低予算でできるロジクール Z120BW スピーカーの音質向上・改善をやってみました
自作 PC のメインスピーカーとして格安小型スピーカー ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 を長年使っています。
たまたま、このスピーカーについてのネット情報を調べていた時に、あまりお金をかけずに音質をカンタンに向上させる方法を見つけました。
今回の記事ではそれらの情報をもとに、低予算でできる ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 の音質向上・改善を実践してみることにしました。
給電方法を USB ポートからコンセントに変更するため、パナソニック USB 出力 AC アダプター QE-AP108-D 購入
いろいろ調べてみると、スピーカーの電源を USB ポートから給電する場合、パソコンからのノイズが混入する可能性があり、スピーカー本来の性能を発揮できないことがあるようです。
そこで ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 の給電用 USB ケーブルをパソコンの USB ポートや HUB からではなく、コンセントから給電するために パナソニック スマートフォン対応 USB 出力 AC アダプター QE-AP108-D を購入しました。
以前は、USB オーディオ用に用意した AC アダプタ付 USB ハブ システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH ホワイト を使って、パソコンの USB ポートを使わない方法でノイズ対策をしていたので特に問題ありませんでした。
今回はより良いスピーカー再生環境を求めて、HUB の USB ポートからの給電方法を完全にやめて、コンセントから給電することにしました。
今回購入した パナソニック スマートフォン対応 USB 出力 AC アダプター QE-AP108-D は他社製品と比べると多少割高ですが、品質や評判は悪くなさそうだったので信頼性を重視して購入しました。
パナソニック スマートフォン対応 USB 出力 AC アダプター QE-AP108-D を開封して OA タップに差し込んだところです。
ここに ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 の給電用 USB ケーブルを接続して、スピーカーの電源をパソコンや USB ハブからではなくコンセントから確保します。
スピーカー高さ調節インシュレーター、国産ひのき 90mm 角材×長さ 100mm 無塗装 購入
ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 のインシュレーターとして格安で売っていた 国産ひのき 90mm 角材×長さ 50~100mm 無塗装(今回は長さ 100mm を選択) をスピーカーの個数分購入しました。安物ということで節(ふし)が残っています。
スピーカーのインシュレーターには様々な種類があるようですが、今回は机に直置きだったスピーカーの設置場所の高さを上げて、スピーカーを耳の高さになるべく近づけさせるための目的も含まれています。
長さ 200mm(20cm)以上にすれば、ほぼ耳の高さと同じにすることができますが、倒れる危険性を考慮して高さ 100mm(10cm)までとしています。
3点支持インシュレーター、セーフティークッション(フェルトタイプ) PR-001 購入
ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 のインシュレーターとして購入した 国産ひのき 90mm 角材×長さ 50~100mm 無塗装、さらにスピーカーからの振動を接地面(机)に干渉させないために、家具などのフローリングキズ防止用として売られている セーフティクッション 丸型 25mm PR-001
を購入しました。
ヒノキ材の接地面側(机側)に購入したクッションを 3点支持で貼り付けます。
ロジクール Z120 スピーカー 音質改善環境完成
以上で パナソニック スマートフォン対応 USB 出力 AC アダプター QE-AP108-D を使ったコンセントから USB ケーブルでの給電方法、スピーカーのインシュレーターとして 国産ひのき 90mm 角材×長さ 50~100mm 無塗装 を使っての耳までの高さ調節をおこない、木材の底面には セーフティクッション 丸型 25mm PR-001
を 3点支持で貼り付けて、ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 の低予算音質向上・改善環境を構築しました。
ただ、以前の環境でも不満という不満はなく、今回のオーディオ環境構築でオーディオに詳しくない私にとっては劇的に音がよくなったようには感じられませんでした。
ネット上ではパソコンから USB ポートに接続している場合は、USB 出力 AC アダプターに変えるだけでもだいぶ音質が向上・改善されるらしいので、まずはこういった商品に切り替えるだけでも十分かもしれません。
今回個人的に一番よくなったと思うのが、ヒノキ材をインシュレーターとして使った際に、スピーカーの高さを上げて耳の高さに近いところまで合わせたことにより、スピーカーの音が机の上に置いた時よりもダイレクトに耳に入るように感じました。
そのかわり注意点として ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 の左右のスピーカーをつなぐケーブルが 80cm しかなく、24インチモニターの両脇においた状態で約 10cm 角のヒノキ材をインシュレーターとして設置すると、スピーカー間ケーブルの長さに余裕がなくなってしまうところがあります。
そのため、スピーカーとスピーカーをつなぐケーブルが短く、モニターサイズが 24インチ以上で、モニターの両脇にスピーカーを設置したい場合は注意が必要です。
また、今回使用したヒノキインシュレーターは 9cm 角のため、ロジクール ミニステレオスピーカー Z120 のような小型スピーカーぐらいしか置けません。底面が大きなスピーカーにこのサイズのヒノキ材を使いたい場合は、もっと大きいサイズのものを購入するか、複数個用意して並べるといったことが必要かと思います。