PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)日本語化とゲームプレイ最適化メモ
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版) 日本語化とゲームプレイ最適化メモです。
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)日本語化基本情報
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)の日本語化について、過去にいくつかの日本語化ファイルが公開されています。
2021年11月時点では Dead Space wiki にある PC 版日本語化 の内容より、中文化パッチ Deadspace_CHS_Patch.rar を日本語化する、2015年公開のリパック版 DS1JP5e.zip または 4K 解像度向けの DS1JP5e_4K.zip が最終バージョンとなっています。ちなみに、Dead Space 3 日本語化手法リパック版をもとに新たに作られた日本語化ファイルとなっています。
上記の中文化ファイルおよび日本語化ファイルは Dead Space 関連日本語化(リパック版)アップローダ からダウンロードできます。
それ以前の旧バージョン(旧 MOD 導入方法、TexMod 使用)では改行やゴミ表示などフォント周りの問題や、専用ランチャーの使用や日本語化ファイル導入の面倒な点がありましたが、Dead Space 3 の日本語化手法リパック版によってこれらの問題を片づけた形となっています。
そのため中文化パッチ Deadspace_CHS_Patch.rar を利用した、DS1JP5e.zip または DS1JP5e_4K.zip を使って日本語化したほうがフォントのクオリティが高く一番楽でかんたんな方法です。特に理由がなければこちらのリパック版を使って日本語化したほうがよいでしょう。
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)日本語化手順
日本語化の動作確認するためにインストールした Origin 版 と GOG 版 DEAD SPACE(2008年版)です。Steam 版 もありますが、所持していないためインストールしていません。
なお Steam 版 は ジオブロッキング により日本から購入できません。ストア情報は Steam にログインした状態では見れませんが、Chrome のシークレットウィンドウもしくはログアウトした状態でリンクを開くことで閲覧はできます。
上の画像は PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)の UK 版パッケージとディスクです。2012年に Origin にてパッケージ版のシリアルキーを登録、ダウンロード版としてライブラリに追加しています。
こちらの画像は 2014年に期間限定で無料配信された DEAD SPACE(2008年版) を Origin ライブラリに登録したものです。
Origin の仕様かわかりませんが、このころは同じゲームでもシリアルキーが別であればライブラリに複数の同じタイトルを登録・所持できるみたいだったようです。Origin ライブラリにあるどちらのタイトルからインストールしても一つのゲームとして管理されるので、PC に同じタイトルが複数インストールされることはありません。
その後、2018年に再度期間限定で DEAD SPACE(2008年版)が無料配信 されていますが、すでにライブラリに所持しているためか登録することはできなかったかと記憶しています。
DEAD SPACE(2008年版)中文化ファイル(Deadspace_CHS_Patch.rar)日本語化方法
以下、Origin 版 DEAD SPACE(2008年版)を例に日本語化方法を説明します。GOG 版 でも同じ手順で日本語化できます。
トラブル原因切り分けのために、日本語化する前に一度ゲームを起動して正常に起動できるかどうか確認しておきます。
日本語化した中文化ファイルに差し替えることになるため、あとで元のデータに戻したい場合は事前に、この後説明する上書き対象のファイルをバックアップしておくか、ゲームの整合性チェック機能(GOG Galaxy 版、Origin 版)を使うようにしてください。
DEAD SPACE(2008年版)インストール先フォルダ内にある Dead Space.exe と text_assets フォルダ を事前にバックアップしておきます。
もし、text_assets
フォルダの上書き対象となるファイルのみ最小限でバックアップしておきたい場合は、text_assets
フォルダにある text_assets_global.str ファイルと text_assets\text
フォルダにある 6B0631DC.str ファイルの 2つのファイルだけをバックアップするだけです。
Deadspace_CHS_Patch.rar をダウンロードして適当な場所に展開・解凍します。
Deadspace_CHS_Patch.rar の入手方法は Dead Space 関連日本語化(リパック版)アップローダ にある DS1日本語化補助ファイル(中文ファイル).zip をダウンロードして展開・解凍するか、Dead Space wiki の PC 版日本語化 の導入方法にある 「中文化パッチをダウンロード」 リンクをクリックして中文化パッチ本家サイト ali213.net からダウンロードする、いずれかの方法で入手できます。
Deadspace_CHS_Patch.rar に含まれる text_assets フォルダが、この後日本語化パッチインストール時に指定するフォルダとなっています。
Dead Space 関連日本語化(リパック版)アップローダ から DEAD SPACE(2008年版)用の日本語化パッチをダウンロードします。
日本語化パッチは 2種類あり、ゲーム内解像度がフル HD かそれ以下の解像度でプレイする場合は DS1JP5e.zip を、4K 解像度でプレイする場合は DS1JP5e_4K.zip をダウンロードします。
それぞれのファイルを展開・解凍するとゲーム内解像度別 exe ファイルがあるので、フル HD 解像度でプレイするのであれば DS1JP1200.exe を、4K 解像度でプレイするのなら DS1JP2160.exe を実行します。(日本語化パッチは解像度にあわせてフォントサイズを調整しているため、このような複数のパッチファイルに分けているようです)
今回の記事では フル HD 解像度を例に日本語化するため DS1JP1200.exe を実行して進めます。
旧作 DEAD SPACE シリーズでは、日本語化パッチ指定のゲーム内解像度 ≠ 実際にプレイするゲーム内解像度でもゲームはプレイできるようですが、フォントが極端に小さかったり大きかったり字幕などのフォント表示が崩れたりバランスが悪かったりするようです。そのため、特に理由がない限りはゲーム内解像度と日本語化パッチ解像度はあわせた状態でプレイしたほうがよいでしょう。
DS1JP1200.exe を実行後、Dead Space アップデータ(CHS → JPN)画面が表示されるので、はいボタンをクリックします。
差分適用フォルダ入力画面で中文化ファイルの Deadspace_CHS_Patch\text_assets
フォルダを指定して OK ボタンをクリックすると、日本語化パッチ適用処理が始まります。
エラーが発生せず終了メッセージが確認できれば、中文化ファイル Deadspace_CHS_Patch の text_assets_global.str ファイルおよび 6B0631DC.str ファイルへの日本語化パッチ適用は完了です。(中文化 exe ファイルへの更新はありません)
日本語化パッチ適用後、Deadspace_CHS_Patch フォルダにある Dead Space.exe ファイルと日本語化ファイルを適用した text_assets フォルダ をコピーします。
DEAD SPACE(2008年版)インストール先フォルダに、コピーした中文化パッチ Deadspace_CHS_Patch の Dead Space.exe ファイルと日本語化ファイルを適用した text_assets フォルダ を上書き配置して日本語化完了です。
ゲームが正常に起動できて日本語化されているかどうか確認します。
日本語化してからゲームが初回起動だった場合、プラットフォームに備わっている整合性チェック機能が働いてしまい、中文化 exe ファイルと日本語化ファイルが削除(オリジナル版のファイルを再ダウンロード)されてしまう可能性があります。その場合はもう一度日本語化したファイルに差し替えてください。
DEAD SPACE(2008年版)中文化ファイル(Deadspace_CHS_Patch.rar)日本語化スクリーンショット
日本語化パッチ インストール後にゲームを起動すると、メニュー画面などが英語から日本語化されているのが確認できます。
日本語化のために中文化ファイル(Deadspace_CHS_Patch.rar)の Dead Space.exe ファイルに差し替えた後は、Origin のオーバーレイが使えなくなる点に注意してください。
ゲーム内のセリフ字幕表示はデフォルトでオフになっているので、設定 → オーディオ → 字幕を On に切り替えます。
以下、日本語化した DEAD SPACE(2008年版)のスクリーンショットを公開します。
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)ゲームプレイ最適化情報
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)のゲームプレイ最適化情報を集めてまとめてみました。
ゲーム難易度勝手に変更バグ
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)では新規ゲーム開始時に難易度を選択して始めますが、セーブ後タイトル画面からコンテニューを選択してセーブデータをロードすると、(Medium 以外の難易度を選択している場合)難易度 Medium に勝手に変更される可能性が高いバグが残っています。
ゲーム難易度が勝手に変更されるバグの確実な回避方法は、コンテニューではなくロードゲームからセーブデータをロードすることになっています。
ほかに CheatEngine を使って難易度を変更する修正方法がありますが exe ファイルに依存しており、日本語化のために使用した中文化 exe ファイルで難易度変更を試してみましたが、こちらではうまくいきませんでした。
万が一操作ミスでコンテニュー → 難易度変更バグが発生したときに備えて、%USERPROFILE%\Documents\Electronic Arts\Dead Space
フォルダにあるセーブデータを定期的にバックアップするようにしたほうがよいでしょう。
垂直同期(Vsync)オフ
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)ではデフォルトで垂直同期(Vsync)が有効となっておりフレームレート(fps)が 30fps までに制限されます。
垂直同期(Vsync)をオフにしてプレイしたい場合は、設定 → 画面設定 → 垂直同期を Off に変更します。
ただし、高フレームレート(fps)ではシーンによっては特定のバグが起きる可能性がある ため、その場合は一時的に垂直同期(Vsync)をオンに戻したり、外部ツールでフレームレート(fps)を制御 します。
マウス・キーボード操作ならゲーム環境によっては マウス操作感度を修正する Dead Space Mouse Fix を導入したほうがよい場合があります。
フレームレート(fps)制御方法
垂直同期(Vsync)をオフ にしたあと、以下のいずれかの外部ツールでフレームレート(fps)を制御することができます。
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)では 高フレームレート(fps)でプレイするとシーンによっては特定のバグが起きる可能性がある ため、60fps や 120fps 程度を fps の上限値として設定したほうが良いとされています。
これでもバグが発生するようであれば一時的に垂直同期(Vsync)をオンに戻して進めるというやり方で対処するしかないようです。
GeForce ビデオカードを利用している場合、NVIDIA コントロールパネル → 3D 設定の管理 → 最大フレームレートで最大 fps を設定できます。
MSI Afterburner の RivaTuner Statistics Server にある Framerate limit で最大 fps を設定できます。
フレームレート固定化ツール dec を使う方法があります。
dec.zip をダウンロードして展開・解凍後、DEAD SPACE(2008年版)インストールフォルダに d3d9.dll と dec.ini ファイルを配置します。
dec.ini ファイルをテキストエディタで開き Limit に最大 fps 値を設定します。
フレームレート固定化ツール dec を使用した場合、dec.ini で Show=1 or 2 に設定されていれば、ゲーム画面に現在の fps 値が表示されます。
このあと紹介する FPS Counter And Post Processing Effects Mod を導入している場合、Main タブにある Enable VSync(Requires game restart)にチェックマークを入れることで、ゲーム再起動後にモニターのリフレッシュレートにあわせて VSync が有効になります。
マウス操作感度修正(Dead Space Mouse Fix)
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)を高フレームレート(fps)でプレイする場合、マウス操作感度を修正する Mod - Dead Space Mouse Fix があります。
インストール方法は Dead Space.exe があるところに、Dead Space Mouse Fix に含まれる dinput8.dll ファイルを配置するだけです。Mod 導入後、コントローラーの右スティック操作ができなくなるようなのでその点注意が必要です。
ちなみにこちらの動画(ニコニコ動画、YouTube)では dinput8.dll ファイルを配置するパス名(%LOCALAPPDATA%\Electronic Arts\Dead Space
)を説明していますが、おそらく間違いです。(dll ファイルはゲームの実行ファイル exe と同じフォルダ内に配置しないと機能しないため)
こちらの環境で Dead Space Mouse Fix をインストールしてみたところ、日本語化した中文化版 exe もしくはバニラ状態の GOG 版 で問題のあったマウス感度は改善されました。
ただ、バニラ状態の Origin 版 では最初からマウス感度の問題はなく、Dead Space Mouse Fix を導入しても特に目立った変化は見られませんでした。
ニコニコ動画 でも Dead Space Mouse Fix を入れなくても問題なくプレイできた方や逆にあわなかったというコメントがあったので、日本語化していない Origin 版 では Dead Space Mouse Fix は機能せず不要かもしれません。
ちなみに、この後紹介する FPS Counter And Post Processing Effects Mod についても dll ファイルを配置するタイプの Mod で、同様に バニラ状態の Origin 版 では動作しなかったことから、Origin 版 では dll 関係の Mod は 2021年11月時点では動作しないのかもしれません。
また、上記のとは別に speedrun.com にて Mouse Fix と一緒にゲーム開始直後のイントロを削除した競技用 exe ファイルが公開されています。
タイムアタックではこちらのファイルを導入することになりますが、中文化 exe ファイルを差し替えることになるので、こちらの方法では日本語でプレイすることはできません。
FPS Counter And Post Processing Effects Mod
fps などの各種カウンターのオーバーレイ表示、ボーダーレスウィンドウモード設定、モニターのリフレッシュレートにあわせた VSync 設定、アンチエイリアスやポストエフェクトなどグラフィック強化に対応した Mod FPS Counter And Post Processing Effects があります。
インストールすること自体は難しくありませんが、環境によっては一部変更が必要なため、以下そのやり方の説明をします。
なお、バニラ状態の Origin 版 ではこの Mod は動作しません。
こちらで Mod の動作確認ができたのは、日本語化に使用した中文化版 exe が動作するバージョンと バニラ状態の GOG 版 です。
また、各デジタル配信プラットフォームにあるオーバーレイ機能 とは相性問題があるためオフ推奨です。
こちらで確認できたトラブルとしては中文化版を導入した Origin 版 でゲーム起動後、F12 キーでメニュー画面を呼び出したときに音のみが再生されたまま画面がフリーズすることがありました。
マウス操作感度修正(Dead Space Mouse Fix) を利用していない場合、FPS Counter And Post Processing Effects をダウンロードして展開・解凍したら、dinput8.dll ファイルと FPSCounter フォルダ をコピーします。
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)インストール先フォルダに FPS Counter And Post Processing Effects の dinput8.dll ファイルと FPSCounter フォルダ を配置してインストール完了です。(上の画像は Origin 版 ですが日本語化(中文化 exe 使用)しているため Mod は動作可)
マウス操作感度修正(Dead Space Mouse Fix) をインストールしている場合は dinput8.dll ファイルが重複することにより上書きしてしまうことになるため、次の方法でインストールすることになります。
マウス操作感度修正(Dead Space Mouse Fix) がすでにインストールされている場合は、FPS Counter And Post Processing Effects に含まれるファイル・フォルダをそれぞれ dinput8.dll → dinput8_Remote.dll に、FPSCounter → dinput8_Remote フォルダ にリネーム(名前変更)します。
リネーム方法で対応できる理由については 作者ブログ The Meth Lab の Dead Space Mouse Fix にある Loading Other Fixes/Mods/Injectors から確認してください。
DeepL 翻訳の内容によれば、Dead Space Mouse Fix では追加 DLL のリモートロード機能を提供することにより、ファイル形式またはフォルダ形式の 2種類の方法で DLL を追加できるように対応しているようです。
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)インストール先フォルダに、リネームした FPS Counter And Post Processing Effects の dinput8_Remote.dll と dinput8_Remote フォルダ を配置してインストール完了です。
以上のようにファイル・フォルダをリネームする方法であれば Dead Space Mouse Fix と FPS Counter And Post Processing Effects が一緒に使える状態にできます。
FPS Counter And Post Processing Effects の導入が成功すれば画像のように画面四隅に各種カウンターがオーバーレイ表示されます。(ゲーム起動時に広告表示のための小さなウィンドウが表示されますが、私の環境ではアクセスできないためか広告は表示されません)
バニラ版から色が変わってみえているのはポストプロセスのカラー設定がデフォルトで有効(Enable post processing と Color settings にチェックマーク)になっているためです。この設定はオフにできます。やり方は後述。
FPS Counter And Post Processing Effects 導入後 キーボードの F12 キーを押すと FPS Counter 画面が表示されます。
上の画像は Main タブ画面です。この画面からカウンターオーバーレイ表示と位置調整・ボーダーレスウィンドウモード設定(Windowed mode relocation)・VSync 設定ができます。
Post タブ画面です。ポストプロセス設定・アンチエイリアス設定ができます。デフォルトでは有効に設定されているため、バニラ状態とは違ったグラフィック表示になっています。
色が変化しているのは Color settings にチェックマークが入っているためです。チェックマークを外すと色はバニラ状態に戻ります。
Enable post processing のチェックマークを外すとグラフィックはバニラ状態に戻ります。
Color タブ画面です。Post タブで Color settings にチェックマークが入っている場合、Color タブで設定した内容が反映されます。
Graph タブ画面です。グラフに関する設定ができるようですが、いまいちグラフの見方がわかりません。おそらく fps 値ではないかと思われますが・・・。
Capture タブ画面です。スクリーンショット・録画の設定ができます。
Info タブ画面です。現在の状態(時刻、起動時間、現在の fps および統計値)を確認できます。
About タブ画面です。
%USERPROFILE%\Documents\FPSCounter\Dead Space
フォルダに FPS Counter And Post Processing Effects の設定ファイルなどが保存されています。フォルダごと削除するだけで設定を初期化できます。
操作キーカスタマイズ方法(controls.rmp 編集)
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)のキー操作の設定について、ゲーム内の操作設定から各種キー変更ができますが、一部のキーボードキーが割り当てできません。
この場合、設定ファイル controls.rmp ファイルをバイナリエディタで開き編集 することでキー設定を変更できます。
ただ、変更したいキーのスキャンコード(参考情報 1、参考情報 2)を調べて手入力で設定する方法しかないようです。
controls.rmp ファイルについては一度キー変更しないと作成・保存されないため、以下の手順で一度作成する必要があります。
ゲームタイトル画面から設定 → 操作設定 → 基本操作にある続けるボタンをクリックします。
適当にキーを割り当て(ここでは前進のサブキーに Y を設定)、決定ボタンをクリックします。
%LOCALAPPDATA%\Electronic Arts\Dead Space
フォルダに controls.rmp ファイルが生成されます。
なお、変更したキー設定画面で初期設定に戻すボタンをクリック → はいボタンをクリック → 決定ボタンをクリックすることで、 先ほど割り当てたキーを削除した初期設定状態の controls.rmp ファイルに更新できます。
生成された controls.rmp ファイルをバイナリエディタで開きます。
特定のアドレスに各操作キーのスキャンコードが設定されていますが、1行あたりのバイト数を変更できるバイナリエディタを使用すれば、縦 1列に整列して見やすくなります。
上の画像はバイナリエディタ HxD を使って controls.rmp ファイルを開き、1行あたりのバイト数を 16 → 20 に変更したところです。
2行目から各行の 0C
列の 16進数値がメイン操作キーのスキャンコード、そのとなりの 0D
列の 16進数値がサブ操作キーのキーボードスキャンコードです。(上の画像オレンジ枠線内)
以下、controls.rmp ファイルの各アドレスにある対応する操作キーのスキャンコードリスト(日本語版、英語版)を作成しました。
各操作キーはメイン(0C
列)とサブ(0D
列)の 16進数値 2つでセットになっています。00
は未割当ということになりますが、マウスボタンに関してはスキャンコードは設定されていない?ようなので 00
のままとなっています。
マウス操作が割り当てられているアドレスの特定には、ゲームの操作設定画面でマウスボタンが割り当てられている空のサブキーに適当なキーを入力して設定を保存。controls.rmp ファイルを開き、どのアドレスに先ほど設定したキーが割り当てられたのかを判断してリストを作成しています。
照準モードの操作 - エイムモード[切替](Aim Mode [toggle])設定問題
PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)の初期操作設定では、照準モードの操作にあるエイムモード[切替](Aim Mode [toggle])がデフォルトで CapsLock キーとなっています。
CapsLock キーが有効状態だとアイザックが常にエイム状態で構えてしまう状態になります。
この現象が発生した場合は Shift+CapsLock キーで解除するか、右クリックをエイムモード[切替](Aim Mode [toggle])に割り当て変更したり、誤操作防止のため使わないキーに割り当てたりするなどして対応することになります。
Origin 版と GOG 版 DEAD SPACE(2008年版)共存問題
Origin 版 と GOG 版 DEAD SPACE(2008年版)両方をインストールした共存環境では以下の点に注意が必要です。
旧作 DEAD SPACE シリーズ共通の問題点で、複数の配信プラットフォームで同一タイトルのゲームをインストールした状態で起動するときに、レジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Electronic Arts\Dead Space
(Windows 10 64bit) にあるインストールパス名を管理している Install Dir キーを基準としているようです。
そのため、Install Dir キーのパス名と実際に起動するゲームのパス名が異なるとゲームが起動できなかったり、別プラットフォーム版が起動するといったことが起きる可能性があります。(ゲーム起動時に Install Dir キーを自動的に書き換えて正しく起動できるようにするゲームはありますが、この辺は配信プラットフォームによりまちまちです)
私の環境では PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)では Origin ランチャーから Origin 版 を起動した際に、GOG 版 が起動したことがありました。ただ、この場合は Origin 版 と GOG 版 の Dead Space.exe ファイルから直接ゲームを起動するか Install Dir キーのパス名を修正することで回避できます。
また、アンインストール情報も一つしか管理できないようなので、片方をアンインストールするともう片方はそのままアンインストールできないことがあります。その場合はインストールされている状況に応じて、以下のような方法を目安にアンインストールするしかないと思います。
- 再インストール(ランチャー上からならすでにデータがある状態なのでこの場合は整合性チェック扱い)してからアンインストール
- コントロールパネルのプログラムと機能(アプリと機能)からアンインストール
- PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)日本語化とゲームプレイ最適化メモ(現在開いているページ)
- PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)日本語化とゲームプレイ最適化メモ
- PC ゲーム DEAD SPACE 3(2013年版)日本語化とゲームプレイ最適化メモ
- PC ゲーム旧版 DEAD SPACE シリーズ(2008~2013)日本語化ファイル解析情報
- PC ゲーム ALIEN: ISOLATION 日本語化とゲームプレイ最適化メモ
- PC ゲームの日本語化実現のために役に立つかもしれないローカライゼーション技術情報サイトまとめ
- PC ゲームで使われているゲームエンジンを特定する方法
- PC ゲームが起動しない・安定しない場合に確認と設定したほうがいいかもしれないリスト