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NVIDIA Inspector のインストールと設定をしてみました その2

前回の記事、「NVIDIA Inspector のインストールと設定をしてみました その1」 からの続きになります。

今回の記事では 「NVIDIA Inspector」 から起動した 「Multi Display Power Saver」 に、指定したアプリケーションを起動するとビデオカードの動作クロックが変更するように設定してみます。(Performance Level P12 → P8

今回は動画再生プレイヤー 「Media Player Classic - Homecinema」 を使ってその設定の流れと、アプリケーション起動後と終了後の動作クロックの確認をしてみます。

NVIDIA Inspector のインストールと設定をしてみました その2



※ この記事で紹介する NVIDIA Inspector の設定について、ビデオカードが 「Geforce GTX 570」 の場合です。

世代が違うビデオカードや廉価版のビデオカードでは仕様などが異なることがあるので、必ずしも同じ画面や同じ設定内容ができるとは限りませんのでご注意ください。

Multi Display Power Saver 画面

NVIDIA Inspector - Multi Display Power Saver、Current Performance State P12

Multi Display Power Saver」 を開きます。開き方は前回の 記事 より確認してください。

Current Performance State : P12」 となっており、ビデオカードはアイドル状態となっています。

GPU-Z Sensors タブ、GPU クロック 省電力状態

ビデオカードの動作クロック状態の確認は 「GPU-Z」 を使用します。「Sensors」タブで各種項目の数値がグラフで表示されるのでわかりやすいです。

Current Performance State : P12」 になっているので、グラフは最下限を推移しており最低限の動作クロックで動いています。

Video Applications → 右クリック → Add from File からプログラム登録

NVIDIA Inspector - Multi Display Power Saver、Video Applications から右クリック Add from File をクリック

指定したプログラムを起動したときに、動作クロックを変更(Performance Level P12 → P8)したいアプリケーションを登録してみます。

Video Applications」 で右クリックをして 「Add from File」 をクリックします。

プログラムを選択する画面が表示されるので、動作クロックを変更したいアプリケーション(.exe)を指定します。

NVIDIA Inspector - Multi Display Power Saver、Video Applications から右クリック Add from File をクリック、動画再生プレイヤー Media Player Classic - Homecinema(mpc-hc64.exe)プログラムを登録

今回は動画再生プレイヤーの 「Media Player Classic - Homecinema」(mpc-hc64.exe) を登録しました。

Video Applications で登録したアプリケーションを起動

NVIDIA Inspector - Multi Display Power Saver、Video Applications で登録したプログラム名がグリーンのハイライトに変更、Forced Performance State Limit P12 → P8 に変化

Media Player Classic - Homecinema」(mpc-hc64.exe) を起動すると、「Video Applications」 で登録したプログラム名がグリーンのハイライトで表示されます。

また、「Forced Performance State Limit」 が 「P12 → P8」 に変わります。

NVIDIA Inspector - Multi Display Power Saver、Current Performance State P12 → P8 に変化

しばらくすると今度は 「Current Performance State」 が 「P12 → P8」 に変わります。

GPU-Z Sensors タブ、省電力状態から GPU クロックアップ

この状態で 「GPU-Z」 を見ると各項目の動作クロックが上がっており、指定したアプリケーションを起動するときちんと動作クロックが変更(P12 → P8)することが確認できました。

Video Applications で登録したアプリケーションを終了

NVIDIA Inspector - Multi Display Power Saver、Video Applications で登録したプログラム終了後のプログラム名のハイライト終了。Current Performance State と Forced Performance State Limit ともに P8 → P12 に戻る

Media Player Classic - Homecinema」(mpc-hc64.exe) を終了すると、「Video Applications」 で登録したプログラム名のハイライト表示がなくなります。

また 「Current Performance State」 と 「Forced Performance State Limit」 ともに 「P8 → P12」 と戻ります。

GPU-Z Sensors タブ、GPU クロックアップから省電力状態に移行

この状態で 「TechPowerUp GPU-Z」 を見ると、各項目の動作クロックは最下限のアイドル状態のクロック周波数で動作していることがわかります。

以上、「Multi Display Power Saver」 で指定したアプリケーションを 「Video Applications」 に登録して起動すると動作クロックが上がり(P12 → P8)、また終了すると動作クロックが下がる(P8 → P12)ことが確認できました。

NVIDIA Inspector のインストールと設定をしてみました その3」 へ続きます。

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