NVIDIA テレメトリサービス NvTelemetry を削除して GeForce ドライバをインストールする方法

2017年08月28日
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この記事で紹介している NVIDIA テレメトリ削除方法はすでに使えない可能性があります。NVIDIA テレメトリを削除したい場合は NVCleanstall を利用することを検討してください。

Destiny 2 のオープンベータに備えて、古いドライバを Display Driver Uninstaller (DDU) でアンインストールした後、ゲームに最適化された GeForce ドライバ 385.41 をインストールしました。

ところが、インストールしたドライバ内容を調べてみると、「NvTelemetry」 というフォルダと関連ファイルと思われるものが複数入っており、こちらのブログ情報 によると名前の通り、NVIDIA 製テレメトリ関連サービスということで間違いはなさそうです。

Geforce ExperienceNvTmRep.exe によってテレメトリが送信される可能性があるようですが、私が使っている旧バージョンの Geforce Experience 2.11.4.0 には該当ファイルはなく、おそらく最新版 Geforce Experience にしかテレメトリ送信システムは入っていないものと思われます。

最新の GeForce ドライバと旧 Geforce Experience (2.11.4.0 まで) の組み合わせなら、テレメトリ機能により勝手に内部情報が送信される恐れはなさそうですが、余計なファイルを勝手に生成する 「NvTelemetry」 フォルダ・ファイルはできれば削除しておきたいところ。

ところが、ファイルを削除しようとすると一部ロックされているため、そのままではすべてのファイルを削除できません。ロックを解除するソフト(Unlocker)を使えば全部削除できそうな気がしますが、どのような影響があるかわかりません。

この 「NvTelemetry」 を安全に削除できないか調べてみると、先ほどのブログ に GeForce ドライバインストール時にあらかじめインストーラーを展開・解凍した後 「NvTelemetry」 フォルダを削除することで、 NVIDIA テレメトリサービスをインストールさせない方法が紹介されていました。

今回の記事では NVIDIA 製テレメトリ関連サービス 「NvTelemetry」 を除外して、新しい GeForce ドライバをインストールしてみます。

NVIDIA テレメトリサービス NvTelemetry を削除して GeForce ドライバをインストールする方法

NVIDIA GeForce Driver 385.41 WHQL インストール後の C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NvTelemetry フォルダ(NvTelemetryAPI64.dll、NvTelemetryBridge64.dll)

GeForce ドライバ 385.41 インストール後、C:\Program Files\NVIDIA Corporation\NvTelemetry フォルダに入っていた NvTelemetryAPI64.dll、NvTelemetryBridge64.dll ファイルです。

NVIDIA GeForce Driver 385.41 WHQL インストール後の C:\Program Files(x86)\NVIDIA Corporation\NvTelemetry フォルダ(NvTelemetryAPI32.dll、NvTelemetryBridge32.dll、NvTelemetryContainer.exe)

GeForce ドライバ 385.41 インストール後、C:\Program Files(x86)\NVIDIA Corporation\NvTelemetry フォルダに入っていた NvTelemetryAPI32.dll、NvTelemetryBridge32.dll、NvTelemetryContainer.exe ファイルとフォルダです。

NVIDIA GeForce Driver 385.41 WHQL インストール後の C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\NvTelemetry フォルダ(events.dat、events.dat-shm、events.dat-wal、nvtelemetry.log、nvtelemetry.log.bak)

GeForce ドライバ 385.41 インストール後、C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\NvTelemetry フォルダに入っていた events.dat、events.dat-shm、events.dat-wal、nvtelemetry.log、nvtelemetry.log.bak ファイルとフォルダです。

以上の NvTelemetry フォルダをドライバインストール時に入らないように設定します。

まず、Display Driver Uninstaller (DDU) でインストール済み GeForce ドライバを完全削除しておきます。

NVIDIA GeForce Driver 385.41 WHQL インストーラーファイル自己解凍先フォルダの指定

インストールしたい GeForce ドライバのインストーラーファイルを解凍・展開します。

ドライバの解凍・展開方法は 2種類あり、ドライバインストール時の一時ファイルとして解凍したファイル・フォルダを流用する方法と、解凍ソフトを使う方法があります。

ドライバのインストーラーを起動して 展開先フォルダ指定 後、ドライバのインストールをキャンセルすることで、ドライバを展開・解凍できます。

ファイル圧縮・解凍ソフトであれば、ドライバ exe ファイルを開かなくてもドライバファイルをそのまま展開・解凍することもできます。

NVIDIA GeForce Driver 385.41 WHQL インストーラーファイルに入っている NvTelemetry フォルダ
NVIDIA GeForce Driver 385.41 WHQL インストーラーファイルに入っている NvTelemetry フォルダ内ファイル(NvTelemetry.dll、NvTelemetry.nvi、NvTelemetryAPI32.dll、NvTelemetryAPI64.dll、NvTelemetryBridge32.dll、NvTelemetryBridge64.dll、NvTelemetryContainer.exe、NvTelemetryContainer.nvi、NvTelemetryContainerRecover.bat、NvTelemetryExt.dll、NvTelemetryStausReporter.dll)

解凍した GeForce ドライバのインストーラーファイル・フォルダです。「NvTelemetry」 フォルダがあるのが確認できます。

NvTelemetry」 フォルダ内には NvTelemetry.dll、NvTelemetry.nvi、NvTelemetryAPI32.dll、NvTelemetryAPI64.dll、NvTelemetryBridge32.dll、NvTelemetryBridge64.dll、NvTelemetryContainer.exe、NvTelemetryContainer.nvi、NvTelemetryContainerRecover.bat、NvTelemetryExt.dll、NvTelemetryStausReporter.dll が入っていました。

これらのファイルをフォルダごと削除します。ドライバインストーラーの 「NvTelemetry」 フォルダ削除後、setup.exe ファイルを起動して GeForce ドライバをインストールします。

ドライバインストール後、C ドライブに 「NvTelemetry」 フォルダやその名前がついたファイルが入っていないことが確認できれば成功です。

C:\Windows フォルダ内に 「NvTelemetryContainerRecovery.bat」 が残っていたので、どの程度影響するかはわかりませんが念のため手動で削除しました。

今後、GeForce ドライバのインストールはこの方法を使うことで、不要な NVIDIA テレメトリサービスのインストールを避けることができます。ただ、本当に NVIDIA へのテレメトリ送信を防いでいるかどうかまでは確認していません。

awgs
Posted by awgs