PC ゲーム Home is Where One Starts... 日本語化メモ
PC ゲーム Home is Where One Starts... 日本語化メモです。
PC ゲーム Home is Where One Starts... 日本語化情報
Steam 版 Home is Where One Starts... の日本語化ファイルは ゲーム廃兵院さんのサイトで公開 されています。
PC ゲーム Home is Where One Starts... 日本語化手順
今回、日本語化の動作確認するためにインストールした Steam 版 Home is Where One Starts... です。
Steam 版 Home is Where One Starts... のインストール先フォルダを開きたい場合、Steam ライブラリからプロパティ画面を開き、ローカルファイルを閲覧をクリックすることでインストール先フォルダにすぐにアクセスできます。
Home is Where One Starts... 日本語化ファイルをダウンロード して、展開・解凍します。
ダウンロードした Home is Where One Starts... 日本語化ファイル に含まれている HomeSubtitles.xml ファイルをコピーします。
Steam 版 The Guest の Home is Where One Starts\HomeStarts_Data\StreamingAssets
フォルダにある HomeSubtitles.xml を、Home is Where One Starts... 日本語化ファイル の HomeSubtitles.xml ファイルに差し替えます。
Steam 版 Home is Where One Starts... を起動して日本語化されているかどうか確認します。
Home is Where One Starts... 日本語化後のスクリーンショットを公開します。以下、クリックすると Home is Where One Starts... のスクリーンショットが開きます。
PC ゲーム Home is Where One Starts... 日本語化ファイル - モノローグ字幕表示方法
Home is Where One Starts... 日本語化ファイルを導入 した場合、ゲーム開始時に表示されるモノローグ字幕が表示されないという仕様がありますが、こちらで修正したところモノローグ字幕を表示することができたのでその方法を紹介します。
Home is Where One Starts... 日本語化ファイルに含まれる HomeSubtitles.xml をテキストエディタで開きます。
下記のように HomeSubtitles.xml ファイルの 7~8 行目にあるタグに何も入力されていない状態になっています。
<subtitle id="start" duration="1" style="default">
</subtitle>
HomeSubtitles.xml ファイルの 7~8 行目のタグを削除して、以下の日本語字幕入りタグに書き換えて保存します。
タグは英語版 HomeSubtitles.xml ファイルからコピー、字幕内容は Home is Where One Starts... 日本語化ファイル に同梱されている 最初のモノローグ.txt の内容と同じです。
<subtitle id="start" duration="10.5" style="default">あの日の朝を忘れることはないだろう。スクールバスには乗り遅れたけど、でも……とにかく、私はそこに立っていて……鳥たちを見上げ、うらやんでいた。</subtitle>
ゲームを起動してナレーターのしゃべりと同時に字幕が表示されたら成功です。
ゲーム初回インストール初起動の場合は表示されないかもしれないので、ESC キーからオプションを開き Subtitles: を Yes に変更していったんゲームを終了、再度ゲームを起動すれば字幕が表示されるはずです。
PC ゲーム Home is Where One Starts... インターフェイス日本語化ファイル公開
Home is Where One Starts... 日本語化ファイル は字幕の日本語化のみでそれ以外の部分は英語のままです。
ファイルをアンパックして調べたところ、書き換えることで日本語に表示することができたので、インターフェイス部分を日本語化した Home is Where One Starts... level0、level1 インターフェイス日本語化ファイル UnityEX インポート用 2021年8月25日版(Home_is_Where_One_Starts-UnityEX-level0-level1-Interface-JP-202108025-01.7z) を公開します。
インストール方法は Home_is_Where_One_Starts-UnityEX-level0-level1-Interface-JP-202108025-01.7z に含まれる Unity_Assets_Files フォルダをインストール先 HomeStarts_Data フォルダに配置します。
UnityEX で HomeStarts_Data フォルダにある level0 ファイルを開き、Import files ボタンをクリックして Unity_Assets_Files フォルダのファイルをインポートします。
level0 ファイルも同じ手順で UnityEX で開きインポートします。
以下、Steam 版 Home is Where One Starts... のインターフェイス部分を日本語化したスクリーンショットを公開します。
ゲーム内容にそった翻訳内容であるかは自信がないのでご自分で内容を修正したい場合は、この後にファイルリストの列挙と修正方法を紹介します。
UABEA(UABEAvalonia) を使ってインターフェイス部分を同じように日本語化する Home is Where One Starts... level0、level1 インターフェイス日本語化ファイル UABEA インポート用 2021年8月25日版(Home_is_Where_One_Starts-UABEA-level0-level1-Interface-JP-202108025-01.7z) も公開します。
UABEA(UABEAvalonia) のインポート方法については こちらの記事 を参照してください。txt ファイルを一つずつインポートする方法のため、通常の日本語化作業では上で紹介した UnityEX のほうが楽です。
ちなみに UABE(Unity Assets Bundle Extractor) 2.2 stable d では必要なファイルをエクスポートできなかっため今回使用していません。
以下、今回日本語化した level0 および level1 ファイルに格納されているインターフェイステキスト(英語および日本語化した内容)があるファイルリストをまとめました。
- Unnamed asset-level0-208.txt(#208:level0_00001.-8)
- (英)This is a short experience that can be played in one sitting.\nGame saves are not supported.
- (日)本作は、一度にプレイできる短い体験版です。\nゲームセーブには対応していません。
- Unnamed asset-level0-212.txt(#212:level0_00002.-8)
- (英)Loading...
- (日)ロード中・・・
- Unnamed asset-level0-224.txt(#224:level0_00003.-8)
- (英)Press Any Key to Begin
- (日)いずれかのキーを押して開始
- ※ 後ろの文字が表示されないため txt ファイル 28行目 int m_FontSize = 32(バイナリ
20 00 00 00
) → 28(バイナリ1C 00 00 00
) にフォントサイズ変更
- Unnamed asset-level1-8764.txt(#8764:level1_00001.-28)
- (英)Run\n
- (日)走る\n
- Unnamed asset-level1-8765.txt(#8765:level1_00005.-33)
- (英) of 8 memories found
- (日) / 8 個の思いでをみつけた
- Unnamed asset-level1-8775.txt(#8775:level1_00008.-33)
- (英) of 8 memories found
- (日) / 8 個の思いでをみつけた
- ※ 2か所修正
- Unnamed asset-level1-8779.txt(#8779:level1_00003.-28)
- (英)Return to Game
- (日)ゲームに戻る
- Unnamed asset-level1-8823.txt(#8823:level1_00005.-28)
- (英)Are you sure?
- (日)よろしいですか?
- Unnamed asset-level1-8849.txt(#8849:level1_00008.-28)
- (英)Zoom camera
- (日)ズームカメラ
- Unnamed asset-level1-8852.txt(#8852:level1_00009.-28)
- (英)Subtitles:\n
- (日)字幕:\n
- Unnamed asset-level1-8856.txt(#8856:level1_00010.-28)
- (英)Quality Level:
- (日)品質レベル:
- Unnamed asset-level1-8861.txt(#8861:level1_00011.-28)
- (英)Move
- (日)移動
- Unnamed asset-level1-8862.txt(#8862:level1_00012.-28)
- (英)Camera sensitivity:
- (日)カメラ感度:
- Unnamed asset-level1-8874.txt(#8874:level1_00013.-28)
- (英)or
- (日)か
- Unnamed asset-level1-8878.txt(#8878:level1_00014.-28)
- (英)Interact
- (日)インタラクト
- Unnamed asset-level1-8894.txt(#8894:level1_00018.-28)
- (英)Secret memory found!
- (日)秘密の思いでをみつけた!
- Unnamed asset-level1-8895.txt(#8895:level1_00019.-28)
- (英)Windowed:
- (日)ウィンドウ:
- Unnamed asset-level1-8901.txt(#8901:level1_00020.-28)
- (英)Resolution:
- (日)解像度:
- Unnamed asset-level1-8919.txt(#8919:level1_00021.-28)
- (英)Invert Y-Axis:\n
- (日)Y 軸反転:\n
- Unnamed asset-level1-8939.txt(#8939:level1_00085.-33)
- (英) / 17 Items Held
- (日) / 17 個 手に取った
- ※ 2か所修正
- Unnamed asset-level1-8953.txt(#8953:level1_00024.-28)
- (英)Find the 8 memories
- (日)8 つの思いでをみつける
- Unnamed asset-level1-8964.txt(#8964:level1_00025.-28)
- (英)Exit Game
- (日)ゲーム終了
上記ファイルリストのテキスト内容を翻訳・修正したい場合は、UABEA(UABEAvalonia) の txt ファイルはテキストエディタで、UnityEX のファイルはバイナリエディタで 4 バイトまるめ に従って書き換えます。
以下、インターフェイステキスト編集に関する注意・制限事項です。
字幕と違いインターフェイステキストは、文字数が多いと途中で文字表示が切れてしまいます。その場合は文字数を減らすかフォントサイズ(txt ファイルなら int m_FontSize の値)を小さくするかで対応することになります。
ゲーム内設定で Yes No の選択肢がありますが、複数のファイルでこの選択肢が存在する上に、一部別のテキストに切り替えることができなかったところがあり、さらに数文字程度で文字が切れてしまうことがあったので、統一のため Yes No のままにしています。
level1~.-33 ファイルは同じテキストが 2か所ありますが、2つ目だけ書き換えればゲーム内テキストに反映されるようです。1つ目だけでは変更されませんでした。今回は念のため 2か所ともテキスト変更していますが、両方とも変更が必要なのかは不明です。
こちらの画像は AssetStudio で HomeStarts_Data フォルダにある sharedassets1.assets ファイルを開いた際に、Assets List から credit で検索したときに見つけたテクスチャファイル一覧です。
ゲームクリア後に表示されるクレジット内容ですが、すべてテクスチャファイルとなっているためテキスト編集はできません。この部分も日本語化したい場合は画像編集ソフトを使った加工が必要になります。
- Epic 版 The Fall(Unity 2020.2.2f1)日本語化メモ → Epic 版 The Fall(Unity 2020.2.2f1)日本語化手順 - Epic 版 The Fall(Unity 2020.2.2f1)日本語化 Mod インストール方法
- Epic 版 The Fall(Unity 2020.2.2f1)日本語化メモ → Epic 版 The Fall(Unity 2020.2.2f1) - UnityEX 用日本語化 Mod ファイル the_fall_jp_conv_20151228.zip → UABEA 用日本語化 Mod ファイル変換方法 - Epic 版 The Fall(Unity 2020.2.2f1) UABEA 用英語 → 日本語テキストファイル置換方法
- PC ゲーム AI War: Fleet Command で日本語を表示する方法 → PC ゲーム AI War: Fleet Command フォント解析内容 - AI War: Fleet Command - font_raw ファイル解析およびバイナリエディタ FavBinEdit ウォッチデータ作成方法
PC ゲーム Home is Where One Starts... フォント変更方法
PC ゲーム Steam 版 Home is Where One Starts... はデフォルトで日本語表示に対応していますが、別のフォントファイルに変更することができます。
ゲーム内すべてのフォントを変更したい場合は ttf フォントファイル差し替え(sharedassets0.assets) と Arial.font_raw フォントファイル書き換え(unity default resources - Arial.font_raw) を行う必要があります。
このうち font_raw フォントファイルはバイナリエディタでバイナリデータを書き換えることになるので手間がかかる内容となっています。
Home is Where One Starts... - ttf フォントファイル差し替え(sharedassets0.assets)
Steam 版 Home is Where One Starts... の sharedassets0.assets ファイルに含まれる ttf フォントファイルをエクスポートして別のフォントに差し替えます。
Steam 版 Home is Where One Starts... インストール先 The Hat Man_Data フォルダにある sharedassets0.assets ファイルを UnityEX で開きます。
sharedassets0.assets ファイル # 列番号 157 にある GOUDOS.font_raw フォントファイルをエクスポート(Export with convert or Raw)します。
HomeStarts_Data\Unity_Assets_Files\sharedassets0\Fonts
フォルダにエクスポートされた GOUDOS.ttf フォントファイルです。
HomeStarts_Data\Unity_Assets_Files\sharedassets0\Fonts
フォルダに使いたいフォントを配置・オリジナルの GOUDOS.ttf ファイル名に変更したら、UnityEX で sharedassets0.assets ファイルを開き Import files を実行してインポートします。
以下、GOUDOS.ttf フォントファイルを 源暎フォント - さつき源代明朝(SatsukiGendaiMincho-M.ttf) に差し替えたスクリーンショットを公開します。
この時点ではゲーム内に表示される吹き替え字幕フォントは変更されません。次に説明する font_raw フォント変更 も行う必要があります。
Home is Where One Starts... - Arial.font_raw フォントファイル書き換え(unity default resources - Arial.font_raw)
Steam 版 Home is Where One Starts... の unity default resources ファイルに含まれる font_raw フォントファイルをエクスポートして、バイナリエディタで別のフォントのバイナリデータに書き換えます。
Steam 版 Home is Where One Starts... インストール先 The Hat Man_Data\Resources
フォルダにある unity default resources ファイルを UnityEX で開きます。
unity default resources ファイル # 列番号 7 にある Arial.font_raw をエクスポートします。
HomeStarts_Data\Resources\Unity_Assets_Files\unity default resources
フォルダにエクスポートされた Arial.font_raw フォントファイルです。
エクスポートした Arial.font_raw フォントファイルを バイナリエディタ FavBinEdit で開きます。
こちらで作成した Home is Where One Starts... - Arial.font_raw フォントファイル用ウォッチデータ Arial.font_raw.FavBinEdit-W をダウンロードして、バイナリエディタ FavBinEdit でウォッチデータを読み込むと上の画像のよう開きます。(ウォッチデータ作成方法については こちらの記事 参照)
ウォッチデータを開くことでどの位置のバイナリデータを追加・削除・書き換えればいいのかわかるようにしてあります。font_raw ファイルのバイナリデータ書き換え方法については こちらの記事 を参考にしてください。
ここでは各ウォッチデータの先頭に目印を入れています。* ~ があるものが書き換え or 削除対象、@ ~ は前後のウォッチデータ特定のため目印としてマークしたもので変更はありません。
ウォッチデータ * map m_KerningValues Array Array int size をすべて 00 00 00 00
に書き換えて、ウォッチデータ * KerningValues はすべて削除します。
ウォッチデータ * vector m_FontData Array Array int size に追加したい ttf フォントデータのファイルサイズを 16進数リトルエンディアンで書き換えて、その後ろに ttf フォントのバイナリデータを追加(挿入)します。(ウォッチデータ @ float m_Ascent の直前にttf フォントバイナリデータがある形にする )
Arial.font_raw ファイルのバイナリデータ書き換え後、UnityEX で unity default resources ファイルを開き Import files を実行してインポートします。
サンプルとしてこちらで作成した The Hat Man: Shadow Ward - 源暎アンチック(GenEiAntiqueNv5-M.ttf)バイナリデータ書き換え Arial.font_raw フォントファイル を公開します。
HomeStarts_Data\Resources\Unity_Assets_Files\unity default resources
フォルダに Arial.font_raw ファイルを配置して、UnityEX で unity default resources ファイルを開き Import files を実行してインポートすることでフォントを変更できるようにしています。
以下、Arial.font_raw フォントファイルを 源暎フォント - 源暎アンチック(GenEiAntiqueNv5-M.ttf) に書き換えたスクリーンショットを公開します。
- PC ゲーム The Hat Man: Shadow Ward 日本語化メモ → PC ゲーム The Hat Man: Shadow Ward フォント変更方法 - The Hat Man: Shadow Ward - Arial.font_raw フォントファイル書き換え(unity default resources - Arial.font_raw)
- PC ゲーム AI War: Fleet Command で日本語を表示する方法 → PC ゲーム AI War: Fleet Command 日本語フォント追加方法 - AI War: Fleet Command の font_raw ファイルをバイナリエディタ(FavBinEdit)を使ってフォントデータ追加・書き換え
- PC ゲーム AI War: Fleet Command で日本語を表示する方法 → PC ゲーム AI War: Fleet Command フォント解析内容 - AI War: Fleet Command - font_raw ファイル解析およびバイナリエディタ FavBinEdit ウォッチデータ作成方法
PC ゲーム Home is Where One Starts... ボーダーレスウィンドウモード起動方法
Steam 版 Home is Where One Starts... のゲーム内設定画面ではウィンドウモードのオン・オフ切り替え設定がありますが、ボーダーレスウィンドウモードの設定はありません。
Steam 版 Home is Where One Starts... の場合、Steam ライブラリからプロパティ画面を開き、一般にある起動オプションに -popupwindow を入力することでボーダーレスウィンドウモードで起動することができます。