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「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 一覧に SSD・HDD を表示させない方法

PC 環境によってはタスクトレイにある 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンをクリックをした際に、取り外せるリムーバブルメディア(USB メモリなどの周辺機器)以外に内蔵の SSD や HDD が一覧表示 されることがあります。

どうやら 「Intel Rapid Storage Technology(IRST)」 がインストールされている環境では SSD・HDD は一覧に表示されないようですが、OS の 「Microsoft 標準 AHCI ドライバー(msahci.sys)」 を使用している環境で、マザーボードの BIOS で 「Hotplug」 を有効(Enabled) にしていると、リムーバブルメディアとして表示されてしまうようです。

今回の記事では 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンに SSD や HDD をリムーバブルメディアとして表示させないよう設定してみました。

「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 一覧に SSD・HDD を表示させない方法

タスクトレイ 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンで表示される内蔵 HDD 一覧(標準 AHCI ドライバー)

タスクトレイにある 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコン

タスクトレイにある 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンをクリックすると、PC に接続している USB メモリなどの周辺機器一覧が表示されます。

タスクトレイにある 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンをクリックしたときに表示される接続済みストレージデバイス一覧

ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンをクリックしたときに表示された USB メモリ等周辺機器以外に、PC に接続している内蔵 SSD・HDD ストレージデバイスが一覧に表示されていることがあります。

Intel Rapid Storage Technology(IRST)」 がインストールされている環境では一覧に表示されないようですが、「Microsoft 標準 AHCI ドライバー(msahci.sys)」 を使用していて、マザーボードの BIOS で 「Hotplug」 を有効(Enabled) にしている場合に PC に接続している内蔵 SSD・HDD が表示されてしまうようです。

ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 一覧に SSD や HDD を表示させない方法は、コマンドプロンプトからレジストリ追加コマンドを入力するか、レジストリエディタからレジストリを追加する必要があります。どちらの方法もレジストリを弄る方法に変わりありませんが、前者のコマンドプロンプトからのコマンド入力のほうが作業手順としては簡単です。

レジストリ 「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\msahci\Controller0」 にキーを追加

デバイスマネージャーのディスクドライブにある HDD(ST2000DM001-1CH164 ATA Device)を開く

デバイスマネージャーのディスクドライブにある各ストレージデバイス(SSD・HDD) を開きます。

デバイスマネージャーのディスクドライブにある HDD(ST2000DM001-1CH164 ATA Device)を開いて、全般タブの場所項目にある Channel 番号を確認(画像は 0 番)

デバイスマネージャーのディスクドライブにある各ストレージでバス(SSD・HDD) を開いて、全般タブの場所項目にある Channel 番号を確認します。この HDD の Channel は 0 番となっています。

Microsoft の説明日本語訳) だと 「Bus Number」 となっていますので、OS のバージョンや言語によって表記内容が違うかもしれません。

レジストリエディタで 「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\msahci」 に 新規キー Controller0 を作成、その中にさらに新規キー Channel0~5 を作成(6ポート分)、それぞれの Channel 番号に新規 DWARD 値 TreatAsInternalPort を作って値を 1 にして PC を再起動

コマンドプロントからコマンドを入力する方法がありますが、今回はレジストリエディタからレジストリキーを追加してみます。

以下、Windows 7 での設定方法です。Windows 8 以降では設定方法が違うのでご注意ください。

レジストリエディタを起動して 「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\msahci」 に 新規キー 「Controller0」 を作成します。

その中にさらに新規キー 「ChannelX」(X は先ほどしらべた各 SSD・HDD の Channel 番号) をそれぞれ作成します。

今回は SATA ポートに接続してあるすべての HDD を非表示にしたいので 「Channel0~5」(6ポート分) をそれぞれ作成します。(使用しているマザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 の Intel SATA ポートは全部で 6ポートあるため)

それぞれの Channel 番号に新規 DWARD 値 「TreatAsInternalPort」 を作って値を 1 に設定します。

すべてのレジストリキーの追加が終わったら PC を再起動して、「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンに SSD・HDD が表示されなくなれば、設定完了です。

「汎用 SCSI アレイデバイスの取り出し」 を非表示にする方法(SATA Marvell コントローラー)

タスクトレイにある 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンをクリックしたときに表示される 汎用 SCSI アレイ デバイス の取り出し

タスクトレイにある 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンに HDD 一覧が表示されなくなりましたが、代わりに 「汎用 SCSI アレイ デバイス の取り出し」 が表示されるようになってしまいました。

いろいろ調べてみたところ、使用しているマザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 の Marvell SATA コントローラーを有効にしてドライバをインストールして使っていると表示されることがわかりました。この時点では Marvell SATA ポートには DVD ドライブ 1台しか接続していません。

この 「汎用 SCSI アレイ デバイス の取り出し」 を非表示に設定してみます。

デバイスマネージャーの記憶域コントローラーにある Marvell 91xx SATA 6G Controller を開く

デバイスマネージャーの記憶域コントローラーにある 「Marvell 91xx SATA 6G Controller」 を開きます。

デバイスマネージャー Marvell 91xx SATA 6G Controller のプロパティ画面(Policies タブ)

Marvell 91xx SATA 6G Controller のプロパティ画面(Policies タブ)を開きます。

デバイスマネージャー Marvell 91xx SATA 6G Controller のプロパティ画面の Policies タブにある Enable safely remove disk のチェックマークを外して OK ボタンをクリック

Marvell 91xx SATA 6G Controller のプロパティ画面の Policies タブにある、「Enable safely remove disk」 のチェックマークを外して OK ボタンをクリックします。

デバイスマネージャー Marvell 91xx SATA 6G Controller のプロパティ画面の Policies タブにある Enable safely remove disk のチェックマークを外して OK ボタンをクリックした後に表示される再起動確認画面

Marvell 91xx SATA 6G Controller の 「Enable safely remove disk」 のチェックマークを外した後に、PC 再起動確認画面が表示されますので、準備ができたら PC を再起動します。

デバイスマネージャー Marvell 91xx SATA 6G Controller のプロパティ画面の Policies タブにある Enable safely remove disk のチェックマークを外して PC 再起動後に、タスクトレイにある 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンをクリックしたときに表示される 汎用 SCSI アレイ デバイス が表示されなくなれば設定完了

PC 再起動後に、タスクトレイにある 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 アイコンをクリックして、「汎用 SCSI アレイ デバイス」 が表示されなくなれば設定完了です。

awgs
awgs

Re: タイトルなし

数年前の記事なのであまりよく覚えていないですが、おそらく当時の PC 環境では LPM 病対策として BIOS の Hotplug を Enabled 設定のままにしておきたかったので、Hotplug が Enabled 設定でも「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」に SSD・HDD をリムーバブルメディアとして表示させない方法としてこの記事を公開したのだと思います。

シリアルATA の LPM 無効化設定メモ Intel ドライバー編
awgsfoundry.com/blog-entry-116.html

Microsoft 標準 AHCI ドライバー(msahci.sys)環境での LPM 病対策として、接続しているストレージに対して Hotplug の Enabled 設定での効果があったのかどうかわかりませんが、外部リンク(記事内の参考サイト)でレジストリ操作によるリムーバブルメディア非表示の設定方法が紹介されていたので、その内容に沿ってそのやり方を実践してこの記事で公開したということになります。

Hotplug の Enabled/Disabled どちらの設定でも影響がない PC 環境であれば、おっしゃる通り必要に応じて個別に BIOS から Hotplug を Disabled する設定がおそらくかんたんな解決方法かもしれません。

ただ、上記の LPM 病対策や Hotplug の Enabled 設定が必要という PC 環境で、かつリムーバブルメディア表示させたくない方法として当時はレジストリ操作するしかなかったのではないかと思います。

2022/01/14 Fri 04:11
田中

マザーボードの BIOS で 複数のSATAポートに対し 個別に 「Hotplug」 =Enable/Disable の設定があるとき、個別にDisableに設定すれば、 それらSATAポートの安全な取り外し アイコンが表示されなくなるはず。  レジストリー設定変更など厄介な記述はバッサリ削除になるのでは?

2022/01/13 Thu 11:37

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