Windows 7 カスタマイズ作業メモをまとめてみました

2013年10月26日
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本ブログで組み立てた自作 PC について、Windows 7 OS のインストール・設定、各種アプリケーションやフリーソフト・ゲームなどのインストール作業を一通り終えることができました。

今回の記事ではインストールした Windows 7 OS を最適化・使いやすくするためにカスタマイズした内容をまとめてみました。すでにいろんなサイトで設定方法が公開してあるので、ここで紹介する内容のほとんどはカスタマイズ時に参考になったリンク先の紹介がメインです。

参考サイト先の情報をもとにカスタマイズしてますが、PC 環境によってはパフォーマンスチューニングについては効果がないもの、かえって性能が悪化するもの、すでにアップデートなどで修正済みで情報が古かったり、チューニング内容が間違っている可能性のものがあるかもしれません。

一部のカスタマイズにはレジストリを追加・変更・削除するものがありますので、最悪の場合 OS が起動しなくなる恐れがあります。OS をカスタマイズする前には必ず バックアップと復元方法 を確認した上で作業してください。

レジストリ編集は Registry Finder が便利です。アドレスバーから直接アクセスできたり、履歴の保存、細かい検索機能などがあるので、Windows 標準レジストリエディタより使い勝手がよくおすすめです。

Windows 7 カスタマイズ作業メモをまとめてみました

Windows 7 インターフェースカスタマイズ設定

Windows 7 のインターフェースカスタマイズメモです。基本的に以前使っていた Windows XP になるべく近づけるようにデスクトップ環境に設定します。

タスクバーとスタートメニューのカスタマイズ

「タスクバーと [ スタート ] メニューのプロパティ」 画面を開き、タスクバーとスタートメニューをカスタマイズします。

ユーザーインターフェースを Windows XP に近づける設定

ユーザーインターフェースをなるべく Windows XP に近づけるための設定です。

デスクトップにアイコンを表示する

Windows XP と同じようなデスクトップ環境にしたかったので、デスクトップにアイコンを表示するように設定します。

タスクバーのアイコンを小さくする

タスクバーに表示できる情報量を増やすため、アイコンを小さくするように設定します。

Aero スナップ機能を無効

Aero スナップ機能は使わないので無効にします。

Aero プレビューを無効

Aero プレビュー機能はいらないので無効にします。

ライブサムネイルを非表示

ライブサムネイル(タスクバーのボタンにマウスオーバーするとウィンドウ内容がサムネイル表示)を非表示します。無効化にはできないようで、表示するまでの時間を長くする方法しかないようです。

レジストリ ExtendedUIHoverTime を作成して、ライブサムネイルが表示されるまでの時間(ミリ秒単位(ms))を入力します。

タスクバーアイコン点滅の無効

タスクバーのアイコン点滅を無効化したい場合は、レジストリ ForegroundFlashCount の値を 1 に、ForegroundLockTimeout の値を 0 に変更します。

このレジストリ変更をした場合、バックグラウンドで動作するアプリケーションが最前面に表示することがあるので、変更後に今までと違う挙動をするかどうか確認したほうがいいかもしれません。

ポップアップヒント非表示

レジストリで各種ポップアップヒントを非表示にします。

Windows 標準背景を変更

Windows の標準背景の白から、目に優しい背景色に色を変更します。

キーボード固定キー機能を無効

キーボードの Shift キーを 5回押すと 「固定キー機能を有効にしますか?」 というメッセージが表示されるので、その設定を無効化します。

ドライブレター表示位置変更

ドライブレターを先頭に表示して、ドライブレター順に並び替えできるようにします。

レジストリ ShowDriveLettersFirst を新規作成して値を 4 にします。

右クリックでハードウェアの安全な取り外し表示

レジストリ操作で右クリックしたときのメニューに 「ハードウェアの安全な取り外し」 を表示するようにします。

作成したショートカットに 「ショートカット」 という名前を自動で付けない

ショートカット作成時に名前に自動で 「ショートカット」 が入らないようにします。

レジストリ link の値の先頭 2ケタを 00 に変更します。

右クリック 「送る」 削除

右クリックの 「送る」 をレジストリ操作で削除します。

レジストリ NoSendToMenu を作成して値を 1 にします。

右クリック 「ライブラリに追加」 削除

右クリックの 「ライブラリに追加」 をレジストリ操作で削除します。

レジストリで Library Location ごと削除します。

右クリック - 新規作成メニューにある不要な項目を非表示

右クリックに表示される 新規作成 メニューにある不要な項目をレジストリで非表示にできます。

Windows 7 システムカスタマイズ設定

Windows 7 のシステムカスタマイズメモです。不要な機能を無効にしつつ、使い勝手が損なわれないようにします。

ユーザー・アカウント制御(UAC)の無効

インストールやプログラムの実行などで弊害が出た場合は、ユーザー・アカウント制御(UAC)を無効にします。

ユーザー・アカウント制御(UAC)の無効化はセキュリティ上好ましくないので、基本的には有効化しておきます。

隠しファイル・フォルダ・システムファイルを表示

Windows やゲームなどのカスタマイズに必要なファイル・フォルダが隠し扱いになっていることがあり、探しても見つからないことがあります。

フォルダーオプションから隠しファイルやシステムファイルを表示するように設定します。

自動ログオン

Windows OS 起動時のパスワード入力は面倒なので、自動ログオンするように設定します。

ドライブレター変更

各種ストレージや光学ドライブなどのドライブレターは自動的に割り当てられますが、管理上わかりやすくするためにあらかじめ決めているドライブレターに変更・設定します。

Windows Search インデックス作成を無効

インデックスの作成を無効にして、Windows XP 時代のファイル検索方法に戻します。私の PC 環境では普段のファイル検索用にファイル検索ソフト 「Locate32」 を使用しています。

エクスプローラーの検索履歴削除・無効

エクスプローラーからの検索履歴は残らないようにするため、履歴削除・無効にします。

ネットワークのメディア機器非表示

ネットワークでメディア機器を使う予定はないので、設定で非表示にします。

自動デフラグ無効

自動デフラグは使わないのであらかじめ停止します。

エクスプローラー・デスクトップのファイル・フォルダ自動更新

エクスプローラーやフォルダの一覧が更新されないことがあるので、レジストリ操作を行い設定します。

レジストリ NoSimpleNetIDList を作成して値を 1 にします。

時刻同期設定と NTP サーバーの変更

時刻同期間隔の変更と、デフォルトで設定されている NTP サーバーを変更します。

Windows Anytime Upgrade 機能を無効

Windows Anytime Upgrade 機能を無効にします。

Windows ライセンス認証

OS インストール後、ライセンス認証を済ませておきます。

デバイスのインストール設定

トラブルを未然に防ぐため、基本的にはドライバの自動インストールは行わないようして設定しておきます。

ただし、Windows Update からでしか入れられないようなドライバなどもあるので、その際は都度設定を変更してインストールできるようにします。

Windows Update 自動インストール無効

Windows Update の 重要な更新プログラム では 更新プログラムを確認しない(推奨されません) にします。手動で Windows Update の確認とインストールをするようにします。

更新プログラムの中には不具合があるため、情報収集したのちに問題がないことを確認してからインストールするようにしています。

Windows Update 更新プログラム非表示

あらかじめ不要だとわかっている Windows Update の更新プログラムは、手動で非表示にするようにします。

ユーザー・システム環境変数(TEMP、TMP)の削除と変更

ユーザー環境変数の削除とシステム環境変数を別のドライブに変更します。(C ドライブ肥大化防止のため)

Microsoft エラー報告機能の無効

Microsoft へのエラー報告機能を無効化します。

プログラム互換性アシスタントの無効

インストーラーやプログラムによっては終了後に 「プログラム互換性アシスタント」 画面で、「このプログラムは正しくインストールされなかった可能性があります」 と表示されることがあります。

これを表示されないようにするためには、サービスから Program Compatibility Assistant Service を開いて停止して、スタートアップの種類を無効にします。

8.3 形式ファイル名の無効

8.3 形式ファイル名を無効にするため、レジストリ NtfsDisable8dot3NameCreation の値を 1 (無効) に設定します。

最近使ったファイル履歴を残さない

最近使ったファイル履歴を残さないようにします。

グループポリシーから設定するか、レジストリ NoRecentDocsHistory の値を 1 にします。

最近使ったファイル履歴の削除

終了時に最近使ったファイル履歴を削除します。

グループポリシーから設定するか、レジストリ ClearRecentDocsOnExit の値を 1 にします。

デバイス自動実行機能無効化

デバイスの自動実行機能をレジストリから無効化して、意図しない挙動を防止します。

ディスク領域不足メッセージオフ

ディスク領域不足メッセージをオフします。

レジストリ NoLowDiskSpaceChecks の値を 1 にします。

ショートカットチェック機能を無効

ショートカット先が見つからない場合の追跡やリンク監視などの機能を無効化します。

レジストリ NoResolveTrackNoResolveSearchLinkResolveIgnoreLinkInfo を追加して値を 1 にします。

「Web サービスを使用して正しいプログラムを探す」 を無効

関連付けされていない拡張子を開いたときに表示される 「Web サービスを使用して正しいプログラムを探す」 をレジストリ操作で無効化します。

レジストリ NoInternetOpenWith を作成して値を 1 にします。

無効化後は 「ファイルを開くプログラムの選択」 画面がすぐ表示されます。

エクスプローラを別プロセスで実行

Explorer.exe がハングアップしても、他のエクスプローラに影響がないようにするため、エクスプローラを別プロセスで実行するように設定します。

フォルダオプションの 「別のプロセスでフォルダウィンドウを開く」 にチェック(もしくはレジストリ SeparateProcess を作成して値を 1 にする)して、レジストリ DesktopProcess を作成して値を 1 にします。

アイコンキャッシュサイズ設定

アイコンキャッシュサイズをレジストリで増やします。

レジストリで文字列値(REG_SZ) Max Cached Icons を作成して値を 40968192 に設定します。

管理するフォルダ情報数を設定

レジストリで管理するフォルダ情報数を増やします。

レジストリのサブキーを削除、再作成を行い、作成したレジストリサブキーに BagMRU Size を作成して値を 5000 にします。

オフラインファイルの無効化

オフラインファイル機能を無効化します。

Windows 7 ネットワークチューニング設定

Windows 7 のデフォルトのネットワーク設定と、ハードウェアのネットワークカードドライバのデフォルト設定にはいろいろと問題があるので、チューニング設定がほぼ必須です。ただ、設定する項目が非常に多く、折角あれこれ変更しても結果があまり変わらなかったり、かえって悪化することがあります。また、Windows アップデートや最新版ドライバで改善した点がある可能性もあります。

ネットワーク機器の性能や OS・ドライバなどのハードウェアとソフトウェア、国内 or 国外への接続先までの距離・地域、契約回線の種類や回線混雑状況など様々な条件下で最適と思われる設定をしても、実際に効果があるのかどうか判断できるのか難しいところでしょう。

ネット上ではすでにたくさんの OS・ドライバのネットワークチューニング情報がありますが、一気にネットワーク設定を変更するのは待って、まずはデフォルトの状態で使ってみる。その後、必要だと思われる設定を少しずつ変更して様子をみていったほうがいいかもしれません。

TCP Optimizer を使えばレジストリやコマンド入力することなく、かんたんにネットワークチューニング設定ができます。このソフトはネットワークチューニングにかかわる設定をまとめて変更できますし、バックアップも復元も OS デフォルト設定もできるようです。設定する項目があらかじめ決まっていたり頻繁に変更したいのであれば、こちらのツールを使ったほうが楽でしょう

以下、この記事で紹介する内容は IPv4 ギガビット・イーサネット(1Gbps)環境の有線 LAN での設定例です。IPv6 は使用していません。

関連記事

ネットワークアダプター設定

ネットワークアダプター(ネットワークカード)のパフォーマンス設定します。

以下、デフォルト設定からの変更例です。使用しているネットワークアダプターは Intel Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT、ドライバは最新版 Intel Ethernet Connections CD インストールしています。

レジストリ操作 により以下の各オフロード設定をまとめて無効化することもできます。(参考サイト

電力管理タブ - 設定変更例
  • 節電オプションのリンク速度を落とすのチェックマークをすべて外す
  • Wake on LAN を使わないのならチェックマークをすべて外す
詳細設定タブ - 設定変更
  • オフロードのオプション
    • IPv4 チェックサムのオフロード ・・・ オフ
    • TCP チェックサムのオフロード(IPv4) ・・・ オフ
    • TCP チェックサムのオフロード(IPv6) ・・・ オフ
    • UDP チェックサムのオフロード(IPv4) ・・・ オフ
    • UDP チェックサムのオフロード(IPv6) ・・・ オフ
  • パフォーマンスのオプション
    • 割り込み加減率 ・・・ オフ
    • 受信バッファー ・・・ 2048 (最大値)
    • 送信バッファー ・・・ 2048 (最大値)
  • リンク・ステート・イベントのログ ・・・ オフ (関連記事
  • リンクを待機 ・・・ オン (関連記事
  • 割り込み加減 ・・・ オフ
  • 受信側スケーリング ・・・ オフ
  • 大量送信オフロード V2 (IPv4) ・・・ オフ
  • 大量送信オフロード V2 (IPv6) ・・・ オフ
  • 優先 / VLAN ・・・ 優先 / VLAN 無効

オフロード無効化

レジストリでネットワークのオフロード処理をオフに設定します。

ネットワークアダプターのプロパティ ではオフロードに関する設定を個別に無効化できますが、レジストリ DisableTaskOffload を作成して値を 1 にするとまとめて無効化できます。

SNP 無効化と TCP グローバルパラメーター設定

コマンドプロンプト netsh int tcp show global を実行すると設定一覧が表示されます。この中にある SNPReceive-Side ScalingChimney オフロードNetDMA) を無効化します。

環境によっては 「受信ウィンドウ自動チューニングレベル」、「アドオン輻輳制御プロバイダー」、「RFC 1323 タイムスタンプ」 をデフォルト設定から変更することで、ネットワークがさらに安定・改善するかもしれませんが、逆効果になる可能性もあります。

SNP 無効化と TCP グローバルパラメーター設定例一覧
  • Receive-Side Scaling 状態 ・・・ disabled
    • コマンドプロンプトで netsh int tcp set global rss=disabled 実行
  • Chimney オフロード状態 ・・・ disabled
    • コマンドプロンプトで netsh int tcp set global chimney=disabled 実行
  • NetDMA 状態 ・・・ disabled
    • コマンドプロンプトで netsh int tcp set global netdma=disabled 実行
    • またはレジストリ EnableTCPA の値を 0 に設定
  • 受信ウィンドウ自動チューニング レベル ・・・ highlyrestricted
    • コマンドプロンプトで netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted 実行
  • アドオン輻輳制御プロバイダー ・・・ ctcp
    • コマンドプロンプトで netsh int tcp set global congestionprovider=ctcp 実行
  • RFC 1323 タイムスタンプ ・・・ enabled
    • コマンドプロンプトで netsh int tcp set global timestamps=enabled 実行
    • またはレジストリ Tcp1323Opts の値を 3 に設定

MTU 最適値設定

MTU の最適値を調べて設定します。

契約回線・プロバイダーによって MTU が異なります。フレッツ光ネクスト(東日本) IPv4 通信の場合は MTU 1454 です。ping コマンドを使うことで調べることもできます。

コマンドプロンプト netsh interface ipv4 show interfaces を実行して一覧を表示。ローカルエリア接続(インターネットに接続しているネットワークカードのデフォルト名称)の MTU が 1500 になっているので、これを 1454 (フレッツ光ネクスト(東日本) IPv4 通信の場合) に設定します。MTU 1500 に対応した契約回線・プロバイダーもあるので、その場合は変更不要です。

ローカルエリア接続の Idx が 11 の場合なら、コマンドプロンプトで netsh interface ipv4 set interface "11" mtu=1454 を実行します。

再度 netsh interface ipv4 show interfaces を実行して一覧を開き、ローカルエリア接続の MTU が 1454 になっていれば設定完了です。

ルーターの設定に MTU を設定できる・設定済みのものがあるので、合わせて確認したほうがいいかもしれません。

ウィンドウ スケーリング ヒューリスティック無効化

ウィンドウ スケーリング ヒューリスティックを無効化します。

ウィンドウ スケーリング ヒューリスティックが有効だとコマンドプロンプト netsh int tcp show global を実行すると、「** 上の autotuninglevel 設定は、少なくとも 1 つのプロファイルのローカル/ポリシー構成を上書きするウィンドウ スケーリング ヒューリスティックの結果です。」 が表示されます。

ウィンドウ スケーリング ヒューリスティックの無効化は次のコマンドかレジストリから無効化します。

ウィンドウ スケーリング ヒューリスティック無効化設定
  • コマンドプロンプトで netsh int tcp set heuristics disabled
  • もしくはレジストリ EnableWsd の値を 0 に設定

Nagle(ネーグル) アルゴリズム無効化

レジストリで Nagle(ネーグル) アルゴリズムを無効化して、応答速度を改善する方法があります。古くからチューニング方法ですが、ネットワーク機器の負荷が増えて帯域が落ちる場合や、環境によってはかえって悪化する場合があるようです。

MMO などの通信が多い古いオンラインゲームで恩恵を受けられるかもしれませんが、Windows 10 以降この Nagle(ネーグル) アルゴリズム無効化で期待される効果があるかどうかは情報が見つけられなく不明です。

詳しい設定方法については参考サイトから確認してください。基本的にレジストリ TcpAckFrequencyTCPNoDelay1 に、TcpDelAckTicks0 に設定します。

Nagle(ネーグル) アルゴリズム無効化レジストリ値
  • TcpAckFrequency ・・・ 1
  • TCPNoDelay ・・・ 1
  • TcpDelAckTicks ・・・ 0

このほかチューニング設定として一緒にマルチメディア タスク スケジューラの ネットワーク帯域制限解除CPU 割り当て も同時に変更したほうが効果があるようです。

マルチメディア利用中のネットワーク帯域制限解除(マルチメディア タスク スケジューラ)

OS のマルチメディア タスク スケジューラがネットワーク処理よりマルチメディア処理を優先しているため、マルチメディアが高負荷時にはネットワーク帯域に制限が働いてしまい、ネットワークに支障をきたす可能性があります。

ネットワーク帯域を制限させないようにするにはレジストリ NetworkThrottlingIndex の値を FFFFFFFF (16 進数) に設定します。

一緒に Nagle(ネーグル) アルゴリズム無効化マルチメディア タスク スケジューラの CPU 割り当て もセットで変更することでより効果があるようです。

QoS パケットスケジューラ無効化

QoS パケットスケジューラを無効化します。

ローカルエリアの接続プロパティを開き 「QoS パケットスケジューラ」 のチェックマークを外します。

未使用 IPv6 無効化

IPv6 は使う予定がないので無効化しておきます。

ローカルエリア接続(インターネットに接続しているネットワークカードのデフォルト名称) から 「インターネットプロトコルバージョン 6 (TCP/IPv6)」 の チェックボックスを外しておきます。

一緒に IPv6 より IPv4 を優先設定 もやっておきます。

IPv6 より IPv4 を優先設定

IPv6 を使わない IPv4 のみのネットワーク環境では、IPv6 より IPv4 に優先設定するように変更したほうが、ネットワークのパフォーマンスがよくなる場合があるそうです。

やり方は Microsoft サポートが公開している 「上級ユーザー向けに Windows で IPv 6 を構成するためのガイダンス」 より 「プレフィックス ポリシーで IPv6 よりも IPv4 を優先する」 をダウンロードしてファイルを実行します。またはレジストリで DisabledComponents を作成し、16進数で 20 ( IPv4 優先 ) に設定します。

コマンド入力でネットワーク優先順位を変更 することもできますが プレフィックスが消える ことがあります。

設定を復元することも可能ですが、手間を考えたら 上級ユーザー向けに Windows で IPv 6 を構成するためのガイダンス からファイルをダウンロードして実行するか、レジストリから変更したほうがいいでしょう。

Tunnel adapter ローカルエリア接続の削除・整理

IPv6 に関する残骸を削除して整理します。

パブリック DNS 設定

OS のネットワーク設定、もしくはルーターの設定にある DNS サーバーのアドレスをパブリック DNS のアドレスに設定することで、プロバイダーが用意している DNS より高速化したりセキュリティが向上する場合があります。

ただし、パブリック DNS にはいろいろとメリット・デメリットがありますので、内容をよく確認したうえで設定・使用します。

注意点として、インターネット接続が IPv4 環境下で、PC の DNS 設定を Cloudflare の 1.1.1.1、1.0.0.1 にしていた場合、サービス情報サイト(NGN IPv4) に接続できないことがありました。

この場合、PC の DNS 設定をパブリック DNS から、ルーターの IP アドレス(192.168.x.x など)に変更すれば接続できるようになるはずです。

DNS と名前解決プロセス優先度変更

DNS と名前解決の順番を維持しつつ、Windows で実行してる他のプロセスより優先してプロセスの優先度を変更することで、Web ページの読み込みを速くするようにします。

DNS と名前解決プロセス優先度変更レジストリ値
  • LocalPriority ・・・ 4
  • HostsPriority ・・・ 5
  • DnsPriority ・・・ 6
  • NetbtPriority ・・・ 7

DNS 自動更新の無効化

使用しているネットワークアダプターのインターネットプロトコルバージョン 4 ( TCP/IPv4 ) に設定されている、DNS 自動更新機能を無効化します。

ネットワーク自動検出の無効化

ローカルエリアネットワーク ( LAN ) の設定を開き、自動構成にある 「設定を自動的に検出する」 のチェックマークを外します。

ネットワークの場所の削除・整理

使われていない複数のネットワークの場所を削除して整理します。

共有フォルダの解除方法

設定した覚えのない共有フォルダを解除した時のメモです。

ホームグループ機能の無効化

ホームグループ機能は使わないので無効化しています。

MAC アドレスの確認

IP アドレス自動取得設定している PC に、ルータの DHCP 機能で固定 IP アドレスを割り振りたい場合、ルーターで PC の MAC アドレスの登録するため、あらかじめ MAC アドレスを調べる必要があります。

DNS キャッシュクリア(Windows)

Windows の DNS キャッシュをクリアします。定期的に実行すればサイトに繋がらない・表示が遅いといったことが改善するかもしれません。

Windows 7 システム・ストレージ(SSD・HDD)パフォーマンス設定

Windows 7 のレスポンスを向上させるためのパフォーマンス設定メモです。不要な機能を無効にして、OS と ストレージ(SSD・HDD)および CPU リソース配分を最適化します。

hiberfil.sys の削除と仮想メモリ(pagefile.sys)の設定

休止状態やスリープはまったく使う予定はないので設定で無効して、「hiberfil.sys」 ファイルが残らないようにしています。

仮想メモリ」 について当初はメモリを 32GB 積んでいるので不要だと思い 「ページング ファイルなし」 に設定していましたが、ゲームや一部のソフトが起動できなかった問題が発生したので 「システム管理サイズ」 に設定しています。

システム管理サイズ」 の場合、搭載しているメモリサイズと同容量の 32GB 「pagefile.sys」 ファイルが設定されたストレージに作成されます。私の PC 環境では C ドライブの以外のストレージに置くようにしています。

Prefetch と SuperFetch の無効化

Prefetch」 および 「SuperFetch」 の無効化および削除、レジストリやサービスから設定の無効化します。

SATA 省電力機能 LPM 無効化

SATA の省電力機能 LPM(Link Power Management)を無効化に設定します。

一番かんたんなのが マザーボードの BIOS から LPM を無効化 する方法です。

インストールしているドライバから LPM 無効化する場合は、Microsoft AHCI 標準ドライバ(msahci.sys)Intel ドライバ(Intel Rapid Storage Technology ・・・ IRST) で LPM 無効化設定が異なります。

私の PC 環境では以前 Intel ドライバ(Intel Rapid Storage Technology ・・・ IRST) をインストールしていましたが、Microsoft AHCI 標準ドライバ(msahci.sys) に変更して LPM を無効化しています。

lastalive0.dat (lastalive1.dat) 書き込み抑制

レジストリで lastalive0.dat (もしくは lastalive1.dat) の余計な書き込みを抑えます。

レジストリ TimeStampInterval の値を 0 にします。

ファイルのアクセス日時更新の無効化

ファイルのアクセス日時更新を無効化します。

Windows 7 以降はデフォルトでアクセス日時更新が無効化されているようなので、レジストリ NtfsDisableLastAccessUpdate の値 1 (無効) になっているかどうか確認します。

HDD の電源管理(APM)をパフォーマンス設定

HDD の過剰な 「ロード/アンロードサイクル回数」 を防止するため、電源管理(APM)をパフォーマンスに設定します。

設定には CrystalDiskInfo を使用していましたが、Hard Disk Sentinel に乗り換えました。

HDD の仕様によっては 電源管理(APM) が設定できないことがあります。

電源オプション - 高パフォーマンス設定

コントロールパネルから電源オプションを 高パフォーマンス にして、省電力にかかわる設定をあらかじめ無効にします。

  • ハードディスク → 次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る → 「なし
  • スリープ → 次の時間が経過後スリープする → 「0 分(なし)
  • USB 設定 → USB のセレクティブサスペンドの設定 → 「無効
  • PCI Express → リンク状態の電源管理 → 「オフ
  • プロセッサの電源管理 → 最少・最大のプロセッサの状態 → 「100%

Windows システム評価ツール(WinSAT)の無効化

タスクスケジューラに登録された Windows システム評価ツール(WinSAT)が動き出すよう設定されています。

システムの性能をチェックするため、PC の負荷が非常に高くなります。ツールが勝手に動作するメリットはまったくないので、タスクスケジューラから Windows システム評価ツール(WinSAT)を無効化します。

システムの復元 - ディスク領域の使用量調整

システムの復元に設定されているディスク領域の最大使用量を調整して、ディスク容量を節約します。

大容量 HDD 使用時の Windows 7 起動時間問題

大容量 HDD による起動時間にかかわるトラブルが発生するようです。私の PC 環境では発生していませんが、念のため修正プログラム(64bit 版は 429073_intl_x64_zip.exe)のダウンロードとインストールを行いました。この修正プログラムはすでにダウンロードできなくなっています。

Windows 7 パフォーマンスオプションの設定

Windows のデザインとパフォーマンス設定を行い、余計な機能をオフにするよう設定します。

Thumbs.db ファイル作成停止

フォルダーオプションの表示タブにある 「縮小版をキャッシュしない」 をチェックマークを外し、Thumbs.db ファイルを作成しないようにしてディスク容量を節約します。

また検索で Thumbs.db ファイルを探し出し、必要ないと判断できれば手動で削除します。

サムネイル非表示

エクスプローラーのパフォーマンス改善のため、フォルダーオプションの表示タブにある 「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」 をチェックマークを外し、サムネイルは表示しないようにします。

Windows カーネルをメモリに常駐

十分な物理メモリ(RAM)が搭載してあれば、レジストリ DisablePagingExecutive の値を 1 にすることで、Windows カーネルがメモリに常駐してパフォーマンスが向上するかもしれません。

応答なしアプリケーションの終了時間短縮、シャットダウン高速化

なんらかの原因で応答なしとなったアプリケーションの自動終了の有効、応答なしと判定するまでの時間を短縮して、速やかに終了処理できるようにします。

また、シャットダウン時の起動中のアプリケーションも速やかに自動終了するようになるので、結果的にシャットダウンが高速化することにつながります。

レジストリ AutoEndTasks の値を 1 に、WaitToKillServiceTimeoutWaitToKillAppTimeoutHungAppTimeout の値を 2000 に変更(なければ、値を作成して追加)します。2000 以下は非推奨とのこと。

シャットダウン時に pagefile.sys を削除しない

シャットダウン時に pagefile.sys を削除しないようにしてシャットダウンを高速化します。

グループポリシーから設定するか、レジストリ ClearPageFileAtShutdown の値を 0 にします。

レジストリ ClearPageFileAtShutdown の値を 1 にすればシャットダウン時に pagefile.sys を削除します。

スタートメニュー高速化

スタートメニュー表示をレジストリ操作で高速化します。

レジストリ MenuShowDelay の値を 0 にします。

マルチメディア タスク スケジューラ CPU 割り当て設定

バックグラウンドプロセスはデフォルトで CPU 20% が予約されており、マルチメディアストリーミングと一部のゲームでは CPU 80% までしか使用できない設定になっています。

バックグラウンドプロセスの CPU リソース配分を最小 10% まで下げることで、マルチメディアストリーミングと一部のゲームで CPU リソース配分を最大 90% まで増やすことができます。

やり方はレジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Multimedia\SystemProfileSystemResponsiveness の値を 10 (10 進数) に変更します。

ゲームの優先順位も変更したい場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Multimedia\SystemProfile\Tasks\Games にある GPU Priority の値を 8Priority の値を 6 に、Scheduling CategorySFIO PriorityHigh に変更します。

タスクマネージャーで負荷の高いゲームプロセスの優先度の設定を 「」 に変更します。

一緒に マルチメディア タスク スケジューラのネットワーク帯域制限解除Nagle(ネーグル) アルゴリズム無効化 もセットで変更するでより効果的になるそうです。

キーボードのキーリピートチューニング

キーボードのキーリピート設定をレジストリからチューニング設定します。

設定を反映するには PC 再起起動が必要になりますが、私の環境では再起動後にキーボードの入力が反応しなくなったことがありました。よく調べたところ、どうやらキー入力の反応がものすごく遅くなっただけとわかりました。

原因はコントロールパネル → コンピューターの簡単操作センターにあるフィルターキー機能の設定を変更したためのようです。ここの設定を変更すると、レジストリの値が勝手に変更されたり、キー入力が遅くなったりすることがあるようです。タスクバーに表示されるフィルターキー機能のアイコンを非表示にするだけでもダメみたいです。

レジストリを変更したり、PC 再起動後にキーボード入力がおかしくなった場合は、コントロールパネルのフィルターキー機能のチェックマークを外して設定を反映させれば、一応元の状態に戻るようです。

そのため、キーリピートのレジストリ変更後は、フィルターキー機能を触らないよう注意する必要があります。また、レジストリの設定を詰めすぎてキーリピートが早すぎると、キーボード操作に支障をきたすことがあります。

しばらく使い続けましたが、私の環境では PC ゲームで押したキーボードのキーが入力され続ける現象が発生してしまうことがあるため、フィルターキー機能をオフにしてデフォルトの状態に戻しました。

Windows 7 不要なタスク停止

Windows 7 で不要なタスクをタスクスケジューラから停止します。

カスタマーエクスペリエンス向上プログラム設定・タスクの無効

カスタマーエクスペリエンス向上プログラムに関するタスク・設定を無効化します。

Power Efficiency Diagnostics(AnalyzeSystem)タスクの無効

Power Efficiency Diagnostics(AnalyzeSystem)タスクを無効化します。

Defrag(ScheduledDefrag)タスクの無効

自動デフラグを無効に設定 しているので、Defrag(ScheduledDefrag)タスクも無効化します。

Windows Error Reporting(QueueReporting)タスクの無効

Windows Error Reporting(QueueReporting)タスクを無効化します。

不要なサービスを停止

Windows 7 で実行されるサービスのうち、明らかに不要なサービスであれば停止するように設定します。

アプリケーション設定メモ

アプリケーション設定に関するメモ。

Microsoft Security Essentials スキャン高速化

使用しているセキュリティソフト Microsoft Security Essentials の 「除外されたファイルと場所」 に Windows のファイルやフォルダ、ネットワークドライブや共有フォルダ を指定してスキャンの高速化します。

私の PC 環境では以下のフォルダ・ファイルを指定しています。*.pst (たぶん Outlook のメールデータファイル) は指定していません。

ゲームが起動しないなどのトラブルが発生した場合、セキュリティソフトのリアルタイムスキャン機能が悪さしている可能性がありますので、ゲームフォルダごと一時的に除外設定することで解決できる場合があります。

Pagefile.sys
%systemroot%\System32\Spool
%systemroot%\SoftwareDistribution\Datastore
%windir%\Security\Database
%allusersprofile%\NTUser.pol
%systemroot%\system32\GroupPolicy\Machine\registry.pol
%systemroot%\system32\GroupPolicy\User\registry.pol

System Explorer オーバーレイ情報パネル非表示

System Explorer をインストールしている場合、マウスを画面隅に移動するとオーバーレイっぽい情報画面が表示されるため、非表示にしたい場合は 「マウスが右上の隅にあるときに情報パネルを表示する」 のチェックマークを外す

System Explorer を使用している場合、マウスを画面隅に移動するとオーバーレイっぽい情報画面が表示されるため、非表示にしたい場合は 「マウスが右上の隅にあるときに情報パネルを表示する」 のチェックマークを外します。

CCleaner 初期設定

CCleaner を使う場合、余計な設定を切って ini ファイルに保存するようにします。

音声合成エンジン Microsoft Haruka インストール設定

音声合成エンジン Microsoft Haruka を Windows 7 環境で使えるようにするには レジストリ設定 が必要となっています。

WinMerge 初期設定

WinMerge の設定を変更せずにデフォルト設定のままファイルを比較すると、かなり厳密に比較するためか同じ内容なのに差分があると判定してしまい、相違があることを示す黄色一色のハイライト表示されてしまうことがあります。

私の使い方ではそこまで厳密に比較する必要がないので、ネット上に公開されている WinMerge の初期設定 をして、必要最低限の差分結果だけを表示できるようにします。

DNS キャッシュクリア(Chrome)

ブラウザソフト Chrome や Chromium 系ブラウザの DNS キャッシュクリアします。定期的に実行すればサイトに繋がらない・表示が遅いといったことが改善するかもしれません。

Adobe Acrobat Reader DC 設定

PDF ファイルを見るために使用している Adobe Acrobat Reader DC のページ表示が遅いため、参考サイトの情報をもとに設定しています。

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Posted by awgs