自宅内ネットワークの機器構成とケーブル配線図メモ
2015年2月ごろに長年契約していた NTT 東日本 B フレッツベーシックタイプ(100Mbps) から フレッツ光ネクスト ギガラインタイプ(1Gbps) へインターネット回線の契約に変更しました。
今回の記事では、新しく購入したルーターやひかり電話ルーター、スイッチングハブや LAN ケーブルなど自宅内ネットワークの機器構成と、各ネットワーク機器の接続状態をわかりやすくしたケーブル配線図を紹介します。
また、ネットワーク機器が大幅に増えてしまったので設置場所をまとめて整理するため、余っていたメタルラックパーツで専用の棚を組み立ててみました。
ついでに フレッツ光ネクスト ギガラインタイプ(1Gbps) 回線契約に変更後、新旧バッファロー製ルーターでネット回線速度の計測もやってみて、どれくらいの回線速度が出るのか確認してみました。
ネットワーク機器置き場専用メタルラック
余っていたルミナスのメタルラックパーツ(ポール径 19mm)を組み合わせて、ネットワーク機器をまとめて置ける専用の棚を組み立ててみました。
棚板のサイズは 幅約 60 cm × 奥行約 20cm の ルミナス ポール径 19mm 用パーツ 棚板 スチールシェルフ(スリーブ付き) 幅59.5×奥行19.5cm ST6020 を 2枚使用、上下 2段に分けて棚板下側にはサイズが小さい機器を、棚板上側にはサイズが大きい機器を置けるようにしています。
メタルラックの背面側にはケーブル類をある程度まとめる ルミナス 5連フック KP-5F を複数個かけています。
棚板に取り付けたポールには ルミナス ポール径 19mm 用パーツ ポール(支柱)2本セット 高さ 17cm PHT-0015SL に ルミナス・ライト 19mm ジョイント 2P P19-J
を組み合わせてポール 1本分に、これを 4本用意して棚板の支柱にしています。
ルミナス ポール径 19mm 用パーツ ポール(支柱)2本セット 高さ 17cm PHT-0015SL は支柱の脚に相当するパーツのため、ポールの両先端に標準アジャスター(ポールに装着されている黒い脚)が見えている状態となっています。
ポール同士を連結する ルミナス・ライト 19mm ジョイント 2P P19-J はすでに手に入らないパーツのようですので、同じくらいの長さのポールを用意するのであれば ルミナス ポール径 19mm 用パーツ ポール(支柱)2本セット 高さ 32cm PHT-0030SL
を購入することになるかと思います。
NETGEAR アンマネージスイッチ 8 ポート GS108-400JPS を 2台横置きで設置するため、 ルミナス・ライト 回転テーブル をポールに取り付けています。
2台とも横並びで設置すると棚の置き場所スペースが取られ、スイッチングハブ同士の重ね置きは避けたかったのでこの回転テーブルを取り付けました。だいぶ前に購入した回転テーブルですが、調べたら現在どこにも売っておらず購入はできないようです。
ネットワーク機器配線図
余ったルミナスのメタルラックパーツで組み立てたネットワーク機器設置用棚に、無線 LAN ルーター、ブロードバンドルーター、スイッチングハブ(HUB)、ひかり電話ルーター、回線終端装置(ONU)、光コンセントを置いてケーブル配線したところです。
画像左上上段から BUFFALO 無線 LAN ルーター WZR-S900DHP 3台、ひかり電話ルータ RT-S300SE (単体型)、ひかり電話ルータ PR-S300NE (回線終端装置(ONU)一体型) (このひかり電話ルーターのみネットワーク不参加) です。
画像左下下段から NETGEAR アンマネージスイッチ 8 ポート GS108-400JPS 2台、BUFFALO 有線ブロードバンドルーター BHR-4GRV、ONU(光回線終端装置)(GE-PON<FA>E GE-PON-ONU TYPE D<1>2)、光コンセント という配置になっています。
スイッチングハブを中心とした各ネットワーク機器との接続には ELECOM LANケーブル CAT6A LD-GPA/BU03 0.3m と ELECOM LANケーブル CAT6A LD-GPA/BU1 1m を使用しています。
各ネットワーク機器のLAN ケーブル配線図です。
- (インターネット) ⇔ 光ファイバー ⇔ 光コンセント ⇔ 光コード ⇔ ONU ⇔ LAN ケーブル ⇔ スイッチングハブ(WAN 用 HUB) ⇔ LAN ケーブル ⇔ (各ルーター WAN ポート) ⇔ 複数ルーター(DHCP サーバー、ひかり電話ルーター含む) ⇔ (各ルーター LAN ポート) ⇔ LAN ケーブル ⇔ スイッチングハブ(LAN 用 HUB) ⇔ LAN ケーブル ⇔ (各 PC デバイス、HUB へ)
2台のスイッチングハブ(HUB) は各ルーターの WAN ポート(画像黄色の線)と LAN ポート(画像赤色の線)接続用に分かれており、スイッチングハブ同士は LAN ケーブルを接続していません。
「LAN 用 HUB」 に接続した各 PC デバイスがすべてのルーターに経路上接続できるようになっています。各ルーターの WAN ポートから出た LAN ケーブルは 「WAN 用 HUB」 に集約して回線終端装置(ONU)に繋がり、インターネット回線につながるようにしています。つまり2台のスイッチングハブの間にルーターを挟んでいる状態となっています。
ルーターを並列接続する場合はブロードキャストストームが発生しないよう、設定 には十分気を付けます。
各ルーターの役割は下記の通りです。
- バッファロー WZR-S900DHP・・・3台
- PPPoE 接続でインターネットに接続
- サービス情報サイト 接続
- ルーターの送信元 IP アドレス機能で、インターネットに接続する PC・デバイスの IP アドレスをルーターごとに指定
- バッファロー BHR-4GRV
- DHCP サーバー専用(設定例)。PPPoE 接続を使ったインターネットへの接続は未設定
- ONU に LAN ケーブルで経路上接続しているため、PPPoE 接続設定をすればインターネット接続は可能状態
- ひかり電話ルーター RT-S300SE(単体型)
- ひかり電話機能
- このルーターのみ PPPoE ブリッジ(パススルー)を有効、ゲーム機などに設定した PPPoE 接続でインターネット接続可能
- ひかり電話ルーター PR-S300NE(回線終端装置(ONU)一体型)
- ひかり電話機能と FAX 回線専用
- インターネットへの接続はなし。LAN ポートへ接続している機器なし
サービス情報サイト(NGN IPv4) 速度の確認
サービス情報サイト内にある速度測定をやってみました。
ネット上にある回線測定サービスとは違い、プロバイダーを通さないで NTT 区間内での回線速度(下りのみ)を計測します。そのため基本的に測定結果は 「サービス情報サイト 速度測定 > インターネット上にある回線速度測定サービス」 になるではないかと思います。
サービス情報サイト(画像は NGN IPv4 接続)にアクセスして 「速度の確認」 をクリックします。
サービス情報サイトにある 「フレッツ速度測定(NGN IPv4)サイト」 です。
使用している回線サービスに合わせてご利用回線を選択します。回線はファミリー・ギガラインタイプを契約しているため、画像一番下をクリックします。
サービス情報サイト(NGN IPv4) 測定スタート 2015年2月計測(バッファロー BHR-4GRV)
「測定スタートボタン」 をクリックします。
Java ~ が表示された場合 「今回は実行する」 をクリックします。
測定中のまま画面表示内容が変わらないことがありますので、その場合は 「もう一度測定する」 をクリックします。
セキュリティ警告画面が表示されたので、内容に問題がなければ 「許可する」 ボタンをクリックします。
バッファロー BHR-4GRV(ファームウェアバージョン Ver.1.96)を使ったフレッツ速度測定(NGN IPv4)サイトの 2015年2月測定結果は 「下り通信速度 183.14 Mbps」 となりました。(複数回計測した結果大体この付近の速度結果となっています。)
サービス情報サイト(NGN IPv4) TCP 1 セッション 測定スタート 2015年2月計測(バッファロー BHR-4GRV)
次に 「TCP 1 セッションで測定を行いたいお客さま」 と記載されたところにある 「測定スタート」 ボタンをクリックします。
「このアプリケーションを実行しますか。」と表示されるので内容に問題がなければ 「実行」 ボタンをクリックします。
バッファロー BHR-4GRV(ファームウェアバージョン Ver.1.96)を使ったフレッツ速度測定(NGN IPv4)サイトの 2015年2月 TCP 1 セッション の測定結果は 「下り通信速度 188.14 Mbps」 となりました。(複数回計測した結果大体この付近の速度結果となっています。)
サービス情報サイト(NGN IPv4) 測定スタート 2015年8月計測(バッファロー WZR-S900DHP)
ルーターをバッファロー WZR-S900DHP(ファームウェアバージョン Ver.2.15)に交換した後、フレッツ速度測定(NGN IPv4)サイトの 2015年8月測定結果は 「下り通信速度 774.34 Mbps」 と大幅な速度アップとなりました。
ただ、複数回速度計測してみると最低と最高が数百 Mbps の開きがあり、かなりバラついた結果になります。旧ルーター(BHR-4GRV)ほど速度が落ちることはありませんが、測定する時間帯もあってか常に一定の速度結果にはならないようです。
サービス情報サイト(NGN IPv4) TCP 1 セッション 測定スタート 2015年8月計測(バッファロー WZR-S900DHP)
バッファロー WZR-S900DHP(ファームウェアバージョン Ver.2.15)に交換した後、フレッツ速度測定(NGN IPv4)サイトの 2015年8月 TCP 1 セッション の測定結果は 「下り通信速度 325.71 Mbps」 となりました。
以上の測定結果からバッファローのルーター BHR-4GRV から WZR-S900DHP へ交換したことにより、交換前のルーターが 200 Mbps 付近が頭打ちだったのに対して、交換後は倍以上とインターネットへの通信速度(下り)が大幅に向上した結果となりました。
ちなみに通常の回線速度計測と TCP 1 セッションの速度計測との違いについては、下記の URL に詳しく説明されていますので、そちらがのほうが参考になるかと思います。
速度測定システム Radish Networkspeed Testing 速度測定
サービス情報サイトでの速度計測は下りのみでしたので、上下測定が可能な 速度測定システム Radish Networkspeed Testing でマルチセッションとシングルセッションそれぞれの回線速度を測定してみました。
測定サーバーは地理的に近い 「東京」 を選択しています。
「測定方向:両方向、測定精度:高、データタイプ:圧縮効率低」 の条件で 「測定ページへ」 ボタンをクリックします。(画像では 測定精度:低 になっていますが、測定精度:高 で測定したと思います)
こちらは マルチセッション版 東京β版 の設定ページです。「測定方向:両方向、測定精度:高、データタイプ:圧縮効率低、接続数 最少 1 ~ 最大 16」 の条件で 「測定ページへ」 ボタンをクリックします。(画像では 測定精度:低 になっていますが、測定精度:高 で測定したと思います)
速度測定システム Radish Networkspeed Testing 2015年2月計測(バッファロー BHR-4GRV)
2015年2月計測したバッファロー BHR-4GRV(ファームウェアバージョン Ver.1.96)の回線速度結果です。
下り回線速度 181.7 Mbps (測定品質 97.0)、上り回線速度 173.5 Mbps (測定品質 94.7) という結果になりました。
2015年2月計測したバッファロー BHR-4GRV(ファームウェアバージョン Ver.1.96)の マルチセッション版 東京β版 回線速度結果です。
下り回線速度 178.3 Mbps (測定品質 96.9 接続数 4)、上り回線速度 171.7 Mbps (測定品質 95.4 接続数 4) という結果になりました。
いずれも下り回線速度の測定結果だけみると、バッファロー BHR-4GRV を使ったフレッツ速度測定(NGN IPv4)サイトの測定結果(TCP 1 セッションはこちら) とほぼ同じ結果であることがわかりました。
バッファロー BHR-4GRV では回線速度計測サービスを変えても、200 Mbps 以上の回線速度の測定結果はどうやら出ないようです。
速度測定システム Radish Networkspeed Testing 2015年8月計測(バッファロー WZR-S900DHP)
2015年8月計測したバッファロー WZR-S900DHP(ファームウェアバージョン Ver.2.15)の回線速度結果です。
下り回線速度 255.0 Mbps (測定品質 97.7)、上り回線速度 232.3 Mbps (測定品質 91.4) という結果になりました。
2015年8月計測したバッファロー WZR-S900DHP(ファームウェアバージョン Ver.2.15)の マルチセッション版 東京β版 回線速度結果です。
下り回線速度 524.8 Mbps (測定品質 95.9 接続数 4)、上り回線速度 339.6 Mbps (測定品質 93.5 接続数 4) という結果になりました。
こちらも下り回線速度の測定結果だけみると、バッファロー WZR-S900DHP を使ったフレッツ速度測定(NGN IPv4)サイトの測定結果(TCP 1 セッションはこちら) と回線速度は下がっておりますが、ほぼ同じ傾向の速度結果となりました。
バッファロー BHR-4GRV から WZR-S900DHP に交換したことにより、1Gbps 回線での測定結果には大きな開きが見られました。
1 Gbps 対応の古いルーターで 1 Gbps のインターネット回線に接続する場合は、速度の測定結果が頭打ちとなる可能性があります。なるべく新しい機種のルーターを導入したほうが、回線速度を最大限発揮できるのかもしれません。
- Bフレッツ ベーシックタイプ(100Mbps)から、フレッツ光ネクスト ギガラインタイプ(1Gbps)へ契約変更しました
- サービス情報サイト(NGN IPv4)からフレッツ光メンバーズクラブを登録してみました
- フレッツ光メンバーズクラブで認証キーの発行・登録をしてみました
- フレッツ・セッションプラスを申し込んでみました
- 1Gbps インターネット回線に変更後、自宅内ネットワーク環境一新のため購入したものリスト
- 宅内 LAN で複数台のルーターを並列接続、デバイスごとに指定したルーター経由でネット接続をするために、バッファローの無線 LAN ルーターを 3台購入しました
- ネットギアの本体無償永久保証 8ポート・5ポート ギガビットスイッチング HUB(ハブ)を購入しました
- 自宅内ネットワーク配線整理のため LAN ケーブル・雷ガードタップ・電源延長ケーブル・ケーブルタップボックスを購入しました
- フレッツ光のひかり電話(光 IP 電話)を申し込んで、ひかり電話ルーターの設置と設定をしてみました
- 自宅内ネットワークの機器構成とケーブル配線図メモ(現在開いているページ)
- ネットギアの本体無償永久保証 ネットワーク設定・管理機能付き 8ポート ギガビットスイッチング HUB(ハブ)を購入しました
- ネットギアの本体無償永久保証 ネットワーク設定・管理機能付き 8ポート ギガビットスイッチング HUB(ハブ)の Web 管理画面のログインとファームウェアのアップデートしてみました
- ネットギアの本体無償永久保証 ネットワーク設定・管理機能付き 8ポート ギガビットスイッチング HUB(ハブ)の設定内容の確認をしてみました