USB テンキーの分解・クリーニング・メンテナンスをやってみました
以前、テンキーレスゲーミングキーボードを徹底的にクリーニング&メンテナンス した記事を公開しました。
今回の記事では手持ちの バッファロー USB テンキーボード BSTK02BK も長年まったく手入れをしてこなかったので、キーボードを徹底的にクリーニング&メンテナンス した時と同じ要領で、テンキーも徹底的にメンテナンスしてみました。
画像は今回メンテナンスする 2013年に購入した バッファローのテンキー(BSTK02BK) です。
現行品は スタンダード テンキーボード BSTK10 シリーズ が出ていますが、外見上の見た目はほぼ一緒みたいなので、新しく買い替える場合は バッファロー USB テンキー スタンダード ブラック BSTK10BK を購入することになるかと思います。
購入してからだいぶ年月が経ちますが、キーボードより使用頻度は格段に低いため、目立つような劣化や汚れはほぼありません。ただ、キーボードと違い、キートップがパンタグラフのような形・大きさ(構造はメンブレンスイッチ)のためか、キートップ引き抜き工具を使っても、隣のキーと干渉してしまい簡単に外すことができません。
もしかしたら、コツのようなものがあるかもしれませんが、キーボードのように簡単にはいきません。そのため、分解しないでメンテナンスをやるとなると、キーボードと比べてメンテナンスがやりにくい構造となっています。
今回、初めてテンキーをメンテナンスするということで、キーボードをメンテナンス した時と同様に、バッファローのテンキー(BSTK02BK) も分解してメンテナンスしてみることにしました。
バッファローのテンキー(BSTK02BK) を分解します。
テンキー裏側にある 4つのゴム足をはがしてネジを外します。このテンキーの場合、上部・下部でネジのサイズが異なっています。上部ネジが テンキーケース を固定しているネジ、下部ネジがテンキー内部にある 鉄板 を固定しているネジです。
今回手持ちの中で一番小さいプラスドライバーで強引にネジを外してしまいましたが、このネジサイズの場合は、精密ドライバーを使ったほうがいいかもしれません。
なお、ゴム足には接着テープが貼られており、これが各ネジの部分に貼られていたのですが、一部接着力が落ちていたので、メンテナンス後元通りにする際に、ゴム足の接着テープを剥がして手持ちの ニトムズ 超強力両面テープ(薄手) プラスチック用 15mm×10m T4550 に貼り替えました。
プラスチック用の接着テープですが、ニトムズ 超強力両面テープ(薄手) プラスチック用 15mm×10m T4550 で十分代用できました。
テンキー裏側のネジをすべて取り外したら、テンキーケースを分解します。
このケースは手で簡単に分解できなかったので、手持ちのマイナスドライバーでケース側面のすき間に差し込んで、ドライバを右左に回してこじ開けました。
ただ、このテンキーケースは非常に柔らかいため、マイナスドライバーでこじ開けたところがほんのわずかですが若干へこんでしまいましたので、キズをつけないで分解したい場合は注意が必要です。
テンキー内にある基板を固定する 2本のネジを外します。テンキーケースから完全に中身を取り出す場合は、このネジを外す必要があります。
テンキーのキートップをすべてを外します。
キートップ引き抜き工具ではうまく取り外せないため、外したいキーの周りのキーを指で押しながら、キートップを対角線上に持ち上げることで多少は外しやすくなると思います。
エンターキー(右下のキートップ 2個分の長さ)はスタビライザー(金具)があるので、周りのキーを外した状態で、最後に持ち上げて取り外します。
テンキー裏側下部のネジ 2本 と 基板のネジ 2本 を外した状態であれば、基板と鉄板をケースから取り出せます。
フィルム基板の裏面で固定されているネジ 3本を外して鉄板を取り外します。
鉄板からフィルム基板とハウジングフレームを取り外したところです。ハウジングフレームにあるゴム椀はすべて個別に独立(19個)しているため、分解・クリーニング時は無くさないように注意します。
取り外したキートップのクリーニング・メンテナンスを行います。
エンターキーのスタビライザー(金具)に付着している古いグリスを エレクトロニッククリーナー (クイックドライクリーナー) を使ってきれいにふき取ります。
キートップ裏側をブラシなどでホコリを取り払った後、キートップの滑りを良くするのとスタビライザー(金具)のグリスの代わりに ドライファストルブ を噴射します。
キートップ表面を キムワイプ と 無水エタノール でクリーニングした後、仕上げに アーマオール プロテクタント 保護&ツヤ出し剤 で表面処理します。
ハウジングフレームからゴム椀(19個)全部外して、溝にたまったホコリを みぞスッキリサッシブラシ で一気に掃き出しします。
ハウジングフレームのホコリを取り払った後、表面部分とキートップが擦れ合う箇所に ドライファストルブ を噴射します。
テンキーケースも 無水エタノール と キムワイプ
できれいにしたあと、アーマオール プロテクタント 保護&ツヤ出し剤
で仕上げます。
元通りにテンキーを組み立てて動作確認が取れたら、テンキーのクリーニング・メンテナンス作業は完了です。