PC ゲーム ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2) のパフォーマンスを改善するグラフィックス設定メモ
2019年3月15日に発売された PC ゲーム ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2) のパフォーマンスガイド The Division 2 settings, system requirements, and performance が公開されていたので、数世代前の PC でもそこそこ快適に遊べるように設定してみました。
PC ゲーム ディビジョン2 パフォーマンス設定
PC Gamer で公開された The Division 2 settings, system requirements, and performance に従い、PC ゲーム ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2) のグラフィックスのクオリティをあまり下げずに、パフォーマンスを改善してみます。
パフォーマンスガイド の通りに設定したあとにベンチマークを実行して、どの程度変化があるのか確認してみました。グラフィックス以外の設定や PC スペックについては下記の通りです。
ちなみに数十時間プレイして、クラッシュ(フリーズ)はマルチで 1度発生したのみです。(2019年当時)
- 垂直同期 ・・・ オフ
- フレームレート制限 ・・・ オフ
- ウィンドウモード ・・・ ウィンドウ(フルスクリーン)
- 解像度 ・・・ 1920 x 1200 (ウィンドウ(フルスクリーン)の場合、自動的に使用しているモニター解像度に強制設定)
- CPU ・・・ Intel Core i5-3570 (4コア 4スレッド 3.40GHz 定格、C-State やターボブーストはすべてオフ)
- GPU ・・・ GIGABYTE GeForce GTX 970 4GB OC モデル
- GeForce 419.35 Driver (2019年3月公開 ディビジョン2 Game Ready ドライバ)
- NVIDIA Inspector で P0 の Power Target を 50% に設定(フルロード時の GPU ブーストによるオーバークロックを抑制)
- メモリ ・・・ DDR3 32GB(8GB x 4) 1600MHz
- OS ・・・ Microsoft Windows 7 64bit Professional SP1 + 2019年2月分まで Windows Update 済み
- 仮想メモリ ・・・ システム管理サイズ(32GB)
- 使用しているセキュリティソフト MSE(Microsoft Security Essentials) で、ディビジョン2 がインストールされているフォルダを除外設定(影響度は不明)
PC ゲーム ディビジョン2 でパフォーマンスにほとんど影響がないグラフィックス設定項目
以下のグラフィックス設定項目は、パフォーマンスガイド によれば最高設定や有効化しても、最低設定や無効化と比べてパフォーマンスにそれほど影響がないとされている設定です。
すべて最高設定でも極端にパフォーマンスが落ちることはないようですが、私の環境では一部設定を変更しています。
- コンタクトシャドウ (Contact Shadows) ・・・ 全て高 (オフ、太陽:低、全て低、全て高)
- 精細化 (Sharpening) ・・・ 10 (0 ~ 10 の 11段階)
- パーティクル品質 (Particle Detail) ・・・ ウルトラ (低、中、高、ウルトラ)
- ベンチマークではほぼ変化はない?ようですが、ゲーム中、派手な爆発発生時にひどくカクつくことがあったので、私の環境では低に変更(どのミッションか忘れましたが最後に建物の壁を爆破して登場するボスの爆発シーン)
- リフレクション品質 (Reflection Quality) ・・・ 高 (低、中、高)
- 植物の品質 (Vegetation Quality) ・・・ 高 (低、中、高)
- サブサーフェススキャタリング (Sub-Surface Scattering) ・・・ オン (オン / オフ)
- 視差マッピング (Parallax Mapping) ・・・ はい (はい / いいえ)
- 被写界深度 (Depth of Field) ・・・ オン (オン / オフ)
- 遠景のぼやけた表現が好きではないため、被写界深度はオフに設定
- レンズフレア (Lens Flare) ・・・ オン (オン / オフ)
- ビネット効果 (Vignette Effect) ・・・ オン (オン / オフ)
- 色収差 (Chromatic Aberration) ・・・ オン (オン / オフ)
- 投影テクスチャ解像度 (Projected Texture Resolution) ・・・ 512 (128、256、512)
- 高解像度の空テクスチャ (High Resolution Sky Textures) ・・・ はい (はい / いいえ)
- 地形の質 (Terrain Quality) ・・・ 高 (低、中、高)
PC ゲーム ディビジョン2 でパフォーマンスに影響があるグラフィックス設定項目
以下のグラフィックス設定項目は、パフォーマンスガイド によれば負荷が非常に高い設定です。
すべて最低設定や無効化、適切な値に設定することで非常に高いパフォーマンスが得られます。ゲームが重いようであればここの設定を変更すればだいぶ改善されると思います。
- シャドウ品質 (Shadow Quality) ・・・ 低 (低、中、高、非常に高い)
- スポットシャドウ (Spot Shadows) ・・・ 低 (低・中・高・非常に高い)
- スポットシャドウ解像度 (Spot Shadow Resolution) ・・・ 低 (低・中・高・ウルトラ)
- 解像度の調整 (Resolution Scale) ・・・ パフォーマンスをあげたい場合は 100%以外を設定 (50%、75%、85%、100%)
- ボリューメトリックフォグ (Volumetric Fog) ・・・ 低 (低、中、高、ウルトラ)
- ローカルリフレクション品質 (Local Reflection Quality) ・・・ 低 (低、中、高、非常に高い)
- パフォーマンスガイド にはこの設定項目に関する説明はありませんでしたが、設定を下げることでベンチマーク結果を見る限りパフォーマンスアップするようです
- 異方性フィルタリング (Anisotropic Filtering) ・・・ 1X (1X、2X、4X、8X、16X)
- アンビエントオクルージョン (Ambient Occlusion) ・・・ 低 (低、中、高、非常に高い)
- オブジェクト品質 (Object Detail) ・・・ この記事でのベンチマーク時およびゲームプレイ中は 10 に設定 (0 ~ 100 の 101段階)
- オブジェクト描画距離に影響がある設定のため 0 にすればパフォーマンスがよくなりますが、その分オブジェクト表示数がかなり省略されます
- エクストラ・ストリーミング距離 (Extra Streaming Distance) ・・・ 0 (0 ~ 10 の 11段階)
- 水の質 (Water Quality) ・・・ 低 (低・中・高)
PC ゲーム ディビジョン2 ベンチマークテスト
PC スペックおよびゲーム内設定 の条件で、各種グラフィックス設定項目の 最高設定・有効化 および 最低設定・無効化・設定値調整 を行いベンチマークを計測してみました。
ゲーム起動直後のベンチマークはなぜか低い結果を出すことがあったので、何回か実行して同じような計測内容のものをベンチマーク結果としました。
PC ゲーム ディビジョン2 ベンチマーク結果 (ローカルリフレクション品質 ・・・ 非常に高い)
各種グラフィックス設定を 最高設定・有効化 および 最低設定・無効化・設定値調整 して、ローカルリフレクション品質を 「非常に高い」 にした状態でのベンチマーク結果です。
スコアは約 6,000、平均 fps は 70 に届かないくらいで、CPU 使用率より GPU 使用率が高い結果となっています。
PC ゲーム ディビジョン2 ベンチマーク結果 (ローカルリフレクション品質 ・・・ 低)
こちらは 同じ条件 でローカルリフレクション品質を最低の 「低」 に変更したベンチマーク結果です。
スコアは 約 6,500、平均 fps は 70 を超え、GPU 使用率が減って CPU 使用率と同等または低い使用率となる結果となっています。
この結果からローカルリフレクション品質の設定を下げることで、パフォーマンスを上げられることがわかります。
PC ゲーム ディビジョン2 ベンチマーク結果 (ローカルリフレクション品質 ・・・ 低、解像度の調整 ・・・ 75%、パーティクル品質 ・・・ 低)
こちらは 先ほどのローカルリフレクション品質 「低」 に加えて、解像度の調整を 「100%」 から 「75%」 に、パーティクル品質を 「ウルトラ」 から 「低」 に変更した状態でのベンチマーク結果です。
GPU 使用率がさらに下がりながらも、スコアは 7,000 を超え、平均 fps は 80 まで上がるという結果になりました。
常にこのベンチマーク結果通りにプレイできればそれなりに快適に遊べるはずなのですが、各エリアがシームレスに移動できるためか、あるタイミングでエリアを行き来すると数秒ほど操作を受け付けなくなって画面がガクガクになることがあります。(特にキャラクターロード直後のマップ内移動で顕著)
SSD にゲームをインストールしているのでストレージが原因とはちょっと思えません。この辺はマシンスペックの限界なのか、ゲーム側の問題なのか、サーバー側の問題?なのかちょっとわかりません。(サーバーとの通信が止まると発生するような情報を見ましたが真偽は不明)
マルチメディア タスク スケジューラ CPU 割り当てを設定したうえで、タスクマネージャーからディビジョン 2 プロセスの優先度の設定を 「高」 に変更 することでだいぶ改善されました。
リリース直後の大型タイトルゲームではなにかしらトラブルが発覚することがあるので、今後継続的なアップデートなどで解決されていくかもしれません。
PC ゲーム ディビジョン2 デフォルトの操作設定から変更
以下、デフォルトの操作設定オプションから自分のプレイスタイルにあわせて変更した設定内容のメモです。
- マウススムージング ・・・ 5 → 0
- マウスの反応に違和感を感じるので最小値の 0 に変更
- ゲームパッド無効化 ・・・ いいえ → はい
- ゲームコントローラーを使わない場合は、トラブル防止のため無効化に設定変更
- 移動操作によるカバー解除 ・・・ オン → オフ
- カバー中に移動すると、カメラ操作とカバー内移動で不意にカバー解除が発生してしまうため、オフに変更(カバー解除操作はスペースキー)
- 角を曲がる速度 ・・・ 遅い → 早い
- 素早く角を曲がれるようにするため早いに変更
- 長押しで照準〔マウス〕 ・・・ はい → いいえ
- クリック押しっぱなしによるエイムは疲れるので、マウスクリック切り替え式エイムに変更
- レティクルの太さ ・・・ 50 → 0
- 少しでも視認性を上げるため、レティクル(照準線)の太さは最小値の 0 に変更
- メニューグリッチ効果 ・・・ オン → オフ
- メニューを開いた時のノイズのようなエフェクト設定 - オフすればノイズエフェクトがなくなる
- メニューストロボ効果 ・・・ オン → オフ
- メニューを開いた時のリストが一瞬光るエフェクト設定 - オフにすれば光らなくなる
- 視野拡大 ・・・ 0 → 25(最大)
- FOV 設定 - 好みに応じて設定
- 照準中の視野角帳 ・・・ 0 → 25(最大)
- 右クリック照準時の FOV 設定 - 好みに応じて設定
PC ゲーム ディビジョン2 クラッシュ・フリーズ対策
2023年1月に Steam 版 Tom Clancy's The Division 2 がリリース された記念に、同年同月久々に Ubisoft Connect 版を起動してみましたが、数分~数十分後にはゲームがクラッシュまたはフリーズする現象が発生し続けてしまいました。
ちなみに PC 環境についてはこの記事を公開した時期(2019年3月公開)から更新しています。2023年1月時点では以下関連記事のハードウェア・ソフトウェアおよび OS の環境・カスタマイズ設定をしています。
NVIDIA GeForce ドライバのバージョンは NVCleanstall を使って、ドライバ(528.02 → 528.24 ~)と PhysX のみ最低限のドライバソフトウェアだけを選択してクリーンインストールしています。GeForce Experience は入れていません。
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ネット上にはすでにユーザーによるいくつかのクラッシュ対策方法が公開(Steam コミュニティガイド、reddit、reddit)されています。様々な反応・コメントがありますが、効果があった人や改善しなかった人がおり確実に良くなる保証はないといったところです。
UBI ではこの問題を認識しており調査中と 2023年1月に Steam 掲示板に投稿 しているので公式による対応・修正待ちの状態です。
以下、私の PC 環境でゲーム中に遭遇したクラッシュと、海外のクラッシュ対策情報をもとに試してみた設定内容です。
個人的にクラッシュ・フリーズ対策として一定の効果があったと思われる設定内容についてはマーカーをつけています。(2023年7月時点)
- 戦闘中・非戦闘中にかかわらず完全にランダムなタイミングで画面が固まり応答なし(フリーズ)
- 何の前触れもなく唐突にゲームが終了してデスクトップ画面に戻る(CTD・・・Crash To Desktop)
- クラッシュ・フリーズ後イベントビューアに「ソース:nvlddmkm、イベント ID 0」などゲーム中のみ発生するエラーが複数記録
- ゲーム内の設定 → ビデオにある「DX12 Renderer の有効化」を「いいえ」に設定
- ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)の 3つの 実行ファイル(.exe)ファイルのプロパティにある互換性設定で「全画面表示の最適化を無効にする」にチェックマーク
- ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)の 3つの 実行ファイル(.exe)ファイルのプロパティの互換性設定にある「高 DPI 設定の変更」を開き、「高 DPI スケール設定の上書き」にある「高い DPI スケールの動作を上書きします。拡大縮小の実行元:」にチェックマーク、リストを「アプリケーション」に設定
- ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)の 3つの 実行ファイル(.exe)ファイルに対して Exploit Protection(エクスプロイト保護)の除外設定
- ISLC(Intelligent Standby List Cleaner)を使ったスタンバイメモリ監視・解放設定
仮想メモリのページングファイル固定サイズ設定→ ISLC(Intelligent Standby List Cleaner)導入 で以前設定していたシステム管理サイズに変更- Easy Anti-Cheat(EAC)の CPU アフィニティを 1つだけに変更
- マイドキュメントフォルダ(
%USERPROFILE%\Documents\My Games\Tom Clancy's The Division 2
)にある ShaderByteCode フォルダと ShaderCache フォルダとファイル名末尾 cicerodata ファイル削除(ゲーム起動でファイル再生成) - Windows IME 設定 ・・・ English 追加と言語切り替え設定
- 低遅延モード ・・・ オフ(NVIDIA コントロールパネル設定)
- 垂直同期 ・・・ 高速(NVIDIA コントロールパネル設定)
- 最大フレームレート ・・・ 165 FPS(NVIDIA コントロールパネル設定)
- 電源管理モード ・・・ パフォーマンス最大化を優先(NVIDIA コントロールパネル設定)
- Power Limit 設定と GPU コアクロック(周波数)固定設定(MSI Afterburner 設定)
NVIDIA コントロールパネルからデバッグモード設定→ MSI Afterburner を使った Power Limit 設定と GPU コアクロック(周波数)固定設定 に変更- オーバーレイ無効化
- レジストリエディタで「
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers
」を開き、DWORD(32ビット)値TdrDelay
とTdrDdiDelay
を作成、10 進数でそれぞれ 60 に設定 - イベントビューア「次のエラーのため、セッション "dc3a3596-71e1-45a3-b2ea-39ad5322fe51" を開始できませんでした: 0xC0000022」エラーログ対策
- チップセットドライバーアップデート
- AMD Chipset Drivers - X570 Drivers & Support(Revision Number 4.11.15.342 ~)
- マザーボード BIOS アップデート
- マザーボード GIGABYTE X570 AORUS PRO (rev. 1.0)(バージョン F36)
クラッシュ対策後、数分で落ちるようなことはなくなりましたが、不安定な状態であることには変わりなく、ランダムで落ちることもあれば数時間問題なくプレイできるといった状況となっています。 → 2023年9月時点では対策後、クラッシュ・フリーズして落ちることはほぼなくなりました。
個人的によく落ちやすいと感じているのが、ホワイトハウス(セーフハウス)に戻った後にインベントリで装備確認、マップを開いた瞬間や マップ上のルート設定時に フリーズ・ クラッシュ、マルチプレイ中のフリーズ・クラッシュ(他プレイヤーではオフライン(切断)扱い)といった感じです。(サーバーとの通信も影響があるのではという情報を見たことありますが、情報が少なく真偽不明)
マップからファストトラベル時にクラッシュしたことがありますが、こちらは条件次第でクラッシュすることがあるようです。(参考情報 1、参考情報 2) → この問題はアップデートで解消されました。
上記クラッシュ対策後主要なゲーム内設定については、reddit の Div 2 Crash Fix - Stopped Interacting with Windows にある Fix 2: Nivida Control Panel と Fix 6: Div2 in-game settings 内容と PC スペック変更にあわせて下記のように設定しています。
- ゲーム内設定 - グラフィック
- 垂直同期 ・・・ オフ
- フレームレート制限 ・・・ オン
- カスタム FPS 制限 ・・・ 165(モニターのリフレッシュレートにあわせて)
- パーティクル品質 ・・・ ウルトラ(低、中、高、ウルトラ)(PC スペック向上に合わせて「低 → ウルトラ」に変更)
- ローカルリフレクション品質 ・・・ オフ(オフ、低、中、高、非常に高い)(アップデートでオフ追加?)
- オブジェクト品質 ・・・ 30(0~100)(PC スペック向上に合わせて「10 → 30」に変更)
- ニュートラル・ライティング ・・・ オフ(オン、オフ)(夜や暗い場所が見えないようであればオフに)
- ビネット効果 ・・・ オフ(オン、オフ)
- (アンチエイリアス処理 ・・・ 中←→ウルトラ(中、ウルトラ))
- 「
%USERPROFILE%\Documents\My Games\Tom Clancy's The Division 2
」フォルダにある graphic settings.cfg ファイル 49行目のtaa = 3
をtaa = 1
に変更した場合は自動的にウルトラに設定
- 「
- その他グラフィック設定については The Division 2 パフォーマンスガイド 準拠
- ゲーム内設定 - ビデオ
- ウィンドウモード ・・・ ウィンドウ[フルスクリーン](モニター設定解像度 ・・・ 2560x1440)
- 遅延軽減の有効化 ・・・ オン → オフ(不定期に落ちることがあったためオフに変更して様子見)
- DX12 Renderer の有効化 ・・・ オン → オフ(不定期に落ちることがあったためオフに変更して様子見)
- ゲーム内設定 - サードパーティー
- 全部オフ
- 「
%USERPROFILE%\Documents\My Games\Tom Clancy's The Division 2
」フォルダにある graphic settings.cfg ファイル 49行目のtaa = 3
をtaa = 1
に変更(参考情報:PCGamingWiki、reddit)- アンチエイリアス(TAA)のクオリティを最低まで下げるためジャギーが目立つようになる
- ゲーム内設定 - グラフィックのアンチエイリアス処理は自動的にウルトラに変更
以下各セクションは Ubisoft Connect 版でのクラッシュ対策方法ですが、ほかの配信プラットフォームでも設定内容は共通です。
ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)3つの 実行ファイル(「EACLaunch.exe」「TheDivision2.exe」「thedivision2launcher.exe」)互換性設定
ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)の exe ファイルの設定を変更します。
The Division 2 がインストールされているフォルダを開きます。
Ubisoft Connect 版では以下の手順でインストール先フォルダを開くことができます。
Ubisoft Connect からゲームタイトルの Tom Clancy's The Division 2 を選択して、メニューにある「プロパティ」をクリックします。
「ローカルファイル」に「ゲームのインストール場所」のパス名が明記されています。その下にある「フォルダを開く」をクリックすると The Division 2 のインストール先フォルダを開きます。
こちらの動画 を参考に exe ファイルの設定を変更します。
The Division 2 インストール先フォルダにある 3つの exe ファイル「EACLaunch.exe」と「TheDivision2.exe」と「TheDivision2.exe」をそれぞれ選択して、右クリックから「プロパティ」を選択します。
まとめて exe ファイルを選択した状態では次のプロパティ画面が開けないので、必ず 1個ずつ exe ファイルを選択してから「プロパティ」を選択します。
The Division 2 インストール先フォルダにある 3つの exe ファイルのプロパティ画面を開き、互換性タブにある「全画面表示の最適化を無効にする」にチェックマークを入れます。
続けて下にある「高 DPI 設定の変更」ボタンを選択します。
「高 DPI スケール設定の上書き」にある「高い DPI スケールの動作を上書きします。拡大縮小の実行元:」にチェックマークを入れ、その下にあるリストを「アプリケーション」に設定します。
私の PC 環境ではこの変更でゲーム設定が DirectX 12 でも ゲーム開始直後すぐに クラッシュすることはなくなりました。
ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)3つの 実行ファイル(「EACLaunch.exe」「TheDivision2.exe」「thedivision2launcher.exe」)Exploit Protection(エクスプロイト保護)除外設定
ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)の exe ファイルに対して Exploit Protection(エクスプロイト保護)の除外設定をします。
Windows セキュリティ → アプリとブラウザー コントロールにある「Exploit Protection の設定」をクリックします。
「プログラム設定」を選び「プログラムを追加してカスタマイズ」横にある+ボタンをクリックして「正確なファイル パスを選択してください」をクリックします。
Tom Clancy's The Division 2 インストール先フォルダにある「TheDivision2.exe」を開きます。
すべての「システム設定の上書き」にチェックマークを入れ、その下側にあるオン・オフをオフに設定(一部の設定はデフォルトでオンになっているのでその場合はクリックしてオフに変更)して適用ボタンをクリックします。
残りの「EACLaunch.exe」と「TheDivision2.exe」に対しても同じように追加して設定します。
ISLC(Intelligent Standby List Cleaner)スタンバイメモリ監視・自動解放設定
こちらの情報 を参考に ISLC(Intelligent Standby List Cleaner) を使ってスタンバイメモリを監視・自動解放設定します。
Intelligent Standby List Cleaner (ISLC) を使ってスタンバイメモリを監視・自動解放するためのモニタリング設定をします。
画面中央上部にある「Purge Standby list」ボタンをクリックすることで手動でメモリ解放を行います。私の PC 環境では ISLC 起動後 Free Memory が少なかったので(5~6000MB 程度)、これがクラッシュに影響していたのかもしれません。
Purge Standby list を実行したところ Free Memory が 50000MB 以上になりました。ブラウザでタブを頻繁に開いたり閉じたりするためその影響があるかもしれません。(参考情報)
設定については Steam コミュニティガイド 内容のまま The list size is at least を 1500(MB)、Free memory is lower than にメモリ搭載量が 16GB 以下なら 2000(MB)に、32GB 以上なら 19000(MB)に設定します。Start ボタンを押してスタイバイメモリのモニタリングを開始します。
この設定は Free Memory が Free memory is lower than の値を下回ったら自動的にスタンバイメモリを解放します。メモリ解放後、Free Memmory の下にある # of times Standby list was cleared : 数値がカウントされます。
以下のオプションにチェックマークを入れることで ISLC を自動的に起動・モニタリング開始ができるようになります。
ISLC 画面左下にある「Start ISLC minimized and auto-Start monitoring.」にチェックマークを入れると ISLC 起動時に最小化して自動的にモニタリングを開始します。
ISLC 画面左下にある「Launch ISLC on user logon. (TaskScheduler)」にチェックマークを入れるとタスクスケジューラに ISLC を登録して PC 起動(ログオン)時 ISLC が自動的に起動します。
以上で自動的にメモリ解放を行うように設定できますが、念のため手動で「Purge Standby list」ボタンを押してメモリ解放をしてからゲームを起動するようにしています。
仮想メモリのページングファイル固定サイズ設定 → ISLC(Intelligent Standby List Cleaner)導入で以前設定していたシステム管理サイズに変更
reddit にある Div 2 Crash Fix - Stopped Interacting with Windows(Fix 4: Increase page file size) を参考に Windows の仮想メモリ・ページングファイルのサイズを手動で設定する方法です。
ページングファイルを設定するため、Windows の仮想メモリ設定画面を開きます。以前は「システム管理サイズ」を設定していましたが、ここを「カスタムサイズ」に変更します。
初期サイズと最大サイズを任意の同じサイズに設定します。今回は PC に搭載しているメモリ容量 64GB にあわせて SSD ドライブに 65536MB(1024*64=65536)を設定しています。
基本的にページングファイルのサイズは PC に搭載しているメモリ容量かそれ以上の容量に設定しますが、各々のユーザーが使用している PC 環境の搭載メモリ容量に応じて適宜設定するところなので、これといった決まったサイズがありません。
reddit にある設定例ではメモリ搭載容量 16GB 以下では 20000MB(20GB)以上に、reddit 投稿者の環境では 32GB 環境で 15GB のページングファイルがあったので 20000MB(20GB)に設定している内容となっています。
ある程度のページングファイルサイズにしておけばおそらく十分だと思われます。私の環境では搭載メモリ容量=ページングファイルサイズということで 65536MB に設定していますが、おそらくそれ以下のサイズでも十分でしょう。
設定した仮想メモリ分、指定したドライブのストレージ容量を占有するため空き容量に注意します。上の例ではページングファイルサイズを設定して PC 再起動後に D ドライブ(SSD)に 64GB のページングファイル(pagefile.sys)が生成されます。
ISLC(Intelligent Standby List Cleaner) を使ったスタンバイメモリ監視・解放設定で十分だと判断して、カスタムサイズから以前設定していたシステム管理サイズに戻しました。
Easy Anti-Cheat(EAC)の CPU アフィニティを 1つだけに変更
こちらの情報 を参考に Application Priority Changer を使ってプロセス EasyAntiCheat の CPU アフィニティを 1つだけ設定します。
Application Priority Changer を使って Easy Anti-Cheat(EAC)の CPU アフィニティを変更します。
通常の起動方法では EAC のプロセスを検出することができず、手動で EAC プロセス(EasyAntiCheat)を追加・設定をしても CPU アフィニティを変更することができません。
Application Priority Changer で EAC を指定・設定できるようにするためには管理者権限で起動する必要があります。
Application Priority Changer の exe ファイルを右クリックからプロパティ画面を開き、互換性タブにある「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックマークを入れます。
EAC プロセスの CPU アフィニティを変更するためゲーム(Tom Clancy's The Division 2)と Application Priority Changer を起動します。
Application Priority Changer 起動後「追加」ボタンをクリックします。
監視対象の追加画面で「リストから追加」にある「選択画面を開く」をクリックします。
リスト内にある EasyAntiCheat にチェックマークを入れて選択完了ボタンをクリックします。管理者権限で起動しないと EasyAntiCheat がリスト内に表示されないので注意。
「CPU 割り当て」ではすべてチェックマークがある状態となっていますが、CPU No. の 1 のみにチェックマークを入れてある状態にして追加ボタンをクリックします。
プロセスタブに追加されたプロセス名 EasyAntiCheat です。この状態であればプロセス登録は完了です。
ゲーム(Tom Clancy's The Division 2)起動中 Application Priority Changer が起動されていれば、しばらくすると設定した CPU アフィニティが反映されて「変更回数」がカウントされます。
プロセスの監視間隔はデフォルトで 30秒に設定されています。プロセスの監視秒数設定は「設定」ボタン→「システム」タブにあります。
「設定」ボタンからスタートアップの登録 / 解除ができますが、管理者権限で設定した場合は起動できません。管理者権限で自動的に起動したい場合はタスクスケジューラによるタスク作成・設定 が必要です。
マイドキュメントフォルダ(%USERPROFILE%\Documents\My Games\Tom Clancy's The Division 2
)にある ShaderByteCode フォルダと ShaderCache フォルダとファイル名末尾 cicerodata ファイル削除
マイドキュメントフォルダ(%USERPROFILE%\Documents\My Games\Tom Clancy's The Division 2
)にある ShaderByteCode フォルダと ShaderCache フォルダとファイル名末尾 cicerodata ファイルを削除することで改善するという情報があります。なお、削除したフォルダ・ファイルはゲーム起動時に再生成されます。
私の PC 環境ではフォルダ内に以前プレイした時の 2020年に生成されたファイルが見つかったというのと、ビデオカードのドライバーをアップデートした後にクラッシュしやすくなったような気がするため、ShaderByteCode フォルダと ShaderCache フォルダおよび英数字_cicerodata ファイルの削除を実行しています。
基本的にビデオカードドライバ更新時やゲーム側のアップデート実施後などに上記ファイルを削除するようにしています。
Windows IME 設定 ・・・ English 追加と言語切り替え設定
ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)ではゲーム中、Windows の IME が日本語入力システムになっているとゲームが落ちやすいという情報があります。
対策として Windows の設定の言語から「優先する言語」に「English (United States)」を追加して、矢印ボタンで一番上のリストに移動して既定の(入力)言語に設定します。
Windows 10 バージョン 22H2 では「優先する言語」に「英語(米国)」を追加して、矢印ボタンで一番上のリストに移動して設定します。
ゲームを起動してキーボードの Alt + Shift キーで日本語入力システムから英語入力状態に切り替えることにより、IME 設定が原因によるクラッシュを回避できる可能性があります。
毎回キーボード入力状態を切り替えるのが面倒な場合は、「Windows の設定」→「デバイス」→「入力」の「その他のキーボード設定項目」にある「キーボードの詳細設定」を開き、入力方式の切り替え項目にある アプリ ウィンドウごとに異なる入力方式を設定する にチェックマークを入れます。
これで起動時に自動的に英語入力状態に切り替わると思います。もし、うまく動作しない場合は、キーボードの詳細設定画面にある「既定の入力方式の上書き」にある「言語リストを使用します(推奨)」から、優先する言語で追加した「英語(米国) - US」に変更します。
低遅延モード ・・・ オフ(NVIDIA コントロールパネル設定)
以下、NVIDIA コントロールパネルでの設定内容をいくつか紹介しますが、この記事ではグローバル設定タブを例にして説明しています。ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)のみを対象に設定したい場合は、プログラム設定タブでプログラムを追加して設定することになります。
NVIDIA のビデオカードを使用している場合、reddit にある Div 2 Crash Fix - Stopped Interacting with Windows の Fix 3: Disable Low Latency Mode の内容に従い、NVIDIA コントロールパネル設定にある低遅延モードをオフにします。
ドライバーをクリーンインストールしていたり特に設定を触っていなければ、おそらくデフォルトでオフに設定されているかと思います。
垂直同期 ・・・ 高速(NVIDIA コントロールパネル設定)
NVIDIA のビデオカードを使用している場合、reddit にある Div 2 Crash Fix - Stopped Interacting with Windows の Fix 2: Nivida Control Panel の内容に従い、NVIDIA コントロールパネル設定にある垂直同期を「高速」に設定します。
あわせてゲーム内設定で「垂直同期 ・・・ オフ」「フレームレート制限 ・・・ オン」「カスタム FPS 制限 ・・・ 165(モニターのリフレッシュレートにあわせて)」に設定しておきます。
最大フレームレート ・・・ 165 FPS(NVIDIA コントロールパネル設定)
カスタム FPS 制限をしていても fps 上限を超えることがあったので、NVIDIA コントロールパネル設定にある「最大フレームレート」を カスタム FPS 制限と同じ「165 FPS」に設定しておきます。
電源管理モード ・・・ パフォーマンス最大化を優先(NVIDIA コントロールパネル設定)
NVIDIA ドライバークリーンインストール後、NVIDIA コントロールパネルで電源管理モードを「最適電力」→「パフォーマンス最大化を優先」に変更して設定します。
Power Limit 設定と GPU コアクロック(周波数)固定設定(MSI Afterburner 設定)
MSI Afterburner で POWER LIMIT を 60%に設定しています。ゲーム中のフルロード時でも消費電力と温度上昇を抑え、ファンの回転数をあまり高くしたくない騒音対策というのも兼ねています。
POWER LIMIT 設定後ゲーム中の GPU のコアクロック(周波数)が GeForce 2070 SUPER の定格コアクロック 1605 MHz を超えて変動(1900 MHz まで上昇)することがあったので、こちらの情報 を参考に MSI Afterburner の Voltage/frequency curve editor を使ってコアクロック(周波数)を定格で固定化します。
こちらの方法で設定した場合は POWER LIMIT の設定は必要なくなるようですが、一応両方の設定を併用しておきます。
CORE CLOCK [MHz] 横にあるグラフボタンをクリックするか Ctrl + F キーを押して Voltage/frequency curve editor 画面を表示します。グラフボタンは MSI Afterburner のスキンによって位置が異なります。
グラフ縦軸の 1605 MHz(GeForce 2070 SUPER の定格コアクロック)にあるマーカーをクリックして選択します。
グラフ横軸 781(Voltage, mV)位置のマーカー以外のところを、Shift キーを押しながらマウスでグラフ一番右側までドラッグして範囲選択します。
Shift キー+ Enter キーを押して選択状態のマーカーにグラフ縦軸の数値(1605 MHz)を表示します。
もう一度 Shift キー+ Enter キーを押すと選択したマーカーを基点としてカーブから水平のグラフに変更します。この状態でグラフ画面を閉じます。
CORE CLOCK [MHz] の数値が Curve に変更されていることを確認して適用ボタンで設定を反映します。
これでコアクロック(周波数)の固定化が完了です。ゲームを起動して固定化したコアクロック(周波数)が上がらないことを確認します。
なお、CORE CLOCK [MHz] の Voltage/frequency curve editor で Curve に変更後、グラフは完全に水平にはならないようです。
NVIDIA コントロールパネルからデバッグモード設定 → MSI Afterburner を使った Power Limit 設定と GPU コアクロック(周波数)固定設定に変更
NVIDIA コントロールパネルよりヘルプメニューにある「デバッグモード」にチェックマークを入れてリファレンスクロックに変更します。この設定でクラッシュの頻度が少なくなりほぼ安定化したように見えます。
Power Limit 設定と GPU コアクロック(周波数)固定設定(MSI Afterburner 設定) の切り替えで十分と判断して、NVIDIA コントロールパネルの「デバッグモード」設定のチェックマークを外しました。
オーバーレイ無効化
ハードウェアモニタリングツールやデジタルゲーム配信プラットフォーム上にあるオーバーレイ機能を無効化します。
MSI Afterburner を使用している場合一緒にインストールされて常駐している RivaTuner Statistics Server をタスクトレイから開き、Show On-Screen Display を OFF に切り替えます。
Ubisoft Connect 版を使用している場合ハンバーガーボタン(三)をクリックして設定画面を開き、「一般」にある「互換性のあるゲームのオーバーレイを有効にする」のチェックマークを外します。
「互換性のあるゲームのオーバーレイを有効にする」のチェックマークを外した場合、ゲームを起動するときに「オーバーレイ機能が無効です」というメッセージが表示されるようになります。
「ゲームを起動(非推奨)」ボタンをクリックすると通常通りゲームを起動します。次回以降このメッセージを表示させたくない場合は「このメッセージを今後表示しない」にチェックマークを入れておきます。
レジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers
」を開き、DWORD(32ビット)値 TdrDelay
と TdrDdiDelay
を作成、10 進数でそれぞれ 60 に設定
レジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers
」 を開き、DWORD(32ビット)値 TdrDelay
と TdrDdiDelay
を作成、10 進数でそれぞれ 60
に設定して PC 再起動します。(参考情報:Unreal Engine 5.0 ドキュメント、Adobe Substance 3D Painter ドキュメント)
ゲーム中イベントビューア「次のエラーのため、セッション "dc3a3596-71e1-45a3-b2ea-39ad5322fe51" を開始できませんでした: 0xC0000022」連続エラーログ発生によるクラッシュ・フリーズ対策
ゲームがクラッシュしてたまたまイベントビューアをチェックしてみたところ、ディビジョン 2 プレイ中に「次のエラーのため、セッション "dc3a3596-71e1-45a3-b2ea-39ad5322fe51" を開始できませんでした: 0xC0000022」というエラーログが発生して残っていることを確認しました。
傾向としてはゲーム起動後約 10分後に最初のエラーログが記録、その後 5分ごとに同じエラーログが発生し続けるといった挙動をしていました。
このエラー内容について調べてみますと、どうやら EAC(Easy Anti-Cheat)を採用しているゲームではよくあるエラーとしてネット上でたくさん報告されています。ユーザー側の対策として EAC や配信プラットフォーム(Steam など)を管理者権限で起動させるように設定することでエラーログが発生しなくなります。
以下、 Ubisoft Connect 版ディビジョン2 の EAC に関連する実行ファイルに対して管理者権限で起動させてみたところ、エラーログが記録されることがなくなり、クラッシュが軽減されたような気がします。
ただ、 Ubisoft Connect 版ディビジョン 2 の場合、管理者権限を設定して起動する exe ファイルと決められた起動方法を守らないとゲームが起動しないことがありました。設定と起動方法に組み合わせがあるかもしれませんが、以下私の環境でエラーログが解消された時の設定内容を紹介します。
ディビジョン2(Tom Clancy's The Division 2)インストール先フォルダにある実行ファイル「EACLaunch.exe」と「TheDivision2.exe」を右クリックからプロパティを選択します。
「EACLaunch.exe」と「TheDivision2.exe」ファイルのプロパティ画面を開き、互換性タブにある「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックマークを入れます。
ちなみに「thedivision2launcher.exe」ファイルには設定しません。これは同様の設定をするとゲームが起動しないためです。
「EACLaunch.exe」と「TheDivision2.exe」ファイルに互換性タブにある「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックマーク後、Ubisoft Connect ランチャーからではなく「TheDivision2.exe」ファイルから直接ゲームを起動します。(もしくは exe ファイルから作成したショートカットからでも可)
以上の設定・起動手順でゲーム起動中に、イベントビューアにエラーログが複数残らないかどうか確認します。
ハンターマスク取得メモ
2023年9~10月ごろに今までスルーしていたハンターマスク全 25種を取得してやっとコンプリートしました。
たいていのハンターマスクは下記の参考サイトにある情報・動画の通り進めれば入手できますが、一部のマスクについては動画の内容の通り進めてもハンターが現れなかったり(アップデートで出現条件が修正・変更?)、非常に面倒な取得条件のせいで何度もやり直すことがあったので、まだ未取得の方のために入手方法についての注意点を書き残しておきます。
ハンターの出現条件にゲーム内時間が決まっているものと決まっていないものがありますが、それ以外に面倒なお約束事があります。
以下は個人的にハンターマスクを入手するうえではやってはダメと思われる代表的な行動です。この条件が厳しいためハンターが出現しないことがよくありました。
完全に検証したわけではなく、結果的にハンターが出現しなかった際にネット情報を漁ったときに、こちらで行動した内容に原因があったと思われる内容です。海外の情報でも古かったり間違っていたり、ゲームアップデートによりすでに修正・変更が入っている可能性があります。また、詳しく検証はしていないため、私が勘違い・記憶違いしている内容が含まれている可能性があります。
まず、複雑な入手手順を必要とするハンターマスクでは条件を進めている最中に、途中でマルチへの参加(後述のファストトラベルも関係)などはおそらく出現条件がリセットされるかもしれません。ほかにも条件があるかもしれませんが、とにかく余計なことは始めないようにして最後まで進めたほうが良いかと思います。ただ、援護要請かなにかでマルチに参加したときにマスクを偶然入手することができたので、応援要請を出したりフレンドやクランから誰かに参加してもらうというのはおそらく大丈夫かと思います。
複数のハンターマスクの入手手順を並行で進行させるのはおそらく無理です。こちらは一応確認済みですが、前出のマルチ参加や後述のファストトラベルが影響していたのかもしれません。それまで入手したアイテムやギミック操作などの進行状況がリセットされてしまいます。途中で別のハンターマスクの入手条件を開始すると、それまでやっていた別のハンターマスク取得条件に必要なギミック操作は最初からやり直すことになります。こちらの 2020年の動画 によればさらに完全ダウンしたり、指定した時間内にギミック操作が必要なものを時間外で行うことでもリセットされるようです。
ハンターマスクの入手条件の最初のトリガー開始後のファストトラベルがダメという情報も見かけましたが、検証不足のためこちらは何とも言えません。こちらの情報 によればファストトラベルする場所によって条件がクリアしてしまうとあります。徒歩で移動できる程度の距離なら、念のためファストトラベルによる移動は避けたほうがよいかと思います。
いまいちよくわからなかったのがハンター戦でソロプレイでダウンしてしまったあとです。時間内であれば再びギミック操作をすれば再戦が可能ですが、複雑な手順が必要な場合は検証していませんが、最悪最初からのやり直しになります。
ハンター戦では途中で逃げられることがあります。私も何度か逃げられたことがあり、こちらも詳細な条件はわかりませんが、思い当たる節として長期戦による出現時間の条件である時間(出現条件が夜 9時~朝 5時?)を過ぎてしまったものではないかと思われます。
上記の注意事項を踏まえたうえで、次のセクション からハンターマスクを入手するための条件がわかりにくかったり、個人的に面倒だったものを取り上げます。
レイス(Wraith)マスク
ワシントン DC マップのサウスウェストにあるセーフハウス リバティコールから、東に移動したところにある慰霊碑にエモート 敬礼を行うことでハンターが出現することになっていますが、この方法では出現しませんでした。
Steam コミュニティガイド に記載してある、慰霊碑を照らしている、地面に設置している照明を破壊してから慰霊碑に敬礼をする ことでハンター出現を確認しています。
ゴースト(Ghost)マスク
ワシントン DC マップの西ポトマック公園にあるコントロールポイント ワシントン記念塔の周辺 3か所にある小さな埋葬地を順番に巡り、エモート 敬礼を行うことでコントロールポイントにハンターが出現することになっていますが、この方法では出現しませんでした。
敬礼する向きがシビアなようで、どうも 小さな埋葬地に対してではなく、その場所から遠くに見えるワシントン記念塔に向かって敬礼する のが確実かと思われます。敬礼後に画面 HUD にノイズのようなエフェクトが走れば成功です。HUD をオフにしているとわかりにくいかもしれませんので注意してください。
ニューロティック(Neurotic)マスク
ニューヨークマップのバッテリー・パークで入手できるニューロティック(Neurotic)マスクについてです。
指定した時間内にギミック操作をするだけですが朝から夜まで待たないといけないため、手順はシンプルですがハンターが出現するまでの待ち時間が長いものとなっています。
条件の最後である夜の時間帯に、コントロールポイント ボートハウスの南にある建物の時計塔のわずかに見える黄色い配電盤を破壊することでハンターが出現することになっていますが、なぜか出現しなかったことがありました。
いくつか思い当たることがありましたが、ダメだった明確な理由はわからず、最終的にファストトラベルでの移動はしない(徒歩移動)、マルチ参加はしない(ミッションもやらない)、配電盤が見える船から撃たない(船から降りて先に進んだ場所からぎりぎり配電盤が見えるところから破壊。船からだと時計塔から離れすぎでは?という情報があったが真偽不明。船から配電盤を破壊してハンターが出現した動画があるので関係ない可能性あり)ようにしてようやくハンターの出現を確認しています。
ハンターは 1体しか出てきませんが、失敗したときのやり直しがきついので、自信がなければ応援要請でだれかを呼んだほうがよいでしょう。
トリップ・ラッキー・ベール・パラノイド(Trip, Lucky, Veil, and Paranoid)マスク
ニューヨークマップのトゥーブリッジズで入手できるトリップ・ラッキー・ベール・パラノイド(Trip, Lucky, Veil, and Paranoid)マスクについてです。
出現条件が複雑で手順が多く、ギミックを操作する時間が決まっているうえに、最後に 4体のハンターとの戦いを強いられるので、失敗したときのやり直しが大変となっています。
ワシントン DC のハンター 4体を相手にするのと同じですが、あちらは指定時間以降にギミック操作 1つだけですぐに召喚できたので、仮に再戦となってすぐに出現できる点では条件が緩かったのに対して、こちらは失敗したときの全部やり直しというリスクが大きいです。可能であれば応援要請でだれか呼ぶようにしたほうがよいでしょう。
私の場合ハンターを全部倒しきれずに最初からギミック操作をやり直して再戦していますが、記憶が間違っていなければ一度倒したハンターも再戦で復活(4体同時相手)してきたかと思います。これはワシントンハンター 4体の時も同様でした。
エキゾチック装備取得メモ
特定の複数条件で取得できるエキゾチック装備を入手する情報が古かった(内容が違う)ので、その入手方法についてのメモとなります。
リッジウェイプライド(ボディアーマー)
こちらの動画 を参考にボディアーマーのリッジウェイプライドを入手しましたが、一部条件が違っていたのでその部分を説明します。こちらは動画内のコメントでも指摘されている内容です。
条件にあるローグエージェントの無力化については 3体 → 2体となっています。
ハンターの無力化についてもこちらも 3体 → 2体となっています。さらに動画内ではサミット 100階に登場するハンターという条件となっていますが、必ずしもサミット 100階にいるハンターを倒す必要はありません。私の場合はハンターマスクの入手ついでに条件を達成しています。(カウントダウンで出現するハンターでもカウントされるかどうかについては未確認)
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