PC ゲーム Prey (2017年版) ゲームプレイ最適化 Mod メモ
PC ゲーム Prey (2017年版) のゲームプレイを最適化する Mod 情報をまとめてみました。
PC ゲーム Prey (2017年版) Mod 基本情報
セールで Prey Digital Deluxe を購入したついでに、ゲームプレイを最適化する Mod 情報について調べてみました。
今回、ゲームプレイを最適化する Mod を入れるためにインストールした Prey (2017) と DLC の Prey - Mooncrash です。
Prey Digital Deluxe は両タイトルが入っていますので、セール時はこちらを購入したほうがお得な場合があります。
Prey: Typhon Hunter もありますが、こちらは Prey (2017) を持っていれば無料でプレイできます。マルチプレイや VR 専用のシングルプレイキャンペーンが含まれているといった内容のようです。
ちなみに字幕・吹き替えともに公式で完全日本語対応しているため、日本語化といった作業は不要です。他の言語への切り替えは Steam ライブライからゲームのプロパティ画面を開き、言語タブから選択します。
Mod のインストールは Prey (2017) のインストール先にある特定のフォルダに入れます。Steam ライブラリからプロパティ画面を開き、ローカルファイルを閲覧をクリックすれば、インストール先フォルダにすぐにアクセスできます。
このゲームの Mod に関する仕様として、ゲーム本編の Prey (2017) と DLC の Prey - Mooncrash はゲームシステムが大きく異なるためか、1つの Mod ファイルでゲーム本編と DLC に対応していることは 一部の Mod を除いて ありません。
Nexus で公開されている Mod ファイルの説明を見る限り、特に明記していなければどちらか一方のタイトルにしか対応していません。
また、公開されている Mod ファイルを置くフォルダも対応しているタイトルで異なります。拡張子 .pak 形式のみの Mod ファイルインストール先フォルダパス名は以下の通りです。
- Prey (2017) Mod インストール先フォルダ
Prey\GameSDK\Precache
- DLC Prey - Mooncrash Mod インストール先フォルダ
Prey\Whiplash\GameSDK\Precache
拡張子 .pak 形式 Mod ファイルの仕様やアンパックについては、こちら で公開されている Mod 説明欄 インストール&アンインストール と ファイルの中身についてちょっと詳しく のところで日本語で解説されているので、大まかな内容を把握できるかと思います。
ちなみにすでにゲームインストール先各フォルダに配置されている .pak ファイルは、Mod ファイルとして公開されている .pak ファイルと違って暗号化されているためかアンパックできません。
XeNTaX に Prey (2017) pak decryption tool が公開 されています。このツールに暗号化された pak ファイルをドラッグアンドドロップすることでアンパックされてファイルの中身を確認することができます。
Epic 版 の pak ファイルは拡張子を zip に変更して 7-Zip で展開・解凍できることを確認しています。(Prey (2017) pak decryption tool 不要)
GOG 版 は所持していないため確認していませんが、reddit によると同じように pak ファイルの拡張子を zip に変更して 7-Zip で展開・解凍できるようです。
PCGamingWiki には GOG 版 および Epic 版 は DRM-Free バージョン表記となっているので同じ仕様になっているのかもしれません。
PC ゲーム Prey (2017年版) ツール - Prey Interface Customizer インストールと使い方
Prey (2017) と DLC Prey - Mooncrash に対応した Prey Interface Customizer のインストールと使い方を説明します。
この Mod はユーザーインターフェースやゲームシステムを GUI 操作でかんたんにオン・オフしたり値を変更できる、かゆいところに手が届くカスタマイズツールです。
このツールは Nexus で公開されていますが、PCGamingWiki でもダウンロードできます。
Prey Interface Customizer をダウンロードして展開・解凍したら、dinput8.dll と PreyInterfaceCustomizerGUI.exe をコピーします。
Prey\Binaries\Danielle\x64\Release
フォルダに dinput8.dll と PreyInterfaceCustomizerGUI.exe を配置したら、PreyInterfaceCustomizerGUI.exe を起動します。
初回起動時はメッセージが表示されますので OK ボタンで閉じると、Prey Interface Customizer 画面が開きます。
3つのプロファイル 「Default」、「Immersive」、「Reduced」 があらかじめ用意されており、プロファイルが作成・管理できるほかにチェックマークでそれぞれ切り替えられます。各タブの下にある UI タブ、Controls タブ、Sounds タブ、Misc タブからカスタマイズを行います。
<unbound> となっているところのキーの割り当ては、左クリックをダブルクリックでキー割り当て可能な状態になり、割り当てを解除したい場合は右クリックをダブルクリックします。
設定を保存したい場合は画面内一番下にある Save ボタンをクリックします。
Prey Interface Customizer をアンインストールしたい場合は、Prey\Binaries\Danielle\x64\Release
に配置した dinput8.dll と PreyInterfaceCustomizerGUI.exe、ツール起動後に生成された ~.ini ファイルを削除します。
Prey Interface Customizer のプロファイル作成方法について。
3つのプロファイル 「Default」、「Immersive」、「Reduced」 があり、Default はバニラ状態とほぼ変わらない設定内容で、それ以外のプロファイルはあらかじめカスタマイズされており、プレイ難易度が高くなる設定となっています。
Default タブのままでもカスタマイズ可能ですが、ここでは Default タブは残しつつ、タブ横の+ボタン(Create new profile)をクリックしてプロファイルを作成してそこからカスタマイズしてみます。
コピー元のプリセット(Default)を選択して、プロファイル名を入力して OK ボタンをクリックします。
新しいプロファイルタブが作成されました。タブを右クリックすることでプロファイルの編集が可能です。
新しく作成されたプロファイルは Prey\Binaries\Danielle\x64\Release
に ini ファイルが作成されます。
Prey Interface Customizer - Skip intro videos (企業ロゴスキップ)
Prey Interface Customizer Misc タブにある skip Intro Videos にチェックマークを入れることで、ゲーム起動時の企業ロゴをすべて飛ばしてすぐにゲーム画面を起動することができます。
この項目はデフォルトでチェックマークが入っているので、Prey Interface Customizer インストールして起動した時点ですでに有効化されています。
Prey Interface Customizer - Skip Second Loading Screen (ロード後のキー/ボタン押下スキップ)
Prey (2017) はロードが終わっても、なにかキー/ボタンを押さないと先に進まない仕様となっています。
Prey Interface Customizer Misc タブにある Skip Second Loading Screen にチェックマークを入れることで、ロード後のキー/ボタンを押す流れを省略することができます。
Prey Interface Customizer - Motion-Blur と Image Sharpening (モーションブラー無効化と先鋭化)
Prey Interface Customizer Misc タブにある Motion Blur にチェックマークを外すことで、モーションブラーを無効化できます。
Image Sharpening の数値を上げることで、ゲーム画面を先鋭化できます。
Prey Interface Customizer - Sensitivity Sprint Scale (ダッシュ中のマウス感度)
Prey では歩行時とダッシュ中ではマウス感度が異なり、ダッシュ中のマウス感度は低く設定されています。
Sensitivity Sprint Scale 値 をデフォルト値(0.650) から 1.000 にすることで、歩行時のマウス感度とほぼ同じになります。
ズーム時(Z キー)のマウス感度を上げたい場合は、その横にある Sensitivity Zoom Scale 値を増やします。
PC ゲーム Prey (2017年版) - Real Lights plus Ultra Graphics Mod インストール
Prey (2017) 用グラフィックス Mod Real Lights plus Ultra Graphics Mod v1.3.1 のインストール方法を説明します。
Real Lights plus Ultra Graphics Mod は導入するファイルが多く、一部設定を書き換えるところもあるため、導入が面倒な Mod です。また、ゲーム中は非常に負荷が高い Mod なので、Prey (2017) の推奨環境程度の PC スペックでは満足にプレイできない可能性があります。
同 Mod のダウンロードファイルに、ReShade を除いた Real Lights plus Ultra Graphics NO RESHADE Mod、軽量化バージョンの Real Lights plus Ultra Graphics LIGHTER Mod もいっしょに公開されていますので、重すぎて fps が出ないようであればこちらの Mod を導入したほうがよいかもしれません。導入手順は同じながらファイル数が少ないので、多少ですが導入の手間が省けます。
Real Lights plus Ultra Graphics Mod - %USERPROFILE%\Saved Games\Arkane Studios\Prey フォルダ game.cfg 差し替え
Real Lights plus Ultra Graphics Mod をダウンロードして展開・解凍したら、Open and drop the files on %yourusername%-Saved Games-Arkane Studios-Prey フォルダにある game.cfg を、%USERPROFILE%\Saved Games\Arkane Studios\Prey
フォルダにある同名ファイルと差し替えます。(画像では元ファイルを game.bak にファイル名を変更してバックアップ)
game.cfg ファイルの読み取り専用を解除してテキストエディタで開きます。
r_Width と r_Height にゲーム内解像度を設定(初期値は1920x1080)して保存後、読み取り専用に変更します。(r_Fullscreen = 1
はフルスクリーン、ボーダーレスウィンドウにしたい場合は 2 に変更)
Real Lights plus Ultra Graphics Mod - インストールフォルダへ autoexec.cfg 配置と system.cfg 差し替え
Open and drop the files on Prey Main folder フォルダにある autoexec.cfg と system.cfg を、Prey インストールフォルダに配置、同名ファイルがある system.cfg は差し替えます。(画像では元ファイルを system.bak にファイル名を変更してバックアップ)
autoexec.cfg と system.cfg をテキストエディタで開き、r_TexturesStreamPoolSize 値に VRAM の数値を MB 単位で設定します。(初期値は 6144)
Real Lights plus Ultra Graphics Mod - Prey\Binaries\Danielle\x64\Release フォルダ ReShade ファイル・フォルダ配置
Open and drop the files on Prey-Binaries-Danielle-x64-Release フォルダにある txt 以外のファイル・フォルダを、Prey\Binaries\Danielle\x64\Release
フォルダに配置します。
テキストエディタで ReShade.ini ファイルを開き [GENERAL] セクションにある %YOURPATHTO% (4か所) をゲームがインストールされているパス名に書き換えます。
このパス名書き換えを忘れると、ReShade ファイルを見つけられないためゲーム起動時にエラーログが表示されます。
ReShade プリセットファイル Darker Atmosphere を入れる場合は、ReShade ファイル(ReShade.ini)が必須です。
Real Lights plus Ultra Graphics Mod - Prey\Engine フォルダ Engine.pak 差し替え
Open and drop the files on Prey-Engine make a back up of original フォルダの Engine.pak を、Prey\Engine
フォルダにある同名ファイルと差し替えます。(画像では元ファイルを Engine.bak にファイル名を変更してバックアップ)
Real Lights plus Ultra Graphics Mod - Prey\GameSDK フォルダの Levels フォルダのバックアップ&上書き
Prey\GameSDK
フォルダにある Levels フォルダを複製してバックアップします。
Open and drop the files on Prey-GameSDK make a back up of original フォルダにある Levels フォルダを、Prey\GameSDK
フォルダにある同名フォルダへ上書きします。
Real Lights plus Ultra Graphics Mod - Prey\GameSDK\Precache フォルダ patch_Z_jmx777_Real_Lights_Ultra_Graphis.pak 配置
Open and drop the files on Prey-GameSDK-Precache フォルダにある patch_Z_jmx777_Real_Lights_Ultra_Graphis.pak を Prey\GameSDK\Precache
フォルダに配置します。
これで必要なファイルのインストールは一通り終わりなので、ゲームを起動してエラー表示されることなくグラフィックが変化しているかどうか確認します。以下、ReShade のプリセットファイルと起動しない場合に入れ替えるファイルについての説明です。
(オプション) Real Lights plus Ultra Graphics Mod - ReShade プリセットファイル Darker Atmosphere 上書き&reshade-shaders フォルダ差し替え
ReShade ファイル を入れている状態から、同梱のプリセットファイル Darker Atmosphere を入れることができます。
Preset Darker Atmosphere drop on Prey-Binaries-Danielle-x64-Release フォルダにある txt 以外のファイルを、Prey\Binaries\Danielle\x64\Release
フォルダにインストールした ReShade ファイルに上書きします。
ただし reshade-shaders フォルダは上書きしないでフォルダごと差し替えます。reshade-shaders フォルダを上書きすると、ゲーム起動時にエラーログが表示されます。
Preset Darker Atmosphere インストールした場合は、ゲームの明るさは -5 が推奨値?のようです。
Real Lights plus Ultra Graphics Mod - ReShade インストール後ゲームが起動しない場合は dxgi.dll 差し替え
ReShade ファイル導入後にゲームがクラッシュするようであれば、Prey\Binaries\Danielle\x64\Release
フォルダに配置した dxgi.dll を、USE ONLY IF THE GRAME CRASH AT STARTUP DUE RESHADE フォルダにある dxgi.dll に差し替えます。
PC ゲーム Prey (2017年版) - Real Lights plus Ultra Graphics NO RESHADE Mod インストール
Real Lights plus Ultra Graphics NO RESHADE Mod のインストール方法は下記の通り、基本的に Real Lights plus Ultra Graphics Mod と同じでほぼ変わりません。
ReShade や ReShade プリセット のインストールがないため、少ない手順で済みます。
PC ゲーム Prey (2017年版) - Real Lights plus Ultra Graphics LIGHTER Mod インストール
Real Lights plus Ultra Graphics LIGHTER のインストール方法は下記の通りです。
導入手順は Real Lights plus Ultra Graphics NO RESHADE Mod とほぼ同じで、Levels フォルダのバックアップ&上書き が不要になっている分、さらに少ない手順で済みます。また、ファイル容量が 20MB しかないため容量も軽い Mod です。
PC ゲーム Prey (2017年版) - Real Lights plus Ultra Graphics Mod 用 Vanilla Flashlight インストール
必須ではありませんが、Real Lights plus Ultra Graphics Mod のオプション Mod として、Vanilla Flashlight -updated to cast shadows- が公開されています。
インストール方法は Real Lights plus Ultra Graphics Mod、Real Lights plus Ultra Graphics NO RESHADE Mod、Real Lights plus Ultra Graphics LIGHTER Mod、いずれかのグラフィックス Mod インストール後に、Prey\GameSDK\Precache
フォルダに patch_Z_jmx777_Real_Lights_Ultra_Graphis_Vanilla_flashlight_only.pak を配置 します。
このファイルを入れると、フラッシュライトを当てた物体が投影(キャストシャドウ)するようになります。
PC ゲーム Prey (2017年版) - Mod 紹介
Nexus で公開されている、Prey (2017) の代表的な Mod について調べてみました。
このゲームの Mod 数はあまり多くはありませんが、複数の Mod を入れると干渉することがあります。Mod によってはどの Mod と干渉するのか情報がある場合がありますが、そういった情報がなければ Mod ファイルの .pak をアンパックして、同じファイルを使っているかどうか、ファイル内の変更点を比較するなどして調べて判断するしかないようです。
拡張子 .pak 形式 Mod ファイルの仕様やアンパックについては、こちら で公開されている Mod 説明欄 インストール&アンインストール と ファイルの中身についてちょっと詳しく のところで日本語で大まかな内容で解説されているので、Mod 内容を調査したり改造するうえで参考になります。
Mod ファイルを読み込む順番があるようなので Mod が干渉してしまっても、ファイルをアンパックして干渉するファイル内容を統合して一方のファイルを削除することができれば、干渉を回避できるかもしれません。
PREY Super Easy Hacking
PREY Super Easy Hacking はイライラ棒のようなパズルハッキングシステムをかんたんにする Mod です。
Recycle More Mod
Recycle More Mod はオブジェクトを素材に変換するリサイクラーチャージの取得量を増やします。
PREY Better Scopes Mod
PREY Better Scopes Mod はズーム時の歪みやボケ表現をなくし、視認性を向上させます。
Infinite Stacks plus Stackable Growth Formula
Infinite Stacks plus Stackable Growth Formula はアイテムのスタック数をゲーム内では事実上無限(100万までスタック可能)にします。
UnDarken
UnDarken は近接戦とサイコスコープのエフェクトを改善してプレイしやすくする Mod です。日本語による Mod 説明あり。
Prey (2017) と DLC Prey - Mooncrash 用のファイルが公開されています。
Swift and Easy Play
Swift and Easy Play はドロップ・アイテム・弾薬の増加、所持量アップ、回復量アップ、能力アップ、ハッキングシステム簡単化など、ゲーム難易度を大幅に下げる Mod です。日本語による Mod 説明あり。
Swift and Easy - Mooncrash
Swift and Easy - Mooncrash は名前の通り、Swift and Easy Play が DLC Prey - Mooncrash で動作する Mod です。加えて Mooncrash の時間制限(汚染タイマー)を大きく延ばして難易度を下げています。