NEC 業務用ルーター UNIVERGE IX2215(中古)自宅用ルーター設置メモ
NEC 業務用ルーター UNIVERGE IX2215 を中古で複数台安く入手することができました。
家庭用ルーターとは違い無線 LAN はないですが、性能が高く機能や設定が豊富です。ただ、その分発熱もあるせいか金属筐体で大きく(A4 サイズ)、設置場所の確保や工夫、設置後は契約回線やネットワークにあわせた細かい設定が必要となります。
今回入手したのが付属品なしのルーター本体のみでしたので、この記事ではルーターの稼働およびネットワーク環境構築のために購入・用意したアイテムを紹介します。また、設置場所に応じて工夫したルーター筐体の設置方法についても紹介します。
ルーター本体の初期設定やネットワーク設定については こちら の記事で紹介します。
- NEC 業務用ルーター UNIVERGE IX2215(中古)自宅用ルーター IPv4 設定メモ
- 無線 LAN ルーター NEC Aterm WG2600HP3 ネットワーク設定メモ(NTT 東日本 フレッツ光ネクスト IPv4 環境)
- 宅内 LAN で複数台のルーターを並列接続、デバイスごとに指定したルーター経由でネット接続をするために、バッファローの無線 LAN ルーターを 3台購入しました
- ネットギアの本体無償永久保証 8ポート・5ポート ギガビットスイッチング HUB(ハブ)を購入しました
- 自宅内ネットワーク配線整理のため LAN ケーブル・雷ガードタップ・電源延長ケーブル・ケーブルタップボックスを購入しました
- フレッツ光のひかり電話(光 IP 電話)を申し込んで、ひかり電話ルーターの設置と設定をしてみました
- 自宅内ネットワークの機器構成とケーブル配線図メモ
NEC UNIVERGE IX2215(中古)入手
入手できた UNIVERGE IX2215 の 1台です。
もともとは下位機種の UNIVERGE IX2105 を狙っていたのですが、2022年の9月ごろ?からオークションサイトで UNIVERGE IX2215 の大量出品が開始。
当初はそこそこの落札価格で推移してて出品者の評価状態をチェックしながら様子を見ていたのですが、同じ型番の継続的な出品が続いたおかげか徐々に落札価格が下がり、最終的に送料を含めても 1台当たりお手頃価格で入手することができました。
ただ、付属品が一切ないため初期設定や設置場所の工夫、本稼働させるのに追加分の出費が別途伴います。
家庭用ルーターからの置き換えとして個人や少人数で使う分にはオーバースペックな面がありますが、同じく出品されていた下位機種の UNIVERGE IX2105 と比べて同額相場ということもあり、上位機種であるこちらを選んだ形です。
手に入れたほかの個体もそうですが付属品は一切なく、ゴム足が欠けているものや一部筐体に歪みがあったものの、ほとんど目立った汚れやキズが少ない(多少塗装が剥げてる程度) or 皆無だったので、外観上は中古品とは思えないくらいトータルでみてもかなりきれいなものでした。
大量出品により写真は使いまわしのものだったため、実際に届くまではおみくじ状態でしたが、最終的には動作も問題なく商品状態は当たりのものを引き当てた形となりました。
UNIVERGE IX2215 の背面に一か所ネジ止めされているだけなので、このネジを外すことでかんたんに内部を確認することができます。
通電や本稼働させる前に筐体内のホコリチェックを行いましたが、多少ホコリがうっすらと見える程度であとはまったくと言っていいほど気になる汚れはありませんでした。どこで使われていたものかわかりませんが、かなり良い環境で稼働していたものかもしれません。
電源ケーブル BUFFALO BSACC0620GYA 購入
電源ケーブルが付属していなかったので、UNIVERGE IX2215 本体背面の電源コネクタ の形状にあわせて BUFFALO 電源ケーブル 2m BSACC0620GYA を台数分購入しました。
CableCreation USB コンソールケーブル 1.8m 購入
UNIVERGE IX2215 の初期化および初期設定を PC から行うにはコンソールケーブルが必要です。
基本的に互換品のコンソールケーブルを入手することになり、今回は(商品レビュー上で)動作報告がある CableCreation USB コンソールケーブル 1.8m を選んで購入しました。
CableCreation USB コンソールケーブル 1.8m は FTDI 社の IC(FT232RL)を使っているため、PC に接続した際にドライバのインストールが必要です。
こちらのサイト で紹介されている内容にしたがって PC にドライバのインストールを行いました。
FTDI サイトにある VCP Drivers からドライバをダウンロードします。
今回ダウンロードしてインストールしたドライバは FTDI サイト VCP Drivers の X64 (64-Bit) にある CDM v2.12.36.4 WHQL Certified.zip です。
NEC UNIVERGE IX2215 ルーター筐体縦置き用マグネット・ネジ購入
UNIVERGE IX2215 には専用の縦置きスタンドがありますが、こちらは入手することができなかったので、代用として TRUSCO キャップ付フェライト磁石 丸形穴あり 外径 25.5mm x 厚み 5mm 1個 TFC25RA-1P と ESCO EA949AT-2 M3 x 8mm 鍋頭セムス小ねじ(ステンレス / P=2 / 30本)
を購入しました。
UNIVERGE IX2215 の両側面にネジ穴が 4か所あり、縦置きする場合はネジ穴があるマグネットを 4つまで取り付けられます。ネジは M3 が適合します。
今回入手した複数台のルーターすべてを縦置きにしたかったので、TRUSCO キャップ付フェライト磁石 丸形穴あり 外径 25.5mm x 厚み 5mm 10個 TFC25RA-10P を購入してマグネットの数量を調整しています。
縦置きする理由は限られた設置スペース内に占有面積を最小限にするためと、設置場所が メタルラック ということもあり倒れにくくするためにマグネットを選んでいます。
あと、この時点ではわかりませんでしたが、ルーター稼働後に横置きと縦置きでは内部温度にかなりの違いが出ます。
UNIVERGE IX2215 の両側面には通気孔があるためか、(地面側通気孔を塞がない形で)縦置きにすると温度上昇がかなり抑えられます。一定の温度調節ができない部屋内では、縦置きにしておいたほうが夏場の熱暴走の心配が少なくなるかと思われます。
TRUSCO キャップ付フェライト磁石 丸形穴あり 外径 25.5mm x 厚み 5mm 1個 TFC25RA-1P の穴に ESCO EA949AT-2 M3 x 8mm 鍋頭セムス小ねじ(ステンレス / P=2 / 30本)
を挿入したところです。
UNIVERGE IX2215 のネジ穴に ESCO EA949AT-2 M3 x 8mm 鍋頭セムス小ねじ(ステンレス / P=2 / 30本) を使って TRUSCO キャップ付フェライト磁石 丸形穴あり 外径 25.5mm x 厚み 5mm 1個 TFC25RA-1P
を固定したところです。
メタルラックで縦置きする場合は通気孔が塞がる心配はありませんが、通気孔を塞いでしまうような場所で縦置きする場合は、こういったもので地面とのすき間を確保したほうが良いかもしれません。
プラスチックケースに個包装された TRUSCO キャップ付フェライト磁石 丸形穴あり 外径 25.5mm x 厚み 5mm 1個 TFC25RA-1P と違い、TRUSCO キャップ付フェライト磁石 丸形穴あり 外径 25.5mm x 厚み 5mm 10個 TFC25RA-10P
は磁力ですべてくっついた状態で梱包されて届きます。
この状態でマグネットを 1個ずつ取り出すのは結構大変で、下手をすればマグネット同士離すことができません。
その場合は机などのなにか硬いところの角にマグネットを当てたまま、残りのマグネットを押し出すことで、マグネットをスライドさせて離すことができます。
上の画像はたまたま所持していたアルミサイコロでマグネットを離したところです。
くっついているマグネットの数が多ければ硬いところの角でスライドさせることで取り外せますが、2つのマグネットが連結している状態だとうまくいきません。
このような場合はマグネットを固いところの角に当てた状態で、残りのマグネットにゴムハンマーで軽く叩くことで離すことができます。
NEC UNIVERGE IX2215 ルーター筐体通気孔 簡易防水対策アイテム購入
UNIVERGE IX2215 を縦置きにした場合、通気孔が上に向く形となるため、万が一液体が筐体にかかってしまったときに内部に侵入する恐れがあります。
可能性としては低いですがそういった考えられるリスクをなくすため、簡易的にですが通気孔を確保した防水対策をしておきます。
WAKI 粘着ソフトクッション 丸型 15.9mm 4個入 透明タイプ CN-011 です。
上に向いている通気孔側に 粘着ソフトクッション を貼り付けて通気孔を確保しつつ、その上に板状のものを置き液体の直接侵入を防止します。
いろんなサイズのソフトクッションがありますが、通気孔のすき間をできるだけ確保するため、高さがあるソフトクッション(CN-011 の高さは 10.1mm)を選んでいます。
通気孔側に貼り付けた 粘着ソフトクッション に設置する スチール複合板
です。
複数台の UNIVERGE IX2215 を縦置きして密着させれば、A4 サイズの板で通気孔 4台分まで一応カバーできます。
NEC UNIVERGE IX2215 - LINE(RJ-11 6P2C)未使用ポートコネクタキャップ購入
UNIVERGE IX2215 の LINE(RJ-11 6P2C)ポートは使うことがないため、ホコリ侵入防止用に テクノベインズ モジュラージャックコネクタキャップ(RJ11(6極), RJ12, RJ14, RJ25) 6個入り RJ11CAPK-B1-6 を購入して塞いでおくことにします。(参考情報)
上の画像は CONSOLE ポートおよび LAN(RJ-45)、USB ポート、S/T ポート(LINE ポートの左側)、LINE(RJ-11 6P2C)ポートを手持ちのコネクタキャップを使って塞いだところです。
UNIVERGE IX2215 のポート数の内訳は以下の通りです。
- CONSOLE ポート数 ・・・ 1
- LAN(RJ-45)ポート数 ・・・ 10(GE0 ポート ・・・ 1、GE1 ポート ・・・ 1、GE2(SW-HUB)ポート ・・・ 8)
- USB ポート数 ・・・ 1
- S/T ポート(LINE ポートの左側)数 ・・・ 1
- LINE(RJ-11 6P2C)ポート数 ・・・ 1
このうち CONSOLE ポートと S/T ポートには LAN(RJ-45)ポート用のコネクタキャップを物理的に挿入できます。そのため、LAN(RJ-45)ポート用コネクタキャップが 12個あれば LAN(RJ-45)ポート・CONSOLE ポート・S/T ポートすべて塞ぐことができます。
ただ、GE0(GE1)ポートおよび GE2(SW-HUB)ポートの 2ポート分は LAN ケーブルでインターネット接続する必要があるので、LAN(RJ-45)ポート用コネクタキャップは 10個あれば十分ということになります。
LINE ポート以外のコネクタキャップを購入するとしたら、LAN ポートなら monofive の 12個入りの RJ45 LAN 端子用保護カバー MF-TRJ45-MT12 あたりが、USB ポートなら サンワサプライの USB コネクタキャップ TK-UCAP(6個入) か、Ainex のコネクタカバーセット DC-101B あたりが候補になるでしょう。
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- Bフレッツ ベーシックタイプ(100Mbps)から、フレッツ光ネクスト ギガラインタイプ(1Gbps)へ契約変更しました
- サービス情報サイト(NGN IPv4)からフレッツ光メンバーズクラブを登録してみました
- フレッツ光メンバーズクラブで認証キーの発行・登録をしてみました
- フレッツ・セッションプラスを申し込んでみました
- 1Gbps インターネット回線に変更後、自宅内ネットワーク環境一新のため購入したものリスト
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