Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen ゲームプレイ最適化メモ
Steam 版 Dragon's Dogma DARK ARISEN を快適にプレイするための最適化や便利な Mod 導入方法を紹介します。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen 基本情報
ゲームプレイの最適化や Mod を導入するためにインストールした Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen です。
PC 版として GOG 版 もありますが、2022年9月時点では ジオブロッキング のため日本国内からアクセスおよび購入はできません。
仮に GOG 版 が入手できたとしても、Steam 版 とは異なりいくつか問題があることが報告されています。そのため、通常プレイ目的での GOG 版 は非推奨となっています。理由は 後述。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen の Mod はゲームインストール先フォルダに配置する必要があります。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen でインストール先フォルダを開きたい場合、Steam ライブラリからプロパティ画面を開き、ローカルファイルにある 「参照...」 ボタンをクリックすることでインストール先フォルダにすぐにアクセスできます。
または、Steam ライブラリでタイトルを右クリック → 管理 → ローカルファイルを閲覧、をクリックすることでインストール先フォルダを開くこともできます。
次のセクション から購入の注意点やゲームプレイを快適にする Tips およびカスタマイズに関する基本的な情報をまとめました。
海外版 Dragon's Dogma: Dark Arisen 日本語音声未収録
Steam 版 ではいわゆる海外ショップの鍵屋からゲームキーを購入してアクティベーションした場合など、ゲームの購入・入手方法によっては対応言語に 日本語音声が収録されていない 可能性があります。(参考情報)
日本語音声バージョンでもプレイしたい場合は Steam ストア での購入が確実な方法となります。(Steam アカウントのストアとウォレットの国 が日本以外になっている場合は不明)
もし日本語音声がないバージョンを入手してしまった場合、日本語音声でプレイしたいのであれば Mod(DDDA Japanese VoiceOver Project) を導入することになります。
GOG 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen について
DRM フリーである GOG 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen(日本からストアの閲覧・購入不可) がありますが、Steam 版 とは異なり通常プレイにおいては問題があることが報告されています。(参考情報)
まず Steam 版 でアップデートで適用されているパッチが GOG 版 には適用されていません。そのため、GOG 版 ではバグが放置されている状態となってます。
この対策として GOG 版の非公式パッチとして Parity Patch - GOG to Steam が公開されています。
パッチ内容は双方の環境から差分内容を調べてファイルを統合、Parity Patch - GOG to Steam の中身は arc ファイルのみだけで構成されているため、インストール方法はオリジナル arc ファイルとの差し替えだけで済みます。パッチのファイルサイズは 4.6 GB で、HQ(High Quality?)テクスチャと 2017年12月アップデートの 3つのパッチ が含まれている内容です。
もう一つの問題点はオンライン機能であるポーンサーバーが Steam 版 と GOG 版 では 別々に管理 されているうえに、GOG 版 では ポーンを介した報酬の受け取りに問題がある ようです。
そのため、オンラインで報酬の受け取り・受け渡しを前提としたポーンの貸し借りをメインでプレイしたいと考えている場合は、プラットフォームの規模の違いによるプレイ人数も考慮すると必然と Steam 版 を選択するしかないといったところです。
以上の内容から DRM フリーが特長の GOG 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen(日本からストアの閲覧・購入不可) ですが、仮に入手できたとしても特別な理由がない限りプレイする理由はないといえるでしょう。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen サブアカウントを使ったサポートポーン管理方法
Dragon's Dogma Dark Arisen では仲間となるポーンシステムがあります。主人公(覚者)と一緒にキャラエディットで作成して常に一緒にいる メインポーン の一体と、リムと呼ばれる石碑から最大 2体まで任意に召喚・仲間にできる サポートポーン の合計 3体と一緒に冒険することができます。
このサポートポーンについてはオンライン上で誰かが育てて公開したもの、オフライン上ではあらかじめ用意されているものの中からしか選べません。
このような仕様になっていますが、自分で育てたメインポーンをサポートポーンとして選んで仲間にする方法があります。
プレイステーション版では複数の PSN サブアカウントを作成して、そのアカウントで新たにポーンを育成するといった手順があります。サブアカウントを作成する理由は 1 アカウントにつきセーブデータが 1 つしか作成できない ためです。
ちなみに自分よりレベルが高いポーンを雇用するにはレベル差に応じたリムを支払う必要がありますが、フレンド登録してあれば雇用費用は一切発生しません。このシステムを利用することで、フレンド登録したほかのアカウントで育成した高レベルのサポートポーンを序盤から雇用できます。
このように自分で育成して用意したポーンを自由にパーティー構成する方法があります。ただ、Steam 版ではプレイステーション版のようにサブアカウントを作成する方法だけではダメです。
その理由は Steam でサブアカウントを作成しても、そのアカウントで購入・登録した Steam ライブラリにあるゲームでしかプレイできないためです。そのためサブアカウントの数だけゲームを購入して Steam ライブラリに登録しておく必要があります。
Steam セールで安くなることがあるとはいえ、たくさんのサポートポーンを用意したい場合はそのポーン人数分だけゲームを購入しなければなりません。この問題を解決する方法として Steam ファミリーシェアリング を使うことで最大 5 アカウントまでをゲームを共有することができます。(参考情報)
今回私の PC 環境で Steam ファミリーシェアリング を設定した手順を以下公開します。細かい条件については確認していないので、不要な設定が含まれている可能性があります。
- Steam でサブアカウント作成後、メインアカウントと同じ PC の Steam クライアントでログイン
- メイン・サブアカウントの設定で Steam ガード 有効化とフレンド登録
- メインアカウントの Steam 設定 → ファミリーにあるファミリーライブラリシェアリングで「このコンピューター上でのライブラリシェアリングを承認する」にチェックマーク(上の画像)
- ファミリーライブラリシェアリングにある「基準を満たしたアカウント」に作成したサブアカウントが表示されていれば、共有列にチェックマーク(上の画像)を入れて設定完了
- 「基準を満たしたアカウント」はメインアカウントの Steam クライアントで、サブアカウントで一度ログインしないと表示されない
DDDA セーブデータ自動バックアップスクリプト(改造スクリプト)公開
Steam 版 Monster Hunter World のセーブデータ自動バックアップスクリプト の一部を改造した Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen セーブデータバックアップスクリプト(DDDA_pc_save_backup.txt) を公開します。
バックアップスクリプトの基本的な内容については以前公開した Steam 版 Monster Hunter World セーブデータ自動バックアップスクリプト解説記事 を参照してください。
必要な初期設定は 29行目の変数 PATH と 31行目の変数 BACKUPPATH を空欄にしているので、変数 PATH には DDDA セーブデータ保存場所パス名(例:C:\Program Files (x86)\Steam\userdata\user-id\367500
)を、変数 BACKUPPATH にはバックアップ先パス名を設定します。変数が空欄のままだと実行してもエラーとなります。
公開したバックアップスクリプトは拡張子が txt ファイルとなっているので、bat にリネームして実行すれば自動バックアップを開始します。
そのほか改造したスクリプト内容については以下の通りです。
::set /p CLK="How often do you want to backup (enter minutes): "
set CLK=5
set /a SECS=%CLK%*60
::start steam://rungameid/367500
70行目をコメントアウト(::
)してバックアップタイマー時間入力(分単位)を省略しています。
代わりに 71行目にある変数 CLK にバックアップタイマー時間(分単位)を直接入力・指定しています。上のスクリプトの例では 5分単位でセーブデータを監視・バックアップします。
ちなみに 72行目の変数 SECS で変数 CLK に 60 をかけて秒数に変換しています。実際に動作するバックアップ監視タイマーは秒単位で機能します。つまり *60
を取り払うことで、変数 CLK に入力設定するバックアップタイマー時間を分単位から秒単位に変更することもできます。
74行目はゲームを自動的に起動するためのスクリプトです。このスクリプトではコメントアウト(::
)で無効化しているので、バックアップスクリプト実行と同時にゲームを起動したい場合はコメントアウト(::
)を削除してください。
そのほか変更点が多いのでスクリプトは載せませんが、バックアップ時に生成されるログやチェックサムのテキストファイル名およびバックアップしたセーブファイル名は MHW_~から DDDA_~に変更しています。
ここで公開したバックアップスクリプトの特長として、アカウント別にバックアップスクリプトを使い分けることで、セーブデータをアカウント単位でバックアップすることができます。
ただし、ゲームを実行するアカウントと、そのアカウントに対応したバックアップスクリプトを手動で実行することになります。これを間違えるとプレイ中のセーブデータではなく、別アカウントのセーブデータをバックアップすることになるため注意が必要です。
dinput8.dll hooks にもセーブデータ自動バックアップ機能 があります。こちらはゲームインストール先に dll ファイルと一緒に配置された ini ファイルにセーブデータを指定してバックアップするため方法のため、アカウント別にバックアップをして使い分けるといったことには対応していません。
dinput8.dll hooks のセーブデータ自動バックアップ機能 で複数のアカウント別にセーブデータをバックアップするのであれば、都度 ini ファイルを書き換えるか、あらかじめ設定しておいた ini ファイルを差し替えるといったことが必要なため現実的ではありません。単一アカウントのみでセーブデータを管理できればいいということであれば、dinput8.dll hooks のセーブデータ自動バックアップ機能 で十分ということになります。
Fluffy Manager 5000 にも Savegame manager 機能 がありますが、自動バックアップ機能はなく手動でのバックアップのみです。Steam ユーザー ID を入力設定することでセーブデータをバックアップできるようになります。複数アカウントに対応するには都度 Steam ID を入力しなおすことになるためこちらも現実的ではありません。
Big Picture コントローラー設定 - エクスポート・インポート方法
Steam ファミリーシェアリングなど複数のサブアカウントを用意 して、Steam の Big Picture モード でコントローラーをカスタマイズしてプレイする場合、Big Picture で設定したコントローラー設定 をサブアカウントへ引き継ぐことはないので、基本的にゼロから再設定することになります。
サブアカウントに Big Picture で設定したコントローラー設定 を一律適用させたい場合は、コントローラー設定をエクスポートしてサブアカウントでインポートするという方法があります。
コントローラー設定をコミュニティで公開して共有する方法があるようですが、今回 こちらのブログ で紹介されている方法で設定してみました。
手順は コントローラー設定元の Big Picture で設定をエクスポートと「設定を共有」で URL をコピー して、Steam クライアントからログアウトします。
次に Steam クライアントでコントローラー設定インポート先のアカウントにログインをします。ブラウザから「設定を共有」でコピーした URL でアクセスすると、Steam クライアントの Big Picture が開きコントローラーの設定画面が開くので(デュアルショック4 コントローラーなら)□ボタンを押して設定を適用 してインポート完了です。
「設定を共有」でコピーした URL を保持しておくこと、複数のサブアカウントにも同じ方法でコントローラー設定をインポートできます。
ゲームパフォーマンス最適化設定例
Dragon's Dogma: Dark Arisen 総合掲示板 に投稿されていた GPU:NVIDIA GeForce GTX 750 Ti - 60fps を目安に、ゲームグラフィックをあまり損なわずにパフォーマンスを維持するオプション設定例です。
古いゲームですが PC のスペックや解像度および高リフレッシュレートゲーミングモニターにあわせた fps 設定によっては、ゲーム中の負荷が高くなり重くなる可能性があります。
- フレームレート:可変
- アンチエイリアス:なし(アンチエイリアスなしでもジャギーはそれほどひどくない)
- HDR:低(ReShade や ENBSeries のプリセットでは高設定がほとんど)
- シャドウクオリティ:中(高設定と大差なし、中設定に下げることで fps を大きく向上)
- テクスチャディテール:高
- テクスチャフィルタリング:ANISO X8
- 草のクオリティ:高
- 効果音音量(エフェクト品質?):中(スキルのヒールのようなエフェクトを多用するとパフォーマンス影響あり)
- 距離の拡大縮小増加:中(高設定はほとんどのエリアでパフォーマンス影響あり)
- 被写界深度:OFF(好みの問題だが、OFF にすることで多少のパフォーマンス改善あり)
「HDR」が低設定となっていますが、ReShade や ENBSeries を導入する場合大抵は HDR:高設定が指定されています。また「HDR」以外にも ReShade や ENBSeries のプリセット内容によって推奨のオプション設定が指定されている場合があります。
日本語版では「効果音音量」という項目がありますが、Dragon's Dogma: Dark Arisen 総合掲示板の投稿内容 によると音量ではなくてエフェクト品質に関する設定のようです。(ヒール回復で発生するもやのようなエフェクトなど)
ゲームパフォーマンスとは関係ありませんが、暗所(建物の影や洞窟内など)がある場所で見えにくいようであれば「明度」を上げることである程度改善できます。
キーボード操作および設定について
おそらくほとんどの方がコントローラーでプレイすることが想定されるゲームですが、キーボードマウス操作にも対応しています。
コントローラーでも複雑な操作が要求されますが、キーボードではマニュアルに記載されていないような操作方法があるようでわかりにくくなっています。Steam コミュニティガイド に日本語で解説しているページがあるので、キーボード操作でプレイをしたいのであれば試行錯誤しなくて済むかと思います。
キーボード操作設定のカスタマイズはゲーム内オプションでも可能ですが、%LOCALAPPDATA%\CAPCOM\DRAGONS DOGMA DARK ARISEN
フォルダにある config.ini ファイルをテキストエディタで開き、[KEYBOARDMOUSE] にある各操作キーのキーコードを書き換えることで変更することもできます。
キーコードリストは Steam コミュニティガイドにある Editing Keys in the Config file でまとめられています。
Steam コミュニティガイドによるとキーコード変更後は config.ini ファイルを読み取り専用に設定することを推奨しています。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen - コントローラーショートカットキー割り当て方法
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen ではキーボードの 1~5 キーにアイテム(消耗品とランタンのみ)のショートカットキーを割り当てることができます。ショートカットキーの設定方法はゲーム内インベントリ画面でアイテムを選択した状態でキーボードキーを押すと、アイコンにキーボードのキー(1~5)が表示されます。
ただし、このショートカットキーはコントローラーに設定することはできません。回避策として Steam の Big Picture モード にあるコントローラー設定で モードシフト を使うことで、コントローラーでもキーボードのキーや別のボタンを割り当てるといったカスタマイズができます。
ここでは R1(RB)ボタン と L2(LT)トリガー を使った モードシフト 設定例を紹介します。
コントローラーに モードシフト を設定した場合のデメリットがあります。
コントローラーで操作中、モードシフト でキーボードキーに相当するボタンを割り当てて操作すると、最初に押したボタンが反応しません。
続けて同じボタンを押したときに一瞬ゲーム画面が止まりますが、モードシフト で設定したキーが反応します。以後、しばらくは問題ありませんがマップの移動や転送などのロード画面を挟んだ場合はもう一度同じ現象が発生します。
どうもゲーム中はコントローラーからキーボード操作への切り替えで、即ボタンが反応できないような仕様になっているようです。
R1(RB)ボタン(メイン武器スキル行動)にモードシフトを割り当てたショートカットキー設定方法例
コントローラーの R1(RB)ボタン(メイン武器スキル行動)に モードシフト を割り当てたショートカットキー設定方法です。
通常 モードシフト を設定する場合、トリガーとなるボタンは Big Picture でボタンの割り当て解除しなければなりません。(ゲーム内オプションではコントローラーのボタンカスタマイズができないため)
R1(RB)ボタンはメイン武器スキル行動を発動するためのトリガーボタンとなっているため、ボタンを押しただけでは反応はしません。そのため、ボタンの割り当てを解除することなく モードシフト 用のトリガーボタンに設定することができます。
モードシフトで十字キー(通常操作ではポーンへの命令)の各方向にキーボードの 1~4 キーを割り当ててみます。
Big Picture のコントローラー設定画面から十字キーを開き、画面右側にあるモードシフト欄をクリックします。
十字キー画面にボタンが割り当てられていない画面に切り替わるので、モードシフトボタン欄から「右バンパー」(R1(RB)ボタン)を選択します。
十字キーの上方向にキーボードの 1 キーを割り当ててみます。画面十字キーの上をクリックします。
十字キー 上のバインド画面に切り替わるので表示されているキーボードの 1 キーを選択します。
十字キーの上方向にキーボードの 1 キーが割り当てられました。
同様に残りの十字キーにキーボードの 2~4 キーを割り当てます。
モードシフト画面から戻り、モードシフト欄が「右バンパー -> 十字キー」に設定されていることを確認して、十字キーのモードシフト設定は完了です。
続けてモードシフトで右アナログスティックの押し込みボタン(通常操作では視点位置リセット)にキーボードの 5 キーを割り当ててみます。
Big Picture のコントローラー設定画面から右アナログスティックを開き、画面右側にあるモードシフト欄をクリックします。
画面左側にあるクリックアクションが空欄になっている画面に切り替わるので、モードシフトボタン欄から「右バンパー」(R1(RB)ボタン)を選択します。
アナログスティックでデッドゾーン等設定 していれば、アウターリングのバインドにある追加設定で同じ設定をやっておきます。(モードシフト中でもアナログスティックの設定を引き継ぐようにするため)
空欄になっているクリックアクション欄を選択してキーボード 5 キーを割り当てます。
クリックアクション画面に切り替わるので表示されているキーボードの 5 キーを選択します。
クリックアクションにキーボードの 5 キーが割り当てられました。
モードシフト画面から戻り、モードシフト欄が「右バンパー -> ジョイスティック移動」に設定されていることを確認して右アナログスティックのモードシフト設定は完了です。
L2(LT)トリガー(武器を構える/武器を納める)にモードシフトを割り当てたショートカットキー設定方法例
コントローラーの L2(LT)トリガー(武器を構える/武器を納める)に モードシフト を割り当てたショートカットキー設定方法です。
L2(LT)トリガーの「武器を構える/武器を納める」はゲーム内ではそれほど重要な操作ボタンではない ため、Big Picture で L2(LT)トリガー設定を解除して モードシフト 専用トリガーボタンとして割り当ててしまう方法があります。
これにより R1(RB)ボタンをモードシフト用トリガー にするより、コントローラーにさらに多くのボタンを割り当てることができます。
特にこの後紹介する Mod dinput8.dll hooks を導入することで、キーボードのキーにセーブやインベントリ・マップなどのホットキーを追加することができるので、モードシフト と dinput8.dll hooks を組み合わせることでコントローラーのボタンだけで主要なショートカットを操作できるようになり、ゲームプレイがさらに快適になります。
左トリガー(武器を構える/収める)をモードシフト用トリガーに設定するため無効化します。
Big Picture のコントローラー設定画面から L2(LT)トリガーを開き、画面左側にある「フルプルアクション - 左トリガー」を選択します。
フルプルアクション画面に切り替わるので表示されているコントローラーの LT 部分を選択して、コントローラー操作なら□ボタンで、マウス操作なら画面下側にある削除ボタンをクリックして削除します。
続けて「トリガーアナログ出力」にある左トリガー → アナログオフに変更します。
これでとりあえず L2(LT)トリガーの無効化ができました。ゲーム中に L2(LT)トリガー操作しても武器を構える/納めるといった反応がなくなるので、モードシフト 用トリガーとして任意のタイミングで発動できます。
R2(RT)トリガー(通常操作ではつかむ/しがみつく/持ち上げる/矢を放つ)のモードシフトに L2(LT)トリガーを割り当てて、先ほど無効化した「武器を構える/納める」ができるように設定してみます。
Big Picture のコントローラー設定画面から R2(RT)トリガーを開き、画面右側にあるモードシフト欄をクリックします。
画面が切り替わるのでモードシフトボタン欄から「左トリガー ソフトプル」(L2(LT)トリガー)を選択します。
トリガー設定に関してはフルプルとソフトプルが選択できます。フルプルだと最後までトリガーを押さないと反応しないため、ある程度押されたところでトリガーを反応させたい場合はソフトプルを選択します。
個人的に毎回トリガーを最後まで押す操作はやりにくいので、ソフトプルですぐにトリガーが反応できるようにしています。
フルプルアクションとソフトプルアクションを空欄から左トリガー(武器を構える/収める)に、トリガーアナログ出力をアナログオフに設定します。
モードシフト画面から戻り、モードシフト欄が「左トリガー ソフトプル -> トリガー」に設定されていることを確認して右トリガーのモードシフト設定は完了です。
これで L2(LT)トリガーを押しながら R2(RT)トリガーを押すことで、武器を構える/収めるができるようになります。
モードシフトで十字キー(通常操作ではポーンへの命令)の各方向にキーボードの 1~4 キーを割り当ててみます。設定の流れは R1(RB)ボタンのモードシフト設定 と同じです。
Big Picture のコントローラー設定画面から十字キーを開き、画面右側にあるモードシフト欄をクリックします。
十字キー画面にボタンが割り当てられていない画面に切り替わるので、モードシフトボタン欄から「左トリガー ソフトプル」(L2(LT)トリガー)を選択します。
各十字キーにキーボードの 1~4 キーを割り当てます。
モードシフト画面から戻り、モードシフト欄が「左トリガー ソフトプル -> 十字キー」に設定されていることを確認して、十字キーのモードシフト設定は完了です。
モードシフトで右アナログスティックの押し込みボタン(通常操作では視点位置リセット)に dinput8.dll hooks のクイックセーブ(キーボードの F5 キー)を割り当ててみます。
dinput8.dll hooks 導入後、メインメニュー画面やロード画面表示中に F5 キーによるクイックセーブを行うと、クエストがリセットされ進行中のメインクエストが進めなくなるというバグが報告されている ため、ゲーム中にショートカットキーによるクイックセーブ操作は注意してください。
設定の流れは R1(RB)ボタンのモードシフト設定 と同じです。
Big Picture のコントローラー設定画面から右アナログスティックを開き、画面右側にあるモードシフト欄をクリックします。
上の画像のように入力スタイル欄をジョイスティック移動に、モードシフトボタン欄を左トリガー ソフトプルに設定します。クリックアクション欄を選択してキーボード F5 キーを割り当てます。
アナログスティックでデッドゾーン等設定 していれば、アウターリングのバインドにある追加設定で同じ設定をやっておきます。(モードシフト中でもアナログスティックの設定を引き継ぐようにするため)
モードシフト画面から戻り、モードシフト欄が「右バンパー -> ジョイスティック移動」に設定されていることを確認して右アナログスティックのモードシフト設定は完了です。
上の画像はモードシフトで各ボタンパッドに別ボタンの割り当てと dinput8.dll hooks のショートカットキーを設定した状態のものです。
内訳は I キー - インベントリ(dinput8.dll hooks の機能)、M キー - マップ(dinput8.dll hooks の機能)、LS(左スティック押し込み) - ダッシュ、A ボタン - ジャンプというようにしています。
モードシフトでボタンパッドにダッシュとジャンプを割り当てることで左スティックの押し込みをしなくても、モードシフトのトリガーキーを押したままダッシュから素早くジャンプ操作につなげられるようにしています。
この操作方法での難点としてダッシュ→ジャンプからすぐに強 or 弱攻撃ボタンを押すと、モードシフトで□・△ボタンに設定したホットキーが反応してしまう点です。
攻撃する前にトリガーを離せばいいのですがどうしても誤爆しやすくなります。モードシフトでジャンプ攻撃を多用するのであれば、モードシフトで□・△ボタンにも強 or 弱攻撃ボタンを割り当てるといった感じで、ショートカット(ホットキー)とトレードオフと考えて設定することになるでしょう。
おまけ:コントローラー A(×)・B(〇)→A(〇)・B(×)ボタン入れ替えメリット・デメリット
コントローラーの決定・キャンセルボタンは海外仕様のため A(×・・・キャンセル)・B(〇・・・決定) となっています。
日本版仕様に変更したい場合は Big Picture のコントローラー設定で変更します。
A(×)・B(〇)→A(〇)・B(×)ボタンを入れ替え際のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリットは A(〇)ボタンが決定ボタンに、B(×)ボタンがキャンセルボタン扱いになるので、会話やインベントリなどの決定・キャンセルボタンを多用する場面では、決定・キャンセルボタンを逆に押し間違えることがありません。
デメリットとして B(×)ボタンがタッチアクション(話す・調べる・拾うなど)になる点と、画面操作ガイド(ゲーム画面右下に表示されているボタンアイコン)の B(〇)・A(×)ボタン表記およびアクション名がそのままになっている点です。
これは Big Picture でコントローラー操作ボタンを入れ替え設定できても、ゲーム内表記は変更されないためです。
dinput8.dll hooks(ゲームシステム変更 Mod)設定・使用方法
dinput8.dll hooks Mod を導入することでゲーム内に専用のオーバーレイメニューが表示できるようになり、機能の追加・各種改造・カスタマイズが可能となります。
代表的な機能・カスタマイズ内容としてホットキーの追加、カメラ補正、採掘・採集・移動スピードの調整、ゲーム内時間調整、キャラクター再エディット、金・リム・装備・アイテム・ステータスなどの各種数値改造、自動セーブデータバックアップなどなど、この Mod だけでゲームプレイを快適にするあらゆる改造が可能となっています。
また 上位強化職ウォリアースキル Mod の Greatsword MAX の動作条件に必須の Mod となっています。
注意点として 2022年9月時点では 2017年のアップデートを最後に更新が止まっており、多数の問題点が報告・放置されている状態にあります。(参考情報)
この中で特に問題だと思われるのが、メインメニュー画面やロード画面表示中に F5 キーによるクイックセーブを行うと、クエストがリセットされ進行中のメインクエストが進めなくなるというバグが報告されています。(参考情報:21 August 2022, 9:08PM 投稿)
dinput8.dll hooks のクイックセーブのホットキーは dinput8.ini で keySave = 0x74
(キーボード F5 キー)と定義されているので、間違ってキーを押さないようにしておきたい場合は 0xFF
に書き換えて保存することで無効化できます。
トラブル対策の一例ですが dinput8.dll hooks を使用したい場合は、クイックセーブ以外にもゲーム中に予期せぬトラブルが遭遇する可能性を覚悟したうえで、万が一に備えて定期的にセーブデータのバックアップをしておくことが常に必要になります。
dinput8.dll hooks - インストール方法
dinput8.dll hooks のインストール方法です。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに dinput8.dll と dinput8.ini ファイルを配置してインストール完了です。
ちなみに Agnostic Dragon Mod にも dinput8.dll hooks の同じファイルが含まれています。
dinput8.dll hooks インストール後の初回起動でゲームの起動時間がオーバーレイで表示されます。
キーボードの F12 キーで dinput8.dll hooks の DDDAFix メニューが表示されます。
dinput8.dll hooks - 設定例
dinput8.dll hooks で設定・カスタマイズできる機能について説明します。
dinput8.dll hooks で設定できる内容は非常に多岐にわたるので、ここでは実際に触って動作確認した代表的な機能のみを絞って説明します。一部の設定は変更後にゲームを再起動すると有効になるものがあります。
ポーンの装備やステータスなど改造後のオンラインでの公開では、どのような影響があるのかわからないので取り上げません。
dinput8.dll hooks インストール後の初回起動でゲームの起動時間がオーバーレイで表示されます。マウスで表示位置を変更できます。
オーバーレイ起動時間を非表示にしたい場合は、キーボードの F12 キーで dinput8.dll hooks の DDDAFix メニュー表示して Clock にある Enabled のチェックマークを外します。
DDDAFix メニューの Main で設定・カスタマイズできる内容です。
- Borderless fullscreen - dinput8.dll hooks 環境のみで Borderless fullscreen を有効化した場合は強制的にモニター解像度に固定
- ゲーム解像度を変更後にゲームを再起動してもモニター解像度に強制的に変更(dinput8.dll hooks の仕様?)
- Char customization - ゲームタイトル画面にある Manual を選択することでキャラクターエディット(主人公とポーン)のやり直しが可能
- Camera - extend vertical - カメラの上下角度アップ(カメラの真下・真上方向まで対応)
- Camera - disable autocorrection - キャラクター移動時のカメラの自動回転機能無効化
- Gathering/Mining speed - 採集・採掘スピードの変更
- Movement speed - 移動速度変更
DDDAFix メニューの Main で Char customization にチェックマークを入れてゲーム再起動後に、ゲームタイトル画面にある Manual を選択することでキャラクターエディット(主人公とポーン)のやり直しがいつでもできます。
DDDAFix メニューの Cheats で設定・カスタマイズできる内容です。
Outside run type はフィールド上のキャラクターアニメーションとスタミナ消費を街中と同じ設定にできます。
設定を Stamina もしくは Town Animation + Stamina にすれば、どんなに走ってもスタミナを消費しなくなります。(武器スキル使用時のスタミナ消費は変更なし)
Town Animation についてはよくわかりませんでしたが Steam コミュニティにある投稿(Request- In town run animation as the default for outside of town :: Dragon's Dogma: Dark Arisen Unofficial Modding Discussion) によれば、フィールド上と町の中ではキャラクターのアニメーションが違うようです。投稿内容には街の中にいる状態のほうが自然?なアニメーションをしているようです。
Time speed はゲーム内時間のスピード調整です。(参考:ゲーム内の1日の実時間は?)
デフォルト値は -1.00(時間スピード調整なし)。0 にすることで時間が完全に止まり、数値を大きくすることで時間の流れがだんだんと早くなります。
上の画像では 0.10 に設定しています。時が止まることはありませんが、時間の進みが一番遅くなります。
Augment mods はキャラクターのアビリティ Mod です。
設定できるアビリティ Mod が非常に多くあります。こちら や こちら でアビリティ Mod の内容がまとめられています。
ここでは所持重量を増やすアビリティ Mod を例に設定と調整のやり方を説明します。
Augment mods にある Mods ボタンをクリックします。
ここではタイトル画面で Augment mods の使い方を説明をしますが、 Augment mods はゲームタイトル画面では追加できません。(画像はすでにアビリティ Mod が追加された Augment mods 画面を使って説明)
Augment mods はロード後のゲーム中のみアビリティ Mod の追加ができるようになる点に注意してください。
別画面が開くので設定したいアビリティ Mod を選択して Add ボタンで追加します。
所持重量の増やしたい場合は 1: Sinew を選択して追加します。
1: Sinew が追加されました。
Activated に 20.00 が入力されていますが、これは Augment mods 有効時に所持重量を現在の状態からさらに 20kg 増やすという意味になります。
この時点では Augment mods は有効化されません。ここではまだアビリティ Mod の追加と有効化・無効化した時に反映される値の調整のみです。
1: Sinew の Activated を 300.00 に変更したことにより、現在の状態からさらに 300kg まで増やしました。
DDDAFix メニューの Cheats に戻り、Augment mods にある Active ボタンをクリックします。
主人公(Player)・メインポーン(Pawn)・サブポーン(Pawn1、Pawn2)に適用したい各アビリティ Mod を選択します。
主人公のみ所持重量を適用させたい場合は 1: Sinew の Player にある □ をクリックして ■ にします。
DDDAFix メニューに戻り Augment mods の □ をクリックして ■ にすればアビリティ Mod が有効化になります。
ほかにも DDAFix メニューにある Stats では所持金額やリムの増減、キャラクターとポーンのステータス改造、Respec からクラス別からの再レベルアップが可能です。Skills ではスキル習得およびスキルセットが可能となっています。
dinput8.dll hooks - セーブデータ自動バックアップ設定
dinput8.dll hooks ではセーブデータを自動的にバックアップする機能が備わっています。
ただし、指定されたフォルダにあるセーブファイルを自動的にバックアップするだけの機能のみです。
サポートポーン育成のためなどに複数のサブアカウントを管理・プレイ する場合は、アカウント別にセーブデータを自動的にバックアップするといった機能まではありません。その場合は セーブデータ自動バックアップスクリプト を用意して切り替えて使うことになります。
1つのアカウントだけでプレイするなら dinput8.dll hooks の自動バックアップ機能だけ十分です。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen のセーブデータは、Steam クライアントのインストール先 Steam\userdata\<user-id>\367500\remote
フォルダにある DDDA.sav ファイルです。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに配置した dinput8.dll hooks の dinput8.ini ファイルをテキストエディタで開き、セーブデータの自動バックアップ設定をします。
backupSaves = on
の設定状態で、savePath =
に DDDA.sav ファイルがあるフォルダをフルパス名(~\Steam\userdata\<user-id>\367500\remote
)で指定することでゲーム中に自動バックアップが可能です。
デフォルトで savePath =
は空欄となっているので自動バックアップは機能しません。
savePath =
をプレイするアカウントに応じてセーブデータがあるパス名を書き換えれば、アカウント別にセーブデータのバックアップは可能です。ただ、手動での書き換えたりするのが前提だと、間違えや忘れる可能性があるので、あまり現実的は方法ではないでしょう。
saveLimit
はバックアップ回数を指定します。
dinput8.dll hooks の dinput8.ini ファイルでセーブデータ自動バックアップ設定後、ゲーム内でセーブ時に自動的にセーブデータのバックアップファイルを生成します。
バックアップしたセーブデータのファイル名は ddda_年-月-日_時-分-秒.sav となります。
リストアするときは DDDA.sav ファイルを削除して、復元したい ddda_年-月-日_時-分-秒.sav ファイルを DDDA.sav ファイルに手動でリネームします。
dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon(アスペクト比変更・画面カスタマイズ Mod)+ ReShade(ポストプロセスインジェクター)設定・使用方法
Agnostic Dragon という Mod を導入することで Special K を使ったゲームプレイの最適化およびマルチモニター環境やウルトラワイドモニターでのアスペクト比問題を修正できます。
また、ReShade や ENBSeries にも対応(併用も可)できるよう DDDA 専用に改造されているため、これらの機能を使いたいのであれば Agnostic Dragon の導入は必須となります。
ただ、Agnostic Dragon の更新が 2016年で止まっており、ReShade は特定のバージョンとそれに対応したプリセットまで、ENBSeries は2022年9月時点では最新版(2022年6月更新 v0.476)に対応していますがロード時間の問題や古いプリセットによっては一部のエフェクトにちらつきがあるなど、いずれも公開されてから何年も更新されていないものを使用するといろいろと問題が見つかることがある点に注意してください。
Agnostic Dragon は dinput8.dll hooks との共存が可能なように作られおり、必要な設定をすれば任意で ReShade や ENBSeries も入れたり外すこともできます。
具体的なインストール方法は 次のセクション 以降に順番に説明します。このセクションでは Agnostic Dragon インストール後に必要な共通の設定のみ説明しておきます。
Agnostic Dragon の説明によれば被写界深度の完全無効化が必要となっているようです。
WSGF によればアスペクト比が 16:9 より大きい場合アーティファクト(ちらつきなどのゴミ表示の意味)が発生するためのようです。
ゲーム内オプションの被写界深度設定は部分的な無効のみで、カットシーンでは引き続き被写界深度が有効状態となっています。
被写界深度の完全無効化するには %LOCALAPPDATA%\CAPCOM\DRAGONS DOGMA DARK ARISEN
フォルダにある config.ini ファイルをテキストエディタで開き編集します。
config.ini ファイル内に Stereo=OFF
となっている箇所があるので TRUE に変更して保存します。
ただ、ゲーム起動後は config.ini ファイルの中身が Stereo=ON
に勝手に書き換えられてしまうようです。
Stereo の OFF と ON ではゲーム序盤のカットシーンでの被写界深度のオン・オフの違いは確認できましたが、TRUE(ON に勝手に書き換わらないように config.ini ファイルを読み取り専用で保存)と ON ではどちらも被写界深度はオフのままで違いについてはわかりませんでした。
WSGF では Stereo=ON
表記となっているので、ON 設定で問題ないと思われます。
ちなみに Dragon's Dogma: Dark Arisen 総合掲示板 にある投稿によれば Stereo 設定は音関係ではなく Stereo 3D の意味らしく、Nvidia 3D Vision などの 3D 立体視技術を有効にする設定のようです。
dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon - インストール方法・設定例
Agnostic Dragon のインストール方法と設定例です。
2022年9月時点では 2018年に公開 した Agnostic Dragon v 0.2.0 rc 0(AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z)が最新バージョンとなっているので、これをダウンロードして展開・解凍します。
dinput8.dll hooks をまだインストールしていない場合は、AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z から AgDrag.dll、AgDrag.ini、d3d9.dll、d3d9.dll、dinput8.dll、dinput8.ini ファイルをコピーします。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに GitHub から AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z に含まれる AgDrag.dll、AgDrag.ini、d3d9.dll、d3d9.dll、dinput8.dll、dinput8.ini ファイルを配置します。
ちなみに AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z に含まれる dinput8.dll ファイルと dinput8.ini はファイルは Nexus Mods で公開されている dinput8.dll hooks と同じファイルです。
すでに dinput8.dll hooks をインストールしてある場合は、AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z に含まれる AgDrag.dll、AgDrag.ini、d3d9.dll、d3d9.dll ファイルをコピーして、ゲームインストール先 DDDA フォルダに配置するだけです。
Agnostic Dragon インストール後ゲーム起動時に表示されるオーバーレイメッセージです。
キーボードの Ctrl + Shift + Backspace キーもしくはコントローラーの Select + Start(Playstation コントローラー) or Back + Start(Xbox コントローラー)で Agnostic Dragon の設定メニュー(Agnostic Dragon v 0.2.0 Control Panel)が表示します。
dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon がインストールされた環境ではメニューを表示する際に以下の点に注意してください。
- Agnostic Dragon インストール環境ではタイトル画面やフィールド上で F12 キーでの dinput8.dll hooks メニュー表示ができなくなる
- 正確には F12 キーで dinput8.dll hooks のメニューは表示されている扱いだが、画面には表示されていないだけ(と思われる)
- F12 キーで dinput8.dll hooks メニュー表示扱い中は Big Picture で設定したショートカットキーが無反応になるため注意。特にフィールド上では F12 キーを押すと、何も表示されていなくてもメニュー表示扱いになるため勘違いしやすい
- カサディスや領都・洞窟内などの中でのみ F12 キーで dinput8.dll hooks メニュー表示が可能
- 壁の近くなど特定の場所・カメラ位置で表示されない場合あり
- ENBSeries のメニュー表示切り替えキーが Shift + F12 キーのため、dinput8.dll hooks のメニュー表示キー(F12)と被るため注意(ENBSeries と dinput8.dll hooks のメニュー表示が同時に反応する)
Steam の Big Picture モードでコントローラーに(モードシフト時も含む)キーボードのキーを割り当て ていた場合、キーボードのキーが反応するたびに画面にマウスカーソルが表示されてしまいます。
マウスカーソルを表示させないようにするためには、Agnostic Dragon メニューで Input Management - Mouse Cursor にある or Key Pressed のマークを外します。
ちなみにその上にある Hide When Not Moved 1.500 Seconds Before Hiding は、1.5 秒間(秒数変更可能)カーソルキーが移動していなければ自動的に非表示になる設定です。(デフォルトでオン)
Agnostic Dragon メニューの Window Management - Style and Position にある Borderless について。
dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon 環境でボーダーレスウィンドウ設定にする場合、ENBSeries 環境もあれば dinput8.dll hooks と Agnostic Dragon 両方の Borderless を有効にしないと画面が正常に映らなくなります。具体的にはメニュー画面の背景がぼやけたり、ゲーム画面でキャラクターがぼやけてほとんど見えない状態になります。
ENBSeries なしの環境なら Agnostic Dragon の Borderless 設定のみで十分です。ENBSeries の有無によってボーダーレスウィンドウ設定で影響がある点に注意してください。
dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon でのボーダーレスウィンドウの有効・無効化や解像度変更で画面表示解像度がおかしくなってしまう場合があります。表示されているゲーム画面の解像度がフル HD でウィンドウサイズが WQHD のままなどです。
これは Windows Management - Style and Position - Overrid Resolution にモニター解像度の数値が入力されていると、ボーダーレスの有効・無効化や解像度変更の繰り返しでおかしくなることがあるようです。その場合は上の画像のように Overrid Resolution を 0 にしてゲームを再起動することで元に戻ります。
ほかにもマルチモニター環境やウルトラワイドモニターでゲーム画面の表示位置を決める場合、Window Management - Style and Position の設定や値を調整することになるかと思います。
DDDA は非アクティブウィンドウになるとゲームが一時停止(BGM も停止)になる仕様となっています。
Agnostic Dragon メニューの Window Management - Input/Output Behavior - Background Behavior にある Continue Rendering を有効化にしておくことで、ゲーム画面が非アクティブウィンドウになってもゲームが一時停止しなくなります。
Agnostic Dragon をインストールした場合のデメリットについて。
壁や扉越しに NPC 吹き出しマークやポーンの名前・HP バー・状態異常吹き出しマークが透けて見える現象があります。
フィールド上にいる敵の状態異常吹き出しマークも同様に、フィールド上の障害物から透けて表示されてしまいます。
ほかにも Agnostic Dragon がインストールされている環境では、各地にある掲示板の依頼内容の文字が滲むように表示されます。Pause Menu から確認できるクエスト画面では問題ありません。
Agnostic Dragon をインストールした環境は特定の操作方法や条件でゲーム中にクラッシュする場合があります。以下その条件と対策です。
Agnostic Dragon のオーバーレイ設定メニューや実績解除表示中に、キーボードの半角/全角キーまたは日本語入力可能な状態でキーボードキーを押すとゲームがクラッシュして落ちます。これについてはおそらく仕様みたいなので注意するしかないかと思います。
あと、実績解除時の Agnostic Dragon による専用の実績解除サウンドの再生とアニメーションアイコンが表示されますが、ゲームがクラッシュして落ちる時があるような気がします。
Agnostic Dragon メニューから Steam Enhancements - Achievements の Play Sound の設定を外す、Draw Mode を Animated → Disabled に設定変更しておいたほうがよいかもしれません。
dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon + ReShade - インストール方法・設定例
Agnostic Dragon + ReShade のインストール方法と設定例です。
基本的に dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon 環境に ReShade 関連ファイルを追加するだけです。
ReShade 関連ファイルは 2022年9月時点 2018年に公開 した Agnostic Dragon v 0.2.0 rc 0(GitHub から AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z)に ReShade 用ファイルが含まれています。
dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon をまだインストールしていない場合は、AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z から AgDrag.dll、AgDrag.ini、d3d9.dll、d3d9.dll、dinput8.dll、dinput8.ini、ReShade32.dll ファイルおよび ReShade フォルダをコピーします。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに GitHub から AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z に含まれる AgDrag.dll、AgDrag.ini、d3d9.dll、d3d9.dll、dinput8.dll、dinput8.ini、ReShade32.dll ファイルおよび ReShade フォルダを配置します。
すでに dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon をインストールしてある場合は、AgDrag_ReShade_DDDAFix.7z に含まれる ReShade32.dll ファイルと ReShade フォルダをコピーして、ゲームインストール先 DDDA フォルダに配置するだけです。
ゲームインストール先 DDDA\ReShade
フォルダにある DDDA.ini ファイルが ReShade 設定ファイルです。
ReShade の設定内容はすべて DDDA.ini ファイルに保存・読み出しされるようになっているようです。
Agnostic Dragon + ReShade インストール後ゲーム起動時に表示される Unofficial ReShade 3.0.8 オーバーレイメッセージです。
ReShade を導入した場合は Agnostic Dragon の起動時のオーバーレイメッセージ から Unofficial ReShade 3.0.8 のオーバーレイメッセージに切り替わります。
Agnostic Dragon + ReShade では一部のシェーダーがすでに設定・有効になっているため、ゲーム画面でもシェーダーが適用された状態で画面が表示されます。
シェーダーを無効化するにはキーボードの Shift + F2 キーを押します。
Home にある各シェーダーのチェックを外すことで、画面に反映されていたシェーダーが無効化、バニラ状態に戻せます。
Unofficial ReShade 3.0.8 ではエフェクトのオンオフ切り替えキーが未設定です。
ReShade 3.0.8 設定メニューの Settings - General にある Effects Toggle Key で ReShade のオンオフキーが空欄になっているので、ここでエフェクトのオンオフ切り替えキーの設定ができます。
Agnostic Dragon + ReShade で ReShade が使えるようになりますが、必要最低限の ReShade ファイルしかなくシェーダーファイルはあまり含まれていません。
次のセクション ではシェーダーファイルを追加して様々なシェーダーを設定できるようにしてみます。
Agnostic Dragon + ReShade - FX shaders ファイル追加・差し替え方法
Agnostic Dragon + ReShade で ReShade が使用できるようになりましたが、シェーダーファイルが少ないためあまり多く設定できません。
GitHub の ReShade FX shaders にある reshade-shaders-2784418afd6e2f83ba85b6a05ee6f22410c9a175.zip ファイルに含まれるシェーダーファイル を追加することで Agnostic Dragon + ReShade にはなかったシェーダーを設定することができます。(参考情報)
ちなみに GitHub の Installation にある Download リンクから最新版 reshade-shaders-master.zip をダウンロードできますが、Agnostic Dragon + ReShade 環境にシェーダーファイルを追加するとゲーム起動時のオーバーレイメッセージでエラーメッセージが表示されます。
おそらく Agnostic Dragon + ReShade の ReShade バージョンが 3.0.8 という古いバージョンのため最新のシェーダーファイルは完全には対応していない可能性があります。
DDDA\ReShade
フォルダにある Shaders フォルダと Textures フォルダおよび DDDA.ini ファイルを移動もしくはリネームなどで退避します。
DDDA.ini ファイルについては何も設定が書き込まれていない 0KB のファイルを新規作成しておきます。
ダウンロードした reshade-shaders-2784418afd6e2f83ba85b6a05ee6f22410c9a175.zip ファイル に含まれる Shaders フォルダと Textures フォルダを DDDA\ReShade
フォルダ内に配置します。
シェーダーファイル配置後ゲームを起動して Shift + F2 キーを押します。ReShade 3.0.8 設定メニューで追加したシェーダーが追加されたことを確認します。
これで GitHub からダウンロードした ReShade FX shaders(reshade-shaders-2784418afd6e2f83ba85b6a05ee6f22410c9a175.zip) のシェーダーが設定できるようになります。
シェーダーファイルが多ければ多いほどゲームの起動に時間がかかるようになります。明らかに使わないシェーダーがあれば DDDA\ReShade\Shaders
フォルダにあるシェーダーファイル(fx)ファイルを移動 or 削除して少なくすることで起動時間を短縮できます。
以下いくつかのシェーダーを設定(有効化のみ、パラメーターはデフォルト値)したときの PC 負荷の違いについてです。適用するシェーダーによって PC(主に GPU)への負荷が異なります。
Colourfulness.fx、DPX.fx、LumaSharpen.fx、Vibrance.fx シェーダーは比較的軽いためか、設定を有効にしても GPU 温度の変化がほぼ見られませんでした。細かい調整を抜きに手軽に画質を改善したい場合はこの辺のシェーダーがおすすめです。
以下のシェーダーの有効および組み合わせ次第で GPU 負荷が高くなり GPU 温度が上昇します。
Clarity.fx シェーダーは GPU 負荷が非常に高くなります。適用後は GPU(RTX 2070 SUPER)の温度監視で 5度以上上昇しました。
MXAO.fx、SMAA.fx、FakeHDR.fx、MagicBloom.fx それぞれのシェーダーも GPU 負荷がそれなりに高くなります。
以下、GPU : NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER で解像度 WQHD 環境でシェーダーを有効化した際に気が付いた PC 負荷の傾向です。この辺を意識してシェーダーの設定と GPU 負荷を確認したほうが良いかと思います。
- 基本的に解像度より fps が高いほうが GPU の負荷が高い傾向にある
- フレームレート上限を 60fps までに設定すれば GPU 温度の上昇をかなり抑えられる
- 領都外のフィールド上では海側より山々にカメラを向けると GPU 負荷が上昇する
E3FX Reshade for Dragons Dogma インストール・設定方法
Nexus Mods で公開されている E3FX Reshade for Dragons Dogma のインストール・設定方法です。
Agnostic Dragon + ReShade がインストールされている環境では一部のファイルが干渉するため、該当するファイルは移動やリネームで退避しておくことになります。
このようなほとんどの古い ReShade(E3FX Reshade for Dragons Dogma は 2016年公開)は Agnostic Dragon が使えなくなるというデメリットがあります。
Agnostic Dragon + ReShade がインストールされている場合は d3d9.dll ファイルと d3d9.ini ファイルと ReShade フォルダを退避するかリネームしておきます。
E3FX Reshade for Dragons Dogma に含まれる d3d9.dll ファイルと ReShade.fx ファイルと ReShade フォルダをコピーします。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに E3FX Reshade for Dragons Dogma の d3d9.dll ファイルと ReShade.fx ファイルと ReShade フォルダを配置してインストール完了です。
E3FX Reshade for Dragons Dogma で青色が気に入らない場合は、Optional files に Less Blue Palette ver1 が用意されています。
DDDA\Reshade\CustomFX\Textures
フォルダにある CFX2.png ファイルを、Less Blue Palette ver1 の CFX2.png ファイルに差し替えることで改善できます。
E3FX Reshade for Dragons Dogma インストール後の ReShade 1.1.0.962 のオーバーレイメッセージが表示されることを確認します。
エフェクトのオンオフ切り替えはキーボードの Scroll Lock キーとなっています。
以下、E3FX Reshade for Dragons Dogma の説明に記載してある注意事項や各種推奨設定について。
ゲーム内オプションでは HDR:低、明度 10 以上の設定が推奨です。ほかにも解像度 1080p、フルスクリーン、モニター色温度 5500/6500 の明記があります。
Don't Blind Me(スキル・エンチャント・ランタン・トーチ光源調整 Mod) と Vignette Remover(ビネット効果除去 Mod) の導入が推奨されています。
ちなみにほかの ReShade や ENBSeries では Don't Blind Me の導入を推奨としていることが多いです。バニラの光源は ReShade や ENBSeries と相性が悪いため Don't Blind Me を導入して光源を調整するしかないようです。
1080p(フル HD)用最適化されている ReShade のため、高解像度ではパフォーマンスが低下することがあります。
1440p や 4K 解像度でパフォーマンス低下を防止するには ReShade フォルダにある McFX.cfg ファイルを開き、#define AO_TEXSCALE 1.00
を 0.25 ~ 0.5 の値に変更して調整します。
以下のファイルにある設定(エフェクト)を無効化(1 → 0)することでパフォーマンスを向上することができます。
- McFX.cfg(HBAO) -
#define USE_AMBIENTOCCLUSION 1
- Customfx.cfg(Bloom) -
#define USE_GAUSS 1
- Sweetfx.cfg(Sharpening) -
#define USE_LUMASHARPEN 1
以上のように ReShade プリセットによって推奨とされる設定や注意事項が細かく記載されていることがあります。説明内容をよく読み環境にあわせて各自調整する必要があります。
dinput8.dll hooks + Agnostic Dragon(+ ReShade)+ ENBSeries(ポストプロセス Mod)設定・使用方法
Agnostic Dragon もしくは Agnostic Dragon + ReShade がインストールされている環境で Dragon's Dogma 用 ENBSeries をインストール・設定する方法です。
ビデオカードが AMD 5000 or 6000 シリーズを使用している場合は Steam コミュニティガイド Dragon's Dogma ENB on AMD (5000 and 6000 series) fix を参照してください。
最新版 Dragon's Dogma 用 ENBSeries をダウンロードして展開・解凍します。
Dragon's Dogma 用 ENBSeries は継続的にアップデートされているようで、2022年9月時点では 2022年6月に公開された v0.476 が最新版となっています。
WrapperVersion フォルダにある d3d9.dll ファイルが Dragon's Dogma: Dark Arisen で ENBSeries を使うのに必要なファイルです。
WrapperVersion フォルダにある d3d9.dll ファイルを enbseries.dll にリネームしてコピーします。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに、Dragon's Dogma 用 ENBSeries の d3d9.dll ファイルからリネームした enbseries.dll ファイルを配置します。
ちなみに Agnostic Dragon を使わないのであれば d3d9.dll ファイルを enbseries.dll にリネームする必要はありません。ゲームインストール先 DDDA フォルダに d3d9.dll ファイルのまま配置します。
Agnostic Dragon インストール時に配置した d3d9.ini ファイルをテキストエディタで開きます。
テキストエディタで開いた d3d9.ini ファイルの一番下に以下のコードを追加して保存します。
Agnostic Dragon を使わないのであれば d3d9.ini ファイルはないのでこの作業は不要です。
[Import.enbseries]
Filename=enbseries.dll
Architecture=Win32
Role=d3d9
When=Proxy
DDDA フォルダに ENBSeries の enbseries.dll ファイルがない状態で d3d9.ini ファイルにコードを追加すると、ゲームが起動できなくなる点に注意してください。
ENBSeries を一時的に無効化したりアンインストールには、d3d9.ini ファイルに追加したコードを忘れずに必ず削除してください。
これで Dragon's Dogma 用 ENBSeries の設定は完了です。
次のセクション ではユーザーが作成した ENBSeries 用プリセットのインストール方法を説明します。
Real-Life ENB インストール・設定方法
Dragon's Dogma 用 ENBSeries のインストールと設定を済ませている状態で、ENBSeries プリセットファイルをダウンロードしてインストールしてみます。
ここでは Real-Life ENB という ENBSeries プリセットを使って説明します。
Real-Life ENB をダウンロードして展開・解凍します。enbseries フォルダと enblocal.ini ファイルと enbseries.ini ファイルをコピーします。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに Real-Life ENB の enbseries フォルダと enblocal.ini ファイルと enbseries.ini ファイルを配置してインストール完了です。
Dragon's Dogma 用 ENBSeries と ENBSeries プリセットをインストールしてあればゲーム起動後、Agnostic Dragon もしくは ReShade のオーバーレイメッセージとは別に ENBSeries のオーバーレイメッセージが表示されれば ENBSeries のインストールは成功です。
Dragon's Dogma 用 ENBSeries インストール後はゲーム起動時やセーブデータロード時、マップ切り替え時などのロード時間が大幅に延びる点に注意して下さい。
キーボードの Shift + Enter キーで ENBSeries オーバーレイメニューを表示します。
Real-Life ENB などユーザー作成の ENBSeries プリセットをインストールした場合、タイトル画面の時点でゲームがカクつく状態になっていることがあります。
Shift + Enter キー ENBSeries メニューを開き、LIMITER にある EnableFPSLimit のチェックマークを外します。これでカクつきが解消されるはずです。
ENBSeries プリセットで EnableFPSLimit にチェックマークがあるのは、過去に公開された ENBSeriesバージョンでのロード時間対策のためと思われます。EnableFPSLimit 有効な状態で FPSLimit を 59(以下?)に設定することでロード時間をある程度改善できたようです。
Real-Life ENB のゲーム内オプション必須設定と Mod です。
- (ゲーム内オプション設定)HDR:高
- (ゲーム内オプション設定)被写界深度:OFF
- (ゲーム内オプション設定)明度:10 以上
- 必須 Mod:Don't Blind Me
Real-Life ENB は被写界深度が有効になっています。
被写界深度を無効化したい場合は ENBSeries メニューを開き、enbseries.ini の EFFECT にある EnableDepthOfField のチェックマークを外します。
Real-Life ENB のアンビエントオクルージョンを切ることでパフォーマンスを改善できます。
アンビエントオクルージョンをオフにするには ENBSeries メニューを開き、enbseries.ini の EFFECT にある EnableAmbientOcclusion のチェックマークを外します。
Real-Life ENB ではフィールド上にある癒しの泉の水の反射で画面にチラつきのようなものが発生します。
このチラつきを解消するには ENBSeries メニューを開き、Shader parameters の ENBBLOOM.FX にある Bloom - Enable のチェックマークを外して無効化します。
別の方法で癒しの泉のチラつきを解消するには ENBSeries メニューから、enbseries.ini の EFFECT にある EnableBloom のチェックマークを外して無効化します。
なお、プリセット関係なく Dragon's Dogma 用 ENBSeries インストールした際に、インベントリや倉庫でのアイテム表示名の背景画像の色がおかしくなります。
Fluffy Manager 5000(Mod 管理マネージャー)設定・使用方法
PC 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen の Mod 管理マネージャーとして Fluffy Manager 5000 を使用方法を説明します。この記事で紹介する Mod は Fluffy Manager 5000 で管理することを前提で説明を進めていきます。
Fluffy Manager 5000 は複数のゲームに対応した Mod 管理マネージャーです。主にカプコンのゲームに多く対応しているのが特長で、その中に Dragon's Dogma: Dark Arisen が含まれている形となっています。
Dragon's Dogma: Dark Arisen のゲームエンジンは MT Framework で同じカプコン製ゲーム Monster Hunter: World と同じです。Monster Hunter: World では nativePC フォルダを作成して必要なファイルを配置すれば、一部の Mod を除きかんたんに Mod を導入することができました。(関連記事)
Dragon's Dogma: Dark Arisen では最初から nativePC フォルダに arc アーカイブファイルをメインとした、ゲームを動作するのに必要なファイルがすでに配置されています。この中にある該当するファイルを適切に差し替えることで、ゲームを改造する方式となっているところが Monster Hunter: World と異なる点です。
今回紹介する Fluffy Manager 5000 は nativePC フォルダにあるファイルの入れ替えのみをサポートするツールです。
同じゲームエンジンでも Monster Hunter: World はアーカイブファイルを触ることなく Mod ファイルを配置・管理できるようになっているのに対して、Dragon's Dogma: Dark Arisen では Mod によっては arc アーカイブファイルの改造(アンパック→ファイル差し替え→リパック)が必要です。
Fluffy Manager 5000 では arc アーカイブファイルを直接改造する機能はないため、その場合は こちらのセクション で紹介するアンパック・リパックツールの ARCtool を使うことになります。
Fluffy Manager 5000 - Dragon's Dogma: Dark Arisen 初期設定
Fluffy Manager 5000 を Dragon's Dogma: Dark Arisen で使えるようにするために初期設定をします。
Fluffy Manager 5000 をダウンロードして展開・解凍、Modmanager.exe ファイルを起動します。
Fluffy Manager 5000 起動後に初回起動であれば Mod 管理に対応しているゲームタイトル choose game 選択画面が表示されます。
画面左下に表示されている文字はログ内容です。Fluffy Manager 5000 はデフォルトで自動アップデートが機能しているためファイアウォールでブロックした場合、左下のログメッセージに Warning: Failed to check ~ の文字が確認できます。
Fluffy Manager 5000 の外部通信をファイアウォールで許可した場合、バージョンチェックで最新版であれば、左下のログメッセージに You're running the most up-to-date version ~ が表示されます。
Fluffy Manager 5000 の choose game 選択画面で Dragon's Dogma: Dark Arisen を選択します。
もし違うゲームタイトルを選択してしまっても、画面右側にある choose game ボタンから Show or hide games にあるゲームタイトルから変更できます。
Fluffy Manager 5000 で Dragon's Dogma: Dark Arisen の初期設定はこれで完了です。
Mod のインストール方法については こちらのセクション で説明します。
以下、必須ではありませんが Fluffy Manager 5000 で設定できる代表的な機能について動作確認してみました。
画面右側メニューにある Downloads ボタンについて。Websites with mod downloads にある Nexus Mods ボタンからは直接 Nexus Mods サイトへアクセスできます。
Fluffy Manager upgrades にある Background and logo textures ボタンから、Fluffy Manager 5000 用の Wallpapers and Logos のダウンロードが可能です。
画面左側にある Download screenshot ボタンから Wallpapers and Logos のイメージ画面を確認できます。画像は RESIDENT EVIL 3 ですがゲームタイトル別に用意されています。
Wallpapers and Logos をダウンロードすると自動的に Fluffy Manager 5000 の背景画面が変わり、Fluffy Manager upgrades から Background and logo textures ボタンが非表示となります。
Direct mod downloads から Legendary Dark Arisen という Mod のダウンロードが可能です。
Direct mod downloads から What A Large Rabbit という Mod のダウンロードが可能です。
Fluffy Manager 5000 - Dragon's Dogma: Dark Arisen オプション
Fluffy Manager 5000 のオプション設定です。代表的な設定について動作確認してみました。
以下、画面右側メニューにある Options ボタンから設定できる内容の一部です。
- Open mods folder -
Fluffy Manager 5000\Games\DD\Mods
フォルダを開くFluffy Manager 5000\Games\DD\Mods
に インストールしたい Mod ファイルを配置
- Advanced options - Fluffy Manager 5000 に関する設定(基本的に変更する必要はないが、以下の設定については環境や好みに応じて設定)
- Online version check: On(インターネットで最新バージョンチェック、デフォルトで On)
- Mod list text alignment: Middle(Mod リスト名称の中央 or 左ぞろえ設定)
- Sound volume: 0.50
- jukebox の音量
- Wallpaper: On
画面右側メニューにある Options ボタンから設定できる Define game info ボタンについて。
ここでは各ゲームタイトル別にゲームインストール環境の設定変更ができます。Fluffy Manager 5000 が自動的に設定するので基本的には触る必要はありません。
PC 環境の更新やゲームのインストール先変更などで、Fluffy Manager 5000 の内容をそのままデータ移行する場合にこちらの設定を変更・更新する必要があるかもしれません。
Define game info ボタンをクリックすると Current game: Bloodstained: ROTN が表示されます。これはデフォルトでリスト先頭にあるゲームタイトルが自動的に選択された状態となっています。
Current game: Bloodstained: ROTN をクリックするとゲームタイトルリストが表示されるので、Dragon's Dogma: Dark Arisen を選択します。
Current game: Dragon's Dogma: Dark Arisen に切り替わりました。白文字以外はクリックしても反応がなく、設定されている内容が表示しているだけです。
Install path ボタンではゲームのインストールパスの表示と変更可能です。
Hide in game list: No となっていますが、これは Choose game でのゲームタイトルの表示設定です。Hide in game list: Yes にすると Choose game でゲームタイトルが表示されなくなります。いくつかのゲームではすでに Hide in game list: Yes 設定なっているため Choose game ではすべてのゲームタイトルを表示させていません。
Fluffy Manager 5000 - Dragon's Dogma: Dark Arisen Mod インストール・アンインストール方法
Fluffy Manager 5000 では nativePC フォルダにあるオリジナルファイルを Mod ファイルに差し替えて管理する Mod マネージャーです。Mod ファイルを登録してインストール・アンインストールをしてみます。
Fluffy Manager 5000 で Mod をインストールした場合は、オリジナルのファイルはバックアップという形で退避するようになっています。
Mod ファイルをアンインストールしたときは、バックアップしたファイルからオリジナルファイルに戻すという作業を Fluffy Manager 5000 が自動的に行います。
Fluffy Manager 5000 の Fluffy Manager 5000\Games\DD\Mods
フォルダに Mod ファイルを配置します。
この Fluffy Manager 5000\Games\DD\Mods
フォルダは Fluffy Manager 5000 の choose game で Dragon's Dogma: Dark Arisen を選択 したときに作成されます。ほかのゲームタイトルを選択したときにも同様にそのゲーム専用のフォルダが作成されます。
Mod ファイルは次の 2種類の配置方法があります。
1つはフォルダを用意してその中に Mod ファイルを配置する方法です。任意のタイトル名フォルダ\nativePC\~\~\Mod ファイル
となるようにフォルダを構成します。
例えば所持重量をほぼ無制限にする game_main.arc ファイルであれば、(任意のフォルダ名)No Carry Weight Limit\nativePC\rom\game_main.arc
というようなフォルダ・ファイル構成になります。
公開されている Mod によってこのフォルダ構成が省略されていることがあるので、その場合は手動でフォルダを作成・用意することになります。Mod ファイルを格納しているフォルダ構成を間違えると、Mod をインストールしてもオリジナルファイルから差し替えできないことになり、Mod がゲームへ反映できないことなります。
Fluffy Manager 5000 では Mod ファイルの配置間違えについて検出や警告をしません。
もう一つは rar 圧縮形式で配置する方法です。上記の 任意のタイトル名フォルダ\nativePC\~\~\Mod ファイル
を rar ファイルに圧縮します。7z や zip の圧縮形式に対応していない点に注意してください。
Fluffy Manager 5000\Games\DD\Mods
フォルダに Mod フォルダ・ファイル配置後、Fluffy Manager 5000 の Mod list に Mod フォルダ・ファイル名が表示されます。
Fluffy Manager 5000 を起動した状態で Mod フォルダ・ファイルを配置した場合 Mod list に表示されません。
その場合は右メニューにある Refresh mod list ボタンで更新することで Mod list 内容を表示することができます。
Mod list に表示された Mod タイトルをクリックして、スイッチボタンを右に移動させることで Mod をインストールします。
ゲームインストール先 DDDA\nativePC\rom
フォルダに配置された game_main.arc Mod ファイルです。
ファイルの更新日時からオリジナルの game_main.arc ファイルから差し替えていることがわかります。
Fluffy Manager 5000\Games\DD\Backup\nativePC\rom
フォルダにバックアップされたオリジナル game_main.arc ファイルです。
Mod アンインストール時はこの Backup フォルダから復元するようになっています。
Fluffy Manager 5000\Games\DD\Mods
フォルダに 2つ以上 rar ファイルで Mod を配置したパターンについて確認してみます。
rar ファイルの場合 Mod list から rar ファイルの直接削除が可能です。Mod の削除が可能な場合は画面左側に赤いゴミ箱アイコンが表示されます。
ただし、詳細な条件は不明ですがいろいろ触ってみた感じでは、Mod list に 2つ以上表示された状態で rar ファイルの Mod が削除できる条件のようです。
また、最初に Mod list にある Mod をマウスオーバーしたときには何も表示されなかったのが、別の Mod をマウスオーバーした際に削除可能な赤いゴミ箱アイコンが表示するという挙動となっています。
これにより Mod list に表示された Mod が 1つだけでそれが rar ファイルの場合、おそらく削除することはできないものと思われます。
赤いゴミ箱アイコンをクリックすることで Fluffy Manager 5000\Games\DD\Mods
フォルダから rar ファイルを直接削除できます。
rar ファイル削除後 1つだけ rar ファイルが残っていても、続けて赤いゴミ箱アイコンから Mod 削除可能です。
Mod list に 1つだけ rar ファイルが残っていてかつ赤いゴミ箱アイコンが表示されている状態で Refresh mod list で Mod list を更新した場合、赤いゴミ箱アイコンが消えて直接削除できなくなるといった現象があります。
Mod list 内でインストール済み Mod とインストール前の Mod が競合する場合、インストール前の Mod タイトルをマウスオーバー時に画面上部に赤文字で競合先 Mod タイトル名が表示されます。
ただし、複数の Mod と競合する場合、競合先 Mod タイトルは 1つしか表示されないのと、競合先の Mod タイトル名が表示されるだけで、競合しているファイル名までは確認できないというのがあります。
以上の内容から Fluffy Manager 5000 で Mod ファイル・フォルダを管理するには、以下のような条件やルールに従って使っていくことになります。
- Mod ファイルは nativePC フォルダ構成を用意するか、それを rar ファイルに圧縮したもので管理可能
- フォルダ構成は対象ファイルがある nativePC フォルダ以下を用意(例:
任意のタイトル名フォルダ\nativePC\~\~\Mod ファイル
) - rar ファイルは nativePC フォルダ以下のフォルダ構成を維持した状態で圧縮(zip や 7z には非対応)
- フォルダ構成は対象ファイルがある nativePC フォルダ以下を用意(例:
- Mod list で2つ以上の Mod があれば、rar ファイルを Mod マネージャー上から直接削除可能(完全削除扱いになるため注意)
- Mod list で複数の Mod ファイルをマウスオーバーで選択すれば rar ファイル削除操作可能(1つだけマウスオーバーしてもなぜかごみ箱アイコンが表示されない)
- Mod list に Mod が 1つしか表示されていない状態で、それが rar の Mod ファイルの場合、基本的に削除できない(以下例外あり)
- Mod list から複数の rar Mod ファイルを削除して、残り 1つの rar Mod ファイルしかなくても削除可能
- 上記操作から残り 1つの rar Mod ファイルしかない状態で画面をリフレッシュ(Refresh mod list)すると、ごみ箱アイコンが消えて削除できない
- Mod list 内でインストール済み Mod と競合する場合、インストール前の Mod タイトルをマウスオーバー時に画面上部に赤文字で競合先 Mod タイトル名を表示
- 複数の Mod と競合する場合、競合先 Mod タイトルは 1つしか表示されない
- 競合先の Mod タイトル名が表示されるだけで、競合しているファイル名までは確認できない
Fluffy Manager 5000 - Savegame manager の使い方
Fluffy Manager 5000 に含まれる Savegame manager 機能を使ってセーブデータをバックアップしてみます。
Savegame manager にはセーブデータの自動バックアップ機能はなく、Mod マネージャー上から手動でセーブデータをバックアップ・リストアができるのみです。
自動バックアップ機能が必要な場合は セーブデータ自動バックアップスクリプト か dinput8.dll hooks でセーブデータ自動バックアップ設定 を使ったほうがよいでしょう。
Savegame manager 画面です。Steam user id: が空欄となっているので設定します。
Steam user id: に Steam クライアントインストール先 Steam\userdata
フォルダにある数字(Steam ユーザー ID)を入力します。複数のアカウントを使い分けている場合はアカウントの数だけ存在するので、バックアップ対象の セーブデータ DDDA.sav ファイルがある Steam ユーザー ID を入力します。
Steam user id: 入力後、存在するアカウントやセーブフォルダがあれば下にある各ボタンが押せるようになります。
Open save location in Windows ボタンを押すとセーブフォルダである、Steam クライアントインストール先 Steam\userdata\<user-id>\367500\remote
フォルダが開きます。
Store save in new slot ボタンを押すと Fluffy Manager 5000 で管理するセーブデータのバックアップ先 Fluffy Manager 5000\Games\DD\saves
フォルダが開きます。
Currently loaded save にある Store save in new slot ボタンでセーブデータをバックアップします。
Savegame title: でセーブデータのタイトル名を入力します。上の画像では TEST01 と入力。
Stored saves にバックアップしたセーブデータのタイトル名(ここでは TEST01)が表示されます。横にあるチェックマークはゲーム本編のセーブデータと同一のセーブデータという意味のようです。
Fluffy Manager 5000\Games\DD\saves
フォルダに、バックアップ時に入力したセーブデータが格納されたタイトルフォルダ(ここでは TEST01)と bin ファイルが生成されます。
Fluffy Manager 5000\Games\DD\saves
フォルダに、バックアップ時に入力したタイトルフォルダ(ここでは TEST01)の中にセーブデータ DDDA.sav ファイルがあります。
Currently loaded save にある「Store save in the "セーブデータタイトル名(ここでは TEST01)" slot」をクリックすると、ゲーム本編のセーブデータをバックアップしたセーブデータに差し替え(リストア)します。
Stored saves にあるセーブデータタイトル名(ここでは TEST01)をクリックするとセーブデータの情報表示と削除ができます。
Delete save file でバックアップしたセーブデータを削除します。
Currently loaded save にある Store save in new slot ボタンからセーブデータを複数回バックアップした場合、最後にバックアップしたセーブデータがリストア対象になります。
上の画像では TEST01 と TEST02 という名前で同じセーブデータをバックアップしていますが、最後にバックアップした Currently loaded save には Store save in the "セーブデータタイトル名(ここでは TEST02)" slot がリストア対象となっています。
バックアップしたセーブデータが最新のセーブデータから古くなれば Stored saves にあるチェックマークが外れます。
ARCtool(arc ファイルアンパック・リパックツール)使用方法
Dragon's Dogma: Dark Arisen で使われている arc アーカイブファイル(以下 arc ファイル)をアンパック・リパックできる ARCtool の使い方を説明します。
Nexus Mods で公開されている Mod によっては、nativePC フォルダにある arc ファイルに対して ARCtool を使うことを前提としていることがあります。
ほとんどの Mod(特にテクスチャ関連)は同じ arc ファイルが適用先となっているため、一つの arc ファイルに複数の Mod を適用する場合は ARCtool を使ったアンパック・リパック作業が必要です。
使いたい Mod 次第ですが、Dragon's Dogma: Dark Arisen では ARCtool を使ってのアンパック→ファイル差し替え→リパック作業が必須と思っておいたほうがよいでしょう。
Nexus Mods で公開されている Dragon's Dogma: Dark Arisen の Mod で面倒なところは、Mod によって配布しているファイル構成がバラバラになっていることがあります。そのため、どの Mod も同じ方法でインストールというわけにはいきません。
特に問題なのが公開されている Mod が arc ファイルしかない場合、別の Mod で同じ arc ファイルしかなければ競合してしまうことになるので、一緒には使えないことになります。
このような場合は ARCtool でそれぞれの arc ファイルをアンパック→ファイル差分を調べて抽出して統合→リパックのマージ作業で Mod 競合を回避することができます。ただ、マージ前提の高解像度テクスチャファイル Mod については同じ ~.tex ファイルがあり競合することがあるので、その場合はどちらか一方のファイルを選択することになります。
DDDA\nativePC\rom
フォルダにある bbs_rpg.arc、bbsrpg_core.arc、game_main.arc、title.arc ファイルや、高解像度テクスチャでは nativePC\rom\stage
フォルダ内にある複数の arc ファイルが Mod の適用先となっていることが多いです。Mod ファイルが競合する場合は導入するファイルを決めたうえで ARCtool を使って Mod ファイルをマージすることになります。
ほかにも Nexus Mods で公開されている古い Mod の arc ファイルは、Steam で配信している最新バージョンの arc ファイルをアンパックして比較すると、Mod 部分とは関係のないファイルで差分やファイル有無があります。差分をなくしたいのであればオリジナル最新版 arc ファイルをアンパック、Mod ファイルだけ差し替え、リパックするといった作業をすることになります。
さらに Fluffy Manager 5000 で Mod を管理する場合は、Mod をインストールする順番を考慮して arc ファイルに Mod ファイルをマージすることになります。
今回この記事で取り上げる(一部を除く)Mod については、上で紹介した ARCtool を使って arc ファイルに Mod を適用する方法を紹介します。
ARCtool をダウンロードして展開・解凍します。
いくつか bat ファイルがありますが、基本的に pc-dd.bat にファイル・フォルダをドラッグアンドドロップしてアンパック・リパックします。
例外として World Difficulty by Lefein(難易度調整・変更 Mod) Mod ファイルをマージする場合は、arc ファイルのアンパック・リパックに pc-dd-xfs-conversion.bat ファイルを使います。
複数のファイルをまとめてアンパック・リパックしたい場合は Extract All and Repack All Scripts を導入します。
ARCtool - arc ファイルアンパック・リパック方法
ARCtool を使って arc ファイルをアンパック・リパックする方法です。
ARCtool.exe ファイルがあるフォルダ内に arc ファイルを配置した状態にします。
pc-dd.bat ファイルへ arc ファイルをドラッグアンドドロップすることでアンパックします。
アンパック後 arc ファイル名と同じフォルダ名と txt ファイルと log ファイルが生成されます。
一緒に生成された arc ファイル名 + txt ファイルはリパックに必要なファイルです。削除するとリパックできなくなる点に注意してください。
arc ファイル名 + txt ファイルの中身は arc ファイルのフォルダ構成+ファイル名となっています。
リパックする方法はアンパックしたフォルダを pc-dd.bat ファイルにドラッグアンドドロップします。
この時アンパック時に生成された arc ファイル名 + txt ファイルがないとリパックできません。
リパックで生成された arc ファイルです。アンパックしたときの arc ファイルが残っていればそのまま上書きされるため、リパックできたかどうかは容量や更新日時で判断することになります。
これが基本的な arc ファイルのアンパック・リパック方法です。このやり方での問題点は複数の arc ファイルをまとめてアンパック・リパックできない点です。
複数の arc ファイルを一気にアンパック・リパックしたい場合は ARCtool に Extract All and Repack All Scripts を追加することで可能になります。
ARCtool - tex ←→ dds ファイル相互変換方法
ARCtool を使って tex ファイルを dds ファイルに、dds ファイルを tex ファイルに相互変換する方法です。
tex ファイルは一部の arc ファイルに含まれるテクスチャファイルです。tex ファイルはそのままでは画像編集ソフトで開くことができません。ARCtool を使うことで dds ←→ texファイルに相互変換できます。
使い方については arc ファイルのアンパック・リパック と同じです。
ARCtool.exe ファイルがあるフォルダ内に tex ファイルを配置した状態にします。
pc-dd.bat ファイルへ tex ファイルをドラッグアンドドロップすることで dds ファイルに変換します。
dds ファイル変換後 tex ファイル名と同じ dds ファイルと txt ファイルと log ファイルが生成されます。
一緒に生成された tex(dds)ファイル名の(拡張子を除く)txt ファイルは、tex ファイルに変換するときに必要なファイルです。削除すると tex ファイルへ変換できなくなる点に注意してください。
tex(dds)ファイル名の(拡張子を除く)txt ファイルの中身はテクスチャファイルのフォーマット情報と思われます。
tex ファイルに変換する方法は dds ファイルを pc-dd.bat ファイルにドラッグアンドドロップします。
この時 dds ファイル変換時に生成された tex(dds)ファイル名の(拡張子を除く)txt ファイルがないと変換できません。
dds ファイルからの変換で生成された tex ファイルです。変換元の tex ファイルが残っていればそのまま上書きされるため、変換できたかどうかは容量や更新日時で判断することになります。
これが基本的な tex ←→ dds ファイルの相互変換方法です。このやり方での問題点は arc ファイルのアンパック・リパック と同様に複数の tex ←→ dds ファイルをまとめて相互変換できない点です。
複数の tex ←→ dds ファイルの一気に相互変換したい場合は ARCtool に Extract All and Repack All Scripts を使って一部カスタマイズすることでできるようになります。
ARCtool - Extract All and Repack All Scripts について
ARCtool では複数の arc ファイルのアンパック・リパック、複数の tex・dds ファイルの相互変換ができません。
Extract All and Repack All Scripts を ARCtool に追加することでまとめてアンパック・リパック・ファイル変換できるようになります。
追加方法は Extract All and Repack All Scripts をダウンロードすると 4つの bat ファイルが含まれているので、これを ARCtool に配置するだけです。
使い方については必要な arc ファイルおよび tex・dds ファイルを配置するところまでは一緒で、Extract All and Repack All Scripts の bat ファイルを用途に応じて実行するだけです。bat ファイルへのドラッグアンドドロップは必要ありません。
Extract All and Repack All Scripts の各 bat ファイルの処理内容については以下の通りです。
- ex-all.bat - ARCtool.exe と同じ階層にある arc ファイルをすべてアンパック
- rep-all.bat - ARCtool.exe と同じ階層にある、アンパックした arc ファイルのフォルダをすべてリパック
- rec-ex-all.bat - ARCtool フォルダ以下にあるすべての arc ファイルをアンパック(コマンドオプション
/r
で再帰処理) - rec-rep-all.bat - ARCtool フォルダ以下にある、アンパックした arc ファイルのフォルダをすべてリパック(コマンドオプション
/r
で再帰処理)
rec-ex-all.bat と rec-rep-all.bat はそれぞれ再帰処理でアンパック・リパックします。複数のフォルダや階層別にある arc ファイルをまとめてアンパック・リパックしたいときに便利です。
複数の tex ←→ dds ファイルを一気に相互変換したい場合は、該当する bat ファイルを複製して以下のスクリプト内容に書き換えます。
各 bat スクリプトに pc-dd.bat を指定していますので、引数を追加した別の bat スクリプトを実行したいのであれば、pc-dd.bat 部分を書き換えることで使い分けることができます。
for %%f in (*.tex*) do pc-dd.bat %%f
(*.arc*)
→ (*.tex*)
へテクスチャファイルに変更しています。
for %%f in (*.dds*) do pc-dd.bat %%f
/d
を削除、(*.*)
→ (*.dds*)
を追記しています。
arc ファイルではアンパック時にフォルダを作成して展開されるので、リパック時にはオプションで /d
をつける必要がありました。tex ←→ dds ファイル相互変換ではフォルダはないので /d
を削除しています。
変換対象の dds ファイル拡張子を指定しています。
for /r %%f in (*.tex*) do pc-dd.bat %%f
ex-all.bat と同じく (*.arc*)
→ (*.tex*)
へテクスチャファイルに変更しています。
注意点として arc ファイルアンパック後にこのスクリプトを実行すると、アンパックした arc ファイルのフォルダ内にあるすべての tex ファイルに対して変換処理をしてしまうため注意してください。
for /r %%f in (*.dds*) do pc-dd.bat %%f
rep-all.bat と同じく /d
を削除、(*.*)
→ (*.dds*)
を追記しています。
おまけ:ARCtool で arc ファイルアンパック後、WinMerge を使った Mod ファイル差分確認・マージ方法
同名のオリジナルおよび Mod の arc ファイルを ARCtool でアンパック後、WinMerge を使った Mod ファイルの差分確認とマージ方法です。
当初は以下の参考サイトにある robocopy を使った差分ファイル抽出方法をやろうとしましたが、こちらの記事 にあるように私の環境では WinMerge と同じ結果を得られなかったので、robocopy を使うのをあきらめています。
サンプルとして HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul に含まれる bbsrpg_core.arc ファイルと、ゲームインストール先 nativePC\rom
フォルダにあるオリジナル bbsrpg_core.arc ファイルをアンパックして WinMerge で比較してみます。
ちなみに HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul を選んだのは、arc ファイルとは別にマージファイル用も含まれているので、Mod ファイルとして差分ファイルがわかりやすいという理由です。
この比較結果では Mod ファイル以外にも多数のファイルで差分が確認できること、オリジナルの arc ファイルに含まれるファイルが Mod ファイルの arc ファイルには含まれないことが確認できました。
各フォルダにあるファイル名から各言語ごとに用意されていると思われるすべての gmd ファイルで差分あります。
また、~zht.gmd というファイルに関してはオリジナル arc ファイルにしか含まれていません。
~.gmd ファイルの中身を確認したい場合は arc ファイルをアンパックするときに、pc-dd.bat ファイルに引数 -gmd
を追加することで txt ファイルに変換することができます。
また、bbsrpg_core.arc ファイルにはフォントデータが含まれていますが、HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul とオリジナル bbsrpg_core.arc ファイルに含まれるフォントデータでは差分や不足ファイルがあります。
HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul の場合、bbsrpg_core.arc ファイルをそのまま使うと日本語フォントの表示が若干変わります。
以上のように arc ファイルを公開している Mod とオリジナル arc ファイルをアンパックして比較すると、Mod ファイル以外の部分で差分ファイルが含まれていることがあります。
これは HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul の公開日・更新日が 2016年と古いため最新バージョンの arc ファイルと中身が異なっている可能性、あるいは日本語音声有り無しによる差異あたりが考えられそうです。
今回の例ではフォントの表示が変化したのが確認できましたが、それ以外でゲーム内ではどのような影響が発生するのかわかりません。
このようなファイル状態が気になる人で Mod ファイルのみ最新 arc ファイルへマージしたいといった場合は、ARCtool を使ったアンパック・リパック作業が必要になります。
次に WinMerge 上でアンパックした差分ファイルの入れ替えと抽出をやってみます。
アンパックした Mod の arc ファイルとオリジナル arc ファイルで、WinMerge の比較結果から同一項目(グリーンのチェックマーク)の「フォルダ」を削除する方法です。
同一項目の「フォルダ」を右クリックで削除 → 左側か右側をクリックします。
上の画像は WinMerge で左側がオリジナル arc ファイル、右側が Mod arc ファイルでの比較結果です。
同一項目の「フォルダ」を右クリックで削除 → 右側をクリックすることで、選択した同一項目の「フォルダ」を Mod arc ファイルからまとめて削除 します。
アンパックした Mod の arc ファイルとオリジナル arc ファイルで、WinMerge の比較結果から同一項目(グリーンのチェックマーク)の「ファイル」を削除する方法です。
やり方は上で説明した「フォルダ」削除と同じです。同一項目の「ファイル」を右クリックで削除 → 左側か右側をクリックします。
WinMerge で左側がオリジナル arc ファイル、右側が Mod arc ファイルでの比較結果で、同一項目の「ファイル」を右クリックで削除 → 右側をクリックすることで、選択した同一項目の「ファイル」を Mod arc ファイルから削除 します。
以上、WinMerge でのアンパックしたオリジナルと Mod の arc ファイル比較結果から、同一項目の「フォルダ」と「ファイル」を削除することで、差分があるファイルのみを残すことができます。
アンパックした Mod の arc ファイルから同じくアンパックしたオリジナル arc ファイルへ、Mod ファイルを直接上書き配置する方法です。
WinMerge で左側がオリジナル arc ファイル、右側が Mod arc ファイルでの比較結果の場合、差分がある「ファイル」を右クリックでコピー → 右側から左側をクリックします。
この方法は Mod ファイルがあらかじめ特定されている状態で、アンパックしたオリジナルの arc ファイルへ Mod ファイルのみを直接上書きして差し替えたい場合に想定される使い方です。
アンパックした Mod の arc ファイルからフォルダ構成を維持したままファイルをコピーする方法です。
WinMerge で左側がオリジナル arc ファイル、右側が Mod arc ファイルでの比較結果の場合、差分がある「ファイル」を右クリックでコピー → 右側を... をクリックします。
保存先確認画面が表示されるので、任意の場所に比較結果のフォルダ構成のままファイルをコピーします。上の画像で例では id\minimap\mapicon_ID.tex
というように保存されます。
アンパックした Mod の arc ファイルから、フォルダ構成を含む Mod ファイルだけ抽出したいときの使い方です。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen - グラフィック(テクスチャ・エフェクト)Mod
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen のグラフィック(テクスチャ・エフェクト)Mod の紹介とインストール方法です。
Dragon's Dogma: Dark Arisen は古いゲームのためテクスチャ解像度が低いです。ここで紹介する Mod を導入することでテクスチャの改善が見込めます。ただ、大量のテクスチャファイルとファイルサイズが大きいものに置き換えるため、パフォーマンスへの影響やマップ切り替えなどのロード時間が延びることがあります。
また、各種光源を調整する Don't Blind Me Mod がありますが、ReShade や ENBSeries のプリセットによっては光源がかなりまぶしくなるため、Don't Blind Me 導入を前提としていることがあります。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek(装備品 4K テクスチャ Mod)
装備品テクスチャを高解像度化する Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek Mod です。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek Mod ではインストール対象の Mod ファイルが、装備品によってファイルをわけて公開されています。以下の説明では Fluffy Manager 5000 で管理できるように Mod ファイルを一括にまとめる bat ファイルを作成したので公開します。
Mod ファイルは zip ファイルで公開されているので解凍する必要があります。bat ファイルで zip ファイルを解凍するのに 7-Zip を利用するため、7-Zip がインストールしてある前提で説明します。
作業用フォルダを用意して、Easy Clothing ID with HD Icons(胴・脚ウェアアイコン強調 Mod) と HD Inventory Item Icons(インベントリアイコン高解像度化 Mod) を除く Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek の zip ファイル(全 11ファイル)をダウンロードして配置します。
2022年9月時点では 13 の Mod ファイルが公開されていますが、このうち Easy Clothing ID with HD Icons と HD Inventory Item Icons はほかの Mod と競合しやすい arc ファイルへのアンパック・ファイル差し替え・リパック作業が必要なため、ここでは除外しています。
作業用フォルダ内に zip ファイルを配置したら適当な名前の bat ファイルを作成します。以下の bat スクリプトを貼り付けて保存し実行します。
bat スクリプト内容についての説明です。
bat スクリプト 2行目でフォルダ内にあるすべての zip ファイルを 7-Zip で解凍します。
md コマンドでフォルダ構成を作成、move コマンドで解凍した zip ファイルに含まれる arc ファイルを作成したフォルダに移動しています。
66 行目で arc ファイル移動後に空になったフォルダを削除してます。必須コマンドではないですが arc ファイルがフォルダから移動したかどうかのチェック用として一応実行しています。
zip ファイルの解凍と空フォルダ削除スクリプトは、以下のサイト情報を参考にしています。
bat ファイル実行に生成されたフォルダです。この中に解凍した zip ファイルから移動した arc ファイルが各フォルダに格納されています。
このフォルダを Fluffy Manager 5000 の Mod 用フォルダに配置することで、Mod としてインストールできます。フォルダ名は Fluffy Manager 5000 で表示されるタイトル名だけなので、任意で別のフォルダ名に変更しても問題ありません。
Remastering Dragon's Dogma Final Sneak Peek - Gran Soren(領都グラン・ソレン 4K テクスチャ Mod)
領都グラン・ソレンのテクスチャを高解像度化する Remastering Dragon's Dogma Final Sneak Peek - Gran Soren Mod です。
2022年9月時点ではファイルはメインとオプションの 2つの Mod ファイルが公開されています。
メインファイル(4k Gran Soren)は nativePC フォルダに stage220.arc ファイルが配置されている形となっています。Fluffy Manager 5000 の Mod フォルダに配置すれば Mod として登録・インストール管理できます。
オプションファイル(4k Gran Soren with WIP - Experimental - Alternate - Textures)はさらにいくつかのテクスチャファイルに手を加えた Mod のようです。メインファイルの stage220.arc と stage220_om.arc ファイルがセットになっています。フォルダ構成は省略しているので、メインファイルのフォルダに arc ファイルを上書き配置するといった形になります。
この Mod の注意点として stage220.arc ファイルは Vignette Remover(ビネット効果除去 Mod) と競合します。
Vignette Remover は ARCtool を使って arc ファイルのアンパック・リパックが必要です。
Vignette Remover → Remastering Dragon's Dogma Final Sneak Peek - Gran Soren の順番で Mod をインストールすると、stage220.arc ファイルのみ Vignette Remover が適用されないことになります。
Remastering Dragon's Dogma Final Sneak Peek - Gran Soren に Vignette Remover も適用させたい場合は、Remastering Dragon's Dogma Final Sneak Peek - Gran Soren をインストールしてから Vignette Remover)で arc ファイルをアンパック・リパックしてインストール することになります。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys(グランシス地方 4K テクスチャ Mod)
グランシス地方のテクスチャを高解像度化する Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys Mod です。
2022年9月時点では 4つの Mod ファイルが公開されていますが、4k テクスチャと 6k テクスチャのサイズ違いに分かれています。パフォーマンスやファイルサイズの点から 4k テクスチャが推奨となっています。ここでは 4k テクスチャを例に導入方法を説明します。
メインファイルに 4k Gransys Environment Textures と 4k Structures (fm files) がありますが、どちらも arc ファイルのみで nativePC フォルダ構成は用意されていません。
以下、Fluffy Manager 5000 で管理するのに必要な nativePC フォルダを生成する bat スクリプトを公開します。
bat スクリプトでフォルダ生成後、nativePC\rom\stage\stage100\area
フォルダに 4k Gransys Environment Textures の arc ファイルを、nativePC\rom\stage\stage100\fm
フォルダに 4k Structures (fm files) の arc ファイルを配置します。
この Mod の注意点として 4k Gransys Environment Textures の nativePC\rom\stage\stage100\area
フォルダにある area_index00_high.arc ~ area_index05_high.arc(5ファイル)は、HD Environment Texture Overhaul(グランシス地方高品質 HD テクスチャ Mod) の一部の Mod ファイル(HD Ground and Dirt Textures、2k Bumpy Roads の Road-Texturev1.zip、2k Rock Cliff)と競合します。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys Mod がファイルサイズが大きくテクスチャファイルは高解像度(のはず)なので、HD Environment Texture Overhaul も一緒に導入する場合は競合する Mod ファイル(HD Ground and Dirt Textures、2k Bumpy Roads の Road-Texturev1.zip、2k Rock Cliff)はインストールしないようにします。
HD Environment Texture Overhaul(グランシス地方高品質 HD テクスチャ Mod)
グランシス地方のテクスチャを高品質 HD テクスチャにする HD Environment Texture Overhaul Mod です。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys(グランシス地方 4K テクスチャ Mod) と同じような Mod ですが HD Environment Texture Overhaul は公開・更新日が古く、特定のテクスチャファイルのみを差し替えるぐらいなので、テクスチャ Mod としては小規模なものです。
一部の Mod ファイルが Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys と競合しますが、HD Environment Texture Overhaul にしかない Mod ファイルがあります。
競合するファイルについては Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys のほうが新しい高解像度テクスチャでサイズが大きいものとなっています。パフォーマンスより画質優先なら Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys インストール後に HD Environment Texture Overhaul の競合しない Mod ファイルのみをインストールすることで、双方の Mod を適用させた状態で共存させることができます。
HD Environment Texture Overhaul は全部で 6つの Mod ファイルがあります。すべて ARCtool で arc ファイルをアンパックしてテクスチャファイルを差し替え、リパックするインストール方法です。
- 1. HD GRASS v2
nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m40\n50
nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m50\n50
nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m60\n50
- 2. HD Ground and Dirt Textures
nativePC\rom\stage\stage100\area
- Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys と競合
- 3. 2k Bumpy Roads
- Road-Bumps.zip
nativePC\rom\stage\stage100\split\m60\n50
- Road-Texturev1.zip
nativePC\rom\stage\stage100\area
- Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys と競合
- Road-Bumps.zip
- 4. 2k Rock Cliff
nativePC\rom\stage\stage100\area
- Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys と競合
- 5. HD SUN
nativePC\rom\stage\stage100
- 6. HD Boulder - Type 1
nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m60\n50
HD Environment Texture Overhaul にはアンパック・リパックに必要な ARCtool と bat ファイルがセットになっています。ダウンロードしたファイルに含まれるファイルを配置すれば、あとは bat ファイルを実行するだけで Mod ファイルをインストールすることができるようになっています。
ただ、ゲームインストール先 DDDA フォルダの該当する場所にファイルを配置して実行するように作られています。手順通りに実行するとバックアップは作成されますが Fluffy Manager 5000 で管理するようには作られていません。
そこでゲームインストール先 DDDA フォルダから Mod をインストールするのに必要な arc ファイルだけをコピー、Fluffy Manager 5000 用 Mod フォルダを用意して HD Environment Texture Overhaul をインストールする方法を紹介します。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに以下の bat スクリプトを作成して実行します。DDDA フォルダ内に HDEnvironmentTextureOverhaul フォルダが生成されて、その中に nativePC フォルダからコピーした arc ファイルを配置します。
echo F | xcopy nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m40\n50 "HDEnvironmentTextureOverhaul\nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m40\n50" /I
echo F | xcopy nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m50\n50 "HDEnvironmentTextureOverhaul\nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m50\n50" /I
echo F | xcopy nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m60\n50 "HDEnvironmentTextureOverhaul\nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m60\n50" /I
echo F | xcopy nativePC\rom\stage\stage100\area "HDEnvironmentTextureOverhaul\nativePC\rom\stage\stage100\area" /I
echo F | xcopy nativePC\rom\stage\stage100\stage100.arc "HDEnvironmentTextureOverhaul\nativePC\rom\stage\stage100" /I
echo F | xcopy nativePC\rom\stage\stage100\split\m60\n50 "HDEnvironmentTextureOverhaul\nativePC\rom\stage\stage100\split\m60\n50" /I
pause
bat スクリプトで生成された HDEnvironmentTextureOverhaul フォルダに HD Environment Texture Overhaul のファイルを配置して bat ファイルを実行することで、オリジナル arc ファイルを変更することなく Fluffy Manager 5000 用 Mod ファイルを作成することができます。(HDEnvironmentTextureOverhaul は Fluffy Manager 5000 で管理するときのタイトル名なので任意の名前に変更可能)
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys を優先する場合は HDEnvironmentTextureOverhaul\nativePC\rom\stage\stage100
フォルダにある area フォルダを削除します。
~\nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m40\n50
フォルダに HD GRASS v2 の(INSTRUCTIONS.txt 除く)ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置します。
配置した NEW_UNIVERSAL_INSTALL_ALL_GRASS.bat を実行します。
NEW_UNIVERSAL_INSTALL_ALL_GRASS.bat 実行後のコマンドプロンプトでのバックアップ確認画面です。
コマンドプロンプトでのバックアップ確認画面でキーボードの Y キーを押すとバックアップを開始します。
バックアップ後にキーを押して処理を続行すると、arc ファイルのアンパック・テクスチャファイル差し替え・リパックを実行します。
~\nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m40\n50
フォルダに生成された BACKUP フォルダです。後で元の arc ファイルに戻したいときは BACKUP フォルダから手動で復元することになります。
arc ファイルのアンパック・テクスチャファイル差し替え・リパック処理完了後、dds・txt ファイルが自動的に削除されて NEW_UNIVERSAL_INSTALL_ALL_GRASS.bat ファイルが残ります。インストール後は bat ファイルは不要なため削除します。
Fluffy Manager 5000 で管理する際には BACKUP フォルダも不要になるため、移動か削除してフォルダ内から除外しておきます。
以下、ほかの Mod ファイルも同様の手順で各フォルダに ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置してインストールします。
~\nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m50\n50
フォルダに HD GRASS v2 の(INSTRUCTIONS.txt 除く)ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置、NEW_UNIVERSAL_INSTALL_ALL_GRASS.bat を実行してインストールします。
~\nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m60\n50
フォルダに HD GRASS v2 の(INSTRUCTIONS.txt 除く)ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置、NEW_UNIVERSAL_INSTALL_ALL_GRASS.bat を実行してインストールします。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys を使う場合は HD Ground and Dirt Textures のインストールは不要です。
~\nativePC\rom\stage\stage100\area
フォルダに HD Ground and Dirt Textures の ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置、GrassInstall ALL.bat を実行してインストールします。
~\nativePC\rom\stage\stage100\split\m60\n50
フォルダに 2k Bumpy Roads(Road-Bumps.zip)の ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置、2k Road-Bumps.bat を実行してインストールします。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys を使う場合は 2k Bumpy Roads(Road-Texturev1.zip)のインストールは不要です。
~\nativePC\rom\stage\stage100\area
フォルダに 2k Bumpy Roads(Road-Texturev1.zip)の ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置、2kRoadsv2.bat を実行してインストールします。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek 2 - Gransys Mod を使う場合は 2k Rock Cliff のインストールは不要です。
~\nativePC\rom\stage\stage100\area
フォルダに 2k Rock Cliff の ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置、2k Rock00.bat を実行してインストールします。
2k Rock Cliff の 2k Rock00.bat でバックアップを実行した場合は 4k backup フォルダが生成されます。
~\nativePC\rom\stage\stage100
フォルダに HD SUN の ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置、Sun-Installerv1.bat を実行してインストールします。
HD SUN の Sun-Installerv1.bat でバックアップを実行した場合は 4k Backup フォルダが生成されます。
~\nativePC\rom\stage\stage100\split_sub\m60\n50
フォルダに HD Boulder - Type 1 の ARCtool.exe・dds・txt・bat ファイルを配置、Boulder_Installv1.bat を実行してインストールします。
Don't Blind Me(スキル・エンチャント・ランタン・トーチ光源調整 Mod)
スキル・エンチャント・ランタン・トーチなどの各種光源を調整する Don't Blind Me Mod です。
この Mod を導入することで、スキル・エンチャントの魔法を使う際に発生するエフェクトのモヤなどがまぶしく光るのを抑え、特に乱戦になりやすい戦闘中では視界の遮りを軽減できます。。
ReShade や ENBSeries のプリセットを使用する際に各種光源がさらにまぶしくなるため、Don't Blind Me の導入を指示・推奨してあることが多いです。
Don't Blind Me は Lite と Full バージョン、さらにそれぞれ Low と Medium バージョンの 4種類の Mod ファイルが用意されています。
Lite バージョンはランタンと武器エンチャントのみ、Full バージョンはほぼすべての光源を対象としています。
Low バージョンと Medium バージョンは光源の強さで名前の通り Low が一番弱く、Medium はバニラ状態よりまぶしさを抑えています。
DDDA\nativePC\rom
フォルダにある bbsrpg_core.arc ファイルが Mod の対象ファイルとなっているため、同じファイルを使う HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul(ユーザーインターフェース・アイコン高解像度化 Mod) と DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma(デュアルショック 3 コントローラーボタンアイコン Mod) と競合します。
ダウンロードページにあるメインファイルは bbsrpg_core.arc ファイルしかありませんが、Miscellaneous files にある Don't Blind Me - Unpacked (All versions) であればフォルダ構成と Mod ファイル(~.tex)がセットになっています。
bbsrpg_core.arc ファイルを ARCtool でアンパック・tex ファイル差し替え・リパックすること HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul と DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma と共存することができます。
この Mod を導入した際の既知の問題として、固定光源(Lite ではランタン・トーチ、Full ではほぼすべて)や好感度が高い NPC から出るピンクオーラの明るさが減少します。
また、ストライダーの弓スキル「降らし射ち」で任意の地点を選ぶ際に表示される目印が、バニラ状態と比べてかなり暗くなります。
いずれも同じテクスチャを共有していることによる問題なので、特定光源を調整するのに必要なトレードオフとなっています。
Vignette Remover(ビネット効果除去 Mod)
ゲーム画面四隅を中心部よりも暗くするビネット効果をなくす Vignette Remover(ビネット効果除去 Mod) です。
ダウンロードページにある Vignette Remover v1 ファイルの中身は ARCtool 用の bat ファイルとアンパック・リパック用フォルダ、ビネット効果を除去する tex ファイルが含まれています。ARCtool を使ってアンパック・tex ファイル差し替え・リパックします。
多数の arc ファイルに Mod ファイルを適用するため、これにより HD Environment Texture Overhaul(グランシス地方高品質 HD テクスチャ Mod) の nativePC\rom\stage\stage100
フォルダにある stage100.arc ファイルと、Remastering Dragon's Dogma Final Sneak Peek - Gran Soren(領都グラン・ソレン 4K テクスチャ Mod) の nativePC\rom\stage\stage200
フォルダにある stage220.arc ファイルが競合することになります。
そのため、HD Environment Texture Overhaul および Remastering Dragon's Dogma Final Sneak Peek - Gran Soren の Mod ファイルを適用させた arc ファイルに対して、Vignette Remover をインストールするといった順序で適用させて、Fluffy Manager 5000 では Mod をインストールする順番に注意する必要があります。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに Vignette Remover v1 に含まれる Mod Installer - Vignette Remover v1.bat ファイルと Mod Installer フォルダを配置します。
ARCtool の ARCtool.exe ファイルを配置して、Mod Installer - Vignette Remover v1.bat ファイルを実行します。
以下、画面に従って Mod のインストールを続けていくと、最終的にバックアップを作成してオリジナル arc に対して Mod ファイルを適用させることになります。
Fluffy Manager 5000 で Mod 管理したい場合は、インストール最後のコマンドプロンプト画面 STEP 7 でファイル置き換えの確認画面で N キー を押します。オリジナル arc ファイルを残したまま一時フォルダに、Mod 適用済みの arc ファイルを格納したフォルダを用意することができます。
このフォルダを Fluffy Manager 5000 に登録して Mod として管理できるようになります。
Mod Installer - Vignette Remover v1.bat ファイルを実行すると、まず DDDA フォルダに配置した ARCtool.exe ファイルをコピーして Mod Installer\Vignette Remover v1
フォルダ内に配置します。
コマンドプロンプト画面 STEP 1 で Y キーを押すと、アンパック・リパック対象の arc ファイル(3.69 GB)を Mod Installer\Vignette Remover v1
フォルダ内へコピーします。
コマンドプロンプト画面 STEP 2 で Y キーを押すと、DDDA フォルダ内に Backup フォルダを作成してオリジナル arc ファイル(3.69 GB)をバックアップします。
コマンドプロンプト画面 STEP 3 で Y キーを押すと arc ファイルをアンパックします。アンパックするのに必要なストレージの空き容量は 5.04 GB です。
上のコマンドプロンプト画面ではスクロールしているためメッセージが見えていませんが STEP 4 です。Y キーを押すとアンパックした arc フォルダに Vignette Remover の tex ファイルを上書き配置します。
コマンドプロンプト画面 STEP 5 で Y キーを押すと、Vignette Remover の tex ファイルに差し替えた arc フォルダを、arc ファイルにリパックします。
コマンドプロンプト画面 STEP 6 で Y キーを押すとアンパックした arc フォルダを削除します。
上のコマンドプロンプト画面は STEP 7 ですが、通常のウィンドウサイズではスクロールしているためメッセージは見えません。ここではウィンドウサイズを変更して STEP 7 のメッセージをみえるようにしています。
コマンドプロンプト画面 STEP 7 は Vignette Remover の tex ファイルに差し替えた arc ファイルを、ゲームインストール先 DDDA フォルダにある同名オリジナルファイルと差し替えるかどうかの確認画面です。
Fluffy Manager 5000 で Mod 管理したい場合は STEP 7 のコマンドプロンプト画面で N キーを入力して、オリジナル arc ファイルから arc Mod ファイルに差し替えしないようにします。
STEP 7 処理終了後コマンドプロンプト画面が閉じます。
Mod Installer\Vignette Remover v1
フォルダにある Resources フォルダと ARCtool.exe ファイルは不要になるので削除します。
あとは Mod Installer フォルダ内にある Vignette Remover v1 フォルダを Fluffy Manager 5000 に登録して Mod として管理とインストールができるようになります。
DDDA - MEGAHAIR AND BEARDS 2K(髪型・髭(ひげ)テクスチャ高解像度化 Mod)
髪型・髭(ひげ)テクスチャを高解像度化する DDDA - MEGAHAIR AND BEARDS 2K Mod です。
ダウンロードしたファイルには nativePC フォルダ構成に arc ファイルが配置されている状態となっています。
すでに nativePC フォルダ構成になっているので Fluffy Manager 5000 に登録すれば Mod をインストールして管理することができます。
DDDA - MEGAHAIR AND BEARDS 2K の arc ファイルはフォルダ名からおそらく髪型・髭(ひげ)専用のテクスチャファイルを指しているようなので、ほかの用途が異なる Mod と干渉する可能性は低いと思います。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen - UI Mod
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen の UI Mod の紹介とインストール方法です。
UI Mod 系は DDDA\nativePC\rom
フォルダにある 同じ arc ファイルに対してテクスチャファイル(~.tex)を差し替える ものが多いです。
そのため、Fluffy Manager 5000 で Mod をインストールする際には、ARCtool でアンパック・テクスチャファイル(~.tex)差し替え・リパックで各 UI Mod をマージした arc ファイルを用意する必要があります。
Easy Clothing ID with HD Icons(胴・脚防具ウェアアイコン強調 + HD アイコン化 Mod)
胴・脚防具のウェアアイコンを強調化 + HD アイコン化する Easy Clothing ID with HD Icons Mod です。
元々は Easy clothing inventory ID という Mod がオリジナルでしたが、2022年7月に Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek のページ内に HD アイコン化した Easy Clothing ID with HD Icons が公開 されました。
特に理由がなければ 2022年7月公開の Easy Clothing ID with HD Icons で十分かと思います。
Dragon's Dogma: Dark Arisen では胴・脚防具でさらにアーマーとウェアにわかれている仕様で、それぞれ対応した防具を装備できるというシステムになっています。ただ、インベントリや倉庫上でマス目上に複数並んである胴・脚防具は、アイコンだけではアーマーかウェアかどうかわかりません。
マス目上にある胴・脚防具を選択することで、その下に表示される装備可能なジョブアイコン(9種)欄の左横にアーマーかウェアかを表示します。一応それでアーマーかウェアかを判断することはできますが、選択した防具でしか表示されません。ステータスチェックや狙って装備するのが面倒となっています。
Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek の Easy Clothing ID with HD Icons Mod を導入することでウェア防具のアイコンまわりに青いエフェクトが表示されて、インベントリや倉庫上で一目でアーマーかウェアの判別ができるようになります。
Easy Clothing ID with HD Icons のテクスチャファイルは combinedItemIcon_ID.tex ファイルのみで game_main.arc ファイルを ARCtool でアンパック・テクスチャファイル差し替え・リパックして Mod をインストールすることになります。
Easy Clothing ID with HD Icons には Strong フォルダと Subtle フォルダがあり、Strong フォルダはウェアアイコンの青色が濃く、Subtle フォルダはウェアアイコンの青色が薄く表示されるようになっています。同じテクスチャファイル(combinedItemIcon_ID.tex)なのでどちらか一方のファイルしか arc ファイルに適用できません。
また同じような Mod で HD Inventory Item Icons(インベントリアイコン高解像度化 Mod) があります。こちらは胴・脚防具のウェアアイコン強調化がないだけの HD アイコン化 Mod です。こちらも同じテクスチャファイル(combinedItemIcon_ID.tex)を使用しているため共存はできません。
Easy Clothing ID with HD Icons は game_main.arc ファイルをアンパック・リパックするため、以下の Mod が競合先となります。一緒に Mod を使いたい場合は ARCtool で Mod ファイルのマージ作業が必須です。
- game_main.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ)
ゲームインストール先 DDDA フォルダに以下の bat スクリプトを作成・実行することで、nativePC フォルダ構成を保ったまま game_main.arc ファイルのみをコピーできます。
bat スクリプトで生成した Easy Clothing ID with HD Icons フォルダは Fluffy Manager 5000 で Mod 管理できるようにするためにつけたフォルダ名なので、任意で別の名前に変更しても問題ありません。
nativePC\rom\game_main.arc
フォルダ構成と arc ファイルコピー bat スクリプト
echo F | xcopy nativePC\rom\game_main.arc "Easy Clothing ID with HD Icons\nativePC\rom\game_main.arc"
pause
ARCtool で game_main.arc ファイルアンパック後、game_main\dl1\id\common\item
フォルダにある combinedItemIcon_ID.tex ファイルを Mod ファイルに差し替えてリパックします。
HD Inventory Item Icons(インベントリアイコン高解像度化 Mod)
インベントリアイコンを高解像度化する HD Inventory Item Icons Mod です。
Easy Clothing ID with HD Icons(胴・脚防具ウェアアイコン強調 + HD アイコン化 Mod) の作者と同じで Remastering Dragon's Dogma Sneak Peek ページ内に HD Inventory Item Icons として公開 されています。
インベントリアイコンの高解像度化部分については双方とも同じですが、HD Inventory Item Icons には胴・脚防具ウェアアイコン強調化はありません。HD インベントリアイコンだけが欲しい方向けの Mod です。
インストール方法については Easy Clothing ID with HD Icons と同じです。
Easy Clothing ID with HD Icons と同じテクスチャファイル(combinedItemIcon_ID.tex)を使用しているため、一緒にインストールすることはできません。
- game_main.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ)
ゲームインストール先 DDDA フォルダに以下の bat スクリプトを作成・実行することで、nativePC フォルダ構成を保ったまま game_main.arc ファイルのみをコピーできます。
bat スクリプトで生成した HD Inventory Item Icons フォルダは Fluffy Manager 5000 で Mod 管理できるようにするためにつけたフォルダ名なので、任意で別の名前に変更しても問題ありません。
nativePC\rom\game_main.arc
フォルダ構成と arc ファイルコピー bat スクリプト
echo F | xcopy nativePC\rom\game_main.arc "HD Inventory Item Icons\nativePC\rom\game_main.arc"
pause
ARCtool で game_main.arc ファイルアンパック後、game_main\dl1\id\common\item
フォルダにある combinedItemIcon_ID.tex ファイルを Mod ファイルに差し替えてリパックします。
HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul(ユーザーインターフェース・アイコン高解像度化 Mod)
ユーザーインターフェースとアイコンを高解像度化する HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul です。
HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul はメインファイルとアップデートファイル、オプションファイルの 3つのファイルが公開されています。
Mod ファイルを適用する順番としてメインファイル Merge files フォルダにある bbsrpg_core フォルダと game_main フォルダに、アップデートファイル Merge files フォルダの bbsrpg_core フォルダと game_main フォルダを上書きします。ARCtool で bbsrpg_core.arc ファイルと game_main.arc ファイルをアンパック・テクスチャファイル差し替え・リパックする形となります。
オプションファイルについては、Mod でゲーム画面ミニマップにコンパス方位文字(N・S・W・E)が追加されますが、この文字がないテクスチャとなっています。好みの部分なので導入は任意です。ちなみにコンパス用テクスチャとして Community Compass Overhaul(ミニマップコンパス変更 Mod) が公開されています。
注意点としては公開日が古い Mod のため、インストールするのにひと手間かかかります。
1つ目はテクスチャファイルの拡張子が tex ではなくすべて 241F5DEB となっています。ARCtool でリパックする前に拡張子 tex に修正する必要があります。
2つ目はアップデートファイルには nativePC\rom\gui
フォルダへ配置する arc ファイルが含まれていますが、マージ用のファイルが含まれていません。Mod の arc ファイルとオリジナル同名 arc ファイルをアンパックして WinMerge で比較したところ、tex ファイル以外の差分ファイルや一部不足しているファイルが見つかっています。
アップデートファイルの arc ファイルをそのまま使った場合は、どこで差分や不足ファイルによって影響するのかわかりません。そういったことが気になる場合は Mod の arc ファイルから tex ファイルだけ抽出して、ARCtool で新しい arc ファイルへリパックする作業をやることになります。
比較的多くの Mod の arc ファイルと競合するので、ARCtool でマージする順序としてはなるべく後に回したほうがよいでしょう。
- bbsrpg_core.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ) - game_main.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ)
ゲームインストール先 DDDA フォルダに以下の bat スクリプトを作成・実行することで、nativePC フォルダ構成を保ったまま各 arc ファイルをコピーします。
bat スクリプトで生成した HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul フォルダは Fluffy Manager 5000 で Mod 管理できるようにするためにつけたフォルダ名なので、任意で別の名前に変更しても問題ありません。
コピーした arc ファイルを ARCtool でアンパックして、HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul のマージ用ファイルに差し替えてリパックします。マージ用ファイルについては次に説明します。
nativePC\rom\gui
フォルダ構成と arc ファイルコピー bat スクリプト
echo F | xcopy nativePC\rom\bbsrpg_core.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\bbsrpg_core.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\game_main.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\game_main.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIEquipment.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\gui\GUIuGUIEquipment.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIJobChange.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\gui\GUIuGUIJobChange.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIMap.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\gui\GUIuGUIMap.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIStatus.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\gui\GUIuGUIStatus.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIStatusParam.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\gui\GUIuGUIStatusParam.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIStorage.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\gui\GUIuGUIStorage.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIWeaponDetail.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\gui\GUIuGUIWeaponDetail.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIWeaponInfo.arc "HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom\gui\GUIuGUIWeaponInfo.arc"
pause
メインファイルの Merge files フォルダにアップデートファイルの Merge files フォルダを上書きした後、テクスチャファイルの拡張子がすべて 241F5DEB となっているので tex に変更します。
bbsrpg_core フォルダと game_main フォルダがある同じフォルダ内に以下の bat スクリプトを作成・実行することで、すべてのテクスチャファイル拡張子を 241F5DEB から tex に変更できます。
拡張子 tex に変更後 bbsrpg_core フォルダと game_main フォルダを、HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul\nativePC\rom
フォルダでアンパックした bbsrpg_core フォルダと game_main フォルダへ上書きします。
for /r %%i in (*.241F5DEB*) do ren %%i *.tex
pause
アップデートファイルの NOT OPTIONAL Copy content in game directory フォルダに nativePC\rom\gui
フォルダに配置する arc ファイルが 8ファイルありますが、マージ用ファイルがありません。
Mod の arc ファイルとオリジナル同名 arc ファイルをアンパックして、WinMerge で比較、アンパックした Mod ファイルから差分 tex ファイルだけ抽出したので こちらで公開 しておきます。
nativePC\rom\gui
フォルダの arc ファイルからアンパックした各フォルダに、抽出した tex ファイル を上書きしてリパックします。
こちらで抽出した tex ファイルを使わずに自力で arc Mod ファイルから tex ファイルを抽出したい場合は、アップデートファイルの arc ファイル(全 8ファイル)を ARCtool でアンパック後、アンパックしたフォルダがある階層に以下の bat スクリプトを作成・実行してください。
HD HP - Update フォルダを生成、生成したフォルダに xcopy コマンドでフォルダ階層ごと tex ファイルをコピーします。
echo F | xcopy GUIuGUIEquipment\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIEquipment\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIJobChange\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIJobChange\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIMap\id\p_map\map_icon01_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIMap\id\p_map\map_icon01_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIMap\id\p_map\map_icon02_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIMap\id\p_map\map_icon02_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIMap\id\p_map\map_icon03_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIMap\id\p_map\map_icon03_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIStatus\id\pause\p_status\p_status_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIStatus\id\pause\p_status\p_status_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIStatusParam\id\common\pl_parmte_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIStatusParam\id\common\pl_parmte_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIStorage\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIStorage\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIWeaponDetail\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIWeaponDetail\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex"
echo F | xcopy GUIuGUIWeaponInfo\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex "HD HP - Update\GUIuGUIWeaponInfo\id\pause\p_party\p_common\p_item_HQ_ID.tex"
pause
Community Compass Overhaul(ミニマップコンパス変更 Mod)
ミニマップのコンパスを変更する Community Compass Overhaul Mod です。
Community Compass Overhaul のコンパスは 8種類用意されています。Nexus のページかダウンロードしたファイルからコンパス画像を確認することができます。
公開日が古い Mod のためテクスチャファイルの拡張子が 241F5DEB となっているので、tex に変更する必要があります。
HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul(ユーザーインターフェース・アイコン高解像度化 Mod) でコンパス用 tex ファイルを差し替えているため、Community Compass Overhaul で導入したいコンパスがあれば、HD HP - Custom GUI textures and icons Overhaul Mod へコンパス用 tex ファイルを上書きして一緒にインストールしたほうがよいでしょう。
コンパスのテクスチャファイルは game_main.arc ファイルを ARCtool でアンパック後、game_main\id\minimap
フォルダにある mini_back_ID.tex と mini_mask_ID.tex ファイルとなっています。
DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma(デュアルショック 3 コントローラーボタンアイコン Mod)
コントローラーボタンアイコンをデュアルショック 3 に置き換える DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma Mod です。
Vignette Remover(ビネット効果除去 Mod) と同じ作者の Mod のため、ダウンロードページにある DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma v2 ファイルの中身は ARCtool 用の bat ファイルとアンパック・リパック用フォルダ、デュアルショック 3 コントローラーボタンアイコンの tex ファイルが含まれています。ARCtool を使ってアンパック・tex ファイル差し替え・リパックします。
Vignette Remover ではゲームインストール先 DDDA フォルダに Mod インストーラーファイルを配置して実行して Mod ファイルを適用させた arc ファイルを生成しました。
DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma では DDDA フォルダに以下の bat スクリプトファイルを配置・実行して別のフォルダに DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma に必要な arc ファイルをコピー、コピーした arc ファイルに Mod ファイルをインストールする形で説明を進めます。
echo F | xcopy nativePC\rom\bbs_rpg.arc "DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma\nativePC\rom\bbs_rpg.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\bbsrpg_core.arc "DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma\nativePC\rom\bbsrpg_core.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\game_main.arc "DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma\nativePC\rom\game_main.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\title.arc "DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma\nativePC\rom\title.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIBrightness.arc "DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma\nativePC\rom\gui\GUIuGUIBrightness.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIInGameManual.arc "DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma\nativePC\rom\gui\GUIuGUIInGameManual.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIInitOption.arc "DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma\nativePC\rom\gui\GUIuGUIInitOption.arc"
echo F | xcopy nativePC\rom\gui\GUIuGUIOption.arc "DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma\nativePC\rom\gui\GUIuGUIOption.arc"
pause
ちなみに Vignette Remover で別フォルダに arc ファイルをコピーする bat スクリプトを作成しなかったのは、Mod インストール対象の arc ファイルが全部で 3.69 GB あったためです。
各 arc ファイルに 1つの tex ファイルを差し替えるだけの Mod なので、別フォルダに全部で 3.69 GB もある arc ファイルをコピーする必要はないと判断して、直接 ゲームインストール先 DDDA フォルダに Mod インストーラーファイルを配置・実行しています。
ゲームインストール先 DDDA フォルダで実行した、arc ファイルコピー bat スクリプト実行後に生成された DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma フォルダに、DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma の DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma v2 に含まれる Mod Installer - DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma v2.bat ファイルと Mod Installer フォルダを配置します。
ARCtool の ARCtool.exe ファイルを配置して、Mod Installer - DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma v2.bat ファイルを実行します。
Mod Installer - DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma v2.bat ファイルを実行すると、まず DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma フォルダに配置した ARCtool.exe ファイルをコピーして Mod Installer\Vignette Remover v1 フォルダ内に配置します。
コマンドプロンプト画面 STEP 1 で Y キーを押すと、アンパック・リパック対象の arc ファイルを Mod Installer\DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma v2
フォルダ内へコピーします。
コマンドプロンプト画面 STEP 2 で Y キーを押すと、DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma フォルダ内に Backup フォルダを作成してオリジナル arc ファイルをバックアップします。
コマンドプロンプト画面 STEP 3 で Y キーを押すと arc ファイルをアンパックします。アンパックするのに必要なストレージの空き容量は 141 MB です。
上のコマンドプロンプト画面ではスクロールしているためメッセージが見えていませんが STEP 4 です。Y キーを押すとアンパックした arc フォルダに DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma の tex ファイルを上書き配置します。
コマンドプロンプト画面 STEP 5 で Y キーを押すと、DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma の tex ファイルに差し替えた arc フォルダを、arc ファイルにリパックします。
コマンドプロンプト画面 STEP 6 で Y キーを押すとアンパックした arc フォルダを削除します。
コマンドプロンプト画面 STEP 7 で Y キーを押すと DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma の tex ファイルに差し替えた arc ファイルを、nativePC フォルダにある同名オリジナルファイルに上書きして差し替えます。
STEP 7 処理終了後コマンドプロンプト画面が閉じます。
コマンドプロンプト画面での Mod ファイルインストール処理終了後、Fluffy Manager 5000 で Mod ファイルとして管理する場合、DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma フォルダにある nativePC フォルダのみを使用します。それ以外のフォルダ・ファイルは不要なので削除します。
DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma フォルダを Fluffy Manager 5000 に登録して Mod として管理とインストールができるようになります。
DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma は nativePC\rom
フォルダ(bbs_rpg.arc、bbsrpg_core.arc、game_main.arc、title.arc)と nativePC\rom\gui
フォルダ(GUIuGUIBrightness.arc、GUIuGUIInGameManual.arc、GUIuGUIInitOption.arc、GUIuGUIOption.arc)各 arc ファイルの tex ファイルを書き換える Mod のため、同 arc ファイルを使った他の Mod と競合します。
DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma では以下の arc ファイルを対象とする Mod と比較的多く競合するので、ARCtool でマージする順序としては最後に実行したほうがよいでしょう。
- bbs_rpg.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ) - bbsrpg_core.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ) - game_main.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ) - title.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ)
Fluffy Manager 5000 では複数の Mod と競合していても競合先の Mod タイトルは 1つしか表示されません。
同じ arc ファイルへ複数の Mod ファイルを適用後、Fluffy Manager 5000 で対象の arc Mod ファイルは最後にインストールされるように順番を管理する必要があります。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen - テーマソング Mod
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen のテーマソング Mod の紹介とインストール方法です。
Dragon's Dogma ではコンソール版やリリース時期によって収録されているテーマソングが異なります。テーマソングが Mod として公開されているので当時のプレイ環境を再現できるようになります(参考情報)
今回取り上げませんが、Nexus Mods に DDDA ミュージック差し替え方法のチュートリアルが公開 されています。
Into Free -Dangan- Mod(オリジナルテーマソング変更 Mod)
ゲームタイトル画面に流れる曲「Eternal Return」を B'z の「Into Free -Dangan-」に置き換える Into Free -Dangan- Title Screen Mod です。
同じような Mod に Combined Intro Music Mod があります。こちらは「Eternal Return」→「Into Free -Dangan-」の順番に再生されて、以後交互にループ再生となります。
Into Free -Dangan- Title Screen Mod と Combined Intro Music Mod の Mod ファイルは title.arc ファイルと Tittle_DDN.sngw ファイルとなっています。
Tittle_DDN.sngw ファイルはゲームインストール先 nativePC フォルダにあるオリジナル同名ファイルとの差し替えで済みますが、title.arc ファイルは DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma(デュアルショック 3 コントローラーボタンアイコン Mod) が競合先 Mod となります。
DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma Mod の title.arc ファイルと共存するには ARCtool で DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma 適用済み title.arc ファイルのアンパック・リパックをすることになります。
以下、Fluffy Manager 5000 で Mod タイトル用フォルダとインストール用 Mod フォルダの作成およびアンパック・リパック用 title.arc ファイルのコピーと、Mod の title.arc ファイルからアンパックした title.arc フォルダから Mod ファイルだけコピーする bat スクリプトを用意しました。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに以下の bat スクリプトファイルを作成・配置して実行します。Fluffy Manager 5000 用 Mod タイトルフォルダ(Into Free Title Screen Mod)を生成して、Mod ファイル配置用 nativePC\sound\stream\bgm\wave2
フォルダの作成と、アンパック・リパック用 title.arc ファイルをフォルダ構成ごとコピーします。
コピーした title.arc ファイルを ARCtool でアンパックして title フォルダを生成します。
nativePC\rom
および nativePC\sound\stream\bgm\wave2
フォルダ構成とオリジナル title.arc ファイルコピー bat スクリプト(ゲームインストール先 DDDA フォルダに配置して実行)
echo F | xcopy "nativePC\rom\title.arc" "Into Free Title Screen Mod\nativePC\rom\title.arc"
md "Into Free Title Screen Mod\nativePC\sound\stream\bgm\wave2"
pause
Into Free -Dangan- Title Screen Mod か Combined Intro Music Mod に含まれる title.arc ファイルを ARCtool でアンパックします。
アンパックした title フォルダがある階層に以下の bat スクリプトを作成・配置して実行します。
bat スクリプトで生成した Into Free Title Screen Mod フォルダに、アンパックした title フォルダから title\sound\stream\bgm\Tittle_bgm.stq
ファイルをフォルダ構成ごとコピーします。
echo F | xcopy "title\sound\stream\bgm\Tittle_bgm.stq" "Into Free Title Screen Mod\title\sound\stream\bgm\Tittle_bgm.stq"
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Into Free -Dangan- Title Screen Mod or Combined Intro Music Mod に含まれる Tittle_DDN.sngw ファイルを、最初の bat スクリプト実行時に生成した nativePC\sound\stream\bgm\wave2
フォルダに配置します。
上の bat スクリプト実行時にコピーした Tittle_bgm.stq ファイルを、1番目の bat スクリプト実行時に title.arc ファイルをコピーしてアンパックした title\sound\stream\bgm
フォルダにある同名ファイルへ上書きして、ARCtool で title.arc ファイルにリパックします。
arc ファイルにリパック後、アンパックした title フォルダを削除して Fluffy Manager 5000 用 Mod インストール用フォルダの完成です。
Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement(オリジナルテーマソング変更 Mod)
あるボスの第一形態の BGM を「Coils of Light」に置き換える Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement Mod です。
元々は 2017年に Coils of Light Japanese version という同じ Mod が公開されていましたが、曲がループせず音量バランスも悪かったようです。
Coils of Light Japanese version に代わる Mod として Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement が2020年に公開された形となっています。
以下、Fluffy Manager 5000 用 Mod 管理用ファイル・フォルダ作成方法について説明します。Into Free -Dangan- Mod(オリジナルテーマソング変更 Mod) とほぼ同じ内容です。
Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement の Mod ファイルは bbs_rpg.arc ファイルと MainTheme.sngw ファイルと、bbs_rpg.arc ファイルへのマージ用 bgm.stq ファイルが含まれています。
MainTheme.sngw ファイルはゲームインストール先 nativePC フォルダにあるオリジナル同名ファイルとの差し替えで済みますが、bbs_rpg.arc ファイルは DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma(デュアルショック 3 コントローラーボタンアイコン Mod) が競合先 Mod となります。
DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma の bbs_rpg.arc ファイルと共存するには ARCtool で DualShock 3 Buttons for Dragon's Dogma Mod の適用済み bbs_rpg.arc ファイルのアンパック・リパックをすることになります。
以下、Fluffy Manager 5000 で Mod タイトル用フォルダとインストール用 Mod フォルダの作成およびアンパック・リパック用 bbs_rpg.arc ファイルをコピーとする bat スクリプトを用意しました。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに以下の bat スクリプトファイルを作成・配置して実行します。Fluffy Manager 5000 用 Mod タイトルフォルダ(Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement)を生成して、Mod ファイル配置用 nativePC\sound\stream\bgm\wave
フォルダの作成と、アンパック・リパック用 bbs_rpg.arc ファイルをフォルダ構成ごとコピーします。
コピーした bbs_rpg.arc ファイルを ARCtool でアンパックして bbs_rpg フォルダを生成します。
nativePC\rom
および nativePC\sound\stream\bgm\wave
フォルダ構成とオリジナル bbs_rpg.arc ファイルコピー bat スクリプト(ゲームインストール先 DDDA フォルダに配置して実行)
echo F | xcopy "nativePC\rom\bbs_rpg.arc" "Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement\nativePC\rom\bbs_rpg.arc"
md "Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement\nativePC\sound\stream\bgm\wave"
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Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement に含まれる Drag and drop\sound\stream\bgm\wave
フォルダに含まれる MainTheme.sngw ファイルを、上記 bat スクリプト実行時に生成した nativePC\sound\stream\bgm\wave
フォルダに配置します。
続けて Daimon's 1st form theme - Coils of Light Japanese replacement に含まれる File to merge (for already modded games) フォルダにある bgm.stq ファイルを、上記 bat スクリプト実行時に bbs_rpg.arc ファイルをコピーしてアンパックした bbs_rpg\sound\stream\bgm
フォルダにある同名ファイルへ上書き、ARCtool で bbs_rpg.arc ファイルにリパックします。
arc ファイルにリパック後、アンパックした bbs_rpg フォルダを削除して Fluffy Manager 5000 用 Mod インストール用フォルダの完成です。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen - スキル Mod
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen のスキル Mod の紹介とインストール方法です。
ここで紹介するスキル Mod については実際に導入してプレイしていないため、内容の紹介と想定されるインストール方法について調べました。
Spell Mod Pack(魔法強化 Mod)
スキルの魔法を強化する Spell Mod Pack Mod です。
Mod ファイルは wan.arc ファイル(ソーサラー)と stk.arc ファイル(メイジ)だけです。ゲームインストール先 nativePC\rom\wp\w1
フォルダにある同名ファイルを入れ替えるだけで Spell Mod Pack に変更できます。
以下、Fluffy Manager 5000 で管理できるようにフォルダ構成の生成と arc ファイルを移動する bat スクリプトを作成しました。
Spell Mod Pack をダウンロードして展開・解凍後、wan.arc と stk.arc ファイルがあるフォルダ内に以下の bat スクリプトを作成・実行してください。
nativePC フォルダが作成されて nativePC\rom\wp\w1
フォルダに wan.arc と stk.arc ファイルが移動したら、bat ファイルを削除して完成です。
md "nativePC\rom\wp\w1"
move stk.arc "nativePC\rom\wp\w1"
move wan.arc "nativePC\rom\wp\w1"
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Greatsword MAX(上位強化職ウォリアースキル Mod)
バニラ版ではいろいろと 不人気職? の上位強化職ウォリアーのスキルを大きく改造・強化した Greatsword MAX Mod です。
動作環境に dinput8.dll hooks の導入が必須 となっています。
Greatsword MAX では以下の arc ファイルを対象とする Mod と比較的多く競合するので、ARCtool でマージする順序としてはなるべく後回しで適用したほうがよいでしょう。
- game_main.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ)
Greatsword MAX の Mod ファイルは game_main.arc ファイルと、nativePC\rom\sk
と nativePC\rom\wp
フォルダ用の複数の arc ファイルが含まれています。
nativePC\rom\sk
と nativePC\rom\wp
フォルダ用の arc ファイルはゲームインストール先 nativePC フォルダにあるオリジナル同名ファイルとの差し替えで済みますが、game_main.arc ファイルは多数の Mod 競合することになります。
game_main.arc ファイルを使う Mod と共存するには ARCtool で Mod 適用済み game_main.arc ファイルをアンパック・リパックすることになります。
以下、Fluffy Manager 5000 で Mod タイトル用フォルダとインストール用 Mod フォルダの作成およびアンパック・リパック用 game_main.arc ファイルをコピーとする bat スクリプトを用意しました。
ゲームインストール先 DDDA フォルダに以下の bat スクリプトファイルを作成・配置して実行します。Fluffy Manager 5000 用 Mod タイトルフォルダ(Greatsword MAX)を生成して、Mod ファイル配置用の nativePC\rom\sk
と nativePC\rom\wp
フォルダの作成と、アンパック・リパック用 game_main.arc ファイルをフォルダ構成ごとコピーします。
コピーした game_main.arc ファイルを ARCtool でアンパックして game_main フォルダを生成します。
nativePC\rom
フォルダ構成とオリジナル game_main.arc ファイルコピー、nativePC\rom\sk
および nativePC\rom\wp
フォルダ構成生成 bat スクリプト(ゲームインストール先 DDDA フォルダに配置して実行)
echo F | xcopy "nativePC\rom\game_main.arc" "Greatsword MAX\nativePC\rom\game_main.arc"
md "Greatsword MAX\nativePC\rom\sk"
md "Greatsword MAX\nativePC\rom\wp"
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Greatsword MAX に含まれる sk フォルダと wp フォルダを、上の bat スクリプト実行時に生成した nativePC\rom\sk
および nativePC\rom\wp
それぞれ同じフォルダ名に上書き配置します。
オプションで Greatsword MAX に含まれる invisible shield フォルダにある複数の sld0xx.arc ファイルで盾を非表示にできます。
invisible shield フォルダにある sld0xxarc ファイルで非表示にする盾は以下のリスト通りです。sld0xx.arc ファイル別に非表示にする盾が決まっています。
英語・日本語盾名の紐づけについては海外 Dragon's Dogma Wiki にあるシールドリスト(Category:Shields、Category:Magick Shields)のコストや重量情報をもとに、DDDA 攻略&情報まとめ Wiki にある盾情報(武器 - 盾、武器 - 魔道盾)と照らし合わせて判断しています。
上の bat スクリプト実行時に生成した nativePC\rom\wp
フォルダへ Greatsword MAX に含まれる wp フォルダで上書き配置後、nativePC\rom\wp\w2
フォルダがあるのでその中に invisible shield フォルダにある非表示にしたい盾の sld0xx.arc ファイルを配置します。
- sld000.arc - アイアンシールド(Iron Shield)
- sld001.arc - ペルテー(Pelta)
- sld002.arc - ラウンドシールド(Round Shield)
- sld003.arc - 領都の盾(Gran Soren Shield)
- sld004.arc - キメラの紋章の盾(Mark of the Chimera)
- sld005.arc - 光の紋章の盾(Orilux Shield)
- sld006.arc - シャインタルジュ(Lustrous Targe)
- sld007.arc - ティーバイジェット(Sable Sentinel)
- sld008.arc - ドラゴンズシールド(Dragon's Aegis)
- sld009.arc - フェザリーペルテー(Feather-Light Pelta)
- sld010.arc - ティーバイスカード(Scarred Sentinel)
- sld011.arc - ドラゴンズシェル(Dragon's Den)
- sld012.arc - ヘルファング(Hellfang)
- sld013.arc - マスカラーウォール(Brutish Wall)
- sld020.arc - 錆びた盾(Rusted Shield)
- sld030.arc - ラージウッド(Wooden Wall)
Greatsword MAX に含まれる game_main.arc ファイルを ARCtool でアンパックします。
アンパックした game_main フォルダがある階層に以下の bat スクリプトを作成・配置して実行します。
bat スクリプトで生成した Greatsword MAX フォルダに、アンパックした game_main フォルダから game_main\param\pl\other\m_pl000_GSword.ajp
ファイルをコピーします。
echo F | xcopy "game_main\param\pl\other\m_pl000_GSword.ajp" "Greatsword MAX\game_main\param\pl\other\m_pl000_GSword.ajp"
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上の bat スクリプト実行時にコピーした m_pl000_GSword.ajp ファイルを、1番目の bat スクリプト実行時に game_main.arc ファイルをコピーしてアンパックした game_main\param\pl\other
フォルダにある同名ファイルへ上書き、ARCtool で game_main.arc ファイルにリパックします。
アンパックした game_main フォルダを削除して Fluffy Manager 5000 用 Mod インストール用フォルダの完成です。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen - その他 Mod
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen のゲームプレイとは関係ない Mod の紹介とインストール方法です。
PS4 Cinematics(PS4 版フル HD 動画ファイル)
ゲーム内ムービーシーンを PS4 のフル HD に置き換える PS4 Cinematics Mod です。
nativePC\movie
フォルダにあるファイルを差し替えます。
ゲームインストール先 DDDA\nativePC\movie\event
フォルダにある st240ev05_jp.wmv ファイルは日本語版用日本語吹き替え動画ファイルです。PS4 Cinematics には含まれていないためこのシーンは HD 画質のままです。
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen - ワケあり Mod
Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen 用 Mod として内容に問題があったり、複雑な事情で導入が面倒な Mod があったのでその内容だけ紹介します。
ここで紹介する Mod はインストールしていないため動作確認はしていません。海外ではここで紹介する Mod について気になる人が多いためか、書き込みや情報提供が続いているようです。そのため、今後何らかの形でアップデートなどがあるかもしれません。
Gransys Texture Improvement Project(グランシス地方 テクスチャ Mod)
グランシス地方のテクスチャ Mod として Gransys Texture Improvement Project が公開されていましたが、作者のやる気喪失と膨大な作業内容から完成することなく途中で放棄されたままとなっています。
テクスチャ Mod 自体導入することは可能ですが、いくつかの個所でピンク色テクスチャのままとなっているようです。
Nexus Mods の 2021年4月の POSTS(19 April 2021, 4:39PM) に引継ぎを表明していた方がいましたが、2022年9月時点ではその後の音沙汰はありません。
World Difficulty by Lefein(難易度調整・変更 Mod)
敵の出現や強さを変更する大型バランス変更 Mod World Difficulty by Lefein というのが過去に公開されていましたが、2022年9月時点ではすでにダウンロードできなくなっています。
Mod ファイルをなんとかしてダウンロードできないか調べてみたところ reddit にある Discord URL からサーバーに入り、チャンネルからファイルをダウンロードすることができました。
World Difficulty by Lefein のダウンロードファイルが公開されているチャンネルにアクセスするには、参加した Discord 内のカテゴリ SERVER INFO の faqs チャンネルにある 2021年12月19日投稿の画像にまとめられています。
実際にダウンロードした時には画像内容の説明と少し違いがあったので以下補足します。
カテゴリ MOD-RELATED HELP/SUPPORT の mods チャンネルにアクセスして、画面右上にあるスレッドアイコン(#と吹き出しマークが合体)をクリックします。
古いスレッドに「World Difficulty 1.5 by Lefein」が表示されるのでクリックすると、Mod ファイルを公開しているチャンネルに移動するのでここからダウンロードできます。
2022年9月時点では全部で 9 つの Mod ファイルが公開されており、Version update-378-2-0.rar ファイルが Mod 本体ファイルで基本ファイルです。ファイルサイズは一番大きく 4.3 GB あります。
注意点として World Difficulty by Lefein をインストールするタイミングが決まっています。序盤の宿営地でのサイクロプス撃退後もしくはポーン作成後にインストールするように明記されています。
ほかの Mod ファイルのインストールについては REQUIRED か OPTIONAL 扱いとなっています。
REQUIRED 扱いのファイルの中に Steam 版用の Premerged XP.7z ファイルと GOG 版用の GoG EXP Premerge.rar ファイルがあり、両方とも game_main.arc ファイルが含まれています。同じバランス調整用ファイルでプラットフォーム別に対応した Mod なのでどちらかだけ適用することになります。
game_main.arc ファイルは多くの Mod と競合するファイルなので、競合を回避するには Merge Files for EXP Gains REQUIRED-378-2-0-1562155788.rar というマージ用ファイルを使って ARCtool でアンパック・リパックすることになります。
注意点として Merge Files for EXP Gains REQUIRED-378-2-0-1562155788.rar ファイルに含まれる Mod ファイルをマージする際には、ARCtool に含まれる pc-dd-xfs-conversion.bat(pd-dd.bat の内容に引数 -xfs
を追加した bat スクリプト)ファイルで game_main.arc ファイルをアンパック・リパックする必要があります。(参考情報)
- game_main.arc(
DDDA\nativePC\rom
フォルダ)
- Steam 版 Dragon's Dogma: Dark Arisen ゲームプレイ最適化メモ (現在開いているページ)
- Steam 版 MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE ゲームプレイを快適にする Mod 導入方法とゲームシステムメモ
- Steam 版 MONSTER HUNTER WORLD でコントローラーが操作できない場合の対処方法
- Steam 版 MONSTER HUNTER WORLD でデュアルショック 4 コントローラーのタッチパッドとトリガーボタン設定を最適化する方法
- Steam Big Picture モードで設定したコントローラーのアナログスティックが勝手に動く場合の対処法
- PC ゲームが起動しない・安定しない場合に確認と設定したほうがいいかもしれないリスト