PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)日本語化とゲームプレイ最適化メモ
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版) 日本語化とゲームプレイ最適化メモです。
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)日本語化基本情報
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)の日本語化について、2021年12月時点では Dead Space 関連日本語化(リパック版)アップローダ にある、2015年公開のリパック版 DS2JP_ver.3c_D.zip が最終バージョンとなっています。ちなみに、Dead Space 3 日本語化手法リパック版をもとに新たに作られた日本語化ファイルとなっています。
旧バージョン(Dead Space 2 日本語化 Mod を応援する非商用ブログ)では中文化ファイルと専用ランチャーおよび Steam 版では exe ファイルの差し替えて日本語化を実現していましたが、Dead Space 3 日本語化手法を使ったリパック版では英語版のフォント・テキストデータを書き換えることで日本語化ができるようになっています。
そのため、中文化ファイルや専用ランチャーが不要となり、導入手順がかんたんとなって特別な起動方法が不要となりました。
以上の内容から特に理由がなければリパック版 DS2JP_ver.3c_D.zip を使って日本語化したほうがよいでしょう。
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)日本語化手順
日本語化の動作確認するためにインストールした Origin 版 と Steam 版 DEAD SPACE 2(2011年版)です。
なお Steam 版 は Humble Origin Bundle 2 の Steam キーで入手したものですが、ジオブロッキング により日本からは購入できずストアにアクセスできません。そのため上の画像では Steam ライブラリを表示させたものとなっています。
ストア情報は Steam にログインした状態では見れませんが、Chrome のシークレットウィンドウもしくはログアウトした状態であればリンクを開くことで閲覧はできます。
2023年1月に EA 社員の尽力 により ジオブロッキング が解除され、日本国内のアクセスからでも Steam 版 Dead Space 2 のストア情報閲覧と購入ができるようになりました。
Steam 版 DEAD SPACE 2(2011年版) のインストール先フォルダを開きたい場合、Steam ライブラリからプロパティ画面を開き、ローカルファイルを閲覧をクリックすることでインストール先フォルダにすぐにアクセスできます。
または、Steam ライブラリでタイトルを右クリック → 管理 → ローカルファイルを閲覧、をクリックすることでインストール先フォルダを開くこともできます。
上の画像は PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)の US 版パッケージとディスクです。2012年に Origin にてパッケージ版のシリアルキーを登録、ダウンロード版としてライブラリに追加しています。
こちらの画像は 2015年に Humble Origin Bundle 2 で入手した DEAD SPACE 2(2011年版) の Steam キーを Steam に登録、インストール後の起動手続きで Origin アカウントに紐づけられて Origin ライブラリに登録されたものです。
Origin の仕様かわかりませんが、このころは同じゲームでもシリアルキーが別であればライブラリに複数の同じタイトルを登録・所持できるみたいだったようです。Origin ライブラリにあるどちらのタイトルからインストールしても一つのゲームとして管理されるので、PC に同じタイトルが複数インストールされることはありません。
DEAD SPACE 2(2011年版)日本語化方法
以下、Origin 版 および Steam 版 DEAD SPACE 2(2011年版)の日本語化方法を説明します。どちらの配信プラットフォームでも同じ手順で日本語化できます。
トラブル原因切り分けのために、日本語化する前に一度ゲームを起動して正常に起動できるかどうか確認しておきます。
なお、日本語化パッチインストール時に自動的にオリジナルファイルがバックアップされるので、事前にバックアップ作業する必要はありません。
Origin 版 および Steam 版 DEAD SPACE 2(2011年版)インストール先フォルダにある DS2DAT0.DAT ファイルです。
この DS2DAT0.DAT ファイルに含まれている英語版フォント・テキストを日本語化パッチで、日本語フォント・テキストに置き換えることで日本語化を実現しています。それ以外のファイルに変更はありません。
Dead Space 関連日本語化(リパック版)アップローダ から DS2JP_ver.3c_D.zip をダウンロードして展開・解凍します。
DS2JP_ver.3c_D.zip ファイルを展開・解凍するとゲーム内解像度別 exe ファイルがあります。フル HD 解像度でプレイするのであれば DS2JP1080.exe を実行します。(日本語化パッチは解像度にあわせてフォントサイズを調整しているため、このような複数のパッチファイルに分けているようです)
今回の記事では フル HD 解像度を例に日本語化するため DS2JP1080.exe を実行して進めます。
旧作 DEAD SPACE シリーズでは、日本語化パッチ指定のゲーム内解像度 ≠ 実際にプレイするゲーム内解像度でもゲームはプレイできるようですが、フォントが極端に小さかったり大きかったり字幕などのフォント表示が崩れたりバランスが悪かったりするようです。そのため、特に理由がない限りはゲーム内解像度と日本語化パッチ解像度はあわせたほうがよいでしょう。
DS2JP1080.exe を実行後、Dead Space 2 アップデータ(Original → JPN)画面が表示されるので、はいボタンをクリックします。
差分適用フォルダ入力画面でキャンセルボタンをクリックすると、自動的に DEAD SPACE 2(2011年版)のインストールフォルダを見つけてきて日本語化パッチ適用処理が始まります。
エラーが発生せず終了メッセージが確認できれば、DEAD SPACE 2(2011年版)の DS2DAT0.DAT ファイルへの日本語化パッチ適用は完了です。
もしエラーが発生したり、目的のフォルダに対して日本語化パッチ処理がうまく動作しない場合は、次に説明する差分適用フォルダ入力画面で DEAD SPACE 2(2011年版)インストール先フォルダを手動で指定します。
差分適用フォルダ入力画面で DS2DAT0.DAT ファイルがある DEAD SPACE 2(2011年版)インストール先フォルダを指定して OK ボタンをクリックすると、日本語化パッチ適用処理が始まります。
差分適用フォルダ入力画面でフォルダ指定後、エラーが発生せず終了メッセージが確認できれば、DEAD SPACE 2(2011年版)の DS2DAT0.DAT ファイルへの日本語化パッチ適用は完了です。
上の画像は Origin 版 および Steam 版 DEAD SPACE 2(2011年版)の DS2DAT0.DAT ファイルが日本語化されたところです。オリジナル DS2DAT0.DAT ファイルは DS2DAT0.DAT.Original.old にリネームされてバックアップされます。
元に戻すには日本語化された DS2DAT0.DAT ファイルを削除して、DS2DAT0.DAT.Original.old → DS2DAT0.DAT にリネームします。
ゲームが正常に起動できて日本語化されているかどうか確認します。
日本語化してからゲームが初回起動だった場合、プラットフォームに備わっている整合性チェック機能が働いてしまい、日本語化したファイルが削除(オリジナル版のファイルを再ダウンロード)されてしまう可能性があります。その場合はもう一度日本語化ファイルを実行して日本語化してください。
DEAD SPACE 2(2011年版)日本語化スクリーンショット
日本語化パッチインストール 後にゲームを起動すると、メニュー画面などが英語から日本語化されているのが確認できます。
ゲーム内のセリフ字幕表示はデフォルトでオフになっているので、ゲーム設定 → オーディオ → 字幕をオンに切り替えます。
以下、日本語化した DEAD SPACE 2(2011年版)のスクリーンショットを公開します。
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)ゲームプレイ最適化情報
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)のゲームプレイ最適化情報を集めてまとめてみました。
起動ロゴスキップ
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)のゲーム起動時に表示されるロゴをスキップする方法です。
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)インストール先 movies\en
フォルダにある Trio_FrontEnd.vp6 ファイルをリネーム or 移動 or 削除します。
英語版または日本語化している場合は movies\en
フォルダに対象ファイルがありますが、それ以外の言語では movies フォルダ内にあるその言語に対応したフォルダからファイル操作することになります。
注意点としてゲーム起動後に表示されるタイトルロゴ画面で、すぐにキーを押してタイトルメニュー画面に進めないと、操作を受け付けなくなりゲームを強制終了するしかなくなります。
EA アカウントにログインする設定をしている場合、タイトルメニュー画面が表示するまでの時間が短いため、DEAD SPACE 2 タイトルロゴがしばらく残る現象があります。
多少見づらい点はありますが、時間経過とともにタイトルロゴが消えるので問題はありません。
垂直同期(Vsync)オフ
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)ではデフォルトで垂直同期(Vsync)が有効となっておりフレームレート(fps)が 30fps までに制限されます。
垂直同期(Vsync)をオフにしてプレイしたい場合は、ゲーム設定 → ビジュアル → 垂直同期をオフに変更します。
垂直同期をオフにした状態でフレームレートの上限を設定したい場合は 外部ツールでフレームレート(fps)を制御 します。
フレームレート(fps)制御方法
垂直同期(Vsync)をオフ にしたあと、以下のいずれかの外部ツールでフレームレート(fps)を制御することができます。
GeForce ビデオカードを利用している場合、NVIDIA コントロールパネル → 3D 設定の管理 → 最大フレームレートで最大 fps を設定できます。
MSI Afterburner の RivaTuner Statistics Server にある Framerate limit で最大 fps 値を設定できます。
フレームレート固定化ツール dec を使う方法があります。
dec.zip をダウンロードして展開・解凍後、DEAD SPACE(2008年版)インストールフォルダに d3d9.dll と dec.ini ファイルを配置します。
dec.ini ファイルをテキストエディタで開き Limit に最大 fps 値を設定します。
フレームレート固定化ツール dec を使用した場合、dec.ini で Show=1 or 2 に設定されていれば、ゲーム画面に現在の fps 値が表示されます。
マウス操作感度修正(Dead Space 2 Mouse Fix)
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)のマウス操作感度を修正する Mod - Dead Space 2 Mouse Fix があります。
インストール方法は deadspace2.exe があるところに、Dead Space 2 Mouse Fix に含まれる dinput8.dll ファイルを配置するだけです。
Origin 版 および Steam 版 のバニラ状態および日本語化した状態でも Dead Space 2 Mouse Fix の動作を確認しています。
注意点として マルチプレイでネクロモーフ側でプレイするとゲームがクラッシュ するようです。
操作設定変更 - 照準モード[切り替え](Aim Mode [toggle])設定問題
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)の初期操作設定では、操作設定変更にある照準モード[切り替え](Aim Mode [toggle])がデフォルトで CapsLock キーとなっています。
CapsLock キーが有効状態だとアイザックが常に照準モード状態で構えてしまう状態になります。
この現象が発生した場合は Shift+CapsLock キーで解除するか、誤操作防止のため誓わない違うキーに割り当てたりするなどして対応することになります。
ちなみに DEAD SPACE 2(2011年版)では右クリックを照準モード[切替](Aim Mode [toggle])に割り当て変更することはできません。
フリーソフトを使ってマウスとキーボードキーを入れ替える方法 もありますが、どうも DEAD SPACE 2(2011年版)ではデフォルトの右クリックの照準モード(Aim Mode)と照準モード[切替](toggle Aim)では構えるスピードが異なり、toggle Aim での構えの速度がワンテンポ遅いです。
咄嗟の構えでは右クリックのほうが速く、この辺は地味にストレスに感じる部分かもしれません。そのため、構えまでの速度を重視するのであれば、できれば右クリックの押しっぱなしの照準モードを常用したほうがいいでしょう。
DLC 武器・スーツ削除方法
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)の DLC 武器・スーツを削除する方法です。
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)のダウンロード版ではストア内に DLC 武器・スーツが最初から入手できる状態になっています。序盤から強力な装備がコストゼロで入手できてしまうため、緊張感が薄れてしまう仕様となっています。
通常プレイでは購入したり装備しないようにすれば済みますが、speedrun.com ではメジャーなカテゴリーでは DLC 使用が禁止となっているようです。そのため、競技走者にとっては DLC 購入・装備はレギュレーション違反、ストア内アイテム購入選択時のタイムロスとなるので、ゲーム内に DLC ができるだけ表示しないように環境を設定してプレイしているようです。
DLC 武器・スーツを削除するには deadspace2.exe ファイルを差し替えるだけとなっています。上の画像は exe ファイル差し替え後、ストア内にあった DLC 武器・スーツがすべて削除された状態となっています。(一部残っている武器装備については 後述)
差し替え用 deadspace2.exe はいくつかあるようで、こちらで確認できたやり方は以下のサイトで紹介されている内容です。
PCGamingWiki には 2種類方法があります。
1つ目の方法は Origin 版 では使用できないのと Dead Space 2 Mouse Fix が動作しないなどの問題点があります。
もう一つの方法は Origin 版 専用で Dead Space 2 v1.0 FairLight Fixed EXE をダウンロードして差し替えます。こちらの方法では Dead Space 2 Mouse Fix が動作します。
speedrun.com の Dead Space 2 - Resources にある PATCHES から Origin 版 と Steam 版 に対応した DLC 武器・スーツが削除された exe ファイルをダウンロードできます。
2020年の RTA 動画(ニコニコ動画、YouTube)では DLC がない DVD-ROM ディスク版で RTA をしてる走者の方がいます。当時は DLC が削除された exe がなかったのかどうかわかりませんが、上記の deadspace2.exe ファイルに差し替えることでダウンロード版でも DLC なしでプレイすることができます。
ただし、speedrun.com からダウンロードできる一部の exe ファイルには競技仕様のためか、ゲーム序盤のイントロが飛ばされて(通常プレイではイントロスキップは不可)いきなりゲームが始まる(アイザックが拘束具状態から逃げる場面からスタートする)exe ファイルが含まれています。
以下、PCGamingWiki にある deadspace2.exe v1.0 ファイルを使用する際の注意点・バグ情報です。このファイルを使って通しでプレイ・クリアはしていないので、下記の現象が発生するかどうかはこちらで確認していません。また、speedrun.com の exe ファイルでも同様の問題が起きるかどうか不明(v1.0 相当であればバグが起きる可能性大)です。これ以外の問題・バグが発生する可能性もあります。
- クリア後の特典 Elite Engineering Suit がアンロックされない
- ハードコアモードでプレイするときにセーブで問題がでる
- 進行不能バグ Solar Array Elevator Glitch が発生する可能性がある。バグ発生場所と思われる動画(ニコニコ動画、YouTube、YouTube、YouTube) → 対処法は(念のためセーブをしてから)メインメニューに戻ってコンテニューで続行
特に理由がない限り通常プレイでは exe ファイルは差し替えはしないようにして、タイムアタック用として割り切って使ったほうがよいでしょう。
上の画像は deadspace2.exe ファイルを差し替えて DLC 武器・スーツ削除後、マウスを動かしたときに表示された武器切替画面です。
deadspace2.exe ファイルを差し替えたときにすでにある操作設定ファイルの互換性がなくなるため、一部の操作設定がおかしくなるようです。
対処方法はゲームが起動していない状態で %LOCALAPPDATA%\EA Games\Dead Space 2
フォルダにある controls.rmp ファイルを削除します。ゲーム起動で controls.rmp ファイル再作成されるので、操作設定を変更していた場合は再設定することになります。
ゲームを始めるタイミングによっては修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)がすでに入手済みの場合があります。
deadspace2.exe 差し替えでは削除できませんので、次の 修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)削除方法 にて説明します。
修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)削除方法
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)起動時にタイミングによっては上の画像のように修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)がアンロックされます。
修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)がアンロックする条件は PC ゲーム DEAD SPACE(2008年版)のセーブデータがあるのが条件となっているようです。
ただ、私の環境では DEAD SPACE(2008年版)のセーブデータがある状態かつゲーム起動後の EA アカウントログイン後にアンロック画面が表示されたので、画像のように入手メッセージが表示されるタイミングにはズレがあるのかもしれません。
修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)アンロック後は DLC 有無に関係なくストア内に表示されます。
修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)を削除したい場合は %USERPROFILE%\Documents\Electronic Arts\Dead Space
にある DEAD SPACE(2008年版)のセーブデータを移動 or 削除することです。
DEAD SPACE(2008年版)のセーブデータを移動 or 削除後、ストアにあった修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)が表示されなければ成功です。
以下、修理済プラズマカッター(Refurbished Plasma Cutter)削除するのに試して効果がなかった内容を残しておきます。
クリア特典武器・スーツ&難易度ハードコアアンロック方法
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)のクリア特典武器・スーツ&難易度ハードコアをアンロックする方法です。
%LOCALAPPDATA%\EA Games\Dead Space 2
フォルダにある settings.txt ファイルをテキストエディタで編集します。
この settings.txt ファイルは今までのアンロック状況も保存されているので、念のためバックアップしてから編集してください。
settings.txt ファイル内に記述してある Controls.AcL.X、Controls.AcL.Y、Game.PDiff、Game.Played の値を適切に修正することで、アンロックに必要な条件に達成していなくても各種アンロックできるようになります。
こちらのブログ記事 にそのやり方を紹介していますが、もともとはバグでアンロックできない場合での対処方法だったようです。内容は settings.txt ファイルの現在の 16進数(4バイト) → 2進数変換 → 特定ビット反転(アンロック内容によって異なる) → 16進数変換という手続きが必要です。
実際にそのやり方を説明する前に Dead Space 2 総合掲示板 にあった値を使って変換した例を紹介します。
次に私の PC 環境の %LOCALAPPDATA%\EA Games\Dead Space 2
フォルダにある settings.txt ファイルを使って、ゲーム進行状況が初期状態からクリア特典武器・スーツと難易度ハードコアをアンロックしてみます。
最初はクリア特典のライオット・セキュリティスーツをアンロックしてみます。
settings.txt ファイルの Controls.AcL.X = 0x00000002
となっているので、これを 2進数特定ビット反転 → 16進数変換します。(Controls.AcL.X の値はゲームの進行状況によって違うため注意)
Windows の電卓(プログラマー)を起動して HEX を選択します。
Controls.AcL.X の値である 16進数を入力(ここでは 2
)して、ビット反転キーパッドボタンをクリックして 2進数表記に変更します。
16ビット目の 0 をクリックして 1 に変更後、HEX が 10002
に更新されたらこの数値を覚えておくかコピーします。
settings.txt ファイルの Controls.AcL.X の値を先ほどビット反転させた値 0x00010002
に書き換えて保存します。これでクリア特典ライオット・セキュリティスーツをアンロックします。
settings.txt ファイルの値のビット反転書き換えが成功すると、ゲームタイトル画面にマーカーが出現します。(マーカーは通常プレイクリア後に表示)
settings.txt ファイルの Controls.AcL.X 書き換え後、ストア内にクリア特典のライオット・セキュリティスーツが登場します。
DLC 削除 deadspace2.exe を導入 していた場合は上の画像のように、DLC 装備がストアにない状態でクリア特典のライオット・セキュリティスーツが陳列されます。
settings.txt ファイルの Controls.AcL.X 16ビット目反転後に、Game.PDiff = -1
から 1
に、Game.Played = 0
から 1
に更新することでハードコアモードがアンロックされます。
また、Game.PDiff = -1
から 0
に更新するだけでも同様にハードコアモードをアンロックできます。
5ch の Dead Space スレ にはいきなりハードコアモードが解放できるという書き込みがありますが、こちらで試したところでは Controls.AcL.X もセットでビット反転させないとハードコアモードは解放されませんでした。(やり方が間違っているのかほかに何か方法があるのかはわかりません)
次に難易度ゼロテ(Zealot)クリア特典のアークティック・セキュリティスーツをアンロックしてみます。やり方は先ほどと同じ要領でアンロックできます。
Windows の電卓(プログラマー)を起動して HEX を選択して、Controls.AcL.X の値である 16進数を入力(ここでは先ほどの値 10002
)、ビット反転キーパッドボタンをクリックして 2進数表記に変更します。
17ビット目の 0 をクリックして 1 に変更後、HEX が 30002
に更新されたらこの数値を覚えておくかコピーします。
settings.txt ファイルの Controls.AcL.X の値を先ほどビット反転させた値 0x00030002
に書き換えて保存します。これでクリア特典アークティック・セキュリティスーツをアンロックします。
settings.txt ファイルの Controls.AcL.X 書き換え後、ストア内に難易度ゼロテ(Zealot)クリア特典のアークティック・セキュリティスーツが登場します。
DLC 削除 deadspace2.exe を導入 していた場合は上の画像のように、DLC 装備がストアにない状態で難易度ゼロテ(Zealot)クリア特典のアークティック・セキュリティスーツが陳列されます。
最後に難易度ハードコアクリア特典のソルジャースーツとハンドキャノンをアンロックしてみます。やり方はこちらも先ほどと同じ要領でアンロックできます。違う点は Controls.AcL.Y の値を変更することになっている点です。
settings.txt ファイルの Controls.AcL.Y = 0x00021000
となっているので、これを 2進数特定ビット反転 → 16進数変換します。
Windows の電卓(プログラマー)を起動して HEX を選択して、Controls.AcL.Y の値である 16進数を入力(ここでは 21000
)、ビット反転キーパッドボタンをクリックして 2進数表記に変更します。
14ビット目の 0 をクリックして 1 に変更後、HEX が 25000
に更新されたらこの数値を覚えておくかコピーします。
settings.txt ファイルの Controls.AcL.Y の値を先ほどビット反転させた値 0x00030002
に書き換えて保存します。これで難易度ハードコアクリア特典ソルジャースーツとハンドキャノンをアンロックします。
settings.txt ファイルの Controls.AcL.Y 書き換え後、ストア内に難易度ハードコアクリア特典のソルジャースーツとハンドキャノンが登場します。
DLC 削除 deadspace2.exe を導入 していた場合は上の画像のように、DLC 装備がない状態で難易度ハードコアクリア特典のソルジャースーツとハンドキャノンが陳列されます。
Dead Space 2 PC Save Editor
Dead Space 2 PC Save Editor が公開されています。動作確認はしていないので、ここでは軽く紹介する程度です。
PCGamingWiki にアンロック関係や注意点の説明があるので、利用する場合は一読しておいたほうがよいでしょう。
Conduit Room(電線管室)ドア解除方法
PC ゲーム DEAD SPACE 2(2011年版)ではゲーム内に全部で 4つ存在する Conduit Room(日本語化では電線管室)というのがあります。
これらの部屋はコンソール版では Dead Space: Ignition のセーブデータがあることで開けることができますが、PC 版 Dead Space: Ignition(のセーブデータ)がないためドアを開けることができず入れません。
この Conduit Room(電線管室)の中に入れるようにしたファイルが 公開 されているので導入方法を説明します。
Dead Space 2 Conduit for PC(conduit.7z) をダウンロードして展開・解凍します。
DS2DAT0_CONDUIT4PC.DAT ファイルを DEAD SPACE 2(2011年版)インストール先フォルダに配置して、すべての DAT ファイルを以下のようにリネーム(名前変更)します。
PCGamingWiki にリネーム処理の bat ファイルリンクが公開されていますが、対象ファイル名が現行のものと一部異なるためそのままでは動作しません。(適切に修正すればおそらく動作すると思います)
- DS2DAT8.DAT → DS2DAT9.DAT
- DS2DAT7.DAT → DS2DAT8.DAT
- DS2DAT6.DAT → DS2DAT7.DAT
- DS2DAT5.DAT → DS2DAT6.DAT
- DS2DAT1.DAT → DS2DAT2.DAT
- DS2DAT0.DAT → DS2DAT1.DAT
- DS2DAT0_CONDUIT4PC.DAT → DS2DAT0.DAT
Dead Space 2 Conduit for PC(conduit.7z) 導入と DAT ファイルのリネームして、Conduit Room(電線管室)のドアが解除されていたら成功です。(参考動画)
Origin 版と Steam 版 DEAD SPACE 2(2011年版)共存問題
Origin 版 と Steam 版 DEAD SPACE 2(2011年版)両方をインストールした共存環境では以下の点に注意が必要です。
旧作 DEAD SPACE シリーズ共通の問題点で、複数の配信プラットフォームで同一タイトルのゲームをインストールした状態で起動するときに、レジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\EA Games\Dead Space 2
(Windows 10 64bit) にあるインストールパス名を管理している Install Dir キーを基準としているようです。
そのため、Install Dir キーのパス名と実際に起動するゲームのパス名が異なるとゲームが起動できなかったり、別プラットフォーム版が起動するといったことが起きる可能性があります。(ゲーム起動時に Install Dir キーを自動的に書き換えて正しく起動できるようにするものもありますが、この辺は配信プラットフォームによりまちまちです)
私の環境では Steam 版 でゲームを起動した後に Origin 版 でゲームを起動しようとすると、上の画像のように Steam Error - Application load error 5:0000065434 が表示されて起動できない現象がありました。
これは Origin 版 起動時にレジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\EA Games\Dead Space 2
の Install Dir キーが Steam 版 のパス名になっていたのが原因でした。Install Dir キーを Origin 版 のパス名に書き換えれば問題なく起動できます。
ちなみに Steam 版 ではこの問題は起きません。ゲーム起動時に Install Dir キーを Steam 版 のパス名に勝手に書き換えるため問題なく起動できます。
以上のことから Origin 版 に関してはレジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\EA Games\Dead Space 2
の Install Dir キーを書き換えることで一応の起動問題の対策は可能です。
また、アンインストール情報も一つしか管理できないようなので、片方をアンインストールするともう片方はそのままアンインストールできないことがあります。その場合はインストールされている状況に応じて、以下のような方法を目安にアンインストールするしかないと思います。
- 再インストール(ランチャー上からならすでにデータがある状態なのでこの場合は整合性チェック扱い)してからアンインストール
- コントロールパネルのプログラムと機能(アプリと機能)からアンインストール
CPU のコア数が 10 コアを超えるとゲームが起動できなくなる場合の対策方法
CPU のコア数が 10 を超えるPC 環境では PC 版 DEAD SPACE 2 が起動しない という問題があります。
古いゲームを最新世代の PC でプレイしようとした場合によくある問題ですが、CPU の進化・性能向上により DEAD SPACE 2 もこの問題に直面してしまったようです。私の PC 環境ではこの問題に該当しないため直接問題の確認ができませんが、情報の内容からコア数 12 以上ある CPU が対象で、コア数が 10 であれば問題ないようです。
この問題は 5ch で初めて知った情報ですが、EA の Answer HQ にある 2016年11月の投稿内容 が初出かと思われます。
対策として Google ドライブにある dll ファイル(Answer HQ、Steam コミュニティガイド)を導入することで起動できるようになります。ただし、この対策方法ではゲームが起動できてもテクスチャがチラつくようになってしまいます。(参考動画)→ 一部の CPU 環境(Intel 第12世代以降 P コア・E コア搭載 CPU 限定?)でテクスチャがチラつくことがあるようです。
上記問題を解決するためにいくつかの対策(PCGamingWiki、PCGamingWiki、Dead Space 2 総合掲示板)がありますが、有効的な方法の一つとして DEAD SPACE 2 の exe ファイルに対して Windows ADK に含まれる Compatibility Administorator を使って修正するというのがあります。(参考情報)
この方法は DEAD SPACE 2 に限らず、CPU のコア数が原因で起動できないほかの古いゲームやアプリでも有効な対策方法とされているようです。
ここでは Windows ADK の Compatibility Administorator を使った DEAD SPACE 2 の exe ファイルの修正方法を紹介します。
ちなみに私の PC で使っている CPU は AMD Ryzen 3700X(8 コア 16 スレッド)のためこの問題は発生していません。そのため、これから紹介する手順内容が間違っていないかどうかは確認できません。一応 Compatibility Administorator を使った修正後でもゲームが起動できることを確認しています。
Windows ADK をダウンロードしてインストール します。
Windows ADK には複数のバージョンが用意されています。基本的には使用している Windows OS のバージョンにあわせた Windows ADK をインストールすればいいようです。この記事では Windows 10 バージョン 2004 の Windows ADK を例にインストールしていきます。
場所の指定画面でインストール先を指定できます。ここではデフォルトのインストールパス C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10
にインストール先を指定して進めます。
Compatibility Administorator が含まれる「アプリケーション互換性ツール」にのみチェックマークを入れてインストールを開始します。
Windows ADK インストール後、C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Application Compatibility Toolkit\Compatibility Administrator (32-bit)
フォルダにある Compatadmin.exe
ファイルを起動します。
Compatadmin.exe
ファイルを起動後、Custom Databases にある New Database(1) [Untitled_1] を選択状態にします。デフォルトではすでに選択状態になっています。
メニュー Database → Create New → Application Fix... をクリックします。
Create new Application Fix 画面の Program information で、「Program file location:」に deadspace2.exe ファイルをフルパスで指定します。
「Name of the program to be fixed:」と「Name of the vendor for this program:」には任意の名前を入力しておきます。
「Name of the program to be fixed:」と「Name of the vendor for this program:」をデフォルト名のまま進めようとすると、使えない文字があるとして警告表示されて先に進めないため注意。
Compatibility Modes では何も設定せず次へボタンをクリックします。
Compatibility Fixes で ProcessorCountLie にチェックマークを入れて次へボタンをクリックします。
海外の解説では ProcessorCountLieForHybridCPU とありますが、私の環境ではこの項目名は見つかりませんでした。
ちなみに同じ問題で起動できない Child of Light というゲームでは、ProcessorCountLie を選択した状態で Parameters ボタンから Command line に 16 という数値を入れて設定 するという方法があります。
Matching information では何も設定せず完了ボタンをクリックします。
deadspace2.exe の Application Fix 設定完了です。
deadspace2.exe の Application Fix 設定完了後 Save ボタン(Save database)をクリックします。
Database Name 画面で任意の Database 名を入力して OK ボタンをクリックします。
ファイル保存先画面が表示されるので任意の Database ファイル名(.sdb)を入力して保存します。
デフォルトで Application Fix で指定した deadspace2.exe ファイルがあるフォルダを保存先として開きます。Database ファイル(.sdb)の保存先については特に明記されていないので、保存先がほかでも問題ないかどうか検証できないためわかりません。
Custom Databases に、保存した Database 名と Database ファイル名(.sdb)が反映されます。
Database 保存後、メニュー File → Install をクリックします。
Database ファイル(.sdb)を保存していない場合、「The database is not saved. Please save the database before installing it.」というメッセージが表示されます。Database ファイル(.sdb)を保存してからでないと Install が進められない点に注意。「The database (データベース名) was successfully installed」メッセージが表示されればインストール完了です。この状態でゲームが起動できるかどうか確認します。
この方法でインストールした場合 Windows の「アプリと機能」に、すでにインストールされている Dead Space 2 とは別の Dead Space 2 が登録されます。名前は Database を保存した時の名称 になります。
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