震部の点検・手入れ、ストーブ内の汚れをふき取る
感震部(画像赤丸)をやわらかい布できれいにふきます。いっしょにストーブ内の汚れを濡れた布でふいて、乾いた布で水気を取り除きます。
本体を元通りに組み付け、灯油を抜いた油タンクと乾電池をセットする
本体を元通りに組付けて、燃焼筒をしん調節器の上に載せます。灯油を抜いた油タンクを本体にセットして、乾電池をセットします。
しん(芯)の手入れ(から焼きクリーニング)
しん(芯)の手入れ、「から焼きクリーニング」 をします。
なお、しんの手入れ中はにおいがしますので、部屋の換気を十分おこない、風のあたる場所で作業しないように注意しましょう。
しん調節つまみを 「点火」 の方向へゆっくり回して、しん(芯)を上げます。このとき、点火操作はしません。
しんの状態を整えます。ラジオペンチなどでしんの固い部分を軽くつぶしてから、から焼きクリーニングをします。
通常の点火操作をして、正しく燃焼させます。
火力が小さくなったら、しんを一杯に上げて自然に消火するまで燃やしきります。
消火後 2時間程度そのまま保った状態にします。消火後、すぐにダイヤルを消火位置まで戻すと、から焼きが不完全になる可能性がありますので注意してください。
しんの中まで熱がとおり、から焼きがおこなわれますので、しんにたまった不純物を除去することができます。
私の使っている石油ストーブではシーズン中に使用している間に着火しにくい・しなくなる、着火後しばらくすると火が消える時があります。その場合、この 「から焼きクリーニング」 を行うことで、しんに溜まった不純物(タールなど)を除去、着火しやすくなり火が途中で消えることはなくなります。
緊急消化ボタンを押して、乾電池を抜いて収納する
緊急消火ボタンを押して、対震自動消火装置を作動させ、しんを下げた状態にします。
乾電池を抜いてから包装箱に入れて収納・保管します。
以上で石油ストーブのメンテナンスとクリーニングは完了しました。
点火プラグの掃除
「点火プラグの掃除」 は定期的(1か月に1回以上)にやる石油ストーブのメンテナンス内容のため、保管時の手順内容にはこの作業は含まれておりません。
この 「点火プラグの掃除」 は、点火プラグの電極や碍子(がいし)部分に付着した汚れを取り除く内容ですが、しんのから焼きクリーニング することで、点火プラグに付着した水分や汚れが取れやすくなります。
シーズン中に点火プラグを掃除していませんでしたので、しんのから焼きクリーニング した後、石油ストーブを保管する前についでに点火プラグの掃除もすることにしました。
電池ケースから乾電池を取り出して、カードを外して燃焼筒を取り外します。
マイナスドライバーなどで点火プラグの電極や碍子部分(画像赤丸)に付着した汚れを取り除きます。
掃除が終わったら、元通りにしん調節器に燃焼筒をのせ、ガードを取り付け、乾電池を取り付けて正常に点火するかどうか確認するところまでやることになっていますが、面倒なためこのまま石油ストーブを収納・保管してメンテナンスとクリーニング作業は完了としています。
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