ゲーミングヘッドセットから聞こえるノイズを極力少なくするために、USB サウンドデバイスと AC アダプター付(セルフパワー)USB ハブを購入しました
ゲーミングヘッドセット入門用として購入した キングストン ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Core ですが、アナログ接続のためサウンドカードに直接接続してしまうとノイズが混入する恐れがあります。
ノイズが入るかどうかは PC やサウンドカードによって異なりますが、ノイズが入る可能性を極力排除するためにヘッドセット用 USB サウンドデバイスを購入してこちらに接続することにしました。
今回購入したのは、アナログヘッドセット接続用にベリンガーの BEHRINGER UCA222 USB サウンドデバイスと、PC の USB ポートからノイズが入らせないようにするため USB サウンドデバイス接続用に、AC アダプタ付 USB ハブ システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH ホワイト
です。
それぞれ開封して中身のチェックと動作確認をします。
ベリンガー BEHRINGER USB オーディオインターフェイス U-CONTROL UCA222 購入
キングストン ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Core はアナログ接続のため、サウンドカードに直接接続してしまうとノイズが混入する恐れがあります。
PC から発生したノイズがサウンドカードを経由して混入してくるのを防止するため、USB サウンドデバイス BEHRINGER UCA222 を購入しました。
Behringer UCA222 本体に直付けされている USB ケーブルです。
電源は USB ケーブルからのバスパワータイプで、電源用ケーブルや AC アダプターなどはありません。また、本体部分に USB ケーブルが直付けされているため、ケーブルの着脱はできません。
Behringer UCA222 本体にある、S/PDIF オプティカル端子(OPTICAL OUTPUT)、ヘッドフォン出力ステレオミニ(PHONES)、ボリューム(VOLUME)です。
キングストン ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Core のヘッドホンプラグを、ヘッドフォン出力ステレオミニ(PHONES)に接続します。
Behringer UCA222 にある RCA ケーブル端子 アウトプット(OUTPUT)・インプット(INPUT)(いわゆるライン入出力端子)、モニタースイッチ(MONITOR ON - OFF)です。
モニタースイッチはヘッドホン出力に流す音を切り替えるスイッチです。
モニタースイッチが OFF のときは、USB ポートを通して PC で再生した音がヘッドホン出力端子(PHONES)に流れるようになります。この音を聞くためには、Windows で Behringer UCA222 を再生デバイスとして設定する必要があります。また、再生した音は RCA 出力端子にも流れます。
モニタースイッチが ON のときは、RCA インプット 端子に接続した音がヘッドホン出力端子に流れます。
今回、キングストン ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Core のマイクプラグを オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 に接続して、RCA ケーブルを使いライン出力して、Behringer UCA222 のインプット端子に接続してマイクの音量を管理します。
マイクの音量調節は オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 のゲインコントロール(ツマミ)、USB サウンドデバイス Behringer UCA222 の マイクプロパティのレベルタブ、ボイスチャットなどのソフトを使うのであれば、ソフト側のマイク音量調節機能もあわせて併用します。
この接続方法では Behringer UCA222 のモニタースイッチを ON にすれば、マイクでしゃべった音声をヘッドホンに流すことができます。
USB ポートに Behringer UCA222 の USB ケーブルを接続すると LED ランプが点灯、Windows なら OS 標準ドライバがインストールされてすぐ使えるようになります。
ベリンガー BEHRINGER USB オーディオインターフェイス U-CONTROL UCA222 動作・設定確認
USB サウンドデバイス Behringer UCA222 を PC に接続したときの OS 上での認識状態(OS 標準ドライバ、ベリンガードライバ、ASIO4ALL)を確認します。
スピーカーのプロパティ(UCA222)
Windows 7 (64bit) サウンドコントロールの再生タブです。一覧にある スピーカー - USB Audio CODEC が Behringer UCA222 です。(OS 標準ドライバ)
Behringer UCA222 スピーカープロパティの全般タブです。
Behringer UCA222 スピーカープロパティのレベルタブです。
Behringer UCA222 スピーカープロパティの音の明瞭化タブです。
Behringer UCA222 スピーカープロパティの音の詳細タブです。
既定の形式一覧にあるサンプルレートとビットの深さは 32000Hz、44100Hz、48000Hz(すべて 16ビット) の 3種類が選択できるようになっています。
フリーソフトの 「Audio Switcher」 を使えば再生デバイスを簡単に切り替えられますので、サウンドデバイスを複数使っている場合は便利なソフトかと思います。
マイクのプロパティ(UCA222)
Windows 7 (64bit) サウンドコントロールの録音タブです。一覧にある マイク - USB Audio CODEC が Behringer UCA222 です。(OS 標準ドライバ)
Behringer UCA222 マイクプロパティの全般タブです。
Behringer UCA222 マイクプロパティの聴くタブです。
Behringer UCA222 マイクプロパティのレベルタブです。
今回、キングストン ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Core のマイクプラグを オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 に接続して、RCA ケーブルを使いライン出力して、Behringer UCA222 のインプット端子に接続してマイクの音量を管理します。
マイクの音量調節は オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 のゲインコントロール(ツマミ)、USB サウンドデバイス Behringer UCA222 のマイクプロパティのレベルタブ、ボイスチャットなどのソフトを使うのであればソフト側のマイク音量調節機能もあわせて併用します。
Behringer UCA222 マイクプロパティの詳細タブです。
既定の形式一覧にあるサンプルレートとビットの深さは 11025 ~ 48000Hz までの 6種類、それぞれ 1チャンネルと 2チャンネル(すべて 16ビット) の計 12種類が選択できるようになっています。
フリーソフトの 「MicMute」 を使えば、キーボード上で簡単にマイクのミュートができます。ほかにフリーソフトの 「Audio Switcher」 を使えば再生デバイスだけでなく録音デバイスも切り替えられます。
BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 インストール
Behringer UCA222 は PC に接続すると OS 標準ドライバ(Windows の場合)が自動的にインストールされてすぐ使えるようになります。
また、Behringer UCA222 用のドライバが存在しており、以前は BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 が公開されていましたが、現在は ASIO4ALL に変更となってしまったようです。
ベリンガー公式サイトから BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 がダウンロードできなくなっていますが、こちらの情報 によりますと、(Internet Archive)代理店サイト からドライバ(32bit、64bit の2種類)をダウンロードすることができます。
BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 と ASIO4ALL ドライバの違いについて、ASIO4ALL では 同時発音に制限 があるようなので、リンク先のような使い方をする場合は BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 を入れる必要があるようです。ただ、古いドライバ(2009年?)のため、なんらかのトラブルが発生する可能性がありますので、その点を考慮して使う必要があります。
私の環境では、ヘッドセットをつなげてゲームなどで使うのがメインのため基本的に不必要なドライバですが、インストールできるかどうか、どのように認識するドライバなのかを確認してみます。
こちらの情報 を参考にして (Internet Archive)代理店サイトのサポートページ から BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 ドライバをダウンロードしてインストールしてみます。
BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 ドライバをインストール後、PC を再起動します。
BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 ドライバインストール後のデバイスマネージャー情報です。今回は古いドライバをインストールできるかどうか、デバイスとして認識するかどうかを確認するだけのため、このあとアンインストールしています。
ASIO4ALL v2.13 インストール
BEHRINGER USB AUDIO DRIVER 2.8.40 ドライバから現在は ASIO4ALL に置き換わっています。
ASIO4ALL ドライバをインストールして Behringer UCA222 がどのように認識するのか確認しみます。
ASIO4ALL のインストール自体はすぐ終わるのですが、設定のためインストール時には 「Off-Line Settings」 にチェックマークを入れている必要があります。
ASIO4ALL を起動したところです。
設定を開きたい場合は(デフォルトでのインストール先 C:\Program Files (x86)\ASIO4ALL v2
)、a4apanel.exe(32ビット用?) か a4apanel64.exe(64ビット用?) を開きます。Windows 7 64bit では a4apanel.exe、a4apanel64.exe どちらのファイルからでも起動できました。
インストールした ASIO4ALL では無事 Behringer UCA222 が認識していることが確認できました。
システムトークス SUGOI HUB4Xシリーズ ホワイト アダプタ付 USB2-HUB4XA-WH 購入
アナログヘッドセット接続用 USB サウンドデバイス Behringer UCA222 に USB ポートからのノイズの混入防止や電源を安定供給できるように、AC アダプタ付 USB ハブ システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH ホワイト を購入しました。
システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH の各部名称です。
こちらは システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH の接続方法です。3種類の接続方法が用意されています。
システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH の USB ポート x 4(ダウンストリームポート)です。
ハブ左側から 1番・2番ポートはパソコンと連動しており、パソコンの電源を切ると USB 機器への電源供給が切れます。3番・4番ポートは非連動のため、パソコンの電源を切ってもそのまま給電できるようになっています。
システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH の USB ポート Type Mini-B(アップストリームポート)です。付属の USB ケーブルを使ってパソコンの USB ポートに接続します。
システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH 本体横にある AC アダプター入力コネクタ(AC adapter)と電源補助ケーブルコネクタ(Power assist)です。
接続方法 にしたがい、バスパワー接続 1 ・・・ USB ケーブル 1本(アップストリームポート)のみ、バスパワー接続 2 ・・・ USB ケーブル 2本(アップストリームポート+ Power assist)、セルフパワー接続 ・・・ USB ケーブル 1本(アップストリームポート)+AC アダプタ使用の 3種類のいずれかの方法で接続して使います。
システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ アダプタ付 電力供給安定型 USB2-HUB4XA-WH 付属 AC アダプター(アウトプット DC5V 2A)です。
3種類ある接続方法 のうち、今回は安定して USB 機器に電源が供給できる AC アダプタを使ったセルフパワーで接続します。
システムトークス SUGOI HUB4X シリーズ USB2-HUB4XA-WH の付属 USB ケーブルを触るとケーブル内部が断線しているためか、断続的に接続と切断を繰り返すようになっていたことが判明しました。
システムトークス SUGOI HUB4X ハブ に接続する付属 USB ケーブルのコネクタ形状は mini-B タイプ のため、エレコム フェライトコア付き USB ケーブル miniB 0.5m U2C-MF05BK を購入して交換することで解決させました。
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