ウクライナ産オープンワールド FPS PC ゲーム S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl 日本語化とゲームプレイ最適化メモ
ウクライナ産オープンワールド FPS PC ゲーム S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl の日本語化とゲームプレイ最適化の記事です。
2007年発売と古いゲームですが、日本語化を含め今までにいろいろな Mod が公開されていて、快適なゲームプレイができるようになっています。大型 Mod もいくつか公開されているので、本編とは違ったゲーム内容をプレイすることができます。
反面、Mod によっては導入が面倒でちょっとでも間違えるとプレイできないことがあり、日本語化も含めて初めて Mod を導入する場合は設定方法をある程度理解する必要があります。また、条件によってはゲームが不安定なところがあったりと、PC スペック以外が原因で問題が発生することがあります。
この記事では 2018年時点最新状態で日本語化して、できるだけ安定したゲームプレイ環境を構築すると同時に、フリーソフトの Mod 管理ツールを使って好みの Mod ファイルを自由に導入する方法をまとめてみました。
大型 Mod の日本語化を含めた導入方法については別の記事で公開します。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - v1.0006 gog-7 ダウンロード&インストール
PC ゲーム S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl は最初 DVD ディスク版をリリース、その後ダウンロード販売で Steam 版 と GOG 版 がリリースされています。
この記事では GOG 版 を使った日本語化と Mod 導入方法を解説します。
GOG 版 のメリットは DRM Free なため、オンライン認証やゲームプロテクトが原因でゲームが起動しないという心配がありません。セールになれば安価で購入できますし、インストール用のデータをいつでもダウンロードできます。
ダウンロード方法はブラウザで GOG サイトにログインしてダウンロードするか、GOG.com Downloader GOG GALAXY を使ってダウンロードできます。
Steam 版 でも配信プラットフォームは違いますが、ダウンロードとインストールの利便性では GOG 版 とほぼ違いはないとみていいでしょう。ただ、Steam DRM や自動アップデート機能があるため便利な反面、余計な機能が働いて起動できなくなる可能性を考えると、通常プレイだけでなく Mod 導入を前提とするなら GOG 版 のほうがよいかと思います。
すでに S.T.A.L.K.E.R. シリーズの DVD 版シリアルキー(GameSpy キー)を所持していれば、Steam または GOG 用のどちらかにキーを変換・登録できますので、新たに買いなおす必要がありません。
GOG には Steam クライアントのようなゲーム管理とコミュニティ機能を実装した GOG Galaxy という GOG 専用クライアントソフトがあります。
GOG アカウントで購入したソフトは GOG Galaxy で管理できるようになり、ダウンロードとインストール、ゲームの起動ほか 各種便利な機能 が盛り込まれています。GOG Galaxy をインストールしなくても今まで通りゲームのダウンロード・インストールは可能です。
ただ、初期設定ではインストールしたゲームが勝手に最新バージョンにアップデートしてしまいます。ダウングレードしたバージョンでプレイが想定されている 大型 Mod が多い S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl では、勝手に最新版にアップデートされてしまうのは都合がよくありません。
今後 GOG Galaxy を使う予定があるならあらかじめ、GOG Galaxy 設定 - 機能 - 全体で切り替え - ゲームデータ機能 - ゲームを自動アップデート をオフにしておいたほうがいいでしょう。
ダウンロードした GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl のセットアップ exe ファイルを起動してインストールします。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl Select Setup Language 画面、English を選択して OK ボタンをクリック。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl Setup 画面です。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl Setup 画面で Options ボタンをクリックすると Installation options 画面が開きます。
ここでショートカット作成やインストールする前のファイルの整合性チェック、インストール先の設定が可能です。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl で Install ボタンをクリックすると EULA (ソフトウェア使用許諾契約、エンドユーザ使用許諾契約) 画面が開くので、「Yes, I have read and accept EULA」 にチェックマークを入れて Close ボタンをクリック。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl Setup 画面で 「Yes, I have read and accept EULA」 にチェックマークを入れた状態で Install ボタンをクリックするとインストールが始まります。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl のインストールが完了しました。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl v1.0006 インストール後フォルダ内にあるファイル一覧です。
こちらが GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl v1.0006 インストール後の bin フォルダ内にあるファイル一覧です。
XR_3DA.exe を実行してゲームが正常に起動するかどうか確認します。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 日本語化まとめファイルインストール
S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl の日本語化ファイルをダウンロードしてインストールと設定をしてみます。
S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl WIKI の日本語化総合ページ には日本語化ローダー、日本語化テキスト、日本語字幕表示、字幕動画入りファイルが個別に公開されていますが、それらを一つにまとめたファイル(260 MB) が MEGA.nz アップローダーからダウンロードできるので、かんたんに日本語化することができます。
まず、S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl をインストールしたフォルダ内にある bin フォルダ を bin_org フォルダにリネーム(名前変更)します。
S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl WIKI の日本語化総合ページ にある MEGA.nz アップローダーから日本語化ファイル(260 MB) をダウンロードします。
ダウンロードしたらファイルを展開・解凍して、bin フォルダと gamedata フォルダを S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl インストールフォルダにコピーします。
bin フォルダに入っている XR_3Da.exe が Steam 対応版日本語化ローダーです。日本語でプレイする場合は必ずこのファイルからゲームを起動します。
bin フォルダに入っている Steam 対応版日本語化ローダー動作設定ファイル XR_3DA_JP_ST_LOADER.ini です。
この ini ファイルではゲーム本体プログラムがあるフォルダ名、exe ファイル、日本語ローダー DLL ファイル、追加コマンドラインオプション、日本語化切り替えモード画面表示の設定ができます。
bin フォルダから bin_org フォルダに名前を変更したのは、ここの ini ファイルの設定内容に従ったということになります。
Steam 対応版日本語化ローダー動作設定ファイル XR_3DA_JP_ST_LOADER.ini で設定できる追加コマンドラインオプションです。
-center_screen
はウインドウモード時にモニター画面中央にゲーム画面表示するようになります。通常は画面左上にゲーム画面表示。
-nointro
はゲーム起動時およびニューゲーム開始時のムービーをスキップ。
-smap
の後ろに数値(1024、1536、2048、3072、4096)を付け加えたのが影の解像度になります。デフォルト値は 2048。設定例 ・・・ -smap4096
。
Steam 対応版日本語化ローダー動作設定ファイル XR_3DA_JP_ST_LOADER.ini の MODESELECT を NO から YES に変更することで、日本語化ローダー XR_3Da.exe 起動時に日本語か Vanilla(No Mod)の起動モードを選択できる画面を表示します。
起動モード画面で放置すると、5秒後に自動的に日本語を選択します。
Steam 対応版日本語化ローダー動作設定ファイル XR_3DA_JP_ST_LOADER.ini の MODESELECT を YES に変更後、日本語化ローダー XR_3Da.exe 起動時の起動モード選択画面で Vanilla (No Mod)を選択した場合について。
日本語化ローダーに同梱されている使い方の説明には、Vanilla (No Mod)モードでは gamedata フォルダが _gamedata に自動的にリネームされる仕組みになっていますが、GOG 版 S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl ではリネームされませんでした。
_gamedata にリネームせず Vanilla (No Mod) で起動した場合はゲームが文字化けします。Vanilla (No Mod)で文字化けしないようしてゲームを起動したい場合は、手動で _gamedata などにリネーム(名前変更)か gamedata フォルダごと別の場所に移動させるなどが必要になります。
日本語ファイルがある gamedata\config
フォルダには 3種類の fonts.ltx ファイルが用意されており、テキストエディタで中身を確認することができます。
fonts.ltx は fonts_1024.ltx と中身が同じファイルとなっていますが、ゲーム画面を高解像度にするとゲーム中に表示される通信メッセージが表示されない現象があります。(序盤の軍用ヘリ無線メッセージで確認)
その場合は fonts.ltx を削除して、fonts_1280.ltx を fonts.ltx にリネーム(名前変更)することで表示されるようになります。
そのほか MEGA.nz アップローダーでまとめられた日本語化ファイル(260 MB)に含まれている InGameCC JP のバージョンは v1.10 (2009年) です。必須ではありませんが、2016年に v2.02 (2016年) が公開されていますので、ダウンロードしてファイルを上書きすることで最新状態に更新できます。
仕上げに S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl v1.0006 用 4GB Patch XR_4GB.exe に差し替えます。日本語化とは関係ありませんが、Mod をたくさん入れた状態でもゲームを安定してプレイするため、4GB パッチファイルを導入します。
ゲーム開始時にいるトレーダーのチュートリアル解説は日本語化されません。YouTube に翻訳された動画があるので、そちらでチュートリアル内容を確認できます。
日本語化ファイルや各種 Mod データはすべて gamedata フォルダで管理するため、Mod ファイルが多くなったり不具合が発生した場合のデータ削除や変更がとても面倒になります。特にたくさんの Mod やファイルを導入した状態では、一つ前に間違いなく正確に戻すのはほぼ不可能に近いでしょう。
大型 Mod では旧バージョンが動作バージョンとして指定されていることがあるため、v1.0006 からダウングレードする必要があります。バージョン変更はすべて bin フォルダ(日本語化済みの場合は bin_org フォルダ) にあるファイルを差し替える必要があるため、この作業もまた面倒なものとなっています。
これらの解決策として Mod 管理ツール JSGME (インストール方法、使い方、シンボリックリンク作成) を使うことで、gamedata フォルダの 日本語化(ローダー、テキスト、字幕、動画)ファイル管理、有効化 に加えて、Mod の追加・変更・削除がラクになります。
同様に bin (bin_org) フォルダの v1.0006 - 4GB Patch XR_4GB.exe 差し替え、v1.0005 ダウングレードと 4GB Patch XR_4GB.exe 差し替え、v1.0004 にダウングレードと 4GB Patch XR_4GB.exe 差し替え できるように設定すれば、Mod だけでなくバージョン変更もかんたんにできるようになります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - v1.0006 4GB Patch XR_4GB.exe 差し替え
Kingo64's Site から PatchedEXEFiles.rar (S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl の 4GB Patch) をダウンロードします。
インストールしている S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl のバージョンにあわせて XR_3DA.exe を差し替えます。
v1.0006 をインストールしている状態なので、v1.0006 [WW] フォルダにある 4GB Patch の XR_3DA.exe ファイルを使用します。
bin (日本語化済みの場合は bin_org) フォルダにある XR_3DA.exe を、v1.0006 [WW] フォルダにある XR_3DA.exe に差し替えます。
ゲームが正常に起動できるかどうか確認します。
v1.0005 にダウングレード した場合は、v1.0005 [WW] フォルダにある XR_3DA.exe に差し替えます。
v1.0004 にダウングレード した場合は、v1.0004 [WW] フォルダにある XR_3DA.exe に差し替えます。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - fsgame.ltx 編集 - gamedata フォルダ有効化
通常、S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl で使用する Mod ファイルは gamedata フォルダに配置することになっています。
そして入れた Mod ファイルを有効化したい場合は インストールフォルダにある fsgame.ltx ファイル をテキストエディタで開き 2行目の $game_data$ = false
を $game_data$ = true
に変更して有効化する必要があります。
ただ、日本語化ローダーを通してゲームを起動する場合は fsgame.ltx ファイル を編集しなくても、日本語化ファイルも含め gamedata フォルダに入れた Mod ファイルは有効化されるようになります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - Mod 管理ツール JSGME v2.6.0.157 インストールと初期設定
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl の Mod 管理に JSGME というソフトを使えば Mod の管理がラクになります。
JSGME の使い方については こちらで解説 しますが、このソフトは決められたフォーマットで Mod ファイルを管理することで、かんたんに Mod の有効化・無効化ができるようになります。
ほかにも Mod ファイル重複検出、スナップショットと差分チェック、Mod リストのセーブ&ロードといった機能もあります。
フォールアウトシリーズやオブリビオン、スカイリムのような専用の Mod 管理ツールではないので、使い方次第では S.T.A.L.K.E.R. シリーズ以外のゲームやソフトにも対応できます。
JSGME をダウンロード します。
最終バージョンはおそらく 2.6.0.157 で更新は止まっており、公開元と思われる公式サイトにはアクセスできません。ググるといくつかのサイトやフォーラムで ミラーリング 再配布されているようですが、今回は Mod DB からダウンロードしたものを使用します。
ダウンロードしたファイルを解凍・展開します。MODS フォルダと JSGME.ini ファイルは不要なので削除します。2つのテキストファイルは更新履歴と JGSME の使用方法が記載されているだけなのでこちらも不要です。必要なファイルは JSGME.exe のみ です。
JSGME は通常、ゲームのインストールフォルダに JSGME.exe プログラム本体をおいて使います。ただ、このやり方だとゲームごとに JSGME.exe ファイルを置く必要があります。
別のやり方として JSGME.exe のショートカットを作成して作業フォルダーにゲームがインストールしてあるパス名を指定 する方法があります。これだと JSGME.exe をゲームフォルダにおく必要がなくなり、JSGME.exe プログラム本体一つとショートカットを使い分けることで複数のゲームに対応できるようになります。
作成したショートカットから JSGME を起動すると Mod を管理するフォルダ作成画面が表示されます。
デフォルトでは MODS がフォルダ名として設定されていますが、S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl ではすでに mods フォルダがあるので、この記事では Shadow of Chernobyl の頭文字をとって SOC-MODS に変更しています。
なお、このフォルダ名は後で変更することができます。
ショートカットから JSGME が起動すると、ゲームのインストールフォルダに先ほど指定した Mod フォルダ(SOC-MODS フォルダ) と JSGME.ini ファイルが作成されます。
JSGME の JSGME.ini ファイルに記載されている内容です。
Name は MOD 管理フォルダ名(ここでは SOC-MODS に設定) で、FullPath は JSGME.exe がおいてあるパス名です。Name と FullPath は JSGME.ini で設定変更が可能です。
JSGME 画面です。ここで Mod ファイルの有効化・無効化の管理をします。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - Mod 管理ツール JSGME 使い方
JSGME の基本的な使い方を確認してみます。Task をクリックするとメニューが開きます。
Load or Save mod profile ... は有効化した Mod 状態をセーブ or ロードするプロファイル機能です。
複数の Mod を構築した Mod リストを管理してプレイ時に使い分けたいときに、Mod リストをプロファイル単位で保存することができます。プロファイル機能を使って Mod リストから自由にロードできるので、Mod 管理がラクになります。
プロファイルの拡張子は .mep 形式になりますが、テキストエディタで中身を見ることができる上に編集することもできます。インストールしてある Mod フォルダ名が記述されているだけなので、ツール上から操作しなくても自由に Mod のインストール構成を変更できます。
注意点がいくつかあります。
Mod のファイルサイズが大きかったりファイル数が非常に多い場合に、一時的に応答なしになることがあります。しばらく待てば操作を受け付けるようになりますので、あわてて強制終了しないよう注意してください。
何らかの原因でファイルがロックされたまま Mod を無効化すると、ファイルがそのまま残ってしまうことがあります。dll ファイルによくあります。
特殊な文字を使ったフォルダ・ファイル名があると、Mod を無効化しても残ってしまう傾向にあるようです。
JSGME の Task から Generate snapshot of game files をクリックするとゲームフォルダ内にあるファイル・フォルダ状態をスナップショット保存します。
JSGME の Task から保存したファイル・フォルダ状態のスナップショットは、Mod フォルダにテキストファイル JSGME file snapshot.txt(フォルダ構成と各ファイルの 32個の 16進数ハッシュ値が記録)として保存されます。
スナップショット保存後、JSGME の Task から Compare game files to snapshot をクリックすると、保存されているスナップショットテキストファイルのフォルダ構成・ファイルのハッシュ値をもとに、ゲームフォルダ内にあるファイル・フォルダの差分をチェックします。
この結果はなにも変更していないのですべて SAME 判定となっています。
JSGME 起動時に作成した Mod フォルダ にダミーファイル・フォルダを入れてどのように動作するのか確認してみます。
Mod フォルダにダミーファイル・フォルダとして 「TEST-MOD-1 フォルダ → A フォルダ → A.txt ファイル」 と 「TEST-MOD-2 フォルダ → B フォルダ → B.txt ファイル」 を入れています。
JSGME 画面で、MOD フォルダに入れた 「TEST-MOD-1」 フォルダと 「TEST-MOD-2」 フォルダが JSGME の左側リスト(Available Mods)にすぐに表示されます。
Mod フォルダに入れたフォルダ名がそのまま JSGME に表示されるので、Mod を管理しやすくするためわかりやすいフォルダ名を入力することになります。
JSGME の左側リスト(Available Mods) にある TEST-MOD-1 を選択して > (Enable selected mod) をクリックすると、右側リスト(Activated Mods)に移動して Mod が適用されている状態になります。
ゲームのインストールフォルダをチェックしてみると、TEST-MOD-1 フォルダの 「A フォルダ → A.txt」 がコピーされた状態となっています。
同様に JSGME の左側リスト(Available Mods) にある TEST-MOD-2 を選択して > (Enable selected mod) をクリック。
右側リスト(Activated Mods)に移動して Mod が適用すると、ゲームのインストールフォルダに TEST-MOD-2 フォルダの 「B フォルダ → B.txt」 がコピーされた状態となります。
ここまでの例はコピー先に同名のファイルがない場合ですが、例えばすでに同名のファイルが存在していた場合に Mod を適用するどうなるのかというと。
元のファイルは Mod フォルダにある 「!BACKUP」 フォルダに退避して、Mod ファイルに差し替えられます。そのため、Mod を無効化しても元のファイルに戻せるようになっています。
この動作のおかげで元のファイルを上書きすることなく、マウス操作だけで元の状態に戻せることができます。
JSGME の右側リスト(Activated Mods)に Mod が適用されている状態で << (Disable all mods) をクリックすると、Activated Mods に移動した Mod リストすべてが Available Mods に戻ります。
同時にゲームインストールフォルダにコピーされた Mod フォルダ・ファイル(ここでは 「A フォルダ → A.txt」 と 「B フォルダ → B.txt」) が同時に削除されます。
Activated Mods にある Mod リストを個別に選択して < (Disable selected mod) をクリックすれば一つずつ戻すことができます。
JSGME で左側リスト(Available Mods) にある状態なら、Mod フォルダ名を変更することが可能です。
また、エクスプローラーでも変更されたフォルダ名は JSGME にすぐに反映されます。変更したフォルダ名が反映されない場合は Task から Refresh lists を実行することでリスト内を最新状態に更新します。
今度は Mod フォルダにダミーファイル・フォルダとして 「TEST-MOD-1 フォルダ → A フォルダ → A.txt ファイル」 と 「TEST-MOD-2 フォルダ → A フォルダ → A.txt ファイル」 に変更して動作確認してみます。
さっきとの違いは一番上のフォルダ名に変更はありませんが、それぞれのフォルダに同じフォルダ名(A フォルダ)・ファイル名(A.txt)を入れている状態です。
JSGME で左側リスト(Available Mods)で TEST-MOD-1 → TEST-MOD-2 の順番に > (Enable selected mod) をクリックして右側リスト(Activated Mods) に移動しようとすると、同じフォルダ名・ファイル名があるという警告画面が表示されます。
Yes ボタンを選択すると TEST-MOD-2 フォルダにあるファイルに差し替え、No ボタンを選択すると TEST-MOD-2 は右側リスト(Activated Mods)に移動せず、左側リスト(Available Mods)に残ったままとなります。
このように同名フォルダ名は問題ありませんが、ファイル差し替えは後から有効化した Mod が優先的に反映されるため、Mod ファイルの構成や有効にする順番を考えておく必要があります。
また Mod リスト単位でファイルがまとめて差し替えされるため、重複するファイル個別に適用する・しないといった管理ができない点にも注意してください。
JSGME で重複フォルダ・ファイルを差し替えした場合、差し替えられた Mod リストがグレーアウトで表示されます。
グレーアウトした Mod リスト (TEST-MOD-1) を選択して < (Disable selected mod) をクリックするとエラーメッセージが表示されます。
ここでは Mod リスト 「TEST-MOD-1」 (グレーアウト表示) を 「TEST-MOD-2」 で上書きしているため無効化できません。最初に 「TEST-MOD-2」 を無効化にしてくださいとメッセージが表示されます。
ファイルを元に戻す時に矛盾が発生しないよう、差し替え後の Mod リストを先に < (Disable selected mod) してからでないと元に戻すことができないようになっています。
グレーアウトしていない Mod リストであればいつでも < (Disable selected mod) で元に戻すことが可能です。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - Mod 管理ツール JSGME 用シンボリックリンク作成
Mod 管理ツール JSGME を使うことで Mod の有効化・無効化がかんたんにできるようになりましたが、この環境のまま使うとちょっとした問題が残ります。
JSGME の場合 Mod ファイルをゲームのインストールフォルダにおく必要があるため、ファイルサイズが大きくなるほどそれだけドライブの空き容量が圧迫されます。特に SSD にインストールしている場合は、Mod ファイルのせいで余計に空き容量が少なくなってしまいます。
Mod ファイルの保存だけでなく JSGME で有効化した際にその容量分コピーされるので、その結果ゲームデータに加えて Mod ファイル+有効化した Mod ファイル分の容量が増えてしまうことになります。
この解決策として Mod ファイルを管理している Mod フォルダを別ドライブにおき、ゲームのインストールフォルダにシンボリックリンクを作成する方法があります。
JSGME で作成した Mod フォルダをシンボリックリンクで作成したフォルダに置き換えることができますので、これならインストールフォルダに Mod ファイルをおく必要はなく、容量の大きい HDD に Mod ファイルをおいたまま、Mod の有効化・無効化を管理することができます。
通常、シンボリックリンクの作成はコマンドプロンプトを使いますが、リンク作成シェル拡張 を使うことでマウス操作でかんたんにシンボリックリンクを作成できます。
リンク作成シェル拡張 インストール後、Mod 管理ソフト JSGME で作成した Mod フォルダ を別のドライブに移動もしくは同名の Mod フォルダを新規作成します。新規作成した Mod フォルダに Mod ファイルを移動して、JSGME で作成した元の Mod フォルダは削除しておきます。
別ドライブに移動 or 作成した Mod フォルダを S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl インストールフォルダに右ドラッグアンドドロップして、コンテキストメニューにある 「シンボリックリンクを作る」 をクリックします。
作成されたシンボリックリンクが JSGME.ini の Mod フォルダ名(Name) と同じ名前になっているかどうか確認してください。
JSGME.ini の Mod フォルダ名(Name) を変更した場合は、シンボリックリンクもあわせて変更します。
これで Mod ファイルをゲームインストールフォルダにおかないよう設定できました。
GOG 版 S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl をインストールすると %USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にセーブデータやゲームの設定ファイル(user.ltx)が保存されます。
この user.ltx が改造やゲーム内設定では変更できないパラメーターを管理していたり、大型 Mod では設定済み user.ltx が Mod に含まれることがあります。
Mod 管理ツール JSGME で Mod ファイルと同様に、%USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
の user.ltx を用途に応じた使い分けができるようにシンボリックリンクで設定・管理してみます。
user.ltx がある %USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
の Stalker-SHOC フォルダを S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl がインストールフォルダ内に右ドラッグアンドドロップして、シンボリックリンク 「Stalker-SHOC」 を作成します。
あとは JSGME で作成した Mod フォルダ に、管理用のフォルダ名と Stalker-SHOC フォルダを作成して設定・変更済み user.ltx ファイルを置けば、%USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にある user.ltx ファイルを JSGME でいつでも変更できるようになります。
注意点としては %USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にある user.ltx ファイルの中身を変更した場合は、その変更点が Mod フォルダ内においた user.ltx ファイルには反映されません。これは JSGME の Mod フォルダ内にある user.ltx を %USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にコピーしているだけだからです。
元の user.ltx ファイルは Mod フォルダの 「!BACKUP」 フォルダに移動してるので、Mod フォルダの user.ltx ファイルを無効化した時点で 「!BACKUP」 フォルダの user.ltx が戻り、更新した user.ltx ファイルの内容は消失します。
user.ltx ファイルを JSGME で管理して、変更した内容を保持しておきたい場合は、Mod フォルダ側の user.ltx ファイルを更新して有効化するといった使い方になるでしょう。
S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl WIKI にある user.ltx のパラメーターについて。
user.ltx ファイルを差し替えることがない Mod や Mod なしでゲームをプレイするのであれば、r2_ssa_lod_a [16.000 - 96.000]、r2_ssa_lod_b [32.000 - 64.000] がクオリティに関する設定なのでそれぞれ最大値にしておいたほうがいいでしょう。
snd_cache_size [4 - 32] がサウンドキャッシュサイズで、値が大きいとロードが減るようなのでこちらも最大値でしておくといいでしょう。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - Mod 管理ツール JSGME 日本語化(ローダー、テキスト、字幕、動画)ファイル管理、有効化
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl の日本語化まとめファイル を導入することでかんたんに日本語化できますが、これを Mod 管理ツール JSGME で日本語化の有効化・無効化ができるように設定してみます。
日本語化ファイルは元々複数のファイルが別々に公開されていて、それらをまとめたものがあるので導入がかんたんになっていますが、そのうちの一つ InGameCC JP と相性が悪い大型 Mod があるようです。
そこで日本語化に必要なローダー、テキスト、字幕、動画ファイルそれぞれを Mod 管理ツール JSGME で個別に管理することで、日本語化の有効化・無効化を手軽にできるようにするとともに、日本語化ファイルを柔軟に適用できるように設定してみます。
この設定をすることでたとえば InGameCC JP だけを無効化して残りの日本語化ファイルを有効化したいといったことを、Mod 管理ツール JSGME 上でマウス操作するだけで実現できます。
日本語化ローダーをダウンロードします。
STALKER_JPLDR_006C.zip から gamedata フォルダ(フォントテクスチャ、フォント設定用ファイル)のみ流用します。
STALKER_JPLDR_006C.zip の Readme.txt に記載していますが、gamedata フォルダ → config フォルダにある fonts.ltx は fonts_1024.ltx と中身が同じファイルです。
ゲーム画面を高解像度にするとゲーム中に表示される無線メッセージが表示されない現象があります。その場合は、fonts.ltx を削除して fonts_1280.ltx を fonts.ltx にリネーム(名前変更)します。
STALKER_JPLDR_006C.zip の bin フォルダに日本語化ローダーファイルが入っていますがこちらは使用しません。追加コマンドラインおよび起動モード(日本語・英語切り替え)、Steam 版にも対応した STALKER_SoC_JP_STEAMLOADER_002.zip の bin フォルダを使います。
STALKER_JPLDR_006C.zip から gamedata フォルダ(フォントテクスチャ、フォント設定用ファイル)を、STALKER_SoC_JP_STEAMLOADER_002.zip から bin フォルダを取り出して、一つのフォルダ(ここでは JP-Loader-v006c)にまとめて JSGME の Mod フォルダ に入れます。
日本語化済テキスト(2007年8月12日版) から gamedata フォルダを流用します。
プレイ中に見つけた誤字などを修正した日本語修正ファイルを公開 します。ゲーム進行の影響はまったくありませんが、気になる方は gamedata フォルダごと上書きすれば誤字部分が修正されます。
日本語化済テキスト(2007年8月12日版) (+日本語修正ファイル) の gamedata フォルダを管理用フォルダ(ここでは JP-Text-20070812)に入れて JSGME の Mod フォルダ に入れます。
InGameCC JP v1.10 または InGameCC JP v2.02 から gamedata フォルダを流用します。
MEGA.nz アップローダーからダウンロードできる、日本語まとめファイルに含まれている InGameCC JP は InGameCC JP v1.10 です。
もう一つの InGameCC JP v2.02 は2016年に公開されたファイルなので、特に理由がなければ最新版の InGameCC JP v2.02 を使用して問題ないでしょう。
ここでは InGameCC JP v1.10 と InGameCC JP v2.02 の gamedata フォルダをそれぞれ別々の管理用フォルダ(InGameCC-JP-v1.10、InGameCC-JP-v2.02)に入れ、それを JSGME の Mod フォルダ に入れてどちらのバージョンでも適用できる状態にしています。
字幕入り動画ファイルは以前 4shared からダウンロードできましたが、いつのまにか削除されてダウンロードできなくなってしまったようです。
そのため、MEGA.nz アップローダーからダウンロードできる日本語まとめファイル の字幕入り動画ファイルを流用します。
動画ファイルがあるフォルダは gamedata\textures\intro
フォルダです。このフォルダ構成を維持した状態で gamedata フォルダを管理用フォルダ(ここでは JP-Sub-Movie)に入れて、JSGME の Mod フォルダ に入れます。
Mod 管理ツール JSGME で日本語化ファイルを有効化します。
日本語化ローダー (STALKER_SoC_JP_STEAMLOADER_002.zip、Steam 対応版、追加コマンドラインおよび起動モード(日本語・英語切り替え)対応版) を有効化する前に、bin フォルダを bin_org にリネーム(名前変更) します。これを忘れると日本語化で起動できません。
Mod 管理ツール JSGME で日本語化ローダー Ver.006c(STALKER_SoC_JP_STEAMLOADER_002.zip + STALKER_JPLDR_006C.zip) → 日本語化済テキスト 2007年8月12日版 (STALKER_JP_070812.zip) → InGameCC JP v2.02 または InGameCC JP v1.10 → 字幕入り動画ファイルの順番で 有効化 します。
JSGME で Available Mods にある Mod リストを順番に > (Enable selected mod) をクリックして右側リスト(Activated Mods) に移動するたびに、同じフォルダ名やファイル名があるという警告画面が表示されます。
警告画面の内容が画像のように InGameCC JP v1.10 または v2.02 を有効化したときに、stable_game_credits.xml のみしか表示されずに残りのメッセージがフォルダ名になっていれば、表示された警告画面はすべて Yes を選択して問題ありません。
日本語化ローダーからゲームを起動してゲームが日本語になっているかどうか確認します。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 2007年8月12日版日本語化テキストファイル修正
プレイ中に見つけた誤字などを修正した日本語修正ファイルを公開 します。
日本語化済テキスト 2007年8月12日版 (STALKER_JP_070812.zip) に gamedata フォルダごと上書きすれば誤字部分が修正されます。
修正した内容は次の通りです。
ゲーム序盤から北に進んだ橋の下、ミリタリーが検問しているところでの会話部分です。英語が表示される部分(But I need to go there.)があったので、その部分だけ削除しています。
修正したファイルは stable_dialogs_escape.xml。
よく覚えていませんがたぶん Barkeep (Bar 「100 Rad」 の店主) の会話内容だと思います。「をを」 → 「を」 に修正。
修正したファイルは stable_dialogs_bar.xml。
ゲーム序盤の集落に途中から登場する NPC Fanatic 会話 「おかけで」 → 「おかげで」 に修正。
修正したファイルは stable_dialogs_escape.xml。
武器解説 4ヶ所の 「内臓」 → 「内蔵」 に修正。(画像はテキストエディタ秀丸の grep での検索結果)
修正したファイルは string_table_enc_weapons.xml。
Freedom リーダー Lukash との会話文を変更。
修正したファイルは stable_dialogs_military.xml。
英文タスク Kill the bandits who got into the Wild Territory. を削除。
修正したファイルは stable_task_manager.xml。
「着いて行け」 → 「ついて行け」 に修正。
修正したファイルは string_table_tasks_darkvalley.xml。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - Mod 管理ツール JSGME で v1.0006 4GB Patch XR_4GB.exe 差し替え、有効化
Kingo64's Site からダウンロードした S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - v1.0006 4GB Patch XR_4GB.exe を、Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化できるようにします。
XR_4GB.exe ファイルを差し替えるだけなのですが、日本語化ローダーを使っているかどうかで差し替え先フォルダが異なります。
通常、XR_4GB.exe ファイルは bin フォルダに格納されていますが 日本語化のため日本語化ローダーを導入している場合、リネーム(名前変更)された bin_org フォルダに格納されています。
XR_4GB.exe ファイルの格納先にあわせて JSGME の Mod フォルダに、日本語化ローダーを使っていれば bin_org フォルダに、使用していないのであれば bin フォルダに v1.0006 4GB Patch XR_4GB.exe ファイルを画像のようにおくことになります。
Mod 管理ツール JSGME で S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - v1.0006 4GB Patch XR_4GB.exe を有効化してゲームが起動できるかどうか確認します。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - Mod 管理ツール JSGME で v1.0005 にダウングレードと 4GB Patch XR_4GB.exe 差し替え
S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl は v1.0006 が最終バージョンですが、古い大型 Mod をプレイしたい場合 v1.0005 や v1.0004 にダウングレードが推奨または必須となっていることがあります。
通常 v1.0006 の状態から v1.0005 や v1.0004 パッチをインストール(ダウングレード)することはできません。レジストリを編集することで下位パッチをインストールできる状態 になり、この方法ならダウングレードすることができます。
ここでは レジストリを編集することなくダウングレードパッチを展開・解凍 と 4GB Patch XR_4GB.exe に差し替え、Mod 管理ツール JSGME でダウングレードパッチを有効化してみます。
以下、v1.0005 へのダウングレード解説です。v1.0004 へのダウングレード方法 とまったく同じ手順でダウングレードできます。
stk-us-10005.exe (US 版) をダウンロードします。
ダウンロードした stk-us-10005.exe を Universal Extractor にドラッグアンドドロップして展開・解凍します。
Universal Extractor で展開・解凍した stk-us-10005.exe の bin フォルダ以下の中身すべてを流用します。それ以外は不要です。
stk-us-10005.exe の bin フォルダにある XR_4GB.exe を、Kingo64's Site からダウンロードした PatchedEXEFiles.rar (S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl の 4GB Patch) の v1.0005 [WW] フォルダにある XR_3DA.exe に差し替えます。
v1.0005 - 4GB Patch XR_3DA.exe に差し替えた v1.0005 ダウングレードパッチファイルを、Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化できるようにします。
日本語化ローダーの有無で JSGME のMods フォルダへ入れる v1.0005 ダウングレードパッチのフォルダ名を変更する必要があります。
あとは、v1.0005 ダウングレードパッチや XR_4GB.exe ファイルを、ゲームがインストールされた bin フォルダへ上書きやファイルを差し替えます。注意点として 日本語化のため日本語化ローダーを導入している場合、リネーム(名前変更)された bin_org フォルダがファイルの上書き・差し替え対象フォルダになります。
JSGME の Mod フォルダに、日本語化ローダーを使っていれば bin_org フォルダに、使用していないのであれば bin フォルダに v1.0005 ダウングレードパッチファイル + 4GB Patch XR_4GB.exe を画像のようにおきます。
Mod 管理ツール JSGME で v1.0005 ダウングレードパッチファイル + 4GB Patch XR_4GB.exe を有効化してゲームが起動できるかどうか確認します。
v1.0005 ダウングレードパッチファイル + 4GB Patch XR_4GB.exe を有効化した状態でゲームが問題なく起動して、画面左下に v1.0005 が表示されていればダウングレード成功です。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - Mod 管理ツール JSGME で v1.0004 にダウングレードと 4GB Patch XR_4GB.exe 差し替え
S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl は v1.0006 が最終バージョンですが、古い大型 Mod をプレイしたい場合 v1.0005 や v1.0004 にダウングレードが推奨または必須となっていることがあります。
通常 v1.0006 の状態から v1.0005 や v1.0004 パッチをインストール(ダウングレード)することはできません。レジストリを編集することで下位パッチをインストールできる状態 になり、この方法ならダウングレードすることができます。
ここでは レジストリを編集することなくダウングレードパッチを展開・解凍 と 4GB Patch XR_4GB.exe に差し替え、Mod 管理ツール JSGME でダウングレードパッチを有効化してみます。
以下、v1.0004 へのダウングレード解説です。v1.0005 へのダウングレード もまったく同じ手順でダウングレードできます。
stk-us-10004.exe (US 版) をダウンロードします。
ダウンロードした stk-us-10004.exe を Universal Extractor にドラッグアンドドロップして展開・解凍します。
Universal Extractor で展開・解凍した stk-us-10004.exe の bin フォルダ以下の中身すべてを流用します。それ以外は不要です。
stk-us-10004.exe の bin フォルダにある XR_4GB.exe を、Kingo64's Site からダウンロードした PatchedEXEFiles.rar (S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl の 4GB Patch) の v1.0004 [WW] フォルダにある XR_3DA.exe に差し替えます。
v1.0004 - 4GB Patch XR_3DA.exe に差し替えた v1.0004 ダウングレードパッチファイルを、Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化できるようにします。
日本語化ローダーの有無で JSGME のMods フォルダへ入れる v1.0004 ダウングレードパッチのフォルダ名を変更する必要があります。
あとは、v1.0004 ダウングレードパッチや XR_4GB.exe ファイルを、ゲームがインストールされた bin フォルダへ上書きやファイルを差し替えます。注意点として 日本語化のため日本語化ローダーを導入している場合、リネーム(名前変更)された bin_org フォルダがファイルの上書き・差し替え対象フォルダになります。
JSGME の Mod フォルダに、日本語化ローダーを使っていれば bin_org フォルダに、使用していないのであれば bin フォルダに v1.0004 ダウングレードパッチファイル + 4GB Patch XR_4GB.exe を画像のようにおきます。
Mod 管理ツール JSGME で v1.0004 ダウングレードパッチファイル + 4GB Patch XR_4GB.exe を有効化してゲームが起動できるかどうか確認します。
v1.0004 ダウングレードパッチファイル + 4GB Patch XR_4GB.exe を有効化した状態でゲームが問題なく起動して、画面左下に v1.0004 が表示されていればダウングレード成功です。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - Mod 管理ツール JSGME で Unofficial Patch 1.0008 インストール、動作確認
S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl の非公式パッチ v1.0008 を見つけたので Mod 管理ツール JSGME と日本語化ローダー を使った環境で動作確認してみました。
日本語化ローダーから 非公式パッチ v1.0008 をインストールした S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl を起動しようとしましたが、DOS プロンプト画面で止まってしまいゲームが起動しませんでした。
日本語化ローダーを使わないで直接 XR_4GB.exe から起動した場合はゲームが起動できますが、gamedata フォルダに日本語化ファイルが入っている場合は画像のように文字化けしてしまいます。
gamedata フォルダに日本語化ファイルがない状態で直接 XR_4GB.exe を起動すれば文字化けせずゲームプレイができますが、非公式パッチ v1.0008 をインストールした環境では日本語でプレイすることはできないようです。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - gamedata.db0~dbd ファイルをアンパック(Mod 用)
S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl のデータを改造するためには Unpack Tool を使って、gamedata.db0~dbd(全 14ファイル)からデータを取り出す必要があります。
S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl WIKI からアンパックツール(soc_unpacker.zip) をダウンロードします。
インストールフォルダに STALKER_Data_Unpacker_EN.exe と unpack_all_db.bat を置き、unpack_all_db.bat を管理者権限で実行します。
def_gamedata(容量 6GB、26,000ファイル)フォルダが作成されるので、そこから改造に必要なファイルを取り出します。
改造したファイルのフォルダ階層を維持したまま、gamedata フォルダに置くことで改造した内容がゲームに反映されます。
たとえば system.ltx を改造した場合は def_gamedata\config\system.ltx
にあるので、これを gamedata\config\system.ltx
というように配置します。
また、日本語化ローダー を使用していない場合は fsgame.ltx を編集して gamedata フォルダを有効化 する必要があります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 所持重量増加 Mod
武器・アイテムには重量があり、主人公が持てる最大所持重量が決められています。
走れる所持重量の限界が 50kg まででそれ以上になると走れなくなります。歩ける所持重量の限界が 60kg まででそれ以上になると歩けなくなります。
この所持重量は改造することでより多くの荷物が持てるようになります。
改造に必要なファイルは アンパックした def_gamedata フォルダ より def_gamedata\config\system.ltx
と def_gamedata\config\creatures\actor.ltx
の 2ファイルです。
def_gamedata\config\system.ltx
をコピーしてテキストエディタで編集します。
[inventory] の max_weight の数値が走れる所持重量の限界値(初期値 50kg)なのでこれを変更します。
def_gamedata\config\creatures\actor.ltx
をコピーしてテキストエディタで編集します。
max_item_mass を system.ltx の max_weight と同じ数値にします。
max_walk_weight が歩ける所持重量の限界値(初期値 60kg)なのでこれを変更します。
Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化できるようにする場合は、Mod フォルダに管理用のフォルダ(ここでは Increase-Weight)を作成してその中に gamedata\config\system.ltx
と gamedata\config\creatures\actor.ltx
となるように配置、有効化します。
ゲームを起動してインベントリを開き変更した最大重量値が変更しているかどうか確認します。
system.ltx と actor.ltx ファイルはほかのパラメーターも管理しているため、以下のような機能に改造したい場合は同じファイルを編集する必要があります。
- system.ltx ・・・ インベントリ・アーティファクトスロット増加改造 Mod、クロスヘア(十字線)消去 Mod
- actor.ltx ・・・ 身長(視点の高さ)変更 Mod
注意点として JSGME はファイル単位で差し替えるツールなので、同じフォルダ構成・ファイル名がある複数の Mod リストを有効化した場合、最後に有効化した Mod リスト(ファイル)が反映されます。
そのため、上記のような同じファイルで複数の機能を改造したい場合は、それらの Mod を統合したファイルを JSGME で最後に有効化するか、機能別に使いたい Mod があるなら編集したファイルを複数用意して個別に有効化して使い分けるといった管理が必要になります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - インベントリ・アーティファクトスロット増加改造 Mod
インベントリや装備できるアーティファクトスロット数には限りがあり、持てるスペースが決まっています。特に武器・スーツはインベントリ内で大きく占有するため、重量に余裕があってもすぐにインベントリが圧迫してしまいます。
このインベントリとアーティファクトスロット数を改造することでより多くの武器・スーツを持てるようになり、アーティファクトを多く装備できるようになります。
改造に必要なファイルは アンパックした def_gamedata フォルダ より def_gamedata\config\ui\inventory_new_16.xml
と def_gamedata\config\system.ltx
の 2ファイルです。
なお、inventory_new_16.xml と inventory_new.xml という似たようなファイルがありますが、ファイル名に 16 と数値がついているのがワイドスクリーン用の設定ファイル のようです。
def_gamedata\config\ui\inventory_new_16.xml
をコピーしてテキストエディタで編集します。
インベントリ数はデフォルトで 10行 9列の 90マス (rows_num="10" cols_num="9"
) です。この dragdrop_bag の数値を変更してインベントリを拡張します。
画像のように def_gamedata\config\ui\inventory_new_16.xml
を編集して 20行 10列の 200マス (rows_num="20" cols_num="10"
) までインベントリを拡張しました。
def_gamedata\config\ui\inventory_new_16.xml
にある dragdrop_belt はアーティファクトスロットです。編集して拡張します。
デフォルトのアーティファクトスロット数は 1行 5列の 5マス (rows_num="1" cols_num="5"
) です。
画像のように def_gamedata\config\ui\inventory_new_16.xml
を編集して 4行 6列の 24マス (rows_num="4" cols_num="6"
) までアーティファクトスロットを拡張しました。
def_gamedata\config\system.ltx
をコピーしてテキストエディタで編集します。
[inventory] の max_belt を inventory_new_16.xml の dragdrop_belt、rows_num と cols_num をかけた数値に変更します。ここでは rows_num が 4、cols_num が 6 なので 24 にしています。(初期値は 5)
Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化できるようにする場合は、Mod フォルダに管理用のフォルダ(ここでは Extended-Inventory)を作成してその中に gamedata\config\ui\inventory_new_16.xml
と gamedata\config\system.ltx
となるように配置、有効化します。
ゲームを起動してインベントリとアーティファクトスロット数が増えているかどうか確認します。
ここではインベントリとアーティファクトスロットの右側にスクロールバーが表示されて、より多くのインベントリスペースとアーティファクトスロット数を確保しています。
S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl はゲーム画面をワイドスクリーンにすることで、インベントリの下 2マスがクリック・アイテム選択ができない 現象があります。
この問題は inventory_new_16.xml の height の数値を下げて、クリックできないインベントリマスを非表示して調整するしかないようです。
ここでは inventory_new_16.xml の dragdrop_bag の height を height="362"
に変更しました。
ゲームを起動してインベントリを開き、クリックできない下 2マスが非表示になっていていれば設定完了です。
ここで改造した system.ltx ファイルはほかのパラメーターも管理しているため、以下のような機能に改造したい場合は同じファイルを編集する必要があります。JSGME で管理する場合は有効化する Mod リストの順番に注意してください。
- system.ltx ・・・ 所持重量増加 Mod、クロスヘア(十字線)消去 Mod
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - クロスヘア(十字線)消去 Mod
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl のクロスヘア(照準)は画面中央にドットと離れて上下左右に十字線が表示されます。
ドットを残したまま、上下左右に表示される十字線のクロスヘアを非表示にしてみます。
改造に必要なファイルは アンパックした def_gamedata フォルダ の def_gamedata\config\system.ltx
ファイルです。
def_gamedata\config\system.ltx
をコピーしてテキストエディタで編集します。
system.ltx の [hud_cursor] にある cross_length = 0.015
を cross_length = 0.0
に変更します。
Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化できるようにする場合は、Mod フォルダに管理用のフォルダを作成してその中に gamedata\config\system.ltx
となるように配置、有効化します。
ゲームを起動してクロスヘアの十字線が消えているかどうか確認します。
ここで改造した system.ltx ファイルはほかのパラメーターも管理しているため、以下のような機能に改造したい場合は同じファイルを編集する必要があります。JSGME で管理する場合は有効化する Mod リストの順番に注意してください。
- system.ltx ・・・ 所持重量増加 Mod、インベントリ・アーティファクトスロット増加改造 Mod
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 移動時の画面揺れ防止 Mod
操作時に歩いたり走ったりすると画面が大きく揺れます。長時間この状態でプレイするとこの画面の揺れが非常にきつくなり酔ってしまうことがあります。
この画面揺れを完全に無効化する方法について説明します。
必要なファイルは (GOG 版の場合) %USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にある user.ltx と、アンパックした def_gamedata フォルダ の def_gamedata\config\misc\effectors.ltx
の 2ファイルです。
%USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にある user.ltx をテキストエディタで編集します。
cam_inert = 0.7
と slide_inert = 0.25
を、cam_inert = 0.
と slide_inert = 0.
に変更します。
%USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
の シンボリックリンク を作成していれば、JSGME で改造した user.ltx の有効化・無効化がかんたんになります。
天候・天気 Mod S.T.A.L.K.E.R. Weather Overhauled 3.1 や大型 Mod では Mod 用に設定済みの user.ltx が同梱されていることがあるので、手動で差し替えた場合は再度ファイルを編集することになります。
def_gamedata\config\misc\effectors.ltx
をコピーしてテキストエディタで編集します。
effectors.ltx の [bobbing_effector] にある run_amplitude、walk_amplitude、limp_amplitude をすべて 0 に変更します。
Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化できるようにする場合は、Mod フォルダに管理用のフォルダ(ここでは Remove-head-bob)を作成してその中に def_gamedata\config\misc\effectors.ltx
となるように配置、有効化します。
ゲームを起動して画面揺れがなくなっているかどうか確認します。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 身長(視点の高さ)変更 Mod
FPS (一人称)視点の高さ(身長)を変更できます。
改造に必要なファイルは アンパックした def_gamedata フォルダ より def_gamedata\config\creatures
フォルダにある actor.ltx ファイルです。
def_gamedata\config\creatures\actor.ltx
をコピーしてテキストエディタで編集します。
視点(身長)を高くしたい場合は actor.ltx の camera_height_factor を 0.85 から任意の数値(ここでは 1.0)に変更します。
Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化できるようにする場合は、Mod フォルダに管理用のフォルダを作成してその中に gamedata\config\creatures\actor.ltx
となるように配置、有効化します。
ゲームを起動して視点の高さが変更しているかどうか確認します。
actor.ltx ファイルはほかのパラメーターも管理しているため、以下の機能を改造したい場合は同じファイルを編集する必要があります。
- actor.ltx ・・・ 所持重量増加 Mod
視点を高く設定すると隠し Stash が取りにくくなったり、狭い通路で頭がめり込み視点がちょっとおかしくなることがあります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 太陽光影バグ修正
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl のビデオオプションで太陽光(Sun shadow)を有効にすると、近くで表示される影がバグることがあります。
この影表示のバグを修正する方法について説明します。
修正するファイルは (GOG 版の場合) %USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にある user.ltx ファイルです。
%USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にある user.ltx をテキストエディタで編集します。
r2_sun_near_border = 0.66
を r2_sun_near_border = 1.
に変更します。
ちなみに r2_sun_near の値(デフォルト 12)を大きくすると、遠景の影のちらつきが改善 されるようです。
%USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
の シンボリックリンク を作成していれば、JSGME で改造した user.ltx の有効化・無効化がかんたんになります。
天候・天気 Mod S.T.A.L.K.E.R. Weather Overhauled 3.1 や大型 Mod では Mod 用に太陽光影バグが修正済みの user.ltx が同梱されていることがあり、設定が不要な場合があります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - サウンドデバイス、サラウンド設定 OpenAL Soft 1.19.0
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl をそのままインストールした環境では、5.1 / 7.1 などのサラウンドを正常に再生できないそうです。
これらのサラウンドが再生できるようになるという 最新版 OpenAL のインストールと HRTF (Head Related Transfer Function ・・・ 頭部伝達関数) の設定 をやってみます。
またこれとは別に 2018年に ZONE 3D サラウンド強化パック というのがアップローダーに公開されたので、こちらもインストールして動作確認をしてみました。
最新版の OpenAL Soft をダウンロード します。今回ダウンロードしたバージョンは 1.19.0 です。
bin\Win32
フォルダにある soft_oal.dll を使用します。
soft_oal.dll を OpenAL32.dll にリネーム(名前変更)します。
S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl がインストールされた bin (日本語化済みの場合は bin_org) フォルダにある OpenAL32.dll と差し替えます。
次に alsoft-config フォルダにある alsoft-config.exe を実行します。
OpenAL Soft Configuration の HRTF タブを開き、HRTF Mode を Force on に設定して Apply ボタン → OK ボタンををクリックします。
%USERPROFILE%\AppData\Roaming\
フォルダに alsoft.ini ファイルが作成されます。
alsoft-config.exe を使わなくても、alsoft.ini ファイルを手動で作成して 1行目に [general]
を、2行目に hrtf=true
を入力して保存することでも同じです。
OpenAL Soft の細かい設定は alsoft.ini ファイルで直接記述することでも可能ですが、alsoft-config.exe で設定したほうが楽かもしれません。
GitHub にある OpenAL Soft の htrf から default-44100.mhr、default-48000.mhr ファイルをダウンロードします。
%USERPROFILE%\AppData\Roaming\openal\htrf
フォルダを作成して、ダウンロードした default-44100.mhr、default-48000.mhr ファイルをおきます。
以上が PCGamingWiki、redditで公開されている設定方法です。
ゲームを起動してコンソール画面を開き、Generic Software ではなく OpenAL Soft になっているかどうか確認します。
サウンド再生環境が 2ch スピーカーしかないのでどこまで変化しているのか何とも言えないのですが、ゲーム中に視点を天と地を向けた時にヘリの音や雨の音が同じではないとわかるほどの違いはありました。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - ZONE 3D サラウンド強化パック
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl に新バージョンの OpenAL Soft をインストールしてサウンド・サラウンド設定 するのとは別に、2018年に S.T.A.L.K.E.R. シリーズ用 ZONE 3D サラウンド強化パックというのが有志の方によって公開されました。
必要なファイルがまとめられているので導入が楽になっています。また、サウンド・サラウンド強化とは別に、海外で公開されたゲームのパフォーマンスがアップするライブラリファイルも同梱されているので、導入しておいて損はないでしょう。
ただ、ここ や ここ の情報によると CoC(Call of Chernobyl) や Dead Air などの最新大型 Mod では 「Open X-Ray」 という再構築された X-Ray エンジンが使われており、その場合 ZONE 3D サラウンド強化パックには対応していないそうです。
最新版 ZONE 3D サラウンド強化パックは ポマギーチェどっとコム 3 からダウンロードできます。
最新版は 2020年3月に公開された GSC エンジン&サウンド強化 DLL マージ h です。ZONE 3D サラウンド強化パック 20190309版 です。 → 2019年8月24日に GSC エンジン&サウンド強化 DLL マージ が公開されました。ZONE 3D サラウンド強化パック 20190309版 と中身はほぼ同じようですが、整合性利便性のためマージされたそうです。
2019年9月16日に 追加モジュール(Artos) が公開されました。GSC エンジン&サウンド強化 DLL マージ 導入が前提となりますが、ゲームの安定性に向上しているそうです。
以下、ZONE 3D サラウンド強化パック update5 時点でのインストール方法です。最新版ではファイルやフォルダ構成が変更されている可能性がありますので、同梱の readme.txt で事前に導入方法を確認してください。
ダウンロードした ZONE 3D サラウンド強化パックを展開・解凍すると、S.T.A.L.K.E.R. シリーズ 3部作別にファイルが用意されています。画像は v1.0006 用にインストールするファイルです。
v10006\bin
フォルダにあるファイルを bin (日本語化済みの場合は bin_org) フォルダにファイルをすべてコピーします。元に戻せるよう backup フォルダが用意されていますが、Mod 管理ツール JSGME で有効化・無効化に切り替えればこちらのほうが楽に管理できます。
こちらの画像は v10004\bin
フォルダにあるファイルで、S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl v1.0004 と v1.0005 用となっています。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl v1.0004 と v1.0005 に v10006\bin
のファイルを入れるとエラーで起動しませんので、バージョン別に導入するファイルを使い分ける必要があります。
v10004\bin
と v10006\bin
のファイル数およびファイル名はすべて同じですが、WinMerge で比較したところ xrLUA_GSC.dll と xrSound.dll のファイルサイズが異なっています。それ以外はすべて同じファイルでした。
ちなみに私の PC 環境 (Creative Sound Blaster X-Fi Fatal1ty PCI Card (SB0466) + SB X-Fi Series Support Pack 4.0) では ポマギーチェどっとコム 3 から ZONE 3D サラウンド強化パック update5 (re) をインストールしたところ、サウンドが再生されなくなる現象を確認しています。
どうやら ZONE 3D サラウンド強化パックに同梱されている OpenAL32.dll を使うとダメなようです。最新版の OpenAL Soft から soft_oal.dll → OpenAL32.dll に差し替えるとサウンドが再生されました。
スピーカーの再生環境が乏しいため効果のほどはいまいち実感できないのですが、S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl に新バージョンの OpenAL Soft をインストールして設定した環境 と同じように音がサラウンドするところは確認できました。
私が使っている PC 環境は OS Windows 7 64bit + Creative Sound Blaster X-Fi Fatal1ty PCI Card (SB0466) + SB X-Fi Series Support Pack 4.0 ですが、S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl コンソール画面では、EAX 2.0 extension:、EAX 2.0 deferred: ともに present と認識されているのでデフォルトでは EAX サラウンドが有効になっている状態です。
ここで最新版の OpenAL Soft の soft_oal.dll → OpenAL32.dll ファイルに差し替えると absent になり、EAX サラウンドが無効化されるようです。
また S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl には EAX バグが残っているようで、これを修正する sound_env_shoc_v4.zip が公開されています。このファイルは ZONE 3D サラウンド強化パックにも別途同梱されています。
この EAX バグ修正ファイルは gamedata フォルダにファイルを置くことになるので、Mod 管理ツール JSGME で管理したほうがいいでしょう。
Creative コンソールランチャと Creative オーディオコントロールパネルの EAX エフェクトアマウント設定画面です。
EAX が有効なゲームだとこの設定値が高いと結構サウンドが響くようになります。以前は最大値の +12.0db まで設定していた時があったのですが、ゲーム内ではかなり不自然な音に聞こえてしまったので 0.0db まで下げています。
- Creative Sound Blaster X-Fi(PCI) エンターテインメントモード 設定メモ
- Creative Sound Blaster X-Fi(PCI) Creative オーディオコントロールパネル 設定確認メモ
- Creative Sound Blaster X-Fi コントロールパネル サウンド設定メモ
- Creative X-Fi サウンドカードの PAX Drivers を削除して、SB X-Fi Series Support Pack 4.0 をインストールしてみました
- パーツ流用 サウンドカード Creative Sound Blaster X-Fi Fatal1ty PCI Card (SB0466)
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - スクリプトが重い MOD のパフォーマンス向上 Xetrill's Modified LuaJIT library
S.T.A.L.K.E.R シリーズのパフォーマンスを向上させる Xetrill's Modified LuaJIT library です。
release\bin
フォルダにある lua.JIT.1.1.4.dll と shiny.dll ファイルを bin (日本語化済みの場合は bin_org) フォルダに入れるだけです。
この Xetrill's Modified LuaJIT library は PCGamingWiki に載っていたものですが、2作目以降の Clear Sky や Call of Pripyat で導入を紹介しているところは見られますが、Shadow of Chernobyl で導入を紹介しているところは見つかりませんでした。
そのため、Shadow of Chernobyl で Xetrill's Modified LuaJIT library を導入することで効果があるのかどうかわかりません。とりあえずゲームが起動しなかったりエラーなどの発生はありませんでしたので、導入するだけならおそらく問題ないと思います。
Mod 管理ツール JSGME で Xetrill's Modified LuaJIT library を管理する場合は、Mod フォルダに日本語化ローダーを使っていれば bin_org フォルダに、使用していないのであれば bin フォルダに lua.JIT.1.1.4.dll と shiny.dll ファイルを画像のようにおくことになります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 環境テクスチャパック Absolute Nature Texture Pack 1.3
環境表現とテクスチャを高品質にする Mod Absolute Nature Texture Pack for SoC 1.3 です。インストーラー付きの Mod ですが、data フォルダから手動で Mod を適用することができます。
インストーラーを使用しない場合 PC スペックに余裕があれば、「1_common」、「2b_high_and_ultra」、「3c_ultra」 各フォルダにある gamedata を手動で統合して使用することになります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 武器テクスチャパック Stalker Weapons Retex 0.9
武器テクスチャを変更する Mod Stalker Weapons Retex 0.9 です。
PC スペックに余裕があれば 4best_performance フォルダの gamedata フォルダを使用します。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 建造物テクスチャパック Absolute Structures Texture Pack 1.0
建造物や乗り物のテクスチャを向上する Mod Absolute Structures Texture Pack 1.0 です。
Absolute Nature Texture Pack の作者と同じようです。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 天候・天気 Mod S.T.A.L.K.E.R. Weather Overhauled 3.1
ゲーム中の天候・天気の表現を大きく向上させる Mod S.T.A.L.K.E.R. Weather Overhauled 3.1 です。導入するにはちょっと手間がかかります。
「#1_SWO_v3.1_CORE」 と 「#2_SWO_v3.1_Sky4CE_SHADERS_v2.0_RC4.1」 それぞれのフォルダにある gamedata フォルダを統合します。必要なファイルはこれで完結しています。
「#1_SWO_v3.1_CORE」 には 「#manual_settings」 フォルダがあり、月(Moon)のオンオフと夜の明るさ?を変更できる gamedata フォルダが用意されているので、好みの設定に変更できます。
「#2_SWO_v3.1_Sky4CE_SHADERS_v2.0_RC4.1」 には 「#settings」 フォルダがあり、その中にある 「#for_Argus_Texture_Pack」 と 「#for_vanilla」 それぞれに DOF(被写界深度)とモーションブラーの設定に関する gamedata フォルダが用意されています。
DOF(被写界深度)やモーションブラーをオフにしたい場合は、「NONE」 フォルダにある gamedata フォルダに差し替えます。
「#for_Argus_Texture_Pack」 と 「#for_vanilla」 という 2つのフォルダについて、Argus というのは Mod 製作者の名前 のようで 環境テクスチャパック Absolute Nature Texture Pack と 建造物テクスチャパック Absolute Structures Texture Pack のことを指しているようです。各ファイルのパラメーターが若干異なるので、テクスチャパックの有無でチューニングされているものかと思われます。
「#user.ltx」 フォルダには user.ltx ファイルがありますので、%USERPROFILE%\Documents\Stalker-SHOC\
にある user.ltx と差し替えます。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - 時間早送り Mod
時間を早送りしたい場合は S.T.A.L.K.E.R. Weather Overhauled 3.1 の 「#extras」 フォルダにある 「time_speedup_script」 というスクリプトを使います。gamedata フォルダがあるので導入方法はいままでの Mod 導入方法と同じです。
使い方はゲーム中に ESC キーでメニュー画面を表示して、F2 キーを押すと時間が早く進みます。同じ操作で元の時間の状態に戻ります。
もともとは 寝袋 MOD を使いたかったのですが、動作が不安定でクラッシュすることがあったので time_speedup_script に切り替えました。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - オートセーブ Mod
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl のセーブ方法はメニューから手動でセーブするタイプと、マップ変更時のオートセーブがあります。
Autosave 1.0 というスクリプトを導入するとタスクの受注や達成時にも自動的にセーブされるようになり、セーブ名にタスク名がつきます。
注意点として日本語化している場合、タスク名のついたセーブ名が一部文字化けします。
あと、文字化けの影響かわかりませんが、オートセーブしたデータからロードするとゲームがすぐ落ちる現象が何度もあったので、できるだけ手動でセーブしたファイルからロードしたほうがいいでしょう。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - ノータイムリミット Mod
ゲーム内のタスクには制限時間が決まっていて、ゲーム内時間で 86,400 秒 = 1日(60秒 x 60分 x 24時間)に設定されてます。この制限時間を無効にして時間切れでタスク失敗となるのを防ぐことができます。
Nexus からファイルをダウンロードすることができますが変更するところは決まっているので、アンパックした def_gamedata フォルダ より def_gamedata\config\misc\task_manager.ltx
ファイルを改造することもできます。
def_gamedata\config\misc\task_manager.ltx
をコピーしてテキストエディタで編集します。
time = 86400
となっているところをすべて ;time = 86400
というように先頭にセミコロンをつけます。全部で 93か所あるのでテキストエディタの置換機能で置き換えたほうがよいでしょう。
なお、リペア(修理)キット Mod を使いたい場合はそちらの Mod にも task_manager.ltx ファイルが含まれているので、別々で管理して Mod を有効化したい場合は適用の順番に注意してください。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - リペア(修理)キット Mod
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl の武器やスーツには耐久値があり、一度減った耐久値は元に戻せません。耐久値の減少は性能低下につながり売値も下がり、使い捨てが基本となっています。
この減少した耐久値をもとに戻す (リンク切れ) 修理キット Mod (Internet Archive) が公開されています。
Mod ファイルの中に task_manager.ltx があるので ノータイムリミット Mod を使いたい場合は、修理キット Mod にある task_manager.ltx を改造したほうがよいでしょう。
(リンク切れ) 修理キット Mod (Internet Archive) 公開元サイトは Yahoo!ジオシティーズとなっていますが、運営元が 2019年3月末にサービス終了 となり Mod 公開サイトは移行せずそのまま閉鎖するようです。
管理者さんのブログ ではファイルの再配布可と明言されていましたので、ダウンロードできなくなった時に備えて当面こちらでファイルを ミラー 再配布(repairkit_mod.zip) しておきます。
2019年3月末に Yahoo!ジオシティーズが閉鎖されましたが、Internet Archive Wayback Machine から修理キット Mod をダウンロードできます。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - フラッシュライト Mod
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl のフラッシュライトは視認範囲がせまく、ナイトビジョン付きスーツが手に入るまでの夜の移動はかなり大変です。
このフラッシュライトの視認範囲を広げる (リンク切れ) ライト有効範囲向上 Mod (Internet Archive) が公開されています。
リペア(修理)キット Mod 同様、geocities 閉鎖とともにファイルがダウンロードできなくなりますので ミラー 再配布(Stalker_Light_MOD.zip) しておきます。
2019年3月末に Yahoo!ジオシティーズが閉鎖されましたが、Internet Archive Wayback Machine からライト有効範囲向上 Mod をダウンロードできます。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - トレーダー Mod
Trader Mod 1.1 を導入すると、各拠点にいる主要トレーダーで(改造品を含む)全ての武器、スーツ、弾薬、アイテムが購入できるようになります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - ドラム缶 Mod
ドラム缶 Mod を導入すると、爆発物の赤いドラム缶(ジェリカンやボンベタイプも含む)をアイテムとして所有・持ち運びができるようになります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl のタスクのなかに NPC を暗殺するものがありますが、どんなに遠距離から銃で倒しても付近にいる味方 NPC や派閥と敵対してしまいます。
暗殺対象の近くにドラム缶を置いて爆殺させることで、敵対関係にならないようになります。(いわゆるドラムーチェ)
ドラム缶は基本的にマップ上に置いてあるので拾って手に入れることになりますが、trade_trader.ltx を改造することでドラム缶をトレーダーから購入することもできます。
トレーダー Mod を導入している場合は Mod に含まれている trade_trader.ltx を改造したほうがいいでしょう。
改造方法は こちら から確認してください。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - スコープアスペクト比修正 Mod
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl で 16:9 や 16:10 のアスペクト比の解像度にすると、スコープをのぞいたときに円ではなく楕円状に表示されてしまいます。
このスコープのアスペクト比を修正した Fixed Widescreen Scopes (16:9) 1.0、Fixed Widescreen Scopes (16:10) 1.1 が公開されています。解像度(アスペクト比)に応じてこの Mod を導入することで楕円状だったスコープを修正することができます。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - NPC 焼死防止 Mod
NPC が焚き火をしているドラム缶で焼死していることがよくあります。焼死防止 MOD を導入することで NPC が勝手に焼死することがなくなります。
中身は gamedata\config\creatures\immunities.ltx
の [no_resistance]、[low_resistance]、[medium_resistance]、[high_resistance] 各セクションに burn_immunity
が設定されているので、4か所すべて burn_immunity = 0.0
にしているだけです。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - NPC HP 増加 Mod
NPC の HP を調整することができます。NPC の HP を増やすことで戦闘や事故などで死ににくくなります。
改造に必要なファイルは アンパックした def_gamedata フォルダ より def_gamedata\config\creatures\m_stalker.ltx
ファイルです。
def_gamedata\config\creatures\m_stalker.ltx
をコピーしてテキストエディタで編集します。
Health、MaxHealthValue の数値を増やします。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - トグル(切り替え式) ADS スクリプト(ロジクールゲーミングソフトウェア)
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl の ADS 操作は右クリックを押しっぱなしにする必要があり、トグル(切り替え式) ADS を設定できません。(Clear Sky と Call of Pripyat では トグル式 ADS の設定が可能)
ロジクールゲーミングソフトウェア(Logicool ゲームソフトウェア)でスクリプトを使うことで、条件がありますがトグル式 ADS を設定することができます。
ロジクールゲーミングソフトウェア(Logicool ゲームソフトウェア)を起動して、トグル式 ADS にしたいマウスボタンをあらかじめ何も割り当てていない状態にします。
ここではサイド中央ボタンのうち 1つを何も割り当てていない状態にしています。
プロファイルからスクリプトをクリックしてスクリプト画面を開きます。画像のような スクリプト を入力して保存します。
エクスポートしたスクリプトファイルを公開 しますので、スクリプト画面からインポートすれば入力の手間が省けます。ファイルの拡張子が lua となっていますが、テキストエディタでスクリプト内容をみたり編集・保存もできます。
arg == 6
の数字が 先ほど未割当状態にした G500s サイド中央ボタン に相当しています。違うボタンに変更したい場合はこの番号を変更します。マウスの型番によってボタンと番号が違うと思われますので注意してください。
PressMouseButton(3) と ReleaseMouseButton(3) のカッコ内数字がマウス右ボタンに相当します。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - ウィンドウモード最適化、Borderless Gaming 設定
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl をウィンドウモードで起動した場合、ウィンドウ枠を非表示にできません。
ゲームをウィンドウモードで、ゲーム画面解像度 = モニター解像度にした場合は、Borderless Gaming のようなボーダーレスウィンドウソフトを使ってゲーム画面の表示方法を調節することになります。
モニター画面いっぱいをゲーム画面にしている場合は、タスクバーが残ったままの状態になってしまい、一部のゲーム画面が隠れてしまいます。
OS の設定でタスクバーを自動的に非表示できますがマウス操作でタスクバーが反応してしまい、ゲーム画面にタスクバーがかぶってしまうことがありました。
対策として Borderless Gaming でお気に入り(Favorites)に登録した S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl を右クリックから 「ウィンドウタスクバー非表示(Hide Windows Taskbar)」 を選択して設定するか、フリーソフト RunAndHide を使います。
こうすることでゲーム中にタスクバーが勝手に表示されることがなくなります。注意点としてゲームが起動している間はタスクバーが表示できなくなるので、タスクバー上の操作ができなくなります。
Borderless Gaming を使って S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl のウィンドウ枠を非表示することにできますが、ロード中に限ってウィンドウサイズがわずかに変更してしまい、そのままウィンドウ枠が再表示してしまうことがあります。
お気に入り(Favorites)に登録した S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl を右クリックから 「遅延ボーダレスウィンドウ(Delay Borderless Window)」 である程度回避できますが、タイミングによってはウィンドウ枠が表示されてしまいます。
その場合は Borderless Gaming のアプリケーション(Applications)に表示されている S.T.A.L.K.E.R Shadow of Chernobyl を選択して、ツール内中央にあるボーダーレス化ボタン をクリックするか、ゲームを再起動するかになります。
S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl - SoC Sound Fixes 1.0
S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl で起きる一部のサウンドバグ(一部モンスターの効果音、ドア音、Ghost の PDA 録音ループ再生)を修正するファイルが公開されています。
Metacognix から SoC Sound Fixes 1.0 をダウンロードします。
SoC Sound Fixes 1.0 に入っている gamedata.dbb_sounds ファイルをゲームのインストールフォルダに置くだけです。
これとは別に、gamedata.dbb_sounds ファイルをアンパックしてファイルを取り出し、gamedata フォルダに入れることもできます。以下、そのやり方を説明します。
アンパックツール(STALKER_Data_Unpacker.zip) をダウンロードします。
展開・解凍したアンパックツールフォルダに gamedata.dbb_sounds ファイルを置きます。
gamedata.dbb_sounds を gamedata.dbb にファイルをリネーム(名前変更)します。
gamedata.dbb に変更したら STALKER_Data_Unpacker_EN.exe を実行します。
Select file to unpack ... 画面が表示されたら gamedata.dbb を開きます。
アンパック先フォルダを選択します。デフォルトで STALKER_Data_Unpacker_EN.exe があるフォルダが選択済みとなっています。
sounds フォルダの中にファイルが入っていればアンパック成功です。
アンパックされたファイルとフォルダ階層は SoC Sound Fixes 1.0 の ReadMe.txt に記載されています。
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