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USB 3.0(ルネサス) と SATA(ASMedia) が使える PCI Express 低価格コンボカードを購入しました

使用しているマザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 にはオンボードの Marvell SATA チップ(88SE9172)が搭載しており、このポートには SATA DVD ドライブを接続して使っていました。

UEFI BIOS で Marvell の設定を IDE Mode に設定していたのですが、DVD ドライブが消失するトラブルが発生、AHCI Mode に変更後、Marvell ドライバをインストールすることでこの問題を解決 した経緯があります。

新しいHDD 増設にともない、空きのあった Marvell の SATA ポートに HDD をつないで動作確認をしたところ、イベントビューワーに大量のエラーログが発生、SMART 値では C7 UltraDMA CRC エラー数が短時間に怒涛のカウント されてしまうという事態となってしまいました。

エラーが収まる気配がないため、SATA ポートがあるインターフェースカードを購入することに。PC ケースのシャドウベイに増設できる HDD があと 2台まででしたので、SATA ポートが 2つある PCI Express インターフェースを探したところ、Marvell か ASMedia チップなら約 2~3,000円程度で手に入れられることがわかりました。

ただ、以前より USB 3.0 のルネサスチップ搭載のインターフェースカードも増設したいと考えていたので、USB 3.0(ルネサスチップ)と SATA ポートをまとめて増設できないかと調べていたところ、両方のチップを搭載したコンボカード オウルテック インターフェースボード(USB 3.0/SATA3.0 コンボカード) OWL-PCEXCMU3ST3 という商品を発見しました。

しかし、国内で購入できる USB 3.0(ルネサス)・SATA コンボカードは調べた限りおそらくこれしかなく、競合製品がないためか値段も 5,000円ほどくらいします。サブ PC にも増設したいため 2枚購入を考えていましたが、これだと約 10,000円ほどの出費となってしまいます。

このタイプのコンボカードでもっと安い値段で購入できないかと調べたところ、海外の Amazon.com で国内相場の約半額(+送料)で購入できる Syba 2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCIe 2.0 X 1 Card (SD-PEX50063) という商品を発見しましたのでこちらを購入。PC に取り付けてドライバのインストールやファームウェアの更新、新しく購入した HDD の動作確認などを行いました。

USB 3.0(ルネサス) と SATA(ASMedia) が使える PCI Express 低価格コンボカードを購入しました



Marvell 88SE9172 に接続した HDD で C7 UltraDMA CRC エラー数がカウント

ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 Marvell 88SE9172、Marvell 91xx SATA 6G Controller ドライバ 1.2.0.1049

使用しているマザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 にインストールしている Marvell 91xx SATA 6G Controller ドライバです。

以前、BIOS にて IDE Mode に設定した Marvell SATA ポートに DVD ドライブをつないで使っていましたが、DVD ドライブが OS 上から見えなくなってしまうという問題がありました。いろいろ試した結果、IDE Mode から AHCI Mode に変更して、ドライバをインストールしたことで問題を解決した経緯があります。

今回、新しく HDD を増設する計画をしていたのですが、ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 にある Intel の SATA 全 6ポートがすでに全部ふさがっていたので、空きがあったオンボード Marvell チップの SATA ポートに HDD を接続して動作確認をしていたところ、ここでトラブルが発生します。

ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 Marvell 88SE9172 に接続した HDD(Seagate ST2000DM001-1CH164) の S.M.A.R.T.情報、C7 UltraDMA CRC エラー数がカウント

Marvell SATA ポートに接続した HDD(Seagate ST2000DM001-1CH164) の S.M.A.R.T.情報です。この中の C7 UltraDMA CRC エラー数がいきなりカウント されてしまう事態になってしまいました。

この項目は所持しているすべての HDD でカウントされることはなかったのですが、Marvell の SATA ポートに HDD を接続したことで、何もしなくても短時間で C7 UltraDMA CRC エラー数が増えてしまうという状況に陥ってしまいました。

ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 Marvell 88SE9172 に HDD(Seagate ST2000DM001-1CH164)接続した後の、Windows 7 イベントビューアーに記録された警告メッセージ、イベントID 51 ページング操作中にデバイス \Device\Harddisk5\DR5 上でエラーが検出されました。

Windows 7 のイベントビューアーに記録された警告メッセージです。「イベントID 51 ページング操作中にデバイス \Device\Harddisk5\DR5 上でエラーが検出されました。」 というメッセージが数分おきに発生しているのが確認できます。

ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 Marvell 88SE9172 に HDD(Seagate ST2000DM001-1CH164)接続後の Marvell Storage Utility(MSU) 画面、Command [0x2a] on physical disk 1 failed. Sense key=0xb, ASC=0x47, ASCQ=0x3 というメッセージが繰り返し表示(ごくまれに Request to physical disk 1 is timed out が表示)、Write Cache OFF
ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 Marvell 88SE9172 に HDD(Seagate ST2000DM001-1CH164)接続後の Marvell Storage Utility(MSU) 画面、Command [0x2a] on physical disk 1 failed. Sense key=0xb, ASC=0x47, ASCQ=0x3 というメッセージが繰り返し表示、Write Cache ON

Marvell Storage Utility(MSU) 管理画面です。

Marvell Storage Utility(MSU) 管理画面から試しに Write Cache を ON・OFF で切り替えてみるものの、「Command [0x2a] on physical disk 1 failed. Sense key=0xb, ASC=0x47, ASCQ=0x3」(ごくまれに 「Request to physical disk 1 is timed out」)というメッセージが繰り返し表示されるだけで、収まる気配は一向にありません。

品質の悪い SATA ケーブルや不良品、接触不良などにより、C7 UltraDMA CRC エラー数がカウントされるということがあるようですが、すべてオウルテックの同じ SATA ケーブルで統一しており、もう片方の空きがある SATA ポートに別のオウルテック SATA ケーブルでつげてみても、まったく同じエラー内容が発生しました。

これ以上、マザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 搭載 Marvell SATA ポートに HDD を接続して使うのは無理だと判断して、マザーボードの空いている PCI Express スロットに、SATA インターフェースカードを増設してそっちで HDD をつなぐことにしました。

ネットで調べてみると、昔の Marvell チップの SATA は不安定なものが多かったのかもしれません。

USB 3.0 ルネサスチップ(uPD720202)と SATA ASMedia(ASM1061)チップ搭載 PCI Express コンボカード SYBA SD-PEX50063 を購入

SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 購入

PC ケースにあと 2台 HDD を増設できるため、SATA ポートが 2つある PCI Express インターフェースカードを探したところ、Marvell か ASMedia チップなら約 2~3,000円ほどで手に入れられるようです。

ただ、以前より USB 3.0 ルネサスチップ搭載の PCI Express インターフェースカードを取り付けたいと考えていたので、USB 3.0(ルネサスチップ)と SATA ポートをまとめて増設できないかと調べていたところ、両方のチップを搭載したコンボカード オウルテック インターフェースカード USB 3.0(Renesas μPD720202)、SATA 3.0(ASMEDIA ASM1061) コンボカード 1年保証 OWL-PCEXCMU3ST3 を発見しました。

しかし、国内で購入できる USB 3.0(ルネサス)・SATA コンボカードは調べた限りおそらくこれしかなく、競合製品がないためか値段も 5,000円くらいします。サブ PC へ増設するため 2枚購入を考えていましたが、これだと約 10,000円ほどの出費となってしまいます。

ほぼ同じチップを搭載したコンボカードをもっと安い値段で購入できないかと調べたところ、海外の Amazon.com で国内相場の約半額(+送料)で購入できる、Syba 2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCIe 2.0 X 1 Card (SD-PEX50063) という商品を発見しましたので今回こちらを購入してみました。

合計 2枚購入、当時の為替相場+送料で 6~7,000円ほどで購入できました。

SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 開封、カード本体・ロープロファイルブラケット・ドライバーCD、取説
SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 開封、カード本体
SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 開封、カード本体
SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 開封、カード本体
SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 開封、カード本体

SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) を開封したところです。

USB 3.0 はルネサスチップ(uPD720202)、SATA 3.0 は ASMedia チップ(ASM1061)が搭載されているコンボカードで、USB・SATA それぞれ 2ポートずつあります。SATA ポートの上にはカードへの給電用コネクタがあり、電源ユニットのケーブルにある FDD 4ピンコネクタを接続します。

基板のチップ配置をよくみるとオウルテックの インターフェースボード(USB 3.0/SATA3.0 コンボカード) OWL-PCEXCMU3ST3 と全く一緒です。

おそらく製造元は一緒で、カードも同じものではないかと推測できます。

Seagate HDD ST2000DM006(3年保証)とオウルテック ラッチ付 SATA ケーブル OWL-CBSATA-SLU70 購入

【Amazon.co.jp 限定】 Seagate HDD Barracuda 2TB メーカー保証2年+1年 延長保証付き ST2000DM006/EWN(FFP) 購入
【Amazon.co.jp 限定】 Seagate HDD Barracuda 2TB メーカー保証2年+1年 延長保証付き ST2000DM006/EWN(FFP) 開封
【Amazon.co.jp 限定】 Seagate HDD Barracuda 2TB メーカー保証2年+1年 延長保証付き ST2000DM006/EWN(FFP) 開封
【Amazon.co.jp 限定】 Seagate HDD Barracuda 2TB メーカー保証2年+1年 延長保証付き ST2000DM006/EWN(FFP) 開封

増設用に購入した 【Amazon.co.jp 限定】 Seagate HDD 2TB ST2000DM006/EWN (メーカー保証2年+1年延長保証付き) です。PC ケースの空きベイとインターフェースカードの SATA ポート数に合わせて 2台購入しました。

Seagate 保証及び交換画面、保証の有効化/保証申請の管理にある、「1つの製品の保証を確認する」をクリック、複数台ある場合は「複数の製品の保証を確認する」をクリック
2017年4月に購入した Seagate HDD Barracuda 2TB メーカー保証2年+1年 延長保証付き ST2000DM006/EWN(FFP)(ST2000DM006-2DM164-302) の保証ステータス

Seagate のサイトから HDD の保証期間(RMA)を確認 してみます。

今回 2017年4月に購入した 【Amazon.co.jp 限定】 Seagate HDD 2TB ST2000DM006/EWN (メーカー保証2年+1年延長保証付き) の RMA 有効期間は 2019年1月となっており、残り 2年を切っていました。

今回購入した HDD には 代理店保証期間 3年 とありましたので、Seagate の RMA 手続き期間終了後は代理店へ保証申請ができるのみという形になっていると思われます。

箱の中に緑紙の代理店(CFD)保証書が入っており、申請の際にはこの保証書が必要になります。

オウルテック 6Gbps 対応 SATA ケーブル [ストレート] - [下 L 型] ラッチ付 70cm ブルー OWL-CBSATA-SLU70(BL) 購入

HDD 接続用に購入した オウルテック 6Gbps 対応 SATA ケーブル [ストレート - 下 L 型] ラッチ付 70cm ブルー OWL-CBSATA-SLU70(BL) です。

SATA ケーブルは長さ以外はすべてオウルテックブランドで統一しています。

uPD720202 と ASMedia 1061 ドライバインストールと設定、uPD720202 ファームウェアのアップデート

SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 カードをマザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 に取り付け、カードに SATA ケーブル(Owltech OWL-CBSATA-SLU70-BL)を接続したところ、画像上側 SATA コネクタが Port0、画像下側が Port1

SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card)オウルテック 6Gbps 対応 SATA ケーブル [ストレート - 下 L 型] ラッチ付 70cm ブルー OWL-CBSATA-SLU70(BL) を接続したところです。

画像上側の SATA ポートが port0、画像下側が port1 と思われます。(カード取り付け後の POST 画面で認識する HDD の順番で判断しています)

SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 カードをマザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 に取り付け、カードに SATA ケーブル(オウルテック OWL-CBSATA-SLU70-BL)と電源ユニット(SilverStone STRIDER Gold Evolution SST-ST75F-G-E)の FDD 4ピンコネクタを接続
SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 カードをマザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 に取り付け、カードに SATA ケーブル(オウルテック OWL-CBSATA-SLU70-BL)と電源ユニット(SilverStone STRIDER Gold Evolution SST-ST75F-G-E)の FDD 4ピンコネクタを接続

マザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 にある最下段の PCI Express スロット(PCIEX16_3、スロットの色ブラック)に SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) を取り付けたところです。

周りにはサウンドカードや USB リアスロットのケーブルが邪魔している状況でしたので、インターフェースカードには最初から SATA ケーブルと給電用 FDD コネクタケーブルを接続した状態で、SATA コネクタを折らないようマザーボードの PCI Express スロットに取り付けました。

SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 カード取り付け後、OS が自動的にインストールした Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller 6.1.7601.18231 Microsoft

インターフェースカードを取り付けた後、PC 起動後に OS が自動的にインストールした Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller ドライバ(6.1.7601.18231 Microsoft)です。

SATA チップが ASMedia 1061 なら、このドライバが自動的にインストールされます。

SYBA SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) Renesas uPD720202 / ASMedia 1061 カード取り付け後、デバイスマネージャーで表示された Universal Serial Bus USB Controller、コード 28 が表示されドライバーがインストールされていない状態

インターフェースカードを取り付けた後、PC 起動後に デバイスマネージャーで表示された Universal Serial Bus USB Controller です。コード 28 が表示されおり、ドライバーがインストールされていないため、使えない状態となっています。

USB 3.0 がルネサスチップ uPD720202 の場合、OS 標準ドライバは自動的にインストールされないようです。

※ Windows Update から自動的にドライバーをインストールしない設定にしています。(OS は Windows 7 64bit Pro)

Asmedia ASM-106x SATA 6G controller WHQL Drivers Version 3.2.1.0 インストール後、Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller 6.1.7601.18231 Microsoft から Asmedia 106x SATA Controller 3.2.1.0 Asmedia Technology にアップデート

Station-Drivers から Asmedia ASM-106x SATA 6G controller WHQL Drivers Version 3.2.1.0 をダウンロードしてインストールします。

ドライバインストール後、Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller ドライバ(6.1.7601.18231 Microsoft) がなくなり、Asmedia 106x SATA Controller ドライバ (3.2.1.0 Asmedia Technology) が表示されました。

追記

Asmedia のドライバをインストールした状態で、ハードウェアの詳細情報を表示したりモニタリングができるフリーソフト HWiNFO を起動すると OS を巻き込んでクラッシュ する現象を確認しました。HWiNFO を使いたい場合は、Asmedia ドライバをインストールしないで、OS 標準ドライバ (Microsoft) の 「Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller」 のまま使う必要があります。

Renesas / NEC uPD720201 / 720 202 USB 3.0 Drivers Version 3.0.23.1 WHQL インストール後、デバイスマネージャーに表示された Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller 3.0.23.0 Renesas Electronics
Renesas / NEC uPD720201 / 720 202 USB 3.0 Drivers Version 3.0.23.1 WHQL インストール後、デバイスマネージャーに表示された Renesas Electronics USB 3.0 Host Root Hub 3.0.23.0 Renesas Electronics

Station-Drivers から Renesas / NEC uPD720201 / 720 202 USB 3.0 Drivers Version 3.0.23.1 WHQL をダウンロードしてインストールします。

Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller (3.0.23.0 Renesas Electronics) と Renesas Electronics USB 3.0 Host Root Hub (3.0.23.0 Renesas Electronics) ドライバがインストールされました。

Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller 3.0.23.0 Renesas Electronics 詳細設定タブにあるファームウェアバージョン 2020 と USB 3.0 パワーマネージメント機能を無効化するのチェックマークが外れている状態

デバイスマネージャーから Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller ドライバを開き、詳細設定タブを開くとファームウェアバージョンが確認できます。この時点でのファームウェアのバージョンは 2020 でした。

トラブル防止のため Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller 3.0.23.0 Renesas Electronics 詳細設定タブにある USB 3.0 パワーマネージメント機能を無効化するにチェックマークを入れてUSB 3.0 パワーマネージメント機能を無効化する

詳細設定タブ内には 「USB 3.0 パワーマネージメント機能を無効化する」 という設定項目があり、チェックマークが外れている状態となっています。

USB 3.0 デバイスを接続して使う場合は、この項目にはチェックマークを入れたほうが安定するようです。

Renesas Electronics USB 3.0 ドライバをいったん削除した後、uPD720202 のファームウェア 2.0.2.0 から 2.0.2.6 へアップデート
Renesas Electronics USB 3.0 uPD720202 のファームウェア 2.0.2.0 から 2.0.2.6 へアップデート後 PC 再起動

USB 3.0 ルネサスチップのドライバのほかファームウェアも公開されており、専用のアップデータから簡単にバージョンアップができます。

Station-Drivers から Renesas / NEC uPD720201 / 720202 USB 3.0 Firmware Version 2.0.2.6k2026fwup1.exe) をダウンロードします。

念のため、USB 3.0 ルネサスドライバをアンインストールしてから k2026fwup1.exe を実行。ファームウェアのアップデートが成功したら PC を再起動します。PC 再起動後、ルネサスドライバを再度インストールします。

Renesas Electronics USB 3.0 uPD720202 のドライバをインストール、ファームウェア 2.0.2.6 へアップデート後完了

デバイスマネージャーから Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller ドライバを開き、詳細設定タブからファームウェアのバージョンを確認します。ファームウェアのバージョンが 2026 になっていれば成功です。

Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller 3.0.23.0 Renesas Electronics 詳細設定タブにある USB 3.0 パワーマネージメント機能を無効化するにチェックマークを入れていた場合、外れているので再びチェックマークを入れておく

「USB 3.0 パワーマネージメント機能を無効化する」 のチェックマークが外れていますので、忘れないうちにチェックマークを入れておきます。

常駐プログラム rusb3mon.exe、HDD の APM(高度な電源管理)と SeaTools テスト

Renesas / NEC uPD720201 / 720 202 USB 3.0 Drivers Version 3.0.23.1 WHQL インストール後、スタートアップに登録された rusb3mon.exe プログラム、USB 3.0 使う場合には起動しておく必要があるプログラムらしい

USB 3.0 ルネサスドライバーインストール後、スタートアップに登録された rusb3mon.exe プログラムです。ルネサスチップで USB 3.0 を使う場合には起動しておく必要があるプログラムらしいです。

OS 標準ドライバ Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller ドライバ、ASmedia ASM1061 に接続した ST2000DM006-2DM164 の CrystalDiskInfo APM 80h
標準ドライバ Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller ドライバ、SATA ASmedia ASM1061 に接続した ST2000DM006-2DM164 の CrystalDiskInfo APM FEh に変更して有効

OS 標準ドライバ Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller ドライバで ASmedia ASM1061 SATA ポートに接続した HDD(ST2000DM006-2DM164)、CrystalDiskInfo の APM 設定画面です。

CrystalDiskInfo から HDD の APM を 80h から FEh(パフォーマンス) に変更して保存することができます。

Asmedia ASM-106x SATA 6G controller WHQL Drivers Version 3.2.1.0 インストール後、SATA ASmedia ASM1061 に接続した ST2000DM006-2DM164 の CrystalDiskInfo APM、設定変更不可

こちらは Asmedia ASM-106x SATA 6G controller WHQL ドライバ(Drivers Version 3.2.1.0) インストール後、ASmedia ASM1061 の SATA ポートに接続した HDD(ST2000DM006-2DM164) CrystalDiskInfo の APM 設定画面です。

ASMedia SATA ドライバをインストールした場合、CrystalDiskInfo で APM を変更することができなくなってしまいます。

実は以前 Marvell SATA チップの時もドライバをインストールした際に、CrystalDiskInfo で APMが変更できないことを確認しています。(Marvell ドライバをインストールする前の状態で、APM を変更できるかどうかは未確認)

Intel SATA ポートに接続した HDD は、IRST(Intel Rapid Storage Technology) ドライバや OS 標準ドライバでも CrystalDiskInfo で APM の設定ができました。

ASMedia や Marvell SATA ポートに接続した HDD はドライバを入れた場合、CrystalDiskInfo で APM の設定が変更できない可能性があります。

Hard Disk Sentinel PRO の ST2000DM006-2DM164 高度な電源管理(APM)画面 現在の APM レベル 128、OS 標準ドライバ Standard AHCI、Asmedia ASM-106x SATA 6G controller WHQL Drivers Version 3.2.1.0 どちらでも設定・変更可能
Hard Disk Sentinel PRO の ST2000DM006-2DM164 高度な電源管理(APM)画面 現在の APM レベル 254 までスライダーを移動、OS 標準ドライバ Standard AHCI、Asmedia ASM-106x SATA 6G controller WHQL Drivers Version 3.2.1.0 どちらでも設定・変更可能
Hard Disk Sentinel PRO の ST2000DM006-2DM164 高度な電源管理(APM)画面 現在の APM レベル 254 までスライダーを移動して有効、OS 標準ドライバ Standard AHCI、Asmedia ASM-106x SATA 6G controller WHQL Drivers Version 3.2.1.0 どちらでも設定・変更可能

こちらは Hard Disk Sentinel という有料のストレージ管理・監視ソフトの APM 設定画面です。(使用しているソフトのグレードは Professional 版)

CrystalDiskInfo ではできなかった APM の設定が、Hard Disk Sentinel なら ASMedia・Marvell ドライバ有無関係なく、APM を変更できることを確認しています。

もともとは Marvell SATA ポートに HDD を接続してドライバインストール後、CrystalDiskInfo で APM が変更できないと判明した際、対策として Hard Disk Sentinel の Professional バージョンを購入して APM を変更するため使っていたものです。(その後、Marvell 88SE9172 に接続した HDD で C7 UltraDMA CRC エラー多発 のため Marvell SATA ポートは封印)

HDD の APM を変更したい場合、SATA ドライバが Standard AHCI が対応しているなら CrystalDiskInfo、ASMedia・Marvell ドライバをインストールして使いたい場合は Hard Disk Sentinel が必要 かと思います。

Seagate SeaTools for Windows v1.4.0.4 で ST2000DM006-2DM164-302 ベーシックテスト、SMART パース
Seagate SeaTools for Windows v1.4.0.4 で ST2000DM006-2DM164-302 ベーシックテスト、ショートテスト・パース
Seagate SeaTools for Windows v1.4.0.4 で ST2000DM006-2DM164-302 ベーシックテスト、ショートタイプ・パース
Seagate SeaTools for Windows v1.4.0.4 で ST2000DM006-2DM164-302 ベーシックテスト、ロングタイプ・パース

Seagate SeaTools v1.4.0.4 で HDD ST2000DM006-2DM164-302 のベーシックテストを行い、一通りのテストをクリア(SMART、ショートテスト、ショートタイプ、ロングタイプ)しました。

1TB 以上のデータを HDD に移したりミラーリングなどしていますが、今のところ問題はありません。気になる点として、起動時の POST 画面に表示されるインターフェースカードに接続した HDD 一覧の表示が遅い点です。

USB 3.0 を使う機会がないためすべての動作を確認したわけではありませんが、とりあえず HDD を 2台増設してエラーが発生しない環境を作ることはできました。そのうち USB 3.0 のデバイスを手に入れたら、こちらも動作確認をしたいと思います。

以上で SD-PEX50063 (2 Port USB 3.0 and 2 Port SATA III PCI Express 2.0 x1 Card) インターフェイスカードの取り付け、ドライバのインストール、ファームウェア(USB 3.0 ルネサスチップ)アップデート、HDD の動作確認作業は完了です。

海外 Amazon のおかげで安く購入できたインターフェースカードですが、唯一の難点はなにか問題があったときのサポートが海外になってしまうことです。

問題が起きることなく保証が切れるまで使い続けられるのが理想ですが、万が一トラブルや初期不良に遭遇した場合の対応の手間(英語での問い合わせ、海外への返送手続きなど)を考えた場合、国内で購入できる オウルテック インターフェースカード USB 3.0(Renesas μPD720202)、SATA 3.0(ASMEDIA ASM1061) コンボカード 1年保証 OWL-PCEXCMU3ST3 を選択するのもありかもしれません。

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