新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)を PC で使えるように DS4Windows をインストールした時のメモ
この記事は 2016年10月に公開した記事で、Steam がデュアルショック 4 コントローラーをサポートする 「前」 の記事となっています。記事内容では Steam の Big Picture モードは使っていない状態です。そのため Big Picture モードでデュアルショック 4 を含めたゲームコントローラーを認識・設定させていません。外部コントローラーツールと Big Picture モードでコントローラーを一緒に設定すると、意図せぬ挙動や不具合が発生する可能性があります。
前回の記事 では 「Input Mapper」 をインストールして 新型 PS4 コントローラー ワイヤレスコントローラー DUALSHOCK 4 ジェット・ブラック CUH-ZCT2J の動作確認しました。
今回の記事では 以前の記事 で新しく購入した 新型 PS4 コントローラー ワイヤレスコントローラー DUALSHOCK 4 ジェット・ブラック CUH-ZCT2J を PC で使えるようにするため、「DS4Windows」 を Windows 7 64bit Pro にインストール・設定してみました。
2016年10月に新型デュアルショック 4 コントローラーに対応した DS4Windows Version 1.4.52 が公開されたので、インストールして使い勝手などを調べてみることにしました。
DS4Windows Version 1.4.52 を最後に更新がストップしています。いろいろ不具合が残っており PC 環境によっては使えない状況でしたが(特に大型アップデート後の Windows 10)、別の方 がプロジェクトを フォーク して更新を続けています。最新版のダウンロードは こちら。
Steam 版 MONSTER HUNTER: WORLD など 「Steam Input API」 を使うゲームでは外部コントローラーツールと干渉してコントローラー操作できなくなることがあります。その場合外部コントローラーツールの使用はやめて Steam の Big Picture モードを起動してコントローラーを設定 する必要があります。
- Steam 版 MONSTER HUNTER WORLD でコントローラーが操作できない場合の対処方法
- 新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)と操作を快適にする便利なアクセサリーを購入しました
- 新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)を XInput Wrapper for DS3 で使えるように設定してみました
- 新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)を PC で使えるように Input Mapper をインストールした時のメモ
- 新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)を PC で使えるように DS4Windows をインストールした時のメモ(現在開いているページ)
- PC に接続したデュアルショック 4 コントローラーに連射ボタンとボタン同時押しを設定した時のメモ
- PS3 コントローラー(デュアルショック 3)を PC で使えるように XInput Wrapper for DS3 をインストールした時のメモ
- Xbox360 コントローラーと PS3 コントローラーを PC で使うために非公式ドライバやツール、設定に関するネット情報を集めてみました
DS4Windows ダウンロード&初期セットアップと日本語化
DS4Windows Version 1.4.52 を最後に更新がストップしています。いろいろ不具合が残っており PC 環境によっては使えない状況でしたが(特に大型アップデート後の Windows 10)、別の方 がプロジェクトを フォーク して更新を続けています。最新版のダウンロードは こちら。
2015年12月のアップデートからしばらく更新がなかった 「DS4Windows」 ですが、2016年9月に DUALSHOCK 4 USB ワイヤレスアダプター に対応した バージョン 1.4.5 が、その後 新型 PS4 コントローラー ワイヤレスコントローラー DUALSHOCK 4 ジェット・ブラック CUH-ZCT2J に対応した バージョン 1.4.52 がリリースされていました。
「DS4Windows」 をダウンロードします。今回の記事では バージョン 1.4.52 をダウンロードします。最新版であることを確認して 「DS4Windows.zip」 をクリックしてファイルをダウンロードします。
今回の記事では DS4Windows Version 1.4.52 で新型デュアルショック 4 コントローラーに対応したバージョンが 2016年10月に公開されたので、インストールして使い勝手などを調べてみることにしました。
また、Language Pack ページ には各言語の翻訳ファイルがあり、日本語(Japanese)ファイルも公開されてダウンロードできるようになっています。
導入方法はダウンロードした圧縮ファイルを解凍・展開後に DS4Windows フォルダ内に置くだけで日本語化されるようになっています。ただ、まだ翻訳に手を付けていない部分が多数あるため、未翻訳の箇所は英語のまま表示されてしまいます。
ダウンロードした 「DS4Windows.zip」 を解凍・展開しますと、DS4Windows.exe と DS4Updater.exe の 2つのファイルが入っています。DS4Windows.exe がプログラム本体のため、インストールする必要はありません。
DS4Windows.exe を起動すると最初にプロファイル保存場所を指定するセットアップ画面が表示されます。「Program Folder」 は DS4Windows.exe と同じフォルダ内にプロファイルを保存、「Appdata」 は 「%appdata%\ds4tool
」 フォルダにプロファイルを保存する内容になっています。
なお、この画面で ×ボタンを押して閉じてしまった場合、DS4Windows.exe のプロセスが残り続けて次回起動できなくなりますので、その場合はタスクマネージャーからプロセスを終了させる必要があります。
DS4Windows が起動したらドライバーインストールのため、Settings タブを開き 「Controller/Driver Setup」 をクリックします。「Step 1: Install the DS4 Driver」 ボタンをクリックするとドライバのインストールが始まります。
実は 前回の記事 で導入した Input Mapper がインストールしてあったためか、DS4Windows のドライバをインストールしなくてもデュアルショック 4 コントローラーがそのまますんなり認識・動作しました。
おそらく DS4Windows と Input Mapper で インストールするドライバが同じ ためではないかと思われます。(参考動画)
DS4Windows で新型デュアルショック 4 を認識させる
DS4Windows の Controllers タブを開き、新型デュアルショック 4 コントローラーを USB ケーブルで接続して認識させた状態です。Status 欄に USB マークがつきます。なお、充電中はバッテリー残量数値(Battery)の横に+マークが表示されます。
DS4Windows の Controllers タブを開き、新型デュアルショック 4 コントローラーを Bluetooth(無線)接続して認識させた状態です。Status 欄に Bluetooth マークがつきます。
Bluetooth(無線)接続した新型デュアルショック 4 コントローラーの、Status 欄にある Bluetooth マークを右クリックすることで、無線接続を切断することができます。また、コントローラーの OPTIONS + PS ボタンを押すことでも無線接続を切ることができます。
ただし、無線接続のまま充電スタンドで充電中(バッテリー残量数値横に+マーク)の場合は、Bluetooth マークを右クリックしても切断することはできませんでした。
新型デュアルショック 4 コントローラーを有線 or 無線接続したときのゲームコントローラー画面です。Controller (XBOX 360 For Windows) と Wireless Controller が認識されている状態となっています。
このような状態でコントローラーが認識されていると、ゲームで正しく操作できない可能性があります。
DS4Windows の Settings タブで、「Hide DS4 Controller」 にチェックマークを入れることで、ゲームコントローラーの Wireless Controller が非表示になります。この状態になれば問題なくデュアルショック 4 コントローラーでゲームプレイができるようになります。
新型デュアルショック 4 コントローラーを Bluetooth(無線)接続後に、USB ケーブルで接続した時の DS4Windows 画面です。無線接続は維持したままとなっています。
Bluetooth(無線)接続を維持したまま USB ケーブル接続・充電している状態では、Status 欄の Bluetooth マークを右クリックしても無線接続を切断することはできません。
新型デュアルショック 4 コントローラーが有線 + 無線接続しているときのゲームコントローラー画面です。
「Hide DS4 Controller」 にチェックマークがない状態では、Controller (XBOX 360 For Windows) 1つと Wireless Controller が2つ、合計3つのコントローラーが認識されている状態となっています。
Settings タブで 「Hide DS4 Controller」 にチェックマークを入れても、Wireless Controller が1つ非表示になっただけでもう一つの Wireless Controller は残ったままとなっています。
そのため、Bluetooth (無線)接続から USB ケーブルによる有線接続に切り替える場合は一度、無線接続を切ってから有線接続に切り替えたほうがよいかと思います。
DS4Windows プロファイル編集
DS4Windows の Profiles タブです。コントローラーの詳細な設定はここでプロファイルを作成・編集して管理します。
プロファイルの新規作成は New をクリック、既存のプロファイルを編集したい場合はプロファイルを選択して Edit ボタンをクリックするかプロファイル名をダブルクリックすれば、プロファイル編集画面に切り替わります。
ちなみに、プロファイルの切り替えは Controllers タブで、接続・認識しているコントローラーの Selected Profile 欄で切り替えます。
DS4Windows のプロファイル編集画面です。この画面で詳細なコントローラーのカスタマイズが可能です。カスタマイズ後は必ず Save Profile ボタンをクリックして内容を保存します。
DS4Windows コントローラーのボタン割り当て機能
ボタンの割り当て変更方法は、設定したいコントローラーのボタンを押すか、コントローラー画像のボタンアイコンクリック、もしくは右下のボタンマッピングリストをダブルクリックしてマッピング編集画面を開きます。
また、コントローラー画像の十字キー、左右アナログスティック、○×△□ボタンのいずれかを右クリックすると、ボタンのマッピングメニューが表示されます。
ボタンの割り当て変更設定画面です。
キーボード・マウス・メディアコントロール・振動モーター・ライトバー・タッチパッドマウス感度・マクロと幅広いボタン入力カスタマイズを割り当てることができます。画像左下にある 「Unbound」 ボタンをクリックすると割り当てなしにできます。マウス画像の上にある 「Record a macro」 ボタンをクリックするとマクロ編集画面に切り替わります。
「Record a macro」 ボタンをクリックした際に開くマクロ編集画面です。
Record ボタンをクリックしてマクロ内容を入力します。ボタンなどを入力したマクロがそのまま即登録できるので、Input Mapper (バージョン 1.6.10 時点) のマクロ編集機能と比べて、だいぶ使いやすくなっています。(Input Mapper にも同様な機能の Macro Studio が搭載されたが、まだテスト段階)
Save ボタンでマクロを割り当てます。Save Preset ボタンは txt 形式で %appdata%\ds4tool\Macros
フォルダに保存、Load Preset ボタンで保存したマクロを読み込みます。(未確認ですがマクロ保存場所は、選択したプロファイル保存場所 によって違うかもしれません)
DS4Windows Shift Modifier 機能(コントローラーにショートカットキー割り当て)
ボタンに Shift Modifier(コントローラーにショートカットキー割り当て) を設定してみます。今回は PS ボタンを押しながら ○ ボタン(B ボタン) を押したときに、キーボードの A が入力されるように設定します。なお、PS ボタンにはデフォルトで Guide ボタンが割り当ててあるため、あらかじめボタン割り当てを解除(Unbound)しておきます。
ショートカットキー割り当てたいボタン(今回は ○ ボタン(B ボタン) )をクリックします。
画像左側中央にみえる 「Regular」 から 「Shift Modifier」 に変更します。Regular と Shift Modifier で設定した内容は、お互い別扱いのため干渉はしません。その下にあるメニューから PS を選択、キーボードの A をクリックして緑色になれば設定完了です。
Shift Modifier 設定後は、割り当て済みボタン説明の下に Shift という文字が、設定したショートカットキーと入力内容が追加されます。
DS4Windows タッチパッドマウスのカスタマイズ
画像左下の Touchpad 枠でタッチパッドのマウス操作の細かい設定ができます。Use as Mouse が選択された状態で Slide のチェックマークをオフにすると、タッチパッド操作によるマウスカーソルが移動しなくなります。
Touchpad 枠の Use as Mouse から Use for Controls に変更すると、タッチパッド操作によるマウス操作はできなくなり、代わりにタッチパッドをスワイプ操作(上下左右・4方向)した際のキーアサインが可能となります。(デフォルトはキー割り当てなし)
DS4Windows Special Actions、特殊操作のボタン割り当て機能
Special Actions タブではボタン入力の組み合わせで特別なコントローラー操作を設定できるようになっています。デフォルトで Disconnect Controller が登録されています。
デフォルトで設定されている Disconnect Controller を選択して Edit Action で編集画面を開いたところです。Options ボタンと PS ボタンを押すと Bluetooth 接続が切断されるように設定されています。
Hold for 0.0 secs はボタンを押し続ける時間で、0.0 sec の場合は指定されたボタンを押した瞬間に実行されるようになっています。
Special Actions タブで New Action ボタンをクリックしたところです。マクロや外部プログラム、プロファイル変更や Bluetooth 切断、バッテリー残量チェックやボタン入力別(Tap、Double Tap、Hold)にマクロを実行するなどが設定できます。
試しにバッテリー残量チェック(Check Battery Life)を登録しようと設定してみましたが、登録後に編集画面を開いたところエラーが画面が表示されてしまいました。
終了ボタンをクリックすると DS4Windows が落ちてしまうため、続行ボタンを右上の×ボタンを押せばエラー落ちせず元の画面に戻ります。まだまだ潜在的なバグが潜んでいそうです。
DS4Windows アナログスティック・トリガー・6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度) 動作確認画面
Contoller Readings タブでは左右アナログスティック、L2・R2 トリガー、3軸ジャイロ・3軸加速度センサーと Input Delay(ms) の動作確認が可能です。
それ以外のボタン(十字キー、○×△□ボタン、L1・R1・L3・R3 ボタン、SHARE・OPTIONS ボタン、PS ボタン、タッチパッド)入力動作確認機能はないみたいです。
DS4Windows ライトバー調節、ジャイロカスタマイズ、振動モーター調節、アナログスティック感度変更、その他動作全般の調節設定機能
Lightbar 項目のライトバーの調節機能です。カラー変更のほかに充電中やバッテリー残量に応じたライトバーのカラーや点灯・点滅の設定が可能です。
画像はバッテリー残量が20%以上ある時はライトバーは消灯状態にして、バッテリーの残量が20%切ったら赤く点滅(Flash)するようにした設定内容です。
Gyro 項目のデフォルトで選択されている Use for Controls の設定項目です。コントローラーのジャイロにボタンを割り当てる機能で、コントローラーを傾けることで動作するようになっています。デフォルトはすべて割り当てなしの状態です。
Gyro 項目の Use as Mouse の設定項目です。コントローラーのジャイロにマウス機能を割り当て、コントローラーの傾きでマウス操作するといったことが可能です。
振動モーターの強弱調節機能と振動テストボタンです。
Deadzone 項目です。デッドゾーンの設定値を高くすると遊びができるようになります。
Curve 項目です。カーブの設定値を高くすると、アナログスティックを倒して回した時の ○ のよう描く動作から ◇ のような形で入力が反映されるようになります。
Sensitivity 項目です。入力感度の調節設定ができます。
コントローラー全体の設定機能です。マウス感度の変更、アイドル時のコントローラー自動切断機能、プロファイル選択時のプログラム自動起動設定、Direct Input 方式(有線時のみ) への変更ができます。
DS4Windows Auto Profiles タブ
Auto Profiles タブです。ここで指定したプログラム起動時に、選択したプロファイルに自動的に切り替える機能です。プログラム別に決まったプロファイルを使うようであれば、このタブで設定することで手動でプロファイル切り替えをしなくて済みます。
Auto Profiles タブの Add programs からゲームプログラムを指定して、Controller 1 にプロファイルを割り当てた後 Save ボタンで設定を保存します。
追加したゲーム名の横にあるチェックボックスにチェックマークが入っていることを確認したら、ゲームを起動してプロファイル名で設定した内容がゲーム中に反映されれば、プロファイルの自動切り替え成功です。
指定したプログラムがウィンドウアクティブになっている場合のみプロファイルが切り替わるので、違うウィンドウに移動すると切り替える前のプロファイルに自動的に戻ります。(よく確認してないので、もしかしたらデフォルトのプロファイルに戻るだけかもしれません)
DS4Windows Settings タブ
Setting タブです。DS4Windows の全般的な設定はここで行います。以下イマイチわかりにくい設定項目について、いろいろ触ってみて調べてみました。
- Swipe Touchpad to change profiles ・・・ 二本の指でそれぞれ同時に左右にスワイプすると次のプロファイルに切り替わる設定です。
- Disconnect from BT when Stopping ・・・ DS4Windows 内にある 「Stop」 ボタンをクリックすると Bluetooth 接続を切断する設定です。Bluetooth マークの右クリック、OPTIONS + PS ボタンを押す方法以外で、DS4Windows の無線接続を切る方法です。チェックマークを入れなければ 「Stop」 → 「Start」 ボタンを押しても、Bluetooth(無線)接続は維持されたままとなります。(「Stop」 ボタンをクリックしたときは DS4Windows では一時的にコントローラーの接続状態が非表示となります)
- Quick Charge ・・・ USB ケーブルを接続して無線から有線になった場合、Bluetooth (無線)接続を切断する機能です。この設定が機能すれば、デュアルショック 4 有線・無線接続のトラブル は発生しないのですが、DS4Windows 内の説明に 「EXPERIMENTAL(実験?)」 と記載していることもあってか機能しませんでした。(正確には無線接続のまま有線接続をすると、コントローラーの接続が切れてしまう現象があります)
- White DS4Windows Icon ・・・ タスクトレイにある DS4Windows アイコンがデフォルトでは黒いコントローラーですが、白いコントローラーのアイコンに切り替わります。
DS4Windows Log タブ
Log タブです。名前の通りデュアルショック 4 コントローラーの動作・接続状況等の結果が確認できます。問題が発生した場合は赤文字でエラーログが残ります。エラー内容の解決方法については こちら を参考にしてください。
ブラウザで特定のサイト(わかっている範囲では Kickstarter)を開いている状態だとエラーが発生する可能性があります。問題のあるサイトがわかれば、そのページを閉じておくことで回避できます。
DS4Windows Version 1.4.52 使用感まとめ
以上 「DS4Windows」 の導入方法・設定方法などについて説明してきました。
前回の記事 で導入した 「Input Mapper」 と 同じドライバ もあってか、そのまますんなり動作してしまいましたので、潜在的な干渉問題に気を付ければお互い共存して使えるデュアルショック 4 専用ツールです。
設定できる内容はほぼ Input Mapper と一緒です。突き詰めたカスタマイズをしない限り不満はないでしょう。
触ってて気になった点といえば、同じドライバを使用していることもあってか、Input Mapper と同じトラブルを抱えている可能性がある ことが考えられます。すべてのトラブルを確認したわけではなく私だけの環境だけかもしれませんが、Kickstarter のページを開いているときにコントローラー接続時に一時的な PC フリーズが発生することを確認しています。
また、デュアルショック 4 の無線接続のまま有線接続への切り替え問題 も、Input Mapper とまったく同じ でした。DS4Windows には有線接続時に無線接続を切る Quick Charge があり、これが機能すれば問題が解決できますが、実験的な機能のためかコントローラーの認識が切れてしまい動作しませんでした。
Steam が起動している場合、DS4Windows でデュアルショック 4 を接続すると、コントローラーとして認識しない(ゲームコントローラー画面に Controller (XBOX 360 For Windows)が表示されない)現象がありました。
ただ、確実に発生するかというと、なるときとならない時があったのでちょっとわかりません。調べている最中に、PC 再起動やデバイスマネージャーから Bluetooth・コントローラードライバを削除、再ペアリングなどもやりましたので、根本的な原因はわかりませんでした。Steam が起動していない状態で、あらかじめ DS4Windows でデュアルショック 4 を接続、その後 Steam を起動すればおそらく問題ありません。
この問題が発生すると、Steam が起動している間はデュアルショック 4 切断後の再接続も DS4Windows でうまく認識しないようです。そのため、回避策としては、プロファイルでアイドル時の自動切断設定は切っておくこと(Idle Disconnect)、Steam 起動中はコントローラーの電源・接続状態は切らずに DS4Windows 画面右下にある 「Stop」 ボタンを押してコントローラーの認識状態を一時的に解除(ゲームコントローラー画面では Wireless Controller として認識)、「Start」 ボタンを押して元の接続状態に戻すような使い方であれ認識トラブルは回避できます。ただし、「Disconnect from BT when Stopping」 にチェックマークが入っている場合は、「Stop」 ボタン=(無線接続の場合)切断扱いになります。
それでも 無線接続から USB ケーブルでの有線接続・充電時にはうまく切り替わらない ので、無線接続の場合は素直に Steam を終了させてから再接続・認識させるか PC 再起動(最悪の場合は Bluetooth・コントローラードライバを削除、再ペアリング)したほうがよいかと思います。
マクロ機能について、Input Mapper は 手入力 に対して、DS4Windows では 入力した内容をそのままマクロ登録 できるので、複雑なマクロを作成する場合は、DS4Windows が 圧倒的に便利です。 → マクロ編集機能が乏しいのでそこは不満がでるかもしれません。
Input Mapper でも同様のマクロ入力支援機能(Macro studio)が実装されましたが、まだテスト段階です。各種機能が正式に実装できればマクロ入力・登録に関しては双方とも使い勝手以外では機能的な差異はほぼなくなると思われます。
タッチパッドにタッチ(押し込んだ時のクリックではなく、表面を触っただけの時の反応)した際のカスタマイズについてですが、Input Mapper は タッチパッドのクリックとタッチを分けてマクロ設定ができる のに対して、DS4Windows ではクリックのみの設定でしかできないようです。
その代わり Input Mapper ではタッチパッドのボタン変更ではマクロで設定する必要がありますが、DS4Windows では即ボタン割り当て変更が可能という点での違いがあります。
ライトバーの設定では 指定したバッテリー残量数値以下になった場合にライトバーの点灯・点滅を設定できる という点では DS4Windows に軍配が上がります。Input Mapper にも同様の機能がありますが、バッテリー低下時にフラッシュするのみで、バッテリー数値までの設定はできなかったと思います。
特殊な操作ボタンを割り当て・カスタマイズ ができるという機能も、DS4Windows だけのようですので、豊富な設定が可能という点では DS4Windows に軍配が上がります。が、バッテリー残量チェックを特殊操作で設定した際に、設定後の編集画面でエラーで表示・編集できなくなったため、ツール内はまだまだ不安定なところがあります。
全体的に DS4Windows のほうが完成度が高く、使いやすいような気がしましたが、安定しているかというと微妙なところです。同じコントローラードライバを使用していると思われますので、Input Mapper とほぼ同じトラブルがありそれらのトラブルをうまく回避できるかどうかといったところがあります。
Windows OS 上でデュアルショック 4 コントローラーを PC で使う 「非公式コントローラーツール」 としてはこの 2つがおそらく主流だと思いますので、今後のアップデートで改善されることに期待したいところです。
- Steam 版 MONSTER HUNTER WORLD でコントローラーが操作できない場合の対処方法
- 新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)と操作を快適にする便利なアクセサリーを購入しました
- 新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)を XInput Wrapper for DS3 で使えるように設定してみました
- 新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)を PC で使えるように Input Mapper をインストールした時のメモ
- 新型 PS4 コントローラー(デュアルショック 4)を PC で使えるように DS4Windows をインストールした時のメモ(現在開いているページ)
- PC に接続したデュアルショック 4 コントローラーに連射ボタンとボタン同時押しを設定した時のメモ
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- Xbox360 コントローラーと PS3 コントローラーを PC で使うために非公式ドライバやツール、設定に関するネット情報を集めてみました
一言にパッドの入力といっても色々種類がある(?)のですね
かなり理想の環境に近づける事が出来ました!本当にありがとうございます!