2017年11月分の Windows Update を更新したときのメモ
以前の Windows Update 記事 では 2017年10月分公開の Windows Update 更新プログラムのインストールや、インストールせずリストから非表示にした記事を公開しました。
今回の記事でも 2017年11月分公開 Windows Update 更新プログラムを入れるにあたり、ネット上にある情報と照らし合わせて、インストールした・しなかった更新プログラムの内容をまとめてみました。
前回に引き続き使用している PC 環境(Windows 7 64bit Pro) では、Windows Update によって起きるトラブルを回避するため自動更新を切っている状態となっています。
基本的に更新プログラムの公開日からある程度様子を見た後に問題ないと判断できたら、「手動」 で Windows Upsate で公開された更新プログラムを必要に応じて順次アップデート、または 必要な更新プログラムをネットからダウンロードしてインストール するようにしています。問題のあると判断した更新プログラムは保留または個別に非表示設定をしています。
なお、過去に公開された一部の更新プログラムは、インストールせず非表示で対応したものがあるため、本来表示されるべき更新プログラムが、記事内では最初から非表示となっていることがあります。
Windows Update (Win 7 64bit) 2017年11月分 更新プログラム(重要)&非表示
画像は 2017年11月に公開された Windows Update 更新プログラム(重要)リストです。
Internet Explorer 11 用セキュリティ更新プログラムも本来配信されていますが、Internet Explorer 11 はインストールしていないため、私が使っている PC には配信されていません。
こちらの画像は 2017年11月公開分 Windows Update 更新プログラム(重要)で非表示にしたリストです。
非表示にした 2017年11月 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4048957) は テレメトリ入りの可能性が高い ためインストールしません。
Windows 7 用 2017年11月分セキュリティのみの更新プログラムである KB4048960 を 手動でファイルをダウンロード してインストールします。
なお、セキュリティのみの更新プログラム KB4048960 (セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4048957)) のインストールで Microsoft Access と Excel の連携バグが修正 されています。
ちなみに セキュリティのみの更新プログラム KB4048960 (セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4048957)) のインストールで エプソンの一部プリンタが印刷ができなくなる 問題がありましたが、修正パッチが公開 (KB4055038) されたことにより解決しています。Windows Update で配信しているようですが環境によっては配信されないため、その場合は手動でダウンロード・インストールする必要があります。
KB2952664(Windows 7 アップグレード用互換性更新プログラム) は以前公開された更新プログラムの再登場です。セキュリティパッチではなく、入れる必要性はないので非表示に設定しています。
2017年11月 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7 用セキュリティおよび品質ロールアップ(KB4049016) について、先月に引き続き セキュリティのみのパッチは公開されておらず、バグ修正が主な内容 となっているそうです。
今までは Microsoft Update カタログ から個別に必要なファイルをダウンロードしてインストールしていましたが、以降はセキュリティのみのパッチが公開されていない場合や、テレメトリや致命的な不具合がない限りは Windows Update から直接インストールすることにしました。
Windows Update (Win 7 64bit) 2017年11月分 更新プログラム(オプション)&非表示
画像は 2017年11月公開分 Windows Update 更新プログラム(オプション) 2017年11月 マンスリー品質ロールアップのプレビュー(KB4051034) です。
基本的にオプションプログラムは入れないことにしておりますので、2017年11月 マンスリー品質ロールアップのプレビュー(KB4051034) のインストールは不要と判断して非表示にしました。
2017年11月 Windows 7 64bit 向けセキュリティのみの品質更新プログラム(KB4048960)手動インストール
2017年11月 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4048957) をインストールしないで、Windows 7 用 2017年11月分セキュリティのみの更新プログラムである KB4048960 を ダウンロード して手動でインストールします。無事インストールできたら PC を再起動します。
Windows Update (Win 7 64bit) 2017年11月分 更新プログラム インストール
2017年11月分 Windows Update の更新プログラム(重要)をインストールします。トラブル回避&特定のためまとめて一気にインストールはしないで、1個ずつ更新プログラムをインストールします。
更新プログラムインストール後、新たな更新プログラムが表示されなければ、2017年11月分の Windows Update 更新プログラムのインストールは完了です。
- KB4011188(Microsoft Office 2010 更新プログラム) インストール完了、再起動なし
- 2017年11月 .NET Framework 3.5.1、4.5.2、4.6、4.6.1、4.6.2、4.7 用セキュリティおよび品質ロールアップ(KB4049016) インストール完了、再起動あり
- 悪意のあるソフトウェアの削除ツール(KB890830) インストール完了、再起動なし
2017年11月分まで非表示にした Windows Update (Win 7 64bit) 更新プログラムリスト
画像は 2015年7月ごろから 2017年11月分までの Windows Update で非表示にした更新プログラムリストです。
以上で 2017年11月分の Windows Update 更新プログラムのインストールは完了です。
「新しい更新プログラムを検索できませんでした このコンピューターで利用できる新しい更新プログラムを確認中にエラーが発生しました エラーコード 80248015 Windows Update で不明なエラーが発生しました」 トラブル発生 → 解決
日本時間 2017年12月4日に Windows 7 で Windows Update を実行すると 「新しい更新プログラムを検索できませんでした このコンピューターで利用できる新しい更新プログラムを確認中にエラーが発生しました エラー:コード 80248015 Windows Update で不明なエラーが発生しました。」 というメッセージが表示されてしまい、まったく更新できなくなるというトラブルがネットユーザーによる報告で発覚、こちらの PC で確認したところ同じ現象を確認しました。
どうやら 「C:\Windows\SoftwareDistribution\AuthCabs\authcab.cab」 内にある Authorization.xml の ExpiryDate(2017-12-03T11:59:25.5067616-08:00) の有効期限が切れていたのが原因のようです。
翌 2017年12月5日昼頃に Windows Update を実行したところエラーが解消されたのを確認しました。
authcab.cab が更新され Authorization.xml の ExpiryDate が 2025-07-01T00:00:00.0000000-00:00 に更新されたことで、無事 Windows Update が復活しました。なお、更新されただけでは解決されないことがあるので、その場合は PC 再起動したり、しばらく放置すると直るようです。
今回の現象は特に何か手を加えることなく、Windows Update 更新を再開することができました。以下ネットで見つけた Windows Update がエラーのまま解決しない場合の復活方法です。
コントロールパネル(カテゴリの場合) → 問題の発見と解決 → システムとセキュリティ → Windows Update で問題を解決する (コントロールパネル(アイコンの場合) → トラブルシューティング → システムとセキュリティ → Windows Update で問題を解決する) を実行することで authcab.cab 更新されて Windows Update 復活するというやり方です。この方法で復活しているユーザーが多いようです。
また、IE 11 から設定する方法 や IE 11 を使っていない場合、スクリプト実行による Windows Update 復活方法 のやり方もありましたがやや手順が複雑ですので、どうしても解決できない場合の最終手段として考えたほうがよいかと思います。