自作 PC 仮組み ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 + Intel Celeron G540 後編
前回の記事、「自作 PC 仮組み ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 + Intel Celeron G540 中編」 からの続きです。
今回の記事では Intel Celeron G540 を取り付けたマザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 に、ユニバーサルリテンションキット 3 SCURK-3000 を使って トップフロー型 CPU クーラー グランド鎌クロス リビジョンB SCKC-2100 を装着、ほぼ最小構成の状態で組み動作確認を行います。
- 自作 PC 仮組み ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 + Intel Celeron G540 前編
- 自作 PC 仮組み ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 + Intel Celeron G540 中編
- 自作 PC 仮組み ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 + Intel Celeron G540 後編(現在開いているページ)
- マザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 BIOS アップデート作業
- 自作 PC 仮組み ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 + Intel Core i5-3570 前編
- 自作 PC 仮組み ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 + Intel Core i5-3570 後編
- UEFI BIOS 英語・日本語メニュー一覧、ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 編
- UEFI BIOS 設定変更、ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 編
- USB メモリに Memtest86+ を入れてメモリーテストしてみました
- 防振ラバーブッシュ 取り付け作業、GELID Silent12 編
- 自作 PC 組立作業 Part 1 マザーボード取り付けまで
- 自作 PC 組立作業 Part 2 電源ユニット取り付けまで
- 自作 PC 組立作業 Part 3 フロントファン、5 インチベイドライブ取り付けまで
- 自作 PC 組立作業 Part 4 拡張カード取り付けまで
- 自作 PC 組立作業 Part 5 裏配線、HDD 取り付けまで
- 自作 PC 組立作業 Part 6 HDD テスト SeaTools for DOS、OS インストール
- 自作 PC 組立作業 Part 7(完) 配線整理、ケースファン・サイドパネル取り付け
- サブ PC Antec Three Hundred Two AB PC ケース内部 配線・レイアウト環境
マザーボードを PC ケース内に取り付けたり外したりを繰り返す作業は非常に大変なので、以前購入してあった アクリルベンチ type2 を使用します。
個人的には細かいところに不満点のある アクリルベンチ type2 ですが、とりあえず最小構成でテスト動作して使う分には十分です。
ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 では 9か所ネジ止めできますが、後で取り外すことを考えて最低限のネジ止めをして アクリルベンチ type2 に固定させておきます。
トップフロー型 CPU クーラー グランド鎌クロス リビジョンB SCKC-2100 付属のCPU ファン 風丸 2 は使用しないので、あらかじめ外しておきます。
通常 CPU ファンなしだと冷却に不安が残りますが、BIOS 更新作業を行うだけで長時間起動することはなく、また、トップフロー型 CPU クーラー グランド鎌クロス リビジョンB SCKC-2100 ぐらいの大型 CPUクーラーを使えば Celeron クラスの CPU ならグリスなしでも十分冷却できると判断してファンを取り外しています。
マザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 付属の ASUS Q-connector kit から白いコネクター(電源・リセットスイッチ、ビープスピーカー、LED ランプ取付用) を取り出します。
青いコネクター(USB ピンヘッダ用)は使用しないので オルディー チャック付ポリ袋 A-4 300枚入 にしまっておきます。
ビープスピーカーには Groovy マザーボード用ブザーユニット GN-SW04BU を使います。
取り付ける前にスピーカーのシールを剥がしておきます。このシールをはがしておかないとビープ音が変な風に聞こえるそうなので、忘れずにはがしておきます。
ビープスピーカーは PC 電源投入直後のパターンを聞き分けるために使用します。トラブルがなければ必要ないものですが、トラブル発生時の問題切り分けには必要になることがあります。
以前購入した アイネックス 実験用スイッチ LED セット KM-01 から 電源スイッチとリセットスイッチを使用します。
ちなみに アクリルベンチ type2 にも 電源スイッチ、リセットスイッチが付属してありましたが、両方とも断線していたので使用しません。
また、マザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 本体基板上に電源スイッチ、リセットスイッチ はありますが、Q コネクターを通してスイッチ類が問題なく動作するか確認するために、今回は両方の電源・リセットスイッチを使用して動作確認を行います。
LED ランプは アクリルベンチ type2 付属を使用します。
Q コネクターにスイッチ、スピーカー、ケーブルを接続します。後から画像を見て気がついたのですが、 HDD LED の極性をどうも間違っていたようです。
これは PLED(POWER LED) の極性表示が正しければ(白・・・(-)、黒・・・(+))、 HDD LED の極性は逆ということになっているからです。
この時点では HDD などのストレージデバイスを接続していないので、起動テスト時は HDD LED が点灯・点滅することはなく、極性があっているのか間違っているのかの確認はしていませんでした。
ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 の システムパネルコネクター(20-8 ピン PANEL) に Q コネクターを取り付けます。
アクリルベンチ type2 に電源ユニット SilverStone STRIDER Gold Evolution SST-ST75F-G-E を固定します。
ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 に電源ユニット SilverStone STRIDER Gold Evolution SST-ST75F-G-E の 「24/20-Pin Motherboard connector プラグインケーブル」 を接続します。(画像では CPU ファンとアルミファンフィルターが取り付けられている状態ですが、これは別の記事からの画像を流用しています。この時点では CPU ファンとアルミファンフィルターは取り付けていません)
ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 に電源ユニット SilverStone STRIDER Gold Evolution SST-ST75F-G-E の 「8/4-Pin EPS/ATX 12V connector プラグインケーブル」 を接続します。
CPU ファンを取り付けている場合は ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 PWM ピンコネクタにファンケーブルを接続します。今回は BIOS アップデートによる短時間稼働のため、CPU クーラーに CPU ファンは取り付けていないので省略しています。
ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 のバックパネルコネクターに USB マウス、USB キーボード、モニターケーブル(画像は DVI ケーブル) を接続します。
最後に電源ユニットの電源ケーブルをコンセントに接続して、とりあえず起動できる準備が整いました。
電源ユニットの各種ケーブルを接続すると通電状態になり、マザーボード ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 の電源スイッチ、リセットスイッチが点灯します。
電源スイッチを押して、モニターに画像のような POST 画面が出れば正常に動作していることになります。
POST 画面に 「Press F1 to Run SETUP」 と表示されていたら、キーボードの 「F1 キー」 を押すことにより UEFI BIOS 画面に移動します。
起動しない場合は下記のサイトで一つずつ項目を確認します。
ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 で起動中にヒートシンク側のそばで赤く LED が点灯していました。
これは POST State LED という機能で起動中に各種デバイスを順番にチェックしていき、エラーが見つかると該当するデバイスの LED が点灯するというものです。
画像の LED は BOOT_DEVICE_LED でした。この段階ではまだ HDD 等を接続してないので、このエラーは無視して問題ありません。
このマザーボードの POST State LED は全部で 4つあります。POST State LED がある個所は PDF マニュアル 2-18 (36ページ) 2.2.6 オンボード LED 1. POST State LED より確認してください。
- DRAM_LED
- CPU_LED
- VGA_LED
- BOOT_DEVICE_LED
ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 の UEFI BIOS 画面は 「EZ Mode」 と 「Advanced Mode」 の 2つのモードがあります。
デフォルトでは 「EZ Mode」 が表示されるようになっており、変更することもできます。
画像左上の内蔵時計がリセットされていたので、正しい時刻を設定します。
マザーボードを長期間保管してリチウム電池が切れていたりすると、このように時刻情報がリセットされてしまいますので修正しておきます。
年月日時刻の修正は 「Advanced Mode」 に切り替えてから行います。
「Advanced Mode」 へ切り替える方法は画像右上の 「Exit / Advanced Mode」 ボタンをクリック、またはキーボードの ESCキーを押して、表示されたメニューの 「Advanced Mode」 を選択します。
EZ Mode から 「Advanced Mode に切り替わっていることを確認します。
「System Date」 で 年月日を、「System Time」 で正しい時刻を設定します。
内蔵時計の時刻設定が終わったら、画像右上の 「Exit」 ボタンを押すか、「ESC キー」 を押すとメニューが表示されるので 「Save Changes & Reset」 を選択します。
「Save configuration and reset ?」 と表示されますので 「Yes」 を選択すると、修正した内容が保存されシステムが再起動します。
PC 再起動後にキーボードの 「Delete キー」 で UEFI BIOS Utility に入り、先ほど修正した時刻になっているか確認します。
次回の記事では ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 BIOS 最新 BIOS への更新作業 を行います。
- 自作 PC 仮組み ASUS P8Z68-V PRO/GEN3 + Intel Celeron G540 前編
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- パーツ選定 マザーボード編 ASUS P8Z68-V PRO/GEN3
- パーツ選定 CPU編 Intel Core i5 3570、Celeron G540
- パーツ選定 メモリー編 Transcend JM1600KLH-16GK
- パーツ選定 電源ユニット SilverStone STRIDER Gold Evolution SST-ST75F-G-E
- パーツ流用 サウンドカード Creative Sound Blaster X-Fi Fatal1ty PCI Card (SB0466)
- パーツ選定 その他 Ainex 防振ゴムワッシャー MA-024
- パーツ選定 CPUファン編 GELID Silent12 PWM
- パーツ選定 ケースファン編 GELID Silent12
- 防振ラバーブッシュ 取り付け作業、GELID Silent12 編
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- パーツ選定 PCケース編 Antec Three Hundred Two AB その2
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