Steam を使いまくっているのなら知っておきたい!Steam のキャッシュファイルを完全に削除する方法
前回の記事 ではドライブのファイル・フォルダ解析ソフト DiskInfo を使って、Java の残骸ファイルを削除した記事を公開しました。
今回の記事では同じく DiskInfo を使って無駄なファイル・フォルダを調べた際に、ゲームデジタル配信ツール Steam のキャッシュファイルが数百 MB に達していたので削除してみることにしました。
Steam のキャッシュフォルダ「htmlcache」
Steam のキャッシュは「%USERPROFILE%\AppData\Local\Steam
」にある htmlcache フォルダに格納されています。
参考サイトの情報によると以前は複数のフォルダに分かれていたようでしたが、その後のバージョンでは htmlcache フォルダだけとなっています。
私の PC 環境で使用している Steam の htmlcache キャッシュフォルダ(%USERPROFILE%\AppData\Local\Steam
)の容量です。フォルダ内には 350 MB 前後のキャッシュファイルがため込んであります。
Steam をあらかじめ終了させておき、手動で htmlcache フォルダ内のキャッシュファイルを削除します。
Steam キャッシュファイル削除後の htmlcache フォルダの容量です。
どうもキャッシュファイル削除後に Steam を起動して、いろいろとページを読み込むとすぐにキャッシュファイルがたまっていくため、常にキャッシュサイズをゼロにしておくことはできないようです。
Steam 上からキャッシュを削除する方法
Steam のキャッシュファイルは、Steam クライアント上からでも削除できるようになっています。
Steam クライアントのメニューから「表示」→「設定」をクリックします。Web ブラウザにある「Web ブラウザのキャッシュを削除 → Web ブラウザーデータを削除」をクリックすることで、Steam のキャッシュファイルを削除することができます。
Steam キャッシュサイズを削除するタイミング
Steam のキャッシュをクリアしても、Steam でのストア情報やコミュニティ情報を閲覧するだけで、すぐに数百 MB のキャッシュがたまってしまいます。
ところが、いくら Steam 内で閲覧しても htmlcache フォルダにたまる Steam のキャッシュサイズは 350 MB までで、それ以上は増えることはありませんでした。どうやら Steam のキャッシュサイズの上限は 350 MB までのようです。
ドライブの空き容量を増やす方法としては一時的に有効な方法ですが、Steam をよく使うユーザーならあまり恩恵がないと思われますので、普段はキャッシュを削除する必要はなさそうです。そのため、このキャッシュを削除するタイミングとしては、次のような場合に有効となるでしょう。
- Steam の表示がおかしくなった
- Steam アップデート後などにログインできなくなった
- Unofficial Steam Status(Is Steam Down?) でサーバーがダウンしていないかどうかもチェック
- Steam の動作が重い
- 長期間キャッシュを削除してない場合は効果があると思いますが、Steam の大規模セールイベント期間中はアクセス過多でサイト自体が非常に重いことがあるので、この場合のキャッシュ削除は効果ないかもしれません
- 新しい SSD・HDD にシステムをクローン移行する前のディスククリーンアップ
バックアップソフトなどで htmlcache フォルダを除外設定しておけば、バックアップ時間の短縮やバックアップ先ドライブの空き容量を確保できますので、可能であれば設定しておきましょう。
- Windows の ProgramData フォルダ内にある不要な Microsoft Security Essentials データを手動で削除した時のメモ
- Windows の ProgramData フォルダ内にある不要な Adobe Acrobat データを手動で削除した時のメモ
- Windows の ProgramData フォルダ内にある不要な Origin データを手動で削除した時のメモ
- Killing Floor 2 のカスタムマップが保存されたキャッシュフォルダの保存場所を変更する方法
- Steam を使いまくっているのなら知っておきたい!Steam のキャッシュファイルを完全に削除する方法 (現在開いているページ)
- Java をインストールしているなら知っておきたい!Java の残骸ファイルを完全に削除する方法