ゲーミングヘッドセットのマイクの音量・音質・ノイズを改善するため、マイクロフォンアンプ AT-MA2 を使ってみました
ゲーミングヘッドセット入門用として購入した キングストン ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Core のマイクはヘッドホンと同じくアナログ接続となっており、音量調節やノイズは接続したサウンドカードまたは USB サウンドデバイスに依存・影響してしまいます。
前回の記事 で紹介した ベリンガーの USB サウンドデバイス BEHRINGER UCA222 にヘッドセットのマイクプラグを接続して音量調節とノイズ対策をしたいのですが、マイク入力端子がないためマイクプラグを直接接続することができません。
この解決策として数年前に購入したまま放置していた オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 を開封。このマイクアンプの入力端子にヘッドセットのマイクプラグを差し込み、ライン出力端子(RCA ピンジャック×2) から BEHRINGER UCA222 のライン入力端子(RCA ピンジャック×2) に RCA ケーブルを接続することで、ヘッドセットのマイクプラグからライン入出力に切り替えて、USB サウンドデバイスでマイク音量調節を行うことができます。
今回の記事では オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 の中身をチェックするとともに、マイクアンプに接続したマイクからノイズが聞こえるため、AC アダプターの交換やアース線をつないでマイクアンプのノイズ対策をとってみました。
オーディオテクニカ audio-technica マイクロフォンアンプ AT-MA2 開封
数年前に購入したまま放置していた オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 です。キングストン ゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Core のマイク音量調節・音質改善とノイズ対策のため開封しました。
マイクアンプにヘッドセットのマイクプラグを差し込み、マイクアンプのライン出力端子(RCA ピンジャック×2) から Behringer UCA222 のライン入力端子(RCA ピンジャック×2) に RCA ケーブルを接続して、マイクの音量調節・音質改善とノイズ対策を行います。
オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 本体正面側です。
本体左側にマイク入力端子(6.3mm 標準プラグ、3.5mm ミニプラグ) が 2か所あり、どちらかのマイク端子に接続します(両方同時には使えません)。ヘッドセットのマイク端子は 3.5mm ミニプラグなので、ここでは右側のヘッドセットのマイクプラグを接続します。
中央にあるのが 電源スイッチ です。ヘッドセットのマイクの場合は、「ON - MONO」 に切り替えます。なお、スイッチのオンオフ時にゲインコントロール関係なくブチッという音が入るみたいなので、放送や録音などでこのスイッチをマイクのオンオフ代わりに使うのはあまり好ましくないかもしれません。
一番右側にあるのが ゲインコントロール でこのツマミでマイク感度を調整します。ゲインコントロールを上げる過ぎるとピークインジケーター(PEAK)が頻繁に点灯しますので、その場合は音声入力が最大時に点灯する程度になるようゲインコントロールを調整します。
このゲインコントロールと USB サウンドデバイス Behringer UCA222 の Windows サウンドコントロールパネル(マイク) でマイク音量を調節します。
オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 本体裏側です。
本体左側は ライン出力端子(LINEOUT) です。ここに RCA ピンケーブルを接続して USB サウンドデバイス Behringer UCA222 のライン入力端子に接続してマイク音声を取り込みます。
中央にあるのが プラグインパワー ON/OFF スイッチ です。ヘッドセットのマイクを使う場合はプラグインパワースイッチを ON にします。
オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 付属の AC アダプター(アウトプット DC9V 100mA)です。
マイクアンプのノイズ対策のため、市販の AC アダプター CAJ カスタムオーディオジャパン 電源アダプター POWER BLOCKS PB12DC9-2.5R 12W/センタープラス を使います。そのためマイクアンプ付属の AC アダプターは使いません。
改造する予定はありませんが、購入後だいぶ経過しているので オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 を試しに分解してみました。
CAJ カスタムオーディオジャパン 電源アダプター POWER BLOCKS PB12DC9-2.5R 12W/センタープラス 購入
オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 付属の AC アダプター(アウトプット DC9V 100mA)は使わず、マイクアンプのノイズ対策のため市販の CAJ カスタムオーディオジャパン 電源アダプター POWER BLOCKS PB12DC9-2.5R (12W/センタープラス) を購入、こちらの AC アダプターに変更しました。
マイクロフォンアンプ AT-MA2 電源アダプター CAJ 用プラグアダプター購入
オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 付属 AC アダプター(アウトプット DC9V 100mA)のプラグですが、マイクアンプのノイズ対策のために購入した CAJ カスタムオーディオジャパン 電源アダプター POWER BLOCKS PB12DC9-2.5R (12W/センタープラス) のプラグ形状が完全に同じではありません。
とりあえず、接続することはできますが差し込みが甘く抜けやすい状態となります。ただ、マイクアンプの電源はキチンと入るため、プラグが抜けさえしなければ問題なく使えると思います。
調べてみると AC アダプターのプラグサイズはいくつかに分かれている ようです。そこで、AC アダプターのプラグ抜け防止ため、変換プラグを購入して取り付けることにしました。
変換プラグとして DC プラグアダプター 9種(5.5/2.1mmジャック 対 9種のプラグ) を購入しました。
オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 付属 AC アダプター(アウトプット DC9V 100mA)のプラグと同じサイズと思われる変換プラグを選択。この変換プラグをマイクアンプの外部電源入力端子(DC IN 9V)に接続します。
CAJ カスタムオーディオジャパン 電源アダプター POWER BLOCKS PB12DC9-2.5R (12W/センタープラス) 用に購入した DC プラグ 変換アダプター 外径5.5内径2.5 → 外径5.5内径2.1 です。
オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 ← DC プラグアダプター 9種(5.5/2.1mmジャック 対 9種のプラグ) ← DC プラグ 変換アダプター 外径5.5内径2.5 → 外径5.5内径2.1
← CAJ カスタムオーディオジャパン 電源アダプター POWER BLOCKS PB12DC9-2.5R (12W/センタープラス) という順番で接続します。
電源プラグは抜けにくくなりましたが、プラグが非常に長くなっているため、マイクアンプの設置場所によってはかなり邪魔になってしまいます。
マイクロフォンアンプ用アースコード 購入
ある程度ノイズ対策をした オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 ですが、マイクアンプの本体を触った時にマイクから聞こえていたわずかに聞こえていたノイズが消えるという現象を確認しました。
Amazon レビュー によればこれは静電気ノイズらしく、アース線をつないで静電気を逃がすことでノイズをなくす対処方法が紹介されておりました。
市販の アース線 を購入して、オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 の静電気を逃がしてみることにしました。
オーディオテクニカ マイクロフォンアンプ AT-MA2 本体ネジ部分にアース線の端子を固定します。反対側のアース線の被覆をむいて近くにあるメタルラックに適当に巻きつけました。
マイクアンプに関するノイズ対策・静電気対策をやってみた結果、今まで聞こえていたマイクのノイズがほとんどなくなり、とりあえず満足のいくヘッドセット環境を構築することができました。
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